栄養のとり方を見直すH   『塩』 part2
2019.06.26 [Wed] 17:09




2010年から、販売されている塩のパッケージには原材料名と工程が記載されるようになりました。
現在は日本の各地で実に様々な種類の塩が作られ、中には個性的な製造方法のものもありますが、ここでは代表的な工程を挙げます。原材料名については何処の海水なのかを記載しているものが多いので省略します。
表のパッケージだけを見ると自然塩なのか精製塩なのか見分けが付かないものも多いので、このような裏の表記や栄養素(驚くほど違います)もチェックすると良いでしょう。

1.「天日・平釜」
これが日本で昔から行われてきた製法で、1997年に塩の専売が廃止され塩の製造が自由化されてから復活しました。塩田に集めた海水を天日で蒸発させる事で濃縮し、密閉されていない解放釜(平釜)で煮詰め、結晶化させます。とても手がかかり大量生産は出来ませんがミネラルバランスが優れています。

2.「イオン交換膜・立釜」
1972年から市販の精製塩の多くはこの製法で作られています。塩分だけが通過するイオン膜を使い海水を濃縮させる製法で、密閉された立釜で煮詰め結晶化させます。大量生産出来るのがメリットですが、海水のミネラルは失われてしまいます。

3.「溶解」
海外から輸入した天日塩を海水で溶かして平釜や立釜で再結晶させるので「再生自然塩」ともいいます。
製造途中でにがり成分が失われてしまうので後から人工的に添加する製法です。

それから、最近世界中で話題のマイクロプラスチックによる海洋汚染についての対策をキチンとしているかどうかは、御自身が気に入った塩が有ればメーカーに問い合わせるのが良いと思います。


スタッフブログ(489)桜井

参考文献:「水と塩を変えると病気にならない」新谷弘実著、マガジンハウス