地震後の体調不良(3)エコノミークラス症候群
2011.04.04 [Mon] 08:00

 被災地ではまだまだ劣悪な環境を余儀なくされている方々が多くいらっしゃいます。少しでも早く仮設住宅などへ移り住み、元の生活へ戻るきっかけをつかんで欲しいと願います。

2004年に発生した新潟県中越地震の際、避難生活を送る方々の中に「エコノミークラス症候群(急性肺動脈血栓塞栓症)」を発症するケースが見られました。これは長時間同じ姿勢でいることで下肢の静脈に血栓が出来て、それが肺動脈に流れ込んで起こる病気です。最悪の場合死亡することもあり、被災地でなくても長時間座位を続ける場合には注意が必要です。実際、名前のとおり健康な方でも飛行機などで座った姿勢を続けると発症することが知られています。

この病気は何より予防することが大切です。予防法はごく簡単です。少なくとも1時間に1回は立ち上がって動くことです。そして、水分を補給してください。目安は1時間に100mlです。

地震発生後、外出を控える傾向にある方々も発症する可能性が十分にあります。特に高齢者、肥満傾向にある方、妊産婦、喫煙者は予防を心掛けてください。

その他、地震発生後体調不良をお感じの方は遠慮なくご相談下さい。

吉祥寺センター小澤ブログ(82)小澤秀明