健康には知識が必要
2002.09.30 [Mon] 15:45

 昔の偉大な医学者は、「病気は、気候や風土、生活の変化に体質や精神が対応できない事が原因で起こる。」と指摘していますが、現代人は人工的な環境や社会生活での激しい変化が加わることで、抵抗力の低下や病気の急増を招いていますので、それに対応していく必要があります。
そこで、次のポイントを皆さんにアドバイスします。

栄養は、体を作る大切な要素の一つであり、その種類や性質によって体を成長させたり、維持したり、丈夫にしたりするなど、いろいろな働きをします。
従って、私たちが日常的に行なっている食べるという行為は、ただ、エネルギーを確保したり、空腹を満たしたり、味覚を楽しむ為ではなく、生命を維持する栄養分を補給することが最も大切だということです。

ところが、現代人はその大切な事を忘れ、知らず知らずのうちに食べる事の意味を見失っています。過去の食生活への反動なのでしょうか、戦後、日本人はひたすら美味しいものや栄養のあるものを、とにかくたくさん食べるようになりました。しかし、今の若い世代は、化学物質と添加物の塊のような加工食品や、ジャンクフードと呼ばれるものを毎日平気で食べています。
現在、日本で許可されている食品添加物は約350種類あるといわれ、平均的な大都市生活者が一年間に摂取する化学物質の量は、一人当り4kgといわれています。この数値は、人間の部位で言えばなんと、頭の重さに匹敵するといわれています。

さて、最近、若い人の間で、スタイルや外見のかっこよさを求める風潮が強くなっています。
道行く人々を見ていると、丸顔で太り気味の男性が目に付きます。ある調査によると、30代以上の男性では3人に1人が肥満、あるいは太り気味だといわれています。それとは対照的に、ダイエットのやりすぎと思われるような20代や30代のスリムな女性が目立ちます。

ダイエットブームや根強いやせ願望のせいで、肥満度が急激に低下し、20年前に比べるとやせ型の女性が15%も増えているそうです。
食べる事の本来の意味を忘れ、食品や食事への無頓着ぶりは、体の基礎が根腐れし、その上で太りすぎたり、やせすぎたりしているわけで、「不健康であることを気にしていない」といっても過言ではありません。
もちろん、スタイルを気にするのは結構ですが、食事や運動、生活習慣を見直した上で本当の健康(内面からの輝き)を大切にして欲しいものです。そのことが、人間本来の美しさであり、たくましさである事を忘れて欲しくないのです。

健康コラム