仮面ライダードライブ 第46話 「彼らはなぜ戦わなければならなかったのか」 感想

September 13 [Sun], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り
 
 
 この二人はほんと仲いいなw 和む

 
 先週「ポルナレフとイギーみたいなもん」と評しましたけど、「失ってその存在の大きさに気づく」って辺りもやっぱりちょっとあの二人(というか一人と一匹)を彷彿とさせるんですよね
 いがみあってた相手のことを思っていた、ってのは王道なんであれですけど
 
 
 
 そして、シグナルチェイサーをマッハのマッハドライバー炎で使用して誕生した形態「チェイサーマッハ」が。
 ほぼニコイチ状態の形態ながら、登場するまでの剛の心情描写もあってかなり燃える登場になりました。
 
 
 チェイサーバイラルコアも使える、ってのがほんと「マッハとチェイサーの力が一つになった」感ありますよね
 マッハドライバー炎の玩具のバイラルコア認識音声も未使用にならずに済んだ、っていう

 
 何より、この「チェイサーの幻影が重なるライダーキック」ってのがベタだけどカッコ良すぎる

 
 霧子にチェイスの死を伝えると同時に自身の後悔を口にする剛、ってところでまた泣かされる
 
 
 一方でドライブ、ハート、メディック組。
 コアを回収しようとするもメディックの治療機能が失われていた、って描写が入ってたのは良かったですね
 「蛮野の配下になってるとは言え『友達』のロイミュードと戦ってるんだよなあ、ハート」ってちょっと思ってたんで
 
 
 そして、ドライバーだけになっても生きていた蛮野に止めを刺す剛。
 今週のハイライトは個人的にはここでした。
 
 
 ”マッテローヨ!”→「ま……待て! 待つのだ剛!」
 
 
 ”イッテイーヨ!”→「いっていい……ってさ」


 シンゴウアックスのあのノリの良い音声をこう使ってくるとは、と思わず感心したシーン。

 
 15年もの間自身の意識をデータにして逃げ延びたしぶとすぎる悪党、蛮野天十郎も遂に退場。
 彼に止めを刺したのが剛だったのは単に息子だからというだけでは無く、序盤における進ノ介との会話の中で出てきた「マッハは敵をぶっ潰すライダー」というところにも絡められていて、「誰かを救うために戦うライダー」であるドライブとの見事な差別化になっていたと思います。
 
 
 「仮面ライダー」とは、元来「父親殺し」の物語でもあります。
 ショッカーという「父」によって生み出された「仮面ライダー」が、その「父」を倒すために戦うところから始まっているわけですしね(SPIRITSで結城丈二が大首領を「父」と称したのもそういう意図が見られるっていうか)
 特にドライブは進ノ介と英介、進ノ介とベルトさん、進ノ介とエイジ、そして剛と蛮野で「父と子の物語」という面がかなり強調されている内容なので、それが際立っていると思います
 しかしながら、「親殺し」は人間の倫理の中でも上位に食い込むタブーの一つ。
 蛮野の異常なまでの外道っぷりがこれでもかと描かれていたのは、「親殺し」を肯定はせずとも「やらなければならない」ぐらいにまでは持っていく為の描写だったんだなと気づかされます。
 「さよなら……父さん。……おれの未練」という台詞でしっかりとそのごたごたに終止符を打った、という感じです 

 
 蛮野のキャラクターは悪党としてはもう文句なしといったところ。
 最後の最後まで「父親を殺すのか!」などと情に訴えることなく、「私の優秀な頭脳が失われてはいけない」と言う辺りにもその性格が出ていました。
 「『強い』人間ってのは悪いことはしない」「『悪のカリスマ』なんてものはいない」という「悪の本質」がしっかりと出ていた最期がとても好印象

 物語においては対比構造で描かれているキャラクターでもあって、
・人間らしい心をわずかばかりながら理解して死んでいったロイミュードと、人間らしい心をどんどん失っていって死んでいった蛮野
・嫉妬にかられ権力を欲するという、本当にいるかもしれない「リアリティのある人間の屑」だった仁良に対して、自身を認めない世界を支配しようとする、という大それた「フィクションならではの人間の屑」だった蛮野

 と、今までのキャラクターとストーリーの積み重ねの上に成り立っていたんだなーと

 
 
 全人類のデータ化に際して、よく見ると究ちゃんのナンバーにちゃんと「072」が入ってるんですよね

 
 そしてメディックも進ノ介とハートに後事を託し死亡。
 ブレン、チェイス、蛮野、メディックと、「悪事を働いた怪人」は皆死んでいく流れに(蛮野は怪人と言っていいのかちょっち微妙だけど)。
 ライダーマンが最後にプルトンロケットで吹き飛んだのが「デストロンに所属していたことの『けじめ』」だったように、「悪いことをしたキャラクターには報いがある」ってのがしっかりと描かれているのは「ヒーロー番組とは教育番組である」って言葉を思い出させてくれます
 宇津木、根岸、仁良と怪人でない者に対してはちゃんと法律に則って「逮捕」という報いがありますしね
 
 それでも、メディックの場合最後に「女神」の状態に戻って死ぬことが出来たのはわずかばかりの救いだったんだろうなーと
 
 
 次回、第47話「友よ、君はだれに未来を託すのか」
 来週は実質本筋の最終回。
 再来週の最後の放送は、次のライダーであるゴーストを交えた特別篇になるようです

 
 
 今週からゴーストの告知もスタート。
 竹中直人さんめっちゃノリノリで笑う
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特撮・アニメ好き。SSも書いてたりする。
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