エコノミークラス症候群に良報
2006.07.25 [Tue] 16:46


 長時間の空の旅などで発症する『エコノミークラス症候群』(正式名、肺動脈血栓塞栓症)の予防にカボスやスダチ(ミカン科かんきつ属)が大きな効果を発揮すると、大分大の食物栄養学での研究でわかった。2年後の2008年には商品化を目指すといわれている。

『エコノミークラス症候群』については、既に医学会に関わらず旅行協会を始めマスメディアで大きく取り上げられているので大概の人はご存知だと思うが改めて記述してみる。

2000年9月ニューヨークから成田空港に到着した53歳の女性が、空港に降り立った直後に体調が悪くなり心肺機能が止まり死亡するということが 起こった。それは飛行機で長時間同じ姿勢でいたため太ももの付け根や膝の裏あたりの静脈の血が流れにくくなり、血の塊(血栓)が生じ、立ち上がって歩き始めた途端に血流に乗って流れ始め、肺が詰まってしまう病気だ。悪くするとこの例のように呼吸困難から死に至ることもある。

成田空港だけでも年間150件近く発生しているという。ではなぜこの病気が起こるのか。その原因としては飛行機の中は空気が乾燥し、気が付かないうちに体から1時間に約80ccもの水分が失われるといわれている。例えば12時間のフライトだと、約1?もの水分が失われる計算になる。

長時間のフライトにより沢山の水分が失われ、血液が濃くなって粘り気が増してきて、静脈欠が固まりやすくなります。そして血の塊が血管の中を流れていき、それが肺に詰まって息が苦しくなって生じる病気である。但し、これは十分予防ができる病気でもある。

『エコノミークラス症候群』である肺塞栓症はなにも乗り物だけで生じるものではなく長期の入院患者や車椅子の難病患者にも発症するという。

この2つの果実にはクエン酸やビタミンCが多く含まれ胃液の分泌を正常にしてくれるので、胃弱の人や食欲不振などに効果がある。では、なぜスダチやカボスにはエコノミークラス症候群の予防効果があるのか。特にカボスには動脈硬化に有効たされるポリフェノールと似た強い抗酸化作用がある。カボスの搾り汁と生体の血液を混合すると、血小板が凝集する凝固作用を抑える効果があることが研究で分かった。

私も開業以来、世界各国に出掛けるので、人ごとではない。ただ私の場合は飛行機に搭乗中、2時間おきくらいに席を立ってストレッチ体操や短い歩行をするように心がけ、また1時間から1時間半くらいにミネラルウォーターを補給するよう心がけている。座席でも座ったまま上半身を動かしたり、足もこまめに屈伸運動などをして下肢への血流を促している。それと機内ではきつめの服を避けゆったりした服装でリラックスしたり、枕を腰に入れて背骨に負担をかけないようつとめている。そのせいか幸いなことにエコノミークラス症候群にならないで助かっている。

■関連サイト
・エコノミークラス症候群(ロングフライト血中症) -NMNナチュラル・メディスン・ネットワーク

〈参考文献〉
毎日新聞、読売新聞、Healthクリック

健康コラム