体のメンテナンスについて
2002.03.19 [Tue] 15:06

 ある医学者が人間の体の性質について興味深いことを述べています。

それは、人間の体の全細胞の約半分が入れ替わるのには3ヶ月必要だという事です。よって、病気からの回復でも3ヶ月を目標にして日常生活から仕事、そして運動に至るまでのすべてをコントロールして取り組むのがベストです。
しかし、忙しく不規則な仕事を強いられている現代人にとって、毎日規則正しい生活習慣をくり返すことは不可能に近いです。そこで考えられるのは、例えば、いつもと違う食事をした時は、何らかの方法でその影響を埋め合わせることが必要になってきます。

通常2食の人がある日3食にした場合、食後に仮眠を取ったり、ゆっくり散歩をするとかの工夫が必要です。できれば暑い寒いといった温度変化も極力避けて、体力の消耗を抑えていきます。そして、次の食事では量を控え目にして徐々に以前の2食のぺ?スに戻していく、それぐらいのバランスを考える事がとても大切です。何故なら現代人の生活では変化が激しいからです。
人間が生まれて成長していく過程では、体が熱くなりますが、晩年になるにつれ体が衰え始めて、徐々に熱を失い冷たくなってきます。こうした年令による変化を基本に体格や体質、それに季節などにも応じて、食事や生活習慣を変えながらバランスをキープしていくことが最良の方法ではないでしょうか。

健康コラム
 

予防医学の限界
2002.03.04 [Mon] 15:03

 病気は、季節の移り変わりや気候風土と深い関わりを持っています。
例えば、冬に増大する病気は夏に少なくなり、夏に増大する病気は冬になれば少なくなります。

冬に流行したインフルエンザが夏に終焉し、夏に多い食中毒が冬には少なくなるように、通常病気が起こるのは食事や私たちが吸っている空気からがほとんどです。
昔の人々は一年の気象の変化、つまり、空気と水の状態によってその一年が健康の年になるか病気の年になるかを予測することができたといわれています。例えば、春と夏と秋に適度な雨が降り、冬は暖かすぎる事もなく、かといって寒すぎることもない年はもっとも健康な年になるのです。
反対に、冬に北風が強く乾燥し、春には南風が吹いて、雨の多い天気であればその年は熱病や伝染病の多い年とされていました。春の雨と温暖な南風によって土地が湿っているところへ、夏の猛暑、照りつける太陽がやってくるために、熱気がおのずと増大してくるからです。

このように大昔から人間は気候や季節の変化から、様々な症状がおきる事を知り、一年間の気象や天候を観察する事によって、その年にはどんな病気が起こるかをを予測していました。また、生まれつきの体質や、生活する場所の風土によって罹りやすい病気の傾向を知るなどの生きる工夫をしていたのです。
それが自然医学の原点であり、予防医学の第一歩とも言えるのです。しかし現代では少し事情が違ってきています。ここ数年、世界各地で異常気象や環境の変化がおこり、わが国でも最近は春に雪が降ったり、秋の初めから急に真冬のように寒くなったりと、異常気象を繰り返しています。

これは、まるで一日の中に四季があるがごとく、昼と夜の気温や天候の差が激しく、体がついていけなくて体調不良を訴える方が多いようです。
こうした環境破壊による異常な状態に加えて、人工環境による変化の激しさが現代社会にあります。
つまり、昔と今とは大きく違ってきており、予防医学的な視点からでは対応できない状況になってきているのです。

健康コラム