冷房病に悩まされる現代人
2005.08.11 [Thu] 14:32


このところの猛暑では、もはや冷房がないと生活できない状況になっています。暑い外から帰り、冷房の効いた部屋でのホッっと一息、涼しいなあと感じるのもつかの間。長く冷房に当たっていると体に変調が起こり、頭痛や肩の張り、体のだるさなどの症状が現われてきます。

特に、今年の日本の暑さは温度が高いばかりではなく、湿気も異常に上昇しています。外ではアスファルトがビルからの照り返し、冷房の室外機からの熱より更に暑さを倍増させています。強く冷房を効かせるのは今や常識となり、通勤電車、オフィス内、店舗内では冷房が効きすぎて寒いくらいです。

過度の冷房が言うまでもなく体を冷やし、体調を崩す原因になるともいわれている。夏になると人間の体は毛細血管を広げ、汗をかいて放熱体温を下げようとします。この時、血管が縮みにくくなっているため、冷房の効いた部屋では体内の熱が逃げすぎて体温が低下するのです。

体の対応できる温度差は5℃前後であり、夏場に室内外の急激な温度差で自律神経のバランスが狂い、その結果、発汗や体温の調整といったリズムも狂い、悪循環を繰り返してきます。冷房病の主症状としては、足腰の冷え、だるさ、頭痛、食欲不振、不眠などがあります。

また冷房病は女性に多く、3人に1人といわれ、年代は30代未満と更年期以降の世代が多いといわれています。それは最近、女性の無理な食事制限のダイエットによる筋肉量の低下なども原因としてあげられます。更に夏場は肌の露出や冷たいものの飲みすぎ、食べすぎが体内からの熱の発生量が減ってしまい、症状に拍車をかけます。そこで対策としては

1.衣服で調節する。つまりカーディガンや大き目のストールなどを使って、直接冷気が当たらないように気をつける。
2.ウォーキングなどの軽い運動をする。
3.外気との温度差を5℃以内にする。
4.ゆっくりとした入浴をする。
5.たんぱく質やミネラルなどを豊富にとり、バランスのよい食事をとる。
6.寝るときに体を冷やさないようにする。
など心掛けることが大切です。この蒸し暑い夏を快適にし、健康な体を維持するように努めましょう。 

健康コラム