仮面ライダードライブ 最終話(特別編) 「ゴーストの事件」 感想

September 27 [Sun], 2015, 23:23
 注:以降ネタバレ有り
 
 
 ベルトさんが去った後で「変身できない」という制約がある内容ながら、後日談としても「仮面ライダードライブ」の最終回としても綺麗にまとめた回だったと思います。

 
 第0話や第1話のアバンに登場した「ネオシェード」をここで回収してきたのも無駄が無くて上手いなーと
 ネオシェードのリーダー役は高野八誠さん(ウルトラマンガイアの藤宮とか龍騎の手塚とか、FIRST一文字とか)でしたけど、髪型や服装の雰囲気が変わってて一瞬わかんなかったです

 
 回想で登場した、ネオシェードと組んでいたロイミュード012とロイミュード055。
 012はグローバルフリーズの際にシフトカーにやられた後に消息不明だったけど、ここで倒されてたんですね
 055も劇中で一切描写が無いまま倒されてたんで、ここで語られたのは「なるほど」と
 099や100みたいに「いつの間にか倒されてた」個体は何体かいるんで、今後ドライブサーガとかでそこら辺もやったりするんでしょうか

 
 ゲンさんの出番が多かったんですけど、これは今回のホン書いた毛利さんとゲンさん役の井俣さんが劇団で長い付き合いだからなんですかねやっぱ
 「ベルトさんはいなくなったけど、俺たちがいるからな」「先輩刑事」としても「特状課の仲間」としてもいい感じに描かれて良かったです

 
 
 
 仮面ライダーゴースト、その仲間ユルセン、敵の眼魔が先行登場。
 割と出番控えめでしたけど、ユルセンのキャラがやたら立ってたな―と
 「眼魂返せよ!」って台詞やゴーストとの会話のノリはちょっと映司とアンクを思い出す感じ

 
 
 
 「ライダーの力が無くても戦うべき時は戦わなくてはいけないし、戦うことはできる」というメッセージがしっかりと描かれたのは好印象。
 ベルトさんの幻が消える演出で、進ノ介の心情が視覚的にも解り易いですしネ

 
 具体的に言うと12月ぐらいにねw(MOVIE大戦)

 
 
 先週は流れなかった進ノ介と霧子の顛末もここで。
 エイジの漢字が「英志」と判明して、父・英介から一字取ったと解るってのもポイント

 
 
 最後は本編ダイジェストをバックにOPが。
 先週も思ったけど、SURPRISE-DRIVEは切れ目作って編集するのが難しいですよね…… 凄いブツ切りって感じだったのがちょっち残念

 
 今週で完全にドライブも終わり。
 総括的なことは先週ある程度書いたんでいいかなーって
 一年間、とても楽しかった作品だったと思います
 最初から最後まで爽快感に溢れてた、見ていて気持ちのいい作品でしたね

 
 そして、仮面ライダーチェイサーのVシネマが「ドライブサーガ」という括りで発売決定!
 ソフトにはブレイクガンナーのボイス版もつくみたいですし、これは欲しい……

 
 次回、仮面ライダーゴースト 第1話「開眼!俺!」

仮面ライダードライブ 第47話 「友よ、君はだれに未来を託すのか」 感想

September 20 [Sun], 2015, 23:38
 注:以降ネタバレ有り
 
 
 
 
 最終回限定必殺技、ってのはアツい!
 最近だとトッキュウの6号への乗り換えなんかもこの部類ですかね
 シグマサーキュラー自体は「進ノ介が最後に倒すべき敵」として設定されたのかな、と
 蛮野はやっぱ剛が決着つけなきゃですしネ

 
 死にかけた進ノ介を呼び止める役割としてゴーストが。
 来週の特別編に向けて小出しにしてる感じ

 
 ここであの世にいたロイミュードが
 ・ソード(初の融合進化態、進ノ介にとっては人々の前で初めて変身し名実共に「皆のヒーロー」になった戦いの相手)
 ・フリーズ超進化態(初の超進化態、一度は自分を殺した相手であり、父の死の真相にも一枚噛んでいた)
 ・シーフ(父の仇である仁良と融合して生まれたロイミュード、毒でゆかりを苦しめたりとなかなかの強敵)

 と因縁の深い相手ばかりなのはやっぱ狙ってるんですかね

 
 ここでまず涙腺が…… 
 「ロイミュードの数は108より増えない、友達の数は限られてる」って言ってたハートが「最後の最後で友達が増えた」って言うなんてほんと……
 そもそも「友達」って言ってもロイミュードはどちらかと言うと「ハートを慕って集まってる」って感じだったんで、進ノ介とは互いに理解しあって本当に「友達」になれたんだな、と
 「ロイミュードという種族がいたことを忘れないでくれ」のところは視聴者も思わず「忘れる訳ねえよ……!」と言いたくなるシーンでした

 
 
 進ノ介は進ノ介で、「機械生命体事件」の担当者としてしっかりと職務を果たす台詞ですよね
 ここら辺はほんと「警察官の仮面ライダーならでは」
 「敬礼」で見送るのも警察官としては最高の礼儀ですし……

 
 
 
 そしてまたここで泣かされるという
 ベルトさんとの別れがこんなにも悲しいのは、一年通してしっかりと絆を描いてきたからこそ。
 「コア・ドライビアが正しく使われる未来が来るまで」と自身を含めて封印する辺り、科学者として最後まで責任を取ったということが伝わってきます

 
 
 剛はチェイスの魂の復活を求めて放浪の旅に。ハーレー博士も登場するとはなあ
 
 
 
 
 チェイスのモデルとなった人物も最後の最後で判明。
 「狩野洸一」って名前は役者さんから取ったのかなーと
 
 「ルールはルールだ」と規則を順守する性格も「○○なのが人間のルールではないのか」っていうチェイスの性格に繋がる上手い後付けですよね
 「いなくなったキャラクターとよく似た人物が〜〜」ってのはタイムレンジャーのラストを彷彿とさせます
 
 
 取り敢えずこの言葉で二人の関係は一歩前進、ってところかな

 
 
 
 
 
 こうやって登場人物の顛末が文章で紹介される、ってのは洋画とかでよく見る表現ながら、個人的にはジョジョ二部のラストを思い出したり
 
 
 このラストシーンはとても胸にこみ上げてくるものがあります。
 
 
 グローバルフリーズの日に雨が降って始まった戦いが、青空の下で終わる。
 「雨上がり Break Cloud 隙間から 青空が手招きしてる」って歌詞を上手く盛り込んだ演出ですね



 という訳で、『仮面ライダードライブ』の本編は実質的に終了と相成りました。

 「主人公は刑事、怪人対策の部署に所属」
 「バイクに乗らず車に乗る、RXのように『車とバイクの併用』ではなく車だけ」

 と、今までのライダーに無かった要素を実験的に取り入れた今作。
 序盤は手探り感があったものの、暗黒の聖夜事件、マッハの登場といった辺りからどんどんその面白さが加速していった、まさに「ギアが入る」作品だったという印象です。
 ストーリーも二話完結を従来のように取り入れつつ、9〜11話、20〜22話、31〜33話、34〜36話といった「三話完結」を途中に差し挟んで話の流れを作っていく、というのもまた実験的ながらとても面白かったです

 
 番外編として多数の「シークレット・ミッション」シリーズが作られたのもなかなか楽しかったです
 てれびくんDVDからフルスロットルに繋がって、そして今度受注されるハイパーバトルDVDでルパンと決着をつけるってのがまた
 西堀光也は本編でもちょくちょく絡んできましたしね

 主人公が警察官であるが故に、組織の中での軋轢という部分も「001と仁良編」でがっつりやってくれたのがとても好印象。
 また、33話の「仮面ライダー死んだって? じゃあこれからどうすんの?」だったり、34話の三ノ輪さんや映画版のアイドルを通じて「大衆とはかくも無関心である」と描いたのも凄くリアルです
 
 仮面ライダー部や面影堂の仲間なんかが好きな自分にとってはもう特状課は「これが見たかった!」と思わせてくれる要素がてんこ盛り。
 要所要所で進ノ介をサポートしつつ、先に挙げた二つ同様にそれぞれに個人回があったのもキャラを立たせてて良かったです

 
 そして今作でもかなりのお気に入りキャラになった仁良さん。
 大きな嫉妬を秘めて歪んだ狂気の悪党、というキャラクターながら、飯田さんの熱演によってどこか憎めない奴になったのはほんと凄い。
 テンポよく嫌味をかましたり、真影からあっさり特状課に乗り換えたりの辺りは毎回楽しく見てました

 「一流の悪役とは、内に秘めた狂気を道化て隠す」とでも言えばいいのでしょうか。
 アメコミなんかでも、内に秘めたものが歪んでいれば歪んでいるほどどこかふざけた奴が多いように……(ジョーカーやリドラーとかその代表ですよね)
 何より、仁良さんは自分を正当化したりしないのが「悪として突き抜けてる」っていうか
 自分が泊英介を殺したことは正しいとは思わないし言わないからこそ、隠蔽しようとしたり「父親の仇の俺に正義のヒーローのお前が負けるんだぜ、悔しいだろ」って態度を最後まで突き通したわけですしね
 だからこそ、「あれほど妬んでいた泊英介の息子に警察官として引導を渡される」ってのは彼にとって「最大の敗北」だったんだなと  
   
 仁良編で描かれた「親子」というテーマに端を発し、ドライブは「父と子の物語」というのがクローズアップされていました。
 子供にとって一番のヒーローってやっぱり「お父さん」だと思うんですよね
 進ノ介を通して描かれた父と子の絆、剛を通して描かれた父と子の確執と、「父と子」のプラスの側面もマイナスの側面も包み隠さず描いたのが凄く好きです
 何を隠そう、自分も「一番尊敬しているのは父です」と常々口にするタイプなんで今作のテーマが一際胸に染みたっていうかネ
 
 勿論、良いところばかりじゃなく気になる要素はいくつかあって
 
 ・ドライブエンブレムの登場が一回だけ
 ・結局出した意味はあったのか? という印象を受けた量産型マッハ。ギャグやってもいいけどそれは見せ場があってこそ
 ・ブレンがモブから奪ったはずのタブレットになぜ蛮野博士が入っていたのか
 ・結局ほぼマッハの専用装備になってあまり「共用」というポイントを活かせなかったシフトデッドヒート
 ・アタック1・2・3、ピーポーセーバー、コウジゲンバーしか使わなかったタイヤカキマゼール。デコトラベラーやアメイジングサーカス、バーニングソーラーといった未使用タイヤがあるから「タフガイ」「アメリカンドリーム」「ウェザーリポート」は使えないにしても「グランプリ」は使えたはず
 ・映画と本編の凄く重要な要素ながら、本編で描写せず公式サイトでちょろっと書いただけだった「ベルトさんの不調の原因」

 なんかは「ん?」と思うんですけど……

 後は、「人間だったら逮捕して罪を償わせる。じゃあロイミュードだったら殺してもいいのだろうか」という部分はちょっとうやむやになっていた気がします
 幹部連中が心を理解して死んでいく描写がとても心に残っただけに、そこにはもう少し明確な答えが欲しかったところ

 トータルで見ると、進ノ介のヒーローとしてのカッコ良さ、ロイミュードの敵としての魅力、王道を行きながら実験的な作風が本当に見ていて気持ちのいい作品だったと思います
 こんなに「終わるのが寂しい」と思ったライダーは電王以来かも


 と、言う訳で。


 仮面ライダードライブ、一年間お疲れ様でした!

 
 
 
 次回、最終話(特別編)「ゴーストの事件」
 最後の最後でドライブのサブタイの法則から外れてるのが「特別編」感マシマシですね

仮面ライダードライブ 第46話 「彼らはなぜ戦わなければならなかったのか」 感想

September 13 [Sun], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り
 
 
 この二人はほんと仲いいなw 和む

 
 先週「ポルナレフとイギーみたいなもん」と評しましたけど、「失ってその存在の大きさに気づく」って辺りもやっぱりちょっとあの二人(というか一人と一匹)を彷彿とさせるんですよね
 いがみあってた相手のことを思っていた、ってのは王道なんであれですけど
 
 
 
 そして、シグナルチェイサーをマッハのマッハドライバー炎で使用して誕生した形態「チェイサーマッハ」が。
 ほぼニコイチ状態の形態ながら、登場するまでの剛の心情描写もあってかなり燃える登場になりました。
 
 
 チェイサーバイラルコアも使える、ってのがほんと「マッハとチェイサーの力が一つになった」感ありますよね
 マッハドライバー炎の玩具のバイラルコア認識音声も未使用にならずに済んだ、っていう

 
 何より、この「チェイサーの幻影が重なるライダーキック」ってのがベタだけどカッコ良すぎる

 
 霧子にチェイスの死を伝えると同時に自身の後悔を口にする剛、ってところでまた泣かされる
 
 
 一方でドライブ、ハート、メディック組。
 コアを回収しようとするもメディックの治療機能が失われていた、って描写が入ってたのは良かったですね
 「蛮野の配下になってるとは言え『友達』のロイミュードと戦ってるんだよなあ、ハート」ってちょっと思ってたんで
 
 
 そして、ドライバーだけになっても生きていた蛮野に止めを刺す剛。
 今週のハイライトは個人的にはここでした。
 
 
 ”マッテローヨ!”→「ま……待て! 待つのだ剛!」
 
 
 ”イッテイーヨ!”→「いっていい……ってさ」


 シンゴウアックスのあのノリの良い音声をこう使ってくるとは、と思わず感心したシーン。

 
 15年もの間自身の意識をデータにして逃げ延びたしぶとすぎる悪党、蛮野天十郎も遂に退場。
 彼に止めを刺したのが剛だったのは単に息子だからというだけでは無く、序盤における進ノ介との会話の中で出てきた「マッハは敵をぶっ潰すライダー」というところにも絡められていて、「誰かを救うために戦うライダー」であるドライブとの見事な差別化になっていたと思います。
 
 
 「仮面ライダー」とは、元来「父親殺し」の物語でもあります。
 ショッカーという「父」によって生み出された「仮面ライダー」が、その「父」を倒すために戦うところから始まっているわけですしね(SPIRITSで結城丈二が大首領を「父」と称したのもそういう意図が見られるっていうか)
 特にドライブは進ノ介と英介、進ノ介とベルトさん、進ノ介とエイジ、そして剛と蛮野で「父と子の物語」という面がかなり強調されている内容なので、それが際立っていると思います
 しかしながら、「親殺し」は人間の倫理の中でも上位に食い込むタブーの一つ。
 蛮野の異常なまでの外道っぷりがこれでもかと描かれていたのは、「親殺し」を肯定はせずとも「やらなければならない」ぐらいにまでは持っていく為の描写だったんだなと気づかされます。
 「さよなら……父さん。……おれの未練」という台詞でしっかりとそのごたごたに終止符を打った、という感じです 

 
 蛮野のキャラクターは悪党としてはもう文句なしといったところ。
 最後の最後まで「父親を殺すのか!」などと情に訴えることなく、「私の優秀な頭脳が失われてはいけない」と言う辺りにもその性格が出ていました。
 「『強い』人間ってのは悪いことはしない」「『悪のカリスマ』なんてものはいない」という「悪の本質」がしっかりと出ていた最期がとても好印象

 物語においては対比構造で描かれているキャラクターでもあって、
・人間らしい心をわずかばかりながら理解して死んでいったロイミュードと、人間らしい心をどんどん失っていって死んでいった蛮野
・嫉妬にかられ権力を欲するという、本当にいるかもしれない「リアリティのある人間の屑」だった仁良に対して、自身を認めない世界を支配しようとする、という大それた「フィクションならではの人間の屑」だった蛮野

 と、今までのキャラクターとストーリーの積み重ねの上に成り立っていたんだなーと

 
 
 全人類のデータ化に際して、よく見ると究ちゃんのナンバーにちゃんと「072」が入ってるんですよね

 
 そしてメディックも進ノ介とハートに後事を託し死亡。
 ブレン、チェイス、蛮野、メディックと、「悪事を働いた怪人」は皆死んでいく流れに(蛮野は怪人と言っていいのかちょっち微妙だけど)。
 ライダーマンが最後にプルトンロケットで吹き飛んだのが「デストロンに所属していたことの『けじめ』」だったように、「悪いことをしたキャラクターには報いがある」ってのがしっかりと描かれているのは「ヒーロー番組とは教育番組である」って言葉を思い出させてくれます
 宇津木、根岸、仁良と怪人でない者に対してはちゃんと法律に則って「逮捕」という報いがありますしね
 
 それでも、メディックの場合最後に「女神」の状態に戻って死ぬことが出来たのはわずかばかりの救いだったんだろうなーと
 
 
 次回、第47話「友よ、君はだれに未来を託すのか」
 来週は実質本筋の最終回。
 再来週の最後の放送は、次のライダーであるゴーストを交えた特別篇になるようです

 
 
 今週からゴーストの告知もスタート。
 竹中直人さんめっちゃノリノリで笑う

仮面ライダードライブ 第45話 「ロイミュードの最後の夢とはなにか」 感想

September 06 [Sun], 2015, 21:34
 注:以降ネタバレ有り
 
 
 
 序盤から、生きていたトリプルライダー、破壊されるドライブピットなど怒涛の展開の連続。
 マッハがロイミュードであるハートとメディックを助けた、ってのもさりげないながら感慨深いものがありますよね
 
 
 
 
 
 そして、「忘れられてんじゃね?」ってぐらいに登場しなかった早瀬も(25話以降一回も出てなかった……)「仮設ドライブピット」で進ノ介をサポートするという役回りで登場し、最終決戦を盛り上げてくれました。
 劇場版に続いて、特状課と仲間が敬礼で見送るシーンはやっぱ燃えます 

 
 
 霧子と進ノ介の恋愛描写に関しては、前回のエピソードが「発端」、今回以降が「発展」、そして最終回で「決着」になるのかな、と
 ここで「相棒(バディ)」と言ってしまう辺りまだまだ進ノ介の押しが弱くて好きな感じ

 
 OPに登場していた「牙みたいなあれ」をここで本編に登場させたのは面白い試み。
 去年の「1話の合戦はパラレルワールドの出来事」ってのも思い出しますね

 
 蛮野の目的は、自分やクリムのように全人類の意識をデータ化してナンバリングし管理するというもの。
「人間をデータ化して管理」っていうので最初に思い出したのはメガレンジャーのDr.ヒネラーだったんですけど、ライダーだしどっちかって言うと「萬画版」仮面ライダーでビッグマシンが進めていた「コンピューター国計画」のオマージュなのかな、とも
 
 
 
 最後の戦いのために、前回のエピソードで「倒すべきは蛮野」と目的を同じくしたハート、メディックが駆けつけてくれたのもこれまた燃える展開。
 ブレンの一件、マッハが助けた一件の流れでただ「目的が同じだから」に留まらないようにちゃんと印象付けてますし……
 メガヘクスとの一件で「おれ達ロイミュードは個人主義者の集まりでね」と手を貸したこともありましたしね

 
 
 最後の最後で「チェイスが魔進チェイサーに変身する」という展開があったのは嬉しいサプライズ。
 超デッドヒートに改造した魔進チェイサーのスーツを塗り直して戻したらしいです
 
 
 チェイスの死は、ブレンとはまた別のベクトルで涙腺にくる流れだったと思います
 剛がチェイスにかみつく描写は割と終盤まであって「もうよくない?」と思うぐらいだったんですけど、ここに来てそれが意味を成したって感じ。
 ポルナレフとイギ―みたいなもん、って言われると一番しっくりくる

 
 チェイスにとっての大切な思い出となる品のこの二つを剛に託すところでもうちょっとウルッと来て、

 
 
 
 
 爆死と共にコアが砕け散ったところで涙腺崩壊ですわ……
 
 
 「チェイサー死す!?」と結構予告や公式Twitterでも大々的に宣伝されて「これ逆に死なないだろー、ベルトが壊れてライダーになれなくなって『仮面ライダーチェイサー』は死んだけど『チェイス』は死なないとかそういうあれだろー」と思ってたらがっつりコアが砕ける描写まで入れてて「マジかよ……」
 ベルトが壊れる、ってところの予想は当たってましたけど、そっからが怒涛の流れすぎて

 今回のサブタイトル「ロイミュードの最後の夢とはなにか」はおそらく、フィリップ・K・ディックの名作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のパロディ。
 ロイミュードという人造人間を描くにあたって、 「機械人形が人間の心を持てるのか」というテーマを突き詰めたキャラクターが「チェイス」だったんだと思います
 元はと言えば、プロトドライブという「人間のための兵器」として産まれた存在だった訳ですしね(ベルトさんが序盤で言ってた「シフトカーはロイミュードと対になる人間に奉仕する存在」ってのも「なんか道具として下に見たような言い方だなあ」ってちょっと気になってたりしましたし)

 そう考えると
 「〜〜が人間のルールではないのか」
 「つい……乱れちゃう……?」
 「おそらく、人間と同じ証明書をもらえることが嬉しいんですよ」
 「俺は霧子を愛しているようだ」

 といった「人間らしさ」について考える描写多かったなあ、って思えますしね

 
 来週は託されたシグナルチェイサーを剛が使うって展開もあるようなので、まだまだ目が離せない展開の目白押しになりそうです

 
 次回、第46話「彼らはなぜ戦わなければならなかったのか」

仮面ライダードライブ 第44話 「だれがハートを一番愛していたか」 感想

August 30 [Sun], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り
 
 
 
 
 りんなさんが開発した「量産型マッハ」こと「仮面ライダー純」
 鶴太郎さんは制作発表の時に「できれば変身したい」とおっしゃってましたけど、まさか本当に変身するとはw
 物語終盤ということもあり、スーツはよく見ると一般的なサイクルプロテクター(マウンテンバイクの乗用者が保護のためにつけるやつ)をベースにマッハっぽくなってる感じです
 スーツ新造するのは流石に予算的に厳しいですしね
 でも、それが量産型特有の「誰でも着用できるように特殊機能なんかを削ぎ落として簡略化した」感じがあって好きだったり

 
 変身アイテムの「特状課キー」はやっぱトライドロンキーがベースになっているんでしょうか
 
 トライドロンキーで思い出したんですけど、今週の東映公式で
 「映画は40話と41話の間の出来事」
 「映画におけるベルトさんの不調は004の仕込んだプログラムが原因」

 と、ファンの間で「こうじゃない?」と推測されていた部分が明言されていました。
 
 ただ、「作品」の外でそうやって解説してしまうのはどうなのかなー、と思います
 皆が皆東映のホームページ見る訳じゃないですし……
 作品の中で出たクエスチョンには作品の中で答える、ってのが原則なんじゃないかと

 
 チェイスがこうやって人間の感情を理解していく描写で、ブレンと併せて「機械生命体は人間の心を持つことができるのか」って部分に深く切り込んでいますね
 来週はチェイス死す!? って展開になっているのが気になるところ

 
 
 「やはり私は、優秀で、誠実で……」
 「おい……どうした? 3つ目言えよ!」

  
 
 「ロイミュードは汗などかかない。今こそ、冷徹な機械に戻ろう」
 ブレンの心情描写、その最期に向けての顛末はとても良い流れだったと思います。
 このシーンでハンカチを投げ捨てることによって、「杵田光晴を模倣した感情」ではなく、「バット型ロイミュード003、ブレンの感情」に従って行動するという演出になっているのが「おお」と
 「ハートへの忠義、愛」のために自らを犠牲にする、という「人間らしい」感情の下に散っていったその様は、思わず目頭が熱くなりました。

 
 「やはり私は、優秀で、誠実で……」
 口癖である「○○で××で△△だ」を言い切れずに、っていうのもクるものがありましたね……
 「優秀」「誠実」は、元々彼のモデルになった杵田光晴がそう評価されていたことに由来していて、言えなかった「3つ目」がブレンだけの「何か」でそれを言い切ることなく、ってのがまた良演出。
 
 
 「ドライブのクールでシリアスな大人っぽい作風で変にネタキャラ方面に弄ってほしくないなあ」と思っていたら、仁良さんとの悪党コンビなどで上手く「愛嬌のある残念な頭脳派」にシフトし、それでいて最後の最後でキメて散っていったブレン。
 「普段はコミカルだけどキメる時はキメる」ってのは良キャラクターになりやすいですしね
 作中でもロイミュード憎し、で行動する剛がその死を受けて「頭に来てる」と激昂した辺り、彼は作中でも作品外でも非常に重要なキャラクターだったんだと感じさせてくれます
 これ書いてる時点で自分もその最期を思い出してはちょっとウルッと来てたり
 
 ブレンの死を受けて、「今倒すべきは蛮野」とライダーとロイミュード側の想いも一つにまとまった印象。
 ここからいよいよ真の最終決戦って感じがワクワクさせてくれます
 
 
 次回、第45話「ロイミュードの最後の夢とはなにか」

仮面ライダードライブ 第43話 「第二のグローバルフリーズはいつ起きるのか」 感想

August 23 [Sun], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 
 
 警察もロイミュードを撃破できるようになったりと装備が進化。
 どんよりにも対応できてましたしね
 ここら辺はクウガ終盤の神経断裂弾とドルドの流れを思い出したり。

 
 未登場だったバット型011、スパイダー型099、コブラ型100、データに還元されたバット型051などがいつの間にか倒された扱いになっていたり。
 ここら辺は「画面外の戦い」として二次創作なんかで補完したりして楽しめそう(二次創作者並の感想)
 他に、劇場版のパラドックスロイミュードも追加されてますね

 
 劇中だと「真影が建設を止めていた」としか言及されませんでしたけど、戸賀間さんは真影(001)の事件の後臨時で長官代理のポジションについているようです
 
 
 
 進ノ介がついに霧子のことを意識しだしたり。
 映画の「まだ彼女もいないんだぞ!」「あ、霧子のこと『そういう目』では見てないんだ」と思ったんですけど、あれは40話と41話の間に入る話なんでこの話も併せて見ると納得ですね
 前述のパラドックスロイミュード(スパイダー型108)が追加されてる件もありますし

 
 チェイスと進ノ介、剛の会話は所謂「巨匠演出」がてんこ盛りで、直後のロイミュード幹部と蛮野の会話シーンと上手い具合にギャップを作り出していていい感じでした

 
 ブレンの容姿のモデルとなったのは、中央情報局副所長にして天才プログラマーの「杵田光晴(きねた みつはる)」

 
 ブレンの眼鏡とハンカチへのこだわりは、この人のものをそのまま受け継いでいたって所も明らかになったり。
 以前にも言いましたけど、「伏線でもなんでも無かったものを伏線であるかのようにしてしまう」っていうこの作劇が好きなんですよね
 バクマンで「過去の描写を持ってきて、それを伏線であったかのように使う」って言われてたあれです

 
 
 ロイミュード004の人間態はクリム・スタインベルト。
 004がブレンに
 「ロイミュードの心など所詮コピーしただけのものにすぎない」
 って言ってるところがちょっと悲しかったです

 
 チェイスの「俺は霧子を愛しているようだ」っていう描写があるだけに、「機械生命体が心を持つことはできるのか」っていう面が強調されて上手いですよね
  
 しかしまあ、004とグラサンクリムが同一人物だったとなると本当に早瀬は終盤絡んでこなさそうですね……
 004関連で何か関わってくるんじゃないかと思ってたんですけど
 苗字が「早瀬」だからやっぱさそり男こと早瀬五郎を思い出しますし、何かしらロイミュードと繋がってそうだと予想してたんですよね
 
 
 
 次回、第44話「だれがハートを一番愛していたか」

仮面ライダードライブ 第42話 「女神の真実はどこにあるのか」 感想

August 16 [Sun], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 
 
 先週の段階で「正体が解らない」と評したロイミュードの「女神」。
 含みを持たせた言い方だったからメディックとは別人だと思ってたんですけど、「治療によって対象の感情を吸収しどす黒くなっていく前のメディック」でしたね
 割とマジに予想つかなかったんでこれは意外でした

 
 
 「ショウ」が犬のことってのは先週の段階である程度予想できたんですけど、「倒れた人間全員が犬を飼っていた」ってのは素直に予想外。
 そういや聞き込みのシーンで犬に吠えられるカットとかありましたね……

 
 「刑事もの」ということもあってか、どうしようも無い屑がしょっちゅう登場しますよねドライブ
 ジャッジの回の宇津木とか仁良さんとか、現在進行形で蛮野博士とかね
 Wの時は女性犯人がそういうキャラに回ることが多かったのでそういう意味では上手く差別化できてるのかなーと

 
 
 蛮野博士の策略によって、超進化する代わりに自我を失ってしまったメディック。
 メディックは当初「タイプフォーミュラー辺りでやられるのかな」と思っていたんですが、死ぬよりも惨い最期を遂げたって感じですね
 メタ的に見ると、仲間のロイミュードを切り捨てていった「報い」としての作劇ともとれますし

 
 
 
 メディックを蛮野博士に引き渡したことの許しを請い、ハートの頼みで「蛮野の野望を成就させないため」に一人旅立ったブレン。
 いがみ合っていたメディックの実質的な「死」に涙する様はちょっと来るものがありました
 
 
 次回、第43話「第二のグローバルフリーズはいつ起きるのか」

仮面ライダードライブ 第41話 「黄金のドライブはどうやって生まれたのか」 感想

August 09 [Sun], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 
 今週は蛮野とメディックが動き出す一話。

 
 メディックのモデルとなった人物は、バレリーナの羽鳥美鈴(はとり みすず)ということも今回判明。
 こうなるとブレンとチェイスのモデルになった人物も気になるんですよね
 
 
 その一方で、ハートから語られたグローバルフリーズの際にロイミュード達を修復した「女神」とは何者なのか、という小さな謎も提示されています。
 割とマジにこのキャラが何者なのか予想がつかなくて……
 
 
 ブレンさんは今週もブレンさんだった。
 ここまでコミカルだとほんとこの先どうなるのか読めないなー、とか思ってたら蛮野に見つかったところで引き。
 ハートに許しを請うシーンも予告にありましたし、ここから彼を取り巻く環境が変わったりするんでしょうか

 
 
 チェイスも何だかんだで序盤の死神やってた頃からは想像もつかない面白いキャラになったと思います
 鎧武でもやってたけどベルトの変身音声をコメディ演出に使うの結構好きなんですよね

 
 
 
 そして、蛮野が006の肉体を奪って「ゴルドドライブ」に変身するという衝撃の展開が。
 006は「すでに進化態になっている」「俺の進化態を見せてやる」という劇中の言の通り進化態があったようですが、それを見せぬままコアを破壊されて退場というまさかの流れでしたね……
 平成20周年でディケイドみたいにリイマジやる、ってなったらパラドキサアンデッドみたいに見せてほしいところ
 006が人間態である程度アクション出来たのは「怪人態が無いから人間態で活躍する」っていうのもあったみたいですね

 
 次回、第42話「女神の真実はどこにあるのか」

仮面ライダードライブ 第40話 「2人の天才科学者はなぜ衝突したのか」 感想

August 02 [Sun], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 
 ちょっと待って!? ジャンクションでネタバレしとるやん!
 
 
 
 
 蛮野博士の過去がハートから語られることで明らかとなった回。
 「自分への出資を断った青年実業家の容姿を002(後のハート)にコピーさせて憂さ晴らし」って辺りはなかなかに悪党らしさが出てて良し。
 「心に弱さを抱えているから悪の道に走る。『強い』人間ってのは悪いことはしない」って荒木先生の言を思い出す

 
 何だかんだゲンさんに影響受けてる究ちゃんのシーンは凄く好き。
 初期は互いに
 「お前の好きなネットの世界に書き込んで一人で悦に入ってろ」
 「なんて頑固な人だ」

 と言い合ってた仲なだけになあ 

 
 免許証のこの笑顔www
 
 
 そして特典の告知にも続いたwww

 
 一方で、自分の意識をドライブドライバーのコピーを作り出して移し替えた蛮野博士。
 進ノ介の「悪のドライブドライバー!?」って台詞は凄く説明台詞だと思った(小並感)
 「自分を認めない世界に復讐する」ってのはマッドサイエンティストの王道ですよね

 
 
 いろいろあったけど、こうやって剛が吹っ切ることが出来たのは良かったですよね……
 ライダー達がやっと纏まったところで、いよいよ最終決戦に向けて話が動き出す感じでしょうか 
 
 
 次回、第41話「黄金のドライブはどうやって生まれたのか」

仮面ライダードライブ 第39話 「旋風の誘拐犯はいつ襲ってくるのか」 感想

July 26 [Sun], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 
 児童誌バレや予告で話題になった「チェイスが免許を取る」展開。
 流石に茶化せないから(運転免許って「車はちゃんとした許可証が無いと危ない道具ですよ、ちゃんと基準を満たしたから許可します」ってものですしね)講習シーン自体はギャグ抑え目でしたけど、

 
 
 「お前の免許は二輪だけのはずだ」
 「……うるせーよ! お前だって持ってねえだろ」

 
 「俺は今……免許を取っている」

 
 「ええーっ!?」

 の流れは会話のテンポが良くて笑ったw

 
 
 劇場特典の告知にも軽く繋げてるのが面白いですよね

 
 何気に今年の4月に免許更新してますけど、「トライドロン」が書かれてる辺りライダーとしての正体を明かした後に特例で更新したのかもですね
 
 
 このシンゴウアックスの受け渡しといい、剛とチェイスの「仲が良いわけでは無いけど何だかんだで組むと良いコンビ」感が好きなんですよね
 
 
 ハートの超進化態、これ正直ダサくないッスかね……
 ブレンの超進化態は元々白地のボディに緑の部分があって、その緑が金になったから違和感無かったですけど、ハートの場合元から全身が赤くて、そこが金色になってるからどうにもこうにも色のバランスが……
  
 
 蛮野博士は正体を明かしたり協力を申し出たりとこちらの戦力になるかと思いきや、ここにきてライダー達を裏切るという驚きの行動に。
 剛は段々と情がわいてたっぽいからこれは辛いよなあ、と(最初は『蛮野博士』だったのに最近は『父さん』だったり)

 劇場版もそうですけど、ドライブって「父と子」の物語の要素が凄く意識されてますよね
 進ノ介と英介だったり、剛と蛮野博士だったり、劇場版のエイジと進ノ介だったり……
 これってもしかして、
 「子供達にとって、お家で車を運転してドライブに連れて行ってくれるのはお父さん」
 みたいな意味合いから着想を得てたりするんでしょうか(勿論家庭によって違うだろうけど)

 
 
 そして、ドライブドライバーを奪っていったロイミュード004。
 劇場告知の1分ドラマでも「ここが歴史の転換点」と言われてますし、結構重要な描写っぽいですね……
 やっぱり004があのクリム・スタインベルトなんでしょうか

 
 次回、第40話「2人の天才科学者はなぜ衝突したのか」
 蛮野博士は声だけで無く、森田成一さんが顔出しで演じるみたいですね
プロフィール
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特撮・アニメ好き。SSも書いてたりする。
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