スポーツ選手に必要な食事
2006.02.23 [Thu] 15:51


 イタリアのトリノで冬季オリンピックが目下開催されている。しかし、日本選手は低迷しメダル1個すら獲得していない状況である。そのひとつの原因としてあげられているのに、選手の食事がある。通常、競技に出場する選手にとって食事管理は大きな要素になってくる。

しかし、日本選手の食事は規定の食事以外、不足分をカップヌードルやおにぎりなどで摂取し、競技に出ている選手が多いと聞く。これでは満足な成績を上げられないのが当然である。地元イタリアやスイス、スペインなどの選手は1日5000?7,000kcalを摂取し、持久力や長時間トレーニングをするのに、健康管理に気をつけていると言われている。

特に、速やかな反応や勝ち抜くエネルギーを得る為には、普通の人の2?3倍のエネルギーが必要となってくる。なお、日本選手の場合、満足な食事も摂らず、ビタミンやミネラルの錠剤でまかなう方法はあまり感心しないし、技を鍛え、心を鍛え、競技成績の向上を目指す選手にとって役に立たないように思うのである。

勿論、選手村の状況が影響していることはあるが、130人あまりも役員やコーチなどが同行しているのだから、もう少し選手の健康管理に気をつけてやれば、もっといい成績を残せたのではないだろうか。

■関連サイト
トリノ2006速報 -JOC財団法人日本オリンピック委員会
http://www.torino2006.orgイタリア語 -大会オフィシャルサイト英語はこちら

健康コラム
 

薬害エイズがもたらす問題点
2006.02.13 [Mon] 15:44

 このところ薬害エイズ事件で国や製薬会社を相手取って訴訟を起こした問題がマスメディアで報じられている。それによると1996年から2005年の10年間で死亡した119人の4割である40人が同じ原因で死亡していた。それによると非加熱血液製剤でエイズウイルス(HIV)感染した9割以上がC 型肝炎ウイルス(HCV)にも重複感染し、エイズではなく肝硬変、肝臓癌などの肝疾患で死亡するケースが急増している。

では、なぜ我が国において急増したのかを考えると、原因は、たとえばヒト血友病患者に対して輸血をする際に、かつては加熱処理を施さない血液などを用いていたためだと言われている。輸血用血液は国内では需要が間に合わず、主にアメリカから輸入していた。   

そもそもエイズは20年から30年前のベトナム戦争時代のフリーセックスや薬物乱用が感染原因と言われている。また、わが国では過去の売血制度の産物であるとされている。

さて、エイズは北西アフリカの風土病と言われており、交通の発達、奴隷の売買により世界中に蔓延したと考えられる。また同じ風土病として梅毒があり、これはアメリカ南部のインデアンより感染し、大航海時代に世界中に蔓延した事実があり、エイズも同様にの経過を辿っていることはまことに興味深いものである。

ともかく、インフルエンザウイルスも含めて、各種の感染症に対しては、世界各地の気候、風土を越えて感染経路をもう一度チェックし、研究して対応策を勘案していくことこそ、悲劇を繰り返さない社会につながるのではないだろうか。

※エイズウイルスについてNMNの話題の病気で特集しています。

■関連サイト
エイズウィルスの感染者に多い肝疾患 -ナチュラル・メディスン・ネットワーク
HIV/エイズとはQ&A -エイズ予防情報ネット
http://api-net.jfap.or.jp/ -エイズ予防情報ネット

健康コラム
 

世界のうつ病の有病率は人口の3?5%
2006.02.01 [Wed] 15:23

 最近マスメディアを通じて“うつ病”というか、精神疾患などが多く取り上げられている。

WHO(世界保健機構)の疫学調査によればうつ病の有病率は3?5%といわれている。中でも多いのは軽症のうつ病で身体にいろいろな症状をもつ人である。うつ病は医学的には気分障害(感情障害)に該当する。

うつ病の症状としては1.うつ気分2.意欲・行動の障害3.身体症状4.思考障害があるとされている。うつ病は通常朝方が調子悪く、夕方に元気が出てくるという日内変動を示すといわれている。また季節によって発病するものも多い。

では、なぜこのうつ病が起こるのか、それはストレスによるといわれている。人間はストレスにさらされるとそれに立ち向かうため、副腎皮質ホルモンが分泌され、これにより普通「フィードバック機構」が働いて次第にストレスがおさまってくる。しかしうつ病になるとこれらが働かなくなってしまうために発病してくる。
またメカニズム的にはうつ病になると脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどが不足すると考えられている。

気分としては食欲がなくなり好きな食べ物をたべて美味しいとは感じない、夜は寝つきが悪い上に夜中に何度もめがさめイライラがつのってくるなど特徴的な症状があらわれてくる。

また、うつ病に似た症状として不安障害(恐怖神経症)がある。これには、最近日本でも注目されてきたパニック障害、強迫性障害、全般性不安障害(GAD)などがある。特にパニック障害は米国では100人に3人の割合で発病しているといわれ、日本でも同率の患者さんがいるといわれている。

世の中が進歩すればするほど人間社会は時間と思考が異常に働き自分で自分がコントロールできなくなり、それがストレスとなってくる。

これでは近代化に向かえば向かうほどに精神障害を持つ人が多くでてくるのは当然の原理である。ファストライフからスローライフにつとめれば、もっとゆとりのある仕事や家庭生活を営むことができるし、精神的にも肉体的にももっとリラックスでき、余裕ある生活を築くことができる。それが精神障害にもならない秘訣ではないだろうか。

■関連サイト

・http://www.mhlw.go.jp/ - 厚生労働省

・地域におけるうつ対策検討会報告書 - 厚生労働省

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