つくば市 科学マイスターカード

February 15 [Fri], 2019, 11:04
もう1ヵ月ほど前になってしまいましたが、つくば市役所でこんなイベントが開催されまして

未来のつくば市 創造会議
https://edtechzine.jp/article/detail/1770


「体験型科学教育推進事業のトライアルイベント」ということで、科学教育について新しいアイディアに基づくグループワークなどがいろいろおこなわれました。

その中で、ドロッセルマイヤーズは株式会社ロフトワークさんと一緒に、こんなカードの作成をお手伝いしております。



(デザインはいつもドロマイ作品を一緒に作っている宇佐美詠子さんです!)

トレーディングカードゲーム風…の科学者カードなんですが、実際の用途はゲームではなく、「つくば市の研究者や研究施設などを地域の子供たちに知ってもらうための入り口」として制作されたカードです。

つくば市は研究施設がひしめき合う「科学の街」なので、地域の子供たちに向けたワークショップなども盛んにおこなわれているのですが、せっかくワークショップで現役バリバリの研究者に指導してもらっても、子供たちの中に「なんかの科学者の人」みたいなボンヤリしたイメージが残るだけだともったいないですよね。

ところが、このカードがあればちょっと具体的な研究テーマや専門分野が一目でわかって、さらに子供たちの中でコレクションされ、情報として蓄積されていく可能性があるわけです。


しかも、それぞれ「研究者本人からもらう」ところも面白いですよね。
いわば名刺みたいなものですが、名刺文化のない子供たちからしたら、トレーディングカード風というのは馴染みやすい形式のはずです。

さらにこのカードには、その研究者となんらかの繋がり(師弟関係とかライバルとか)のある他の研究者の情報も記載されているので、カードを集めていくことで「あ、この人は先月のワークショップの人の共同研究者なんだな」等わかったり、そういう「点と点がつながって、興味が広がっていく」ような工夫を盛り込んであります。


「なんとなくゲームっぽい雰囲気にすれば子供にウケるだろう」という安易なやり方ではなく、こういう「ゲームそのものではないが、ゲームデザインの技法を活かした」試みは面白いですよね。

今回はあくまでトライアルイベントということで、当日現場で配布するカードだけしか印刷されませんでしたが、今後なんらかのかたちで広がっていくといいな!と思いました。

つくば市周辺にお住いの方など、もし接する機会があればぜひぜひ。

(渡辺)
  • URL:https://yaplog.jp/drosselmeyers/archive/134
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:drosselmeyers
読者になる
こんにちは。
ドロッセルマイヤーズ ボードゲームマートなどを運営する、株式会社ドロッセルマイヤー商會です。


Drosselmeyer's
Board Game Mart

↑ネットショップもやってます



◆メンバー◆

 渡辺範明
株式会社ドロッセルマイヤー商會 代表取締役
ゲームプロデューサー
ゲームデザイナー
ドロッセルマイヤーズ店長

アナログからデジタルまで幅広い「遊び」をプロディースする独立系ゲームプロデューサー。世界の「遊び」紹介のためドロッセルマイヤーズを開業。

元(株)スクウェア・エニックス プロデューサー

代表作:
『巨竜の歯みがき』 『HYKE』 『アダムとイヴ』 『Stamps』 『嘘つき村の人狼』 『嘘つき村の収穫祭』

Twitter: Drosselmeyers_


 真城七子
株式会社ドロッセルマイヤー商會 役員
作家
ドロッセルマイヤーズ マネージャー/世界観コンセプト

遊びとフェティッシュをテーマに西洋史を収集/解釈/編纂する特殊作家。

代表作:
『アントワネットの玩具箱』 『媚薬のレシピ』 『紳士のかつら』 『宮廷マダムの作法』

サイト:http://nanakomashiro.com/
Twitter: nanakomashiro

Yapme!一覧
読者になる
https://yaplog.jp/drosselmeyers/index1_0.rdf