薬の健康被害で退職者が増加
2006.03.29 [Wed] 14:52


 薬の副作用で健康に被害を受けた人の約3割が仕事が出来ず退職し、現在も治療を継続している人が4割以上に上ることが公的機関の実態調査で判明し、薬の副作用が被害者やその家族に大きな影響を与えていることが浮き彫りになった。

 被害を受けた時の年齢は、最も多いのは50代で18.8%、60代で17.6%、30代で15.5%の順で、いかに働きざかりの人が影響を受けているかが分かる。被害の内容は皮膚障害(37.5%)がトップで次に視力障害(25.5%)、薬物性肝障害(23.3%)などが続く。

薬には残念ながら、副作用の全くないものはない。通常薬は1つの作用だけを持っているわけではなく、いくつかの作用を併せ持っている。

 例えば散瞳剤や止汗剤で知られるアトロピン薬には、瞳を開かせる作用、唾液や汗、胃液の分泌や胃腸の運動を抑える作用、気管支を拡張させる作用などがあります。このアトロピン薬は胃の運動を抑えるので、胃がケイレンして痛む場合に使われるが、瞳を開かせる作用などのその他の作用は必要ない。この必要のない作用が副作用になる。  

このように、同じ作用でも主作用になったり、逆に副作用になったりする。

 通常副作用には、薬の作用そのもので起こるもので薬の量を増加すると起こりやすいものと、量とは関係なく病人の体質と薬の関係で起こるものとがある。

量に関係して起こるものは、予測がある程度つくので、薬の取る量を少しつづ様子をみながら増やすなどすれば、ある程度副作用を防ぐことが出来る。それに対して体質で起こるものは、予測がとても難しく、以前副作用を起こした経験のある人は止めるなど本人の予防が必要になる。

 以上の事を頭に入れて正しい使い方をすれば薬は健康に役立つ。但し個人で薬物の取り方を判断せず医師や薬剤師に相談しながら服用することで薬物の乱用を防ぐことが出来る。それともう1つ薬物の過剰服用による健康障害は自分に留まらず、次世代までも影響を及ぼすことを忘れてはいけない。また薬は悪い細胞(病原菌、病巣)に対して与えるものだから、よくなったら服用を止めないと良い細胞を弱めて、反対に新たな病気をつくる可能性がある。

正しい薬の使い方はこれからの時代を健康で楽しくさせてくれるのだ。

健康コラム56
 

2025年介護ロボット登場!!
2006.03.15 [Wed] 15:59

 政府の総合科学技術会議は国の第3期科学技術計画として(2006?10年度)の5年間集中投資すべき62テーマを決め22日の本会議で決定する。その中に「ロボット中核技術」が含まれている。

それによると2025年には約530万人の老人が介護を必要になると推測されている。

 つまり病院や老人ホームなどの公共医療機関だけでは到底まかないきれない状況に陥るとされているため政府は家事の手伝いや介護のできるロボットの実現を目指すという。

ロボットの本格的実現としては、既に「ロボットホテルマン」が千葉県の浦安市の某ホテルに登場して脚光を浴びている。このロボットは荷物を持ち運ぶだけではなく、人間に近い声で話し、呼びかけにも答えるという。

 今回の計画ではお年寄りを抱きかかえて運んでくれたり、お風呂に入れてくれたり、食事の準備をしたり、さらにお年寄りの話し相手にもなってくれる賢い介護ロボットをつくるらしい。既に国会議員の間では研究会もつくられているようである。

 お隣の中国では「無線胃腸検査ロボット中核技術研究」が国の検査機関をパスしたと中国通信が伝えている。すでに数年前アメリカやイスラエルで、そしてわが国でも昨年このカプセル型胃腸ロボットが作られ臨床研究されている。カプセル型超小型ロボットは滑らかな表面と角質をもち、人の胃腸で無創傷検査と微小手術ができ、患者の苦痛を和らげたり、検査や手術の安全、医療費の低減に役立つという。

 将来介護が在宅で行なえて、人間と一緒に寝泊りや生活するホームロボットの開発は夢があり、これを機会に是非低価格で精巧な介護ロボットをつくって欲しいと願う。

健康コラム