7月12日 かわせみ座 山本由也さん!

July 30 [Sat], 2011, 5:19
かわせみ座 山本由也さん

岡本さんととても付き合いの長い方である。



しかし、同じ「人形」を扱いながら、
表現は岡本さんとはまったく違う。


糸操りや棒使いで、
小さな動物から愛嬌のあるオリジナルキャラクターまで
バラエティに富んだ様々な人形を遣い、ファンタジックな世界を演出する。

自分が初めて山本さんとお会いしたのは、
今年3月12日の、かわせみ座の公演を観に行った時だ。
あの地震の翌日である。
電車が止まっていたり、余震の心配もあったが、
山本さんは、「この日のために全精力を傾けて人形を作り、稽古をしてきたので、
お客さんが来てくれるなら公演をしようと決めた」とおっしゃっていた。
その言葉に納得してしまうくらい、
かわせみ座の公演は素人目に見てもとても完成度が高く、
山本さんが人形を遣うテクニックはまさに超絶的だった。

もちろん岡本さんのお話しを聞きたいと思って
「VEIN-静脈-」のイベントゲストとしてご出演をお願いしたのだが、
あの日見た、山本さんの人形の動きを「VEIN」のお客さんにも見てもらいたくて
『お人形を一体持って来ていただいて少し動かしてもらえますか」というお願いをした。

7月12日のイベントに持って来ていただいたのは、牧神の妖精「パーン」という、
かわせみ座でも特に小さい人形で、
「パーン」が箱の中から登場した瞬間から、
お客さんも自分も目が釘付けである。

演目でもない、即興の人形の動き。
小さな人形が実に自由にきめ細やかに動き回る。
ほぼ人間の関節と同じ数の関節を作っているらしい。
本当に一流の「技」である。



山本さんは岡本さんに関する面白い話をしてくれた。
岡本さんはよく言えば大らか、悪く言えばかなりアバウトな人で、
人形の足を動かすのに自分の足を入れやすいスリッパを使っていたという。
スリッパは許せるとしても、よく見ると「〜旅館」と書いてあったらしいのだ(笑)。
さすがにそれはやめた方がいいんじゃないかと、山本さんが苦言したらしい。
山本さんは岡本さんに助言できる数少ない友人だったという。

大雑把?な岡本芳一と完璧主義とも言える山本由也さん、対照的なお二人。

表現は違えど、互いを刺激し尊重し合う素敵な関係だったんだろうなあ。


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DOUBLE BEAR FILM とは・・・大熊(私)と小熊(現在情報は非公開。ベールに包まれた私の相棒)による映画製作ユニット。代表作に「揺り籠 花籠」「ところてんの女」「VEINー静脈ー」「月とワイン」「ゆっきーな」。
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