疲れ眼・眼精疲労(7)原因(4)
2019.10.07 [Mon] 08:00

自律神経が「眼精疲労」に関わる事があります。

本来、自律神経が意識せずに様々な環境に適応出来る様にしてくれています。これらは人間が太古の時代から培って来た能力です。ところが現代生活は太古のとは異なる環境が多くあり、これらが自律神経を狂わせる原因となっています。

例えば太古の時代は太陽が沈むと辺りは暗くなり活動する事が出来ない為、眠りにつかざるを得ませんでした。従って太陽が出ている明るい時間帯は活動し、太陽が沈んで暗い時間帯は休息する様に体は出来ています。

ところが電灯と言う人工の太陽を得た現代生活では本来休息すべき時間帯に活動する事が可能になってしまいました。この事が自律神経に歪みを起こす原因となっています。

吉祥寺センター小澤ブログ(524)小澤秀明
 

疲れ眼・眼精疲労(6)原因(3)
2019.09.30 [Mon] 08:00

他に「眼精疲労」の陰に隠された疾患として以下のものがあります。

・眼瞼下垂
上瞼が下がってしまう疾患です。これは瞼を持ち上げる筋肉が骨格に接合する部分が緩む為に起こります。
瞼が下がって来ると見易くしようとして無意識で顎が上がって来ます。この姿勢を保持していると頚や肩の筋肉に疲労が蓄積して来ます。それに伴って慢性的な頭痛が起こる事もあります。

・斜視
真正面を見ているのに片眼だけ別の方向を向いているものを言います。
斜視には片眼が内側を向く内斜視、外側を向く外斜視、上を向く上斜視、下を向く下斜視があります。それぞれ眼球を動かす筋肉に異常をきたした為に起こります。斜視は多くの場合眼精疲労を伴います。

吉祥寺センター小澤ブログ(523)小澤秀明
 

疲れ眼・眼精疲労(5)原因(2)
2019.09.23 [Mon] 08:00

「眼精疲労」の陰に眼の疾患が隠されている事があります。

・白内障
カメラで言えばレンズに相当する水晶体が加齢などにより混濁して視界が霞んで視力が低下したり、夜間の光が眩しく感じたりします。
レンズそのものが混濁している為、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しようとしても出来ません。それに伴って「眼精疲労」が起こる事があります。

・緑内障
眼球内の水の排出が上手く行かず、目詰まりを起こして眼圧が高くなって視神経が圧迫されて起こります。
徐々に視野が狭まり、失明に至る事もある恐ろしい疾患です。眼圧が高くなると頭痛や「眼精疲労」が起こる事があります。

吉祥寺センター小澤ブログ(522)小澤秀明
 

疲れ眼・眼精疲労(4)原因(1)
2019.09.16 [Mon] 08:00

「眼精疲労」の陰には多くの場合、視力の矯正不良が隠されています。

眼の構造はカメラの構造と大変良く似ています。カメラのレンズに相当するのが角膜と水晶体、絞りに相当するのが虹彩、カメラボディに相当するのが強膜とそれを内側から支える硝子体、フィルム(デジタルカメラではCCD)に相当するのが網膜です。

カメラのレンズに相当する水晶体の厚さ調節をしているのが毛様体筋です。近視、遠視、乱視、老視などごくありふれた視覚異常の矯正が不適切だと毛様体筋が不必要に緊張してしまいます。

毛様体筋は大変小さな筋肉ですが、ものを見る限り休む事なく働き続ける筋肉なので、その影響力は決して小さくありません。

吉祥寺センター小澤ブログ(521)小澤秀明
 

疲れ眼・眼精疲労(3)
2019.09.09 [Mon] 08:00

医学的に「眼精疲労」と言う表現は、たまに起こる眼の疲れでは無く、日常的に眼の疲れが続いて、体に悪影響を及ぼしたり、生活に支障を来す時に使われます。

すなわち所謂「疲れ眼」ではありません。これらは「眼精疲労」と区別して「眼疲労」と言います。

「眼精疲労」は何らかの対策を講じない限り改善は見込めません。したがって疲れ眼だと言って軽視せず、早期に医療機関の受診をお勧めします。

吉祥寺センター小澤ブログ(520)小澤秀明