ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio04 「ギャング入門」 感想

October 29 [Mon], 2018, 22:40
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『ギャング入門 そのA』の途中から、『ギャング入門 そのE』のまでを順序を入れ替えつつ。

 
 
 原作初見の時も思ったんですが、"DIOの息子"であるジョルノが「太陽を苦手とする」スタンドを相手にするというのが意味深だなと思うわけです
 なにより、元ネタのブラック・サバスには一時期「ロニー・ジェームス・『ディオ』」が在籍していたという事実があるわけですしね
 彼が後に「ディオ」というバンドを結成しますし……
 
 
 ゲームの浪川さんを見て「濁音が挟まるし難しいよなあ」と思っていた無駄無駄ラッシュはなかなか良い感じでした
 これはやはりチョコラータ戦の「7ページ半無駄無駄ラッシュ」に期待が高まります
 
 
 【ブラック・サバス】のスタンドパラメータ。
 能力特化の自動操縦なので振れ幅がすごい
 
 
 名前の由来はイングランドのロックバンド、"Black Sabbath"から。

 
 原作と少々順序を入れ替えて、康一君が振り返る形で「黄金の精神」を描いたのはベネでした
 直後にポルポを殺す「漆黒の意志」を描く形だったからまさに『ジョジョ』!となるんですよね

 
 ここでポルポがピッツァを食うとこ、「麵類かよ」と思って笑っちゃいました
 原作だとさり気ない描写だっただけにちょっと過剰演出じゃあない?と

 
 「この世で最も大切な事は『信頼』であるのなら、最も忌むべき事は『侮辱』する事と考えている」
 「いいかね……信頼を侮辱する……とは、その人物の名誉を傷つけるだけでなく、人生や生活を抜き差しならない状況に追い込んでしまうことだ」
 「われわれは金や利益のため、あるいは劇場やバスの席を取られたからといって、人と争ったり命を賭けたりはしない」
 「争いは実にくだらんバカのすることだ」
 「だが! 『侮辱する』という行為に対しては命を賭ける。殺人も神は許してくれると思っている!」


 これも本当に名言だなと思うわけです

 
 
 それに対して静かに怒っているジョルノ、からの「お前はあのじいさんの命を侮辱した」まで含めてこの台詞は満点なんですよね
 本当に大した関りがあるわけでもない、名前だって作中では描かれていないキャラクターである掃除のおじいさんの死に対してここまで怒ることができるという描写があるからこそ、
 「ギャングになることでギャングの腐敗を正したい」
 「黄金のような夢がある」

 という人間性も描けているのがいいなと
 
 
 「オレの『チーム』に会わせる……。全員『スタンド使い』だ」
 原作に無い台詞ながら、ストーリーの引きとして完璧かつワクワクさせてくれる流れでディモールト・ベネッ!って感じでした
 来週は「クサレ脳ミソ」「イチゴケーキが食いてえんだよ」と楽しみな台詞が聞けそうですね

 
 次回、Episodio05「ポルポの遺産を狙え!」

仮面ライダージオウ EP09 「ゲンムマスター2018」 感想

October 28 [Sun], 2018, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 オーズ編に檀黎斗!?という驚きはあったものの、黎斗の我の強さが「欲望」というテーマを浮き彫りにすると同時に「王様」というジオウにもオーズにも共通する要素を描けたのは面白かったと思います
 次週でどう決着をつけるのかで評価は変わりそうなんスけど

 
 
 本編で「新檀黎斗」「檀黎斗神」を名乗っていたが故に、「檀黎斗王」を名乗るというのはなかなか面白いアイディアだと思いました
 そこに「王様になりたい」という「欲望」を持つソウゴが食いついてくるのも話の提示の仕方としては無駄がないです

 
 つっても「鴻上ファウンデーション」「幻夢コーポレーション」ならぬ「檀ファウンデーション」を名乗っている辺り原典の檀黎斗そのままってわけでも無いのでどう見ていいのか……ってのはありますね
 服飾係になってる比奈ちゃんといいある意味リ・イマジネーションに近いところはある
 「エグゼイドでの2010年と言えば檀櫻子が消滅してゼロデイが起きる直前」とは考察されていますが、そこら辺に来週踏み込んでくれるのかが気になります

 
 何気に檀正宗が黎斗自身の手で始末されているとかいうトンデモ展開もブッ込んできましたしね……

 
 アナザーオーズ
 ちょっと顔のデザインに変身忍者嵐入ってない?と
 オーラングサークルのタカの意匠がショッカーのエンブレムに似た感じになっているのもポイントです
 
 
 あと、ここの「2010」がひび割れで「2016」に見えるというロジックは映像作品ならではだよなァー!と
 造形スタッフさんと撮影スタッフさんの技術あってこそですよ

 
 そういう細かいポイントで言うと、ここの「ゲイツにジクウドライバーを蹴らせて変身する」という演出もかなり面白かったです
 「回して変身」という大掛かりなギミックだけにこういうバリエーションが解りやすくて映えますね
 
 
 檀黎斗王が落としたゲンムライドウォッチで変身した、仮面ライダーゲイツ ゲンムアーマー
 何気に最近はゲイツが連続して新しいアーマー手に入れまくってますよね……
 エグゼイドアーマーの出番が初登場以来無かったの、これに改造されたからなんじゃない?と邪推してみたり

 
 必殺技が高速移動、ってのはゲンムが愛用してたシャカリキスポーツのイメージなのかな、と
 ゲンレザでレーザーが使ってたプロトシャカリキでのあれっぽい感じ
 (いやそれゲンムじゃあねえ!)

 
 
 ラストは"国会議員"の映司の登場で引き。
 「王が並び立つ」という意味で、まさに原典のタイトル通り"王s"になったところで、来週は黎斗とどう決着をつけてくるのかが気になるところです
 

 
 次回、EP10「タカとトラとバッタ2010」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio03 「塀の中のギャングに会え」 感想

October 22 [Mon], 2018, 0:00
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『塀の中のギャングに会え その@』から、『ギャング入門 そのA』の途中まで。

 
 パッショーネの幹部、ポルポ
 下劣な本性と品性を持ちながらも、美しさすら感じる人生論、知的教養がある辺りが「ジョジョ『らしい』」キャラクターで密かなお気に入りだったりします
 
 何不自由ない牢獄生活の唯一の不自由を
 「システィーナ礼拝堂のミケランジェロの壁画が見れない事かなあ〜〜。ゴッホとゴーギャンはあるんだが」
 と評するとことかめっちゃ好き
 (なお、アニメ版だと後半の『ゴッホとゴーギャン〜〜』はカットされてました)

 
 (一瞬だが、指ごとクラッカーを食ったように見えたけど……) 
 このポルポの「指喰い」って何だったんだってジョジョ歴6年の今でも自己解釈を見つけられないままです
 「ポルポ」というのはイタリア語で「タコ」のことなので自切の具象化なのか、それともブラック・サバスのメンバーであるトニー・アイオミが指を失ったことにひっかけたものなのか……
 こういう「意味ありげだけどあれなんだったんだ?」ってのがたまにあるのが楽しくもあるんですけどネ

 
 「人が人を選ぶにあたって……一番『大切な』事は何だと思うね? ジョルノ・ジョバァーナ君……」
 「それは『信頼』だよ、ジョルノ・ジョバァーナ君! 人が人を選ぶにあたって最も大切なのは『信頼』なんだ」
 「それに比べたら頭がいいとか才能があるなんて事は、このクラッカーの歯クソほどの事もないんだ……」

 
 この台詞は本当に真理だなと思っていて、個人的に『ジョジョ』で展開される様々な人生論の中でも上位に食い込みます
 めちゃくちゃ良い台詞ながら「クラッカーの歯クソ」というフレーズを交えてくるのがまた素晴らしい
 アニオリでクラッカーの歯クソをガラスに飛ばすシーンがあったのもベネ 

 
 【エコーズ ACT3】のスタンドパラメータ。
 「精密動作性」以外原作と全部違いますね……(困惑)
 まあ原作の「破壊力:A」は強すぎじゃね?と思ってたんで妥当っちゃ妥当

 
 名前の由来はピンク・フロイドの楽曲、"Echoes"から。
  
 
 改めて見ると、この入団試験の頃のジョルノって結構焦ったり動揺したりするシーンも多くてまだ人間味あるよなと
 中盤から後半にかけて激戦の中でも冷静に立ち向かっていく超然的な面が目立っていきますから逆に新鮮
 夢に向かって戦いを潜り抜ける中で『ボス』として風格を身に着けていったと考えると妥当

 
 「再点火」からブラック・サバスがぬるりと現れるまでの表現はなかなかにベネでした
 来週はブラック・サバス戦の山場なので、影の中から現れるシーンの演出に期待です
 
 
 次回、Episodio04「ギャング入門」

仮面ライダージオウ EP08 「ビューティ&ビースト2012」 感想

October 21 [Sun], 2018, 22:21
 注:以降ネタバレ有り

 後編でも仁藤の要素は小出しにしつつ、ゲストキャラ中心に話を回しているのが印象的でした
 所謂「お悩み相談」と言われるゲストキャラが登場しそのエピソードを主軸にする形式はメインキャラの「人々の為に戦い、寄り添う」という「ヒーロー」としての姿が際立つので久々にじっくり見られて嬉しかったです

 
 結局のところ「絶望した」とは言っても早瀬さんただ魔法の力を身に着けただけで、「自分からお嬢さんには何のアクションも起こしていない」って考えるとめっちゃ独りよがりな暴走だなと思えるわけです
 晴人が"最後の希望"として皆の為の魔法使いであろうとし続けたことと対照的に描いているんだろうなって
 それだけにラストの告白が印象的だったんですよね(後述)

 
 それはそれとしてここはシュールすぎて笑うだろおめェーよォーッ

 
 
 ウォズは登場当初は鳴滝みたいに謎ナゾなぞなキャラクターとして描いていくかと思っていたんですが、ゲイツ達とは別ベクトルの協力者っぽくなってきたのが面白いです
 前回の意味深なゲイツとの面識といい、これから先の展開にも期待が高まります
 客演が多くなる作品だけにメインキャラの扱いや物語の比率ってのは結構難しいですしネ

 
 
 ビーストへの変身の理由はまあ仁藤らしいっちゃ仁藤らしいです
 原典でもメデューサに騙された時以外自分から他人に仕掛けること無かったですしね
 個人的には仁藤の人懐っこいキャラを久々に見られただけでもうかなり満足
 (永瀬さんの都合でいつものあのヘンな髪型じゃないのは残念でした)

 
 仮面ライダーゲイツ ウィザードアーマー
 前回のファイズアーマーに続いて、ウィザードは黒と赤をメインにしたカラーリングだけにめっちゃ似合ってんなと
 魔法陣をバラして絢爛な装飾にしている発想も強そうなデザインでベネ

 
 ゲイツも斧を使うライダーなので、シャイニングストライクを意識した演出入れてきたのはなかなか

 
 
 未来の自分からのメッセージを受けて行動する、その結果をはっきりと描かない……というのは素晴らしい落としどころでした
 小屋はあのまま閉まるのだろう。
 告白もうまくいかないかもしれない。
 それでも、ほんの少しの勇気を出して行動してみたという"事実"が、これから先の早瀬さんの未来を少しだけ良いものにするだろう……という余韻があるのが、ビターエンドの多かった『ウィザード』原典を彷彿とさせます
 (結婚詐欺師回とかきぼう饅頭とかね)
 
 
 そして、次回は……

 

 
 次回、EP09「ゲンムマスター2016」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio02 「ブチャラティが来る」 感想

October 15 [Mon], 2018, 0:00
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『ブチャラティが来る そのB』の途中から『塀の中のギャングに会え その@』の冒頭1ページまでと、『ブチャラティが来る そのA』のジョルノの生い立ちを挟みつつ。

 
 
 OPは『Fighting Gold』
 『ジョジョ』と言えばまず「おしゃれ」「芸術的」「かっこいい」が代名詞として挙がる漫画ですが、それらの要素を凝縮してきたかのような映像と楽曲!
 一部の時の『ジョジョ〜その血の運命〜』が熱いヒーローソングならば、こちらはクールなヒーローソングといった感じです
 Codaさんは二部OP以外にも三部後期OP、四部最終回OP、『岸辺露伴は動かない』のEDも歌ってるので結構起用されてますね

 
 EDは『Freek'n You』
 Jodeciはメンバーに"JoJo"がいるのでそこからのチョイスだと思われます
 めっちゃ場末のアパレルショップで流れてそうな感じの曲だと思ったのはナイショ

 
 「セリエA(アー)のスター選手にあこがれるよりも……『ギャング・スター』にあこがれるようになったのだ!」
 この頃から『ジョジョ』シリーズは「バトルの合間に回想でキャラクターの生い立ちを描く」という手法が確立していきますが、原作同様に「話を一週跨いでから冒頭に」という形なので自然に入り込める形になっていました
 
 
 ジョルノが助けたギャングの男についても「ギャングの世界に巻き込まないという厳しい態度を取っていた」がアニオリ込みの映像付きでかなり解りやすかったですね
 「『女』『子供』にも見境なく『麻薬』を売っている『クズ』だったから殺した」ってのはブチャラティとの会話と重ねるうえでも上手い流れでした

 
 スタンドパラメータはまだシルエットに。

 
 すぐ後にスティッキィ・フィンガーズ出てくるんで、そのシーンのインパクトを高める為でしょうね 

 
 『ジッパー』の能力は映像映えする!ってのは先週も言ったんですが、このケーブルカーからの脱出シーンは鉄の床が『布』のようになる表現が動きがついて見られるので大満足でした
 『ジッパー』の音がSEでしっかり再現されるから臨場感も凄いッ!

 
 ブチャラティとの対峙における、おれの大好きな
 「麻薬をやりたいヤツがやるのは勝手だ」
 「個人の自由ってものがあるし、死にたいヤツが自分の死に方を決めるのだって自由だ」

 はまるっとカットされてました
 ジョルノの達観した人生観を示す良い台詞なんですけど、全世界に発信するうえでは倫理的な面で『ヤバい』って判断でしょうね
 (なお恥パで知らぬこととは言えシーラEに否定される奴)
 
 来週はポルポ登場〜【ブラック・サバス】戦の途中までかな
 
 
 次回、Episodio03「塀の中のギャングに会え」

仮面ライダージオウ EP07 「マジック・ショータイム2018」 感想

October 14 [Sun], 2018, 22:21
 注:以降ネタバレ有り

 オリジナルキャストである仁藤はほとんどほのめかすだけながらも、ゲストキャラのエピソードを以て「ウィザードらしさ」が出てたのが好きな感じです
 『ウィザード』原典もゲストキャラの人間模様を描くことを主題として主人公のキャラクターを立たせていく作品だったので、そこも含めて「らしい」んですよね

 
 
 事件のとっかかりが「かつて、ウィザードという魔法を使うライダーがいたらしい」という形でアナザーライダーとの関連を疑うって感じで、過去ライダーの設定前提で動いてきたのは新しいです
 ウォズの「すべては流れ星から始まった」といい、ディケイドの「次の世界へ」、ゴーカイジャーの「レッツお宝ナビゲート!」といった過去キャラへのとっかかりのお決まり設定が無いぶんそこはホンの腕の見せ所なんじゃないですかね
 (アナザーライダーそのものがお決まり設定なのではというのは置いておいて)
 
 
 いくら2000年生まれでもビデオデッキは知ってるんじゃない?と思います
 10年ぐらい前まではビデオテープの販売もレンタルも一般的でしたし……
 (日本のビデオデッキの最後の生産は2年前までだとか)
 
 
 ゲストキャラの早瀬の心情とその周りの人間模様を以て、希望の魔法使いウィザードの力を持つ彼自身が絶望していく様を丁寧に描いていったのが「ウィザード」のアンチテーゼキャラクターとしてとても良かったです
 今までのアナザーライダーは「自分か他人の命のため」に契約していたので、ここで「自分の大切な人と居場所を守るため」なのも型破りなんですよね

 
 あと、「お嬢さん」こと香織役は羽原レイカ/ヒート・ドーパントを演じた八代みなせさんなんですが、かなり凛子ちゃんに髪型も顔つきも似ててびっくりしました
 晴人も最後は凛子ちゃんとくっついたことを考えると、「彼女の笑顔の為」に戦って絶望するのがなんとも
 
 
 アナザーウィザード
 ウィザードライバーのハンドオーサーにあたる部分が手の骨だったり、各部に骨の意匠があったりと映画に出てきたタナトスの器を思わせる禍々しさが特徴的です
 頭がまんま指輪になっていたり、宝石の部分にひび割れを設けたりと「宝石のライダー」のアナザーとしてもなかなか良いデザインですね

 
 
 戦闘スタイルは「オリジナルと違って指輪を換えずにノーモーションで魔法を使える」というのがかなり強いと思います
 これで原典の魔力切れ云々も無かったら、アナザーライダー最強議論では上位に食い込むのでは

 
 仁藤を小出しにしつつ、ジオウとゲイツの対峙で次週への引き。
 来週は仁藤の場を引っ張るキャラでどういう方向に話が転がるのかが楽しみになってきます
  
 
 次回、EP08「ビューティ&ビースト2012」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio01 「黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)」 感想

October 08 [Mon], 2018, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 『ジョジョの奇妙な冒険 第五部 黄金の風』ッ、アニメ版開幕ゥゥゥーーッ!!
 四部アニメから一年半以上空けてじっくり準備してくれたこともあり、一話からよォ〜〜ッ、おめーなかなか楽しませてくれるじゃあねーかッ!
 例えるなら『月曜』からの激務に耐え抜いて、明日が休みというハッピ〜〜な気持ちで帰ってきた、『金曜の夜』の『晩酌前』みてーな気持ちだッ!

 今週は原作の『黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス) その@』から『ブチャラティが来る そのB』の冒頭までを一部をカットしつつ。
 「『ギャング・スター』にあこがれるようになったのだ!」は時系列入れ替えて来週のアバンでやってくれると信じてるぜ

 
 
 美しいネアポリスの街並み、ジョルノのキャラクター性を端的に示すオリジナルシーンで主人公登場!から始める形にしたのはなかなか良かったです
 四部→五部の間がけっこう空いたので、康一君の「21世紀になって早三か月が過ぎました」から始めるよりはスマートかな

 
 原作での欧文タイトル(文庫版などで使用されているやつ)はイタリア語で
 "LE BIZZARRE AVVENTURE DI GIOGIO Parte5 VENTO AUREO"
 なんですが、今回のアニメでは英語に。
 一部のアニメの時に原作コミックスの裏表紙よろしく"JOJO"が並ぶ中、一個だけ"GIOGIO"があったので五部アニメはそっちで行くものと思ってたんで意外でしたね
 (予告のデザインでは使われてます)
 
 
 涙目のルカは穏やかに話しかけてきて、いきなり『キレる』ってのが魅力だと思うんで、オリジナルシーンの流れ込みでジョルノに最初からちょっとイラついた口調で話しかけてくるのは違うよな……って
 「いいだろ? 友情の3つの『U』だ」
 から
 話を今してんのはこのオレだッ! 誰が質問していいと言ったッ!? このボゲがッ!
 への緩急がちょっと足りないんスよ
 
 あと
 「1度でいいことを2度言わなけりゃあいけないってのは……そいつが頭が悪いってことだからです」
 は結構好きな台詞なんでカットされてたのはちょっと残念
 この後康一君に「君の人生の為に言っとくけど、無駄はやめた方がいい」って言うんで整合性取るためにってのもあるんでしょうけどネ

 
 
 というかアニメで動きをつけて見ていくと、序盤の涙目のルカとのやり取り、康一君相手にゴールド・エクスペリエンス初披露の辺りって結構スピーディーに進んでいくんだなという印象を受けます
 原作は荒木先生の緩急をつけたコマ割り、間の演出があるので、そこから結構じっくり進むイメージがあったんですよ
 これを踏まえて考えると間が重要な演出になる【ノトーリアスB.I.G.】戦や、かなり長めの「『グリーン・デイ』と『オアシス』」がどう演出されてくるかが楽しみになってきますね

 
 ジョルノのスタンド、【ゴールド・エクスペリエンス】
 原作からパラメータちょっと変わってますね(射程距離がEからCに)
 個人的に主人公のスタンドはここから「作中を通じて出来ることが増える」「成長する」って要素が増えてきた気がします
 数多くの命を奪ってきたDIOの息子のスタンドが「命を産みだす」なのは結構深い
 
 
 名前の由来はプリンスのアルバム、"the Gold Experience"から。

 
 三部アニメ後半の時に「五部のあの写真を撮るシーンを入れてくるゥゥ!? こいつは『五部アニメ』にも……『期待』しちまってイイってコトですかぁぁ〜〜ッ!?」と手練れのジョジョラーから評されたものですが、こうして実際に五部アニメで見ると感慨深いものがあります
 もう三年半前とかそれマジ?

 
 「わかりません……。でも……何か……その、さわやかなヤツでした……」

 いきなり外伝の話になって申し訳ねーんですが、恥パでの
 「ジョルノと対峙した人間はそのあまりの器の大きさに飲み込まれ、彼の中に自分自身を見出す」
 って解釈が大好きだったりします

 ここの康一君のシーンも、
 「康一自身もまた友人のすべてから好かれている実に"気のいいヤツ"でもある」
 と、ジョルノの中に自分を見出したという解釈になっているんですよね

 
 
 初登場の時のオカマみてーなキモいブチャラティ結構好きなんですけど(その後急に『マジ』な感じになるところまで含めて)、アニメでは流石に後期っぽい雰囲気で統一されてました
 それでも「君はマジにそうするだろうね!」とかの台詞回しからキモさが隠し切れてねーっ
 
 
 『ジッパー』の能力はかなりアニメ映えするなーっ!と改めて思いました
 今週のパートはまだまだ序盤なんで、これは来週が楽しみになってきますね

 
 次回、Episodio02「ブチャラティが来る」

仮面ライダージオウ EP06 「555・913・2003」 感想

October 07 [Sun], 2018, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 ストーリー的に連続してニコイチになりながらも、終わってみれば
 「5話がフォーゼ編、6話がファイズ編」
 と言えるほどに6話にファイズの要素をまとめて一つにしたなと
 個人的には今までで一番面白かった

 
 佐久間と山吹カリンの真相はかなり原典の井上脚本っぽいエッセンスを盛り込んできたなと思いました
 この「雨の中待っている」って画も原典ファイズっぽいですよね
 流星塾のメンバーだった、ってのは草加が動く動機としては解りやすかったんですが、それフォーゼの方の流星は本当に何も関係ないんやな……とちょっとだけ

 
 「洗濯物を真っ白にするのが夢」ではなくて「洗濯物が真っ白になるように世界中の人が幸せになるのが夢」なんじゃあねーの?って
 めちゃめちゃ啓太郎リスペクトした人みたいになってますわよあなた
 いや平成対昭和でも「洗濯物を真っ白にするので忙しいんだよ」つってたけどネ

 
 
 ここで(首が折れる音)のあれっぽいの入れてくるのはちょっとな……って
 これが村上さんの発案だってんだからなんかもう

 
 この歴史改変シーンでの半田さんの新撮カットはかなり当時に寄せてて驚きました
 つーか監督同じなら過去作映像使えるって訳でも無いんスね(今回はファイズ2話の映像が一部使われてました)
 逆にちょっと出来ることの幅が広がったんじゃないかこれは
 
 
 
 
 ゲイツのファイズアーマーの活躍はファイズの戦闘を見たことがある人なら「おお!」と思うほどにその要素を取り込んでいたなと
 ディケイドの『龍騎の世界』でドラゴンライダーキックの再現を盛り込んだディケイドドラグーンみたいな感じ
 あとゲイツは赤黒のカラーリングなんでファイズ似合うなと

 
 「俺はお前が嫌いだ、草加。だがな……お前は俺の仲間なんだよ! ……悔しいことにな」
 この台詞に「乾巧」と「草加雅人」の関係性の全てが詰まっていたなと終わってみると思うわけです
 最後まで何か仕草を交わすでもなく、淡々と去っていくのも「らしい」感じでした

 今回は二人の変身、戦闘といったごちゃごちゃする要素も無く、「事件に関り、ソウゴに力を託す」一点に特化させたのも良かったなと思います
 
 
 そして、次回は……
 
 
 次回、EP07「マジック・ショータイム2018」
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