背中のポッコリ・粉瘤(6)治療(3)
2014.06.30 [Mon] 08:00


「粉瘤」の根治療法である外科的切除術は必ずしも粉瘤に必要な処置ではありません。あくまでも粉瘤は良性の腫瘍であり、放置してもおいても炎症を起こす事はあれ、悪性度が発展する事はほとんど無いからです。

更に、炎症を起こした時であっても抗生剤を服用すれば何とかやり繰り出来ます。炎症がひどくなっても粉瘤の一部を切開して内容物を絞り出せば当座の炎症は治まります。

あくまで外科的切除術をするか否かは炎症の頻度とその程度から患者本人の希望により決められます。

吉祥寺センター小澤ブログ(251)小澤秀明
 

「働き世代」は運動しない
2014.06.25 [Wed] 08:00

 最近、ウォーキング中にすれ違うのは60歳以上の方が多い。めったに若い世代を見かけない。他の時間にやっているのだろうとウォーキング仲間に聞くと、「年配者が多いようだ」と答える。

運動にはいろいろあるから一概には言えないが、スポーツジムやヨガ教室、家庭でストレッチなどをやっている人も多くいるが、全体からみると少ないようだ。特に働き盛り世代(30歳〜50歳代)に運動をしない人が増加している。運動しない理由は、「時間がない」「仕事や家事、育児に忙しい」など、中には「めんどくさい」「疲れる」という中高年もいるようだ。

運動をしないでいると、食べるだけでいるためますます太る人が増える。いわゆる肥満である。その結果、致死率が高い心筋梗塞や脳梗塞につながるメタボリック症候群やその予備軍になってしまう。運動をするかしないかは自分次第である。健康を考えたら時間がなくても自分で試みることが大切である。遊ぶ時間があっても運動する時間がないとおっしゃる方がおられるが、働き盛り世代の生涯にわたる健康の保持には運動は欠かすことのできないものだということを認識してほしい。

参考資料:読売新聞
 

背中のポッコリ・粉瘤(5)治療(2)
2014.06.23 [Mon] 08:00

「粉瘤」の根治療法は粉瘤そのものの外科的切除術です。しかし、この処置は炎症が激しい間は出来ません。粉瘤の一般的な外科的切除術は皮膚ごと粉瘤全てを取り除く処置です。

従って手術痕を出来るだけ小さくするため、炎症を起こして腫れている間は避けるのが普通です。炎症を起こしている場合は抗生剤で炎症を抑えて腫れが引いてから行ないます。

それでも粉瘤の手術痕はかなり目立ちます。体質によってはくっきりと残ってしまいます。そこで、より手術痕を小さくするくり抜き法と言う術法があります。皮膚の切除は最小にして、中身を全て取り除く方法です。

吉祥寺センター小澤ブログ(250)小澤秀明
 

検査ミスで、女性の乳房切除
2014.06.20 [Fri] 08:00

 16日、兵庫県の市民病院で、検査結果を取り違えて、必要のない女性の乳房手術を行うミスがあったことを報じた。

市民病院で、同じ日に乳がんの疑いのある2人の患者の検体を採取して検査した。その内1人に乳がんを示す検査結果が出たため通知した。しかし、その際病理検体のプレパラートを取り違えて良性の患者にがんで手術が必要と知らせたため、この女性が市民病院の検査資料を持って他の病院で乳房手術を受けた。さらにこの病院で改めて採取した女性の組織検査したところ、がん細胞が検出されなかったため、市民病院に連絡して再確認を行ったところ、他の女性患者の検体と取り違えたことが分かったという。

重篤な疾患の場合は、一般的な患者さんよりカルテの確認や検査資料の管理などは厳重にしているし、ダブルチェック体制を取っていてもおかしくない。それが、がん患者と間違えて手術をしたとなれば、何をか言わんやである。

今映画にもなっている赤ちゃんの取り違えでは、その後の人生をも変えてしまう。今回の一件も検査結果で別の検体と取り違え、乳がんを示す誤った結果を通知したとなれば、大問題である。院長が謝罪しただけでは本人は納得いかないし、医療者として恥じることである。病人の身体を診るということはそれだけ責任がついてくるという自覚を持たないと、今後もこのような事が起こりえるのではないだろうか。

参考資料:excite ニュース 産経新聞 日刊時事ニュース

Dr.中島の健康コラム


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背中のポッコリ・粉瘤(4)治療(1)
2014.06.16 [Mon] 08:00

炎症を起こし痛みを伴う「炎症性粉瘤」はただちに処置しなければなりません。専門は皮膚科又は人目に触れる場所であれば形成外科です。

原因は皮膚常在菌による感染ですから、抗生剤の服用で多くは軽快します。これでも痛みや発赤が治まらない場合、粉瘤の一部を切開して炎症を起こした内容物を絞り出して強制的に炎症を抑え込みます。

しかし、この処置は「粉瘤」の根治療法ではありません。反転した皮膚の袋を残したままでは再び剥離した角質や皮脂が溜まって来てしまうからです。

吉祥寺センター小澤ブログ(249)小澤秀明