冷え症
2003.02.21 [Fri] 16:30

 最近 冷え症を訴える人が多くなってきた。冷え症は病気ではなく一般の症状として捉えられ頭が重かったり、肩こりやめまい、腰痛などを同時に訴える人も多い。冷え症はもともと女性に多く、二人に一人がなると言われ男性にとっては十人に一人が冷え症を訴えると言われている。

もともと女性が男性より冷えやすいのは、熱をつくる筋肉の量が15%少ないからで断熱材の役割をする体脂肪が少なくなれば体が冷えやすくなってくる。そもそも女性の冷え症の原因は末梢血管の循環と関連しあっており、生活のリズムの崩れや社会的ストレスによるものが多い。ストレスを受けると交感神経の緊張状態が続き、末梢血管が詰まって血流が悪くなってくる。

また、専門的には自律神経の失調が血管運動神経を障害し冷感部位の毛細管の攣縮のため該部の血行が妨げられその結果冷たく感ずるものである。最近の医学研究では、多腺性障害による間脳?下垂体を通じての自律神経障害によって起こる、ということが考えられてきた。

では、その対策として食事、運動などによる生活改善と服装によって身を守ることが大切になってくる。まず食事としては熱をつくる材料によって調理されたものを毎食きちんと食べる。その反対に、ビールやアイスクリーム、生野菜、果物など体を冷やすものをできるだけとりすぎないように気をつける。

次に運動として筋肉をつけて熱をつくる量を増やす。ホルモン分泌を整え代謝を活発にするため適量の運動をやり、熱を体のすみずみまで行き渡らせる。

服装としては「上は薄く下は厚く」をモットーにし下半身を暖かくする事により上半身があまり寒く感じない。ジャケットなど脱ぎ着によって調整するのもひとつの方法である。

家庭療法として仕事や家事の合間に足首を回したり、竹ふみなどをして足の裏に刺激を与えるのも有効な方法である。

(参考文献:南山堂医学大辞典、毎日新聞掲載誌)

健康コラム