仮面ライダードライブ 第47話 「友よ、君はだれに未来を託すのか」 感想

September 20 [Sun], 2015, 23:38
 注:以降ネタバレ有り
 
 
 
 
 最終回限定必殺技、ってのはアツい!
 最近だとトッキュウの6号への乗り換えなんかもこの部類ですかね
 シグマサーキュラー自体は「進ノ介が最後に倒すべき敵」として設定されたのかな、と
 蛮野はやっぱ剛が決着つけなきゃですしネ

 
 死にかけた進ノ介を呼び止める役割としてゴーストが。
 来週の特別編に向けて小出しにしてる感じ

 
 ここであの世にいたロイミュードが
 ・ソード(初の融合進化態、進ノ介にとっては人々の前で初めて変身し名実共に「皆のヒーロー」になった戦いの相手)
 ・フリーズ超進化態(初の超進化態、一度は自分を殺した相手であり、父の死の真相にも一枚噛んでいた)
 ・シーフ(父の仇である仁良と融合して生まれたロイミュード、毒でゆかりを苦しめたりとなかなかの強敵)

 と因縁の深い相手ばかりなのはやっぱ狙ってるんですかね

 
 ここでまず涙腺が…… 
 「ロイミュードの数は108より増えない、友達の数は限られてる」って言ってたハートが「最後の最後で友達が増えた」って言うなんてほんと……
 そもそも「友達」って言ってもロイミュードはどちらかと言うと「ハートを慕って集まってる」って感じだったんで、進ノ介とは互いに理解しあって本当に「友達」になれたんだな、と
 「ロイミュードという種族がいたことを忘れないでくれ」のところは視聴者も思わず「忘れる訳ねえよ……!」と言いたくなるシーンでした

 
 
 進ノ介は進ノ介で、「機械生命体事件」の担当者としてしっかりと職務を果たす台詞ですよね
 ここら辺はほんと「警察官の仮面ライダーならでは」
 「敬礼」で見送るのも警察官としては最高の礼儀ですし……

 
 
 
 そしてまたここで泣かされるという
 ベルトさんとの別れがこんなにも悲しいのは、一年通してしっかりと絆を描いてきたからこそ。
 「コア・ドライビアが正しく使われる未来が来るまで」と自身を含めて封印する辺り、科学者として最後まで責任を取ったということが伝わってきます

 
 
 剛はチェイスの魂の復活を求めて放浪の旅に。ハーレー博士も登場するとはなあ
 
 
 
 
 チェイスのモデルとなった人物も最後の最後で判明。
 「狩野洸一」って名前は役者さんから取ったのかなーと
 
 「ルールはルールだ」と規則を順守する性格も「○○なのが人間のルールではないのか」っていうチェイスの性格に繋がる上手い後付けですよね
 「いなくなったキャラクターとよく似た人物が〜〜」ってのはタイムレンジャーのラストを彷彿とさせます
 
 
 取り敢えずこの言葉で二人の関係は一歩前進、ってところかな

 
 
 
 
 
 こうやって登場人物の顛末が文章で紹介される、ってのは洋画とかでよく見る表現ながら、個人的にはジョジョ二部のラストを思い出したり
 
 
 このラストシーンはとても胸にこみ上げてくるものがあります。
 
 
 グローバルフリーズの日に雨が降って始まった戦いが、青空の下で終わる。
 「雨上がり Break Cloud 隙間から 青空が手招きしてる」って歌詞を上手く盛り込んだ演出ですね



 という訳で、『仮面ライダードライブ』の本編は実質的に終了と相成りました。

 「主人公は刑事、怪人対策の部署に所属」
 「バイクに乗らず車に乗る、RXのように『車とバイクの併用』ではなく車だけ」

 と、今までのライダーに無かった要素を実験的に取り入れた今作。
 序盤は手探り感があったものの、暗黒の聖夜事件、マッハの登場といった辺りからどんどんその面白さが加速していった、まさに「ギアが入る」作品だったという印象です。
 ストーリーも二話完結を従来のように取り入れつつ、9〜11話、20〜22話、31〜33話、34〜36話といった「三話完結」を途中に差し挟んで話の流れを作っていく、というのもまた実験的ながらとても面白かったです

 
 番外編として多数の「シークレット・ミッション」シリーズが作られたのもなかなか楽しかったです
 てれびくんDVDからフルスロットルに繋がって、そして今度受注されるハイパーバトルDVDでルパンと決着をつけるってのがまた
 西堀光也は本編でもちょくちょく絡んできましたしね

 主人公が警察官であるが故に、組織の中での軋轢という部分も「001と仁良編」でがっつりやってくれたのがとても好印象。
 また、33話の「仮面ライダー死んだって? じゃあこれからどうすんの?」だったり、34話の三ノ輪さんや映画版のアイドルを通じて「大衆とはかくも無関心である」と描いたのも凄くリアルです
 
 仮面ライダー部や面影堂の仲間なんかが好きな自分にとってはもう特状課は「これが見たかった!」と思わせてくれる要素がてんこ盛り。
 要所要所で進ノ介をサポートしつつ、先に挙げた二つ同様にそれぞれに個人回があったのもキャラを立たせてて良かったです

 
 そして今作でもかなりのお気に入りキャラになった仁良さん。
 大きな嫉妬を秘めて歪んだ狂気の悪党、というキャラクターながら、飯田さんの熱演によってどこか憎めない奴になったのはほんと凄い。
 テンポよく嫌味をかましたり、真影からあっさり特状課に乗り換えたりの辺りは毎回楽しく見てました

 「一流の悪役とは、内に秘めた狂気を道化て隠す」とでも言えばいいのでしょうか。
 アメコミなんかでも、内に秘めたものが歪んでいれば歪んでいるほどどこかふざけた奴が多いように……(ジョーカーやリドラーとかその代表ですよね)
 何より、仁良さんは自分を正当化したりしないのが「悪として突き抜けてる」っていうか
 自分が泊英介を殺したことは正しいとは思わないし言わないからこそ、隠蔽しようとしたり「父親の仇の俺に正義のヒーローのお前が負けるんだぜ、悔しいだろ」って態度を最後まで突き通したわけですしね
 だからこそ、「あれほど妬んでいた泊英介の息子に警察官として引導を渡される」ってのは彼にとって「最大の敗北」だったんだなと  
   
 仁良編で描かれた「親子」というテーマに端を発し、ドライブは「父と子の物語」というのがクローズアップされていました。
 子供にとって一番のヒーローってやっぱり「お父さん」だと思うんですよね
 進ノ介を通して描かれた父と子の絆、剛を通して描かれた父と子の確執と、「父と子」のプラスの側面もマイナスの側面も包み隠さず描いたのが凄く好きです
 何を隠そう、自分も「一番尊敬しているのは父です」と常々口にするタイプなんで今作のテーマが一際胸に染みたっていうかネ
 
 勿論、良いところばかりじゃなく気になる要素はいくつかあって
 
 ・ドライブエンブレムの登場が一回だけ
 ・結局出した意味はあったのか? という印象を受けた量産型マッハ。ギャグやってもいいけどそれは見せ場があってこそ
 ・ブレンがモブから奪ったはずのタブレットになぜ蛮野博士が入っていたのか
 ・結局ほぼマッハの専用装備になってあまり「共用」というポイントを活かせなかったシフトデッドヒート
 ・アタック1・2・3、ピーポーセーバー、コウジゲンバーしか使わなかったタイヤカキマゼール。デコトラベラーやアメイジングサーカス、バーニングソーラーといった未使用タイヤがあるから「タフガイ」「アメリカンドリーム」「ウェザーリポート」は使えないにしても「グランプリ」は使えたはず
 ・映画と本編の凄く重要な要素ながら、本編で描写せず公式サイトでちょろっと書いただけだった「ベルトさんの不調の原因」

 なんかは「ん?」と思うんですけど……

 後は、「人間だったら逮捕して罪を償わせる。じゃあロイミュードだったら殺してもいいのだろうか」という部分はちょっとうやむやになっていた気がします
 幹部連中が心を理解して死んでいく描写がとても心に残っただけに、そこにはもう少し明確な答えが欲しかったところ

 トータルで見ると、進ノ介のヒーローとしてのカッコ良さ、ロイミュードの敵としての魅力、王道を行きながら実験的な作風が本当に見ていて気持ちのいい作品だったと思います
 こんなに「終わるのが寂しい」と思ったライダーは電王以来かも


 と、言う訳で。


 仮面ライダードライブ、一年間お疲れ様でした!

 
 
 
 次回、最終話(特別編)「ゴーストの事件」
 最後の最後でドライブのサブタイの法則から外れてるのが「特別編」感マシマシですね
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:度近亭心恋
  • アイコン画像 性別:男性
  • アイコン画像 誕生日:1992年7月13日
  • アイコン画像 血液型:AB型
  • アイコン画像 現住所:福岡県
  • アイコン画像 職業:会社員
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特撮・アニメ好き。SSも書いてたりする。
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