猛威を振るうノロウイルス
2005.02.14 [Mon] 14:41

 最近ノロウイルスが全国の高齢者を震撼させている。

ノロウイルスは感染性胃腸炎を引き起こすウイルスで、最初は1968年米国のオハイオ州ノーウォークという町の小学校で集団発生した急性胃腸炎の患者の糞便からウイルスが検出され、発見された町の名称を用いて「ノーウォークウイルス」と呼ばれた。それが2002年8月、国際ウイルス学会で「ノロウイルス」または「サポウイルス」と命名された。

ノロウイルスは小型球形ウイルスで、非細菌性急性胃腸炎を引き起こし、人から人へ経口及び接触感染で感染する。原因としては汚染された貝類(特に生ガキ)を生、あるいは十分な加熱処理をせずに食べた場合にかかるとされている。あとは、患者の糞便や嘔吐物から2次感染した場合が多い。感染するのは乳幼児や病人、特に高齢者など、体力や抵抗力が落ちていて免疫力が弱い状態で感染すると専門家は見ている。恐いものは、死に至る危険性もあるという。

通常は、免疫力が高く健康な人は軽度な症状ですむので、普段から手を洗うとか、カキ、アサリなどの二枚貝は中心までしっかり加熱すれば大丈夫である。ノロウイルスによる食中毒症状は、風邪の症状によく似ている。発熱、頭痛、のどの痛み、下痢、嘔吐などの症状を呈しているときには調理に携わらない、などの予防に留意することが大切である。早目の処置に心がけることが大きな被害を起こさないのである。

健康コラム