梅雨と病気について
2003.06.12 [Thu] 16:41

 古代の医学者の言葉に、次のようなものがあります。

「年間の気候では、一般に雨の多い時期より、乾燥した時期の方が健康に良い。」

医学的には、外界の温度変化とストレスとは深い関係があるとされています。体感温度は湿度が高いほど高くなり、不快指数が上がれば体が受けるストレスも増幅します。
梅雨時に気温が下がって湿度が上がると、人間の感覚は鋭敏さを増します。これを、感覚の「閾値が下がった状態」といいます。

例えば、リウマチ患者が梅雨時に一斉に症状の増悪を訴えるのは、症状が悪化しているのではなくて、気温の低下と湿度の上昇によって閾値が下がり、痛みに対する感覚が鋭敏になるためです。

梅雨の湿度に対して、乾燥さえしていれば良いのかと言うとそう単純ではありません。

確かに、梅雨時に比べれば乾燥していた方が、一般的にはよいのですが、あまりにも乾燥し過ぎると湿度が低くなり、心臓疾患や肺などの呼吸器疾患にはあまり良くない状態を作ります。

何事においても、過度であってはいけない、と言うことになりますでしょうか。

健康コラム