背骨・骨盤が呼吸に与える影響
2002.11.27 [Wed] 16:19

 呼吸は生命維持に欠かせません。産声(うぶごえ)をあげてから死に至るまでの一生の間、長期にわたって休むことなく繰り返されます。
わたしたちが母親の胎内にいる間は、母親から臍(へそ)の緒を通して必要な酸素をもらいます。出産時、狭い産道を通過する際に胎児は酸素不足に陥り、血液中の炭酸ガス(二酸化炭素)濃度が増えます。それが刺激となって胎児の呼吸中枢が刺激され、母親の外に出ると同時に「オギャア」と大きく第一声を発するのです。その元気な声で肺が大きく広がって、呼吸がスタートします。その新生児の呼吸は腹式呼吸が原則で、胸で呼吸する赤ちゃんはまずいません。

このことからも人間には、胸呼吸ではなく、腹式呼吸が適しているといえます。この呼吸運動と骨盤が密接な関係を持っています。腰部は、骨と関節をつなぐ線維組織である腱(けん)によって横隔膜ともつながっているからです。
横隔膜の上下運動がスムーズにできないと、肺でのガス交換が円滑に行なわれません。加えて、呼吸機能を司っている胸郭の呼吸筋に影響して、呼吸メカニズムのすべてにアンバランスを生じさせます。

呼吸は、延髄にある呼吸中枢が神経に刺激を伝えることで働きます。吸気中枢と呼気中枢の二つでコントロールされ、脳からの命令がこの中枢を通り、神経を経由して胸郭の呼吸筋に伝わります。呼吸筋はその命令を受け、収縮することによって肺の内部の空気を出したり入れたりするのです。
これが呼吸のメカニズムですから、この機能にアンバランスが生じると、現象的には息が切れたり、片側の肩が下がったり、身体の姿勢が「くの字」型になったり、あるいは歩くとふらついたりするのです。

健康コラム
 

中島ドクターTV出演決定
2002.11.12 [Tue] 16:18

 ★11月12日(火)PM7:00より、日本TVの人気番組、
『伊東家の食卓』に、ドクター中島が猫背について出演します。
是非ご覧下さい。

おしらせ