映画 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』 感想

August 08 [Tue], 2017, 23:59
 

 本稿は、平成29年8月4日より全国の劇場にて公開された、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の感想について述べるものである。
 
 注:以降ネタバレ有り

「映画 宇宙戦隊キュウレンジャー/仮面ライダーエグゼイド」 感想

August 05 [Sat], 2017, 17:51
 今年も観てきましたぜ夏映画!
 今年はどっちもかなり熱のある作品なので、映画も気合入ってたと思います

 注:以降ネタバレ有り

「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー/仮面ライダーゴースト」 感想

August 10 [Wed], 2016, 23:15
  

 注:以降ネタバレ有り

・劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!

 まずは戦隊夏映画。
 ジュウオウジャーらしい、「王道」要素の詰まった作品になっていたと思います

 今回の映画は敵の目的が「子供の泣き声を集めてそのエネルギーで地球を破壊する」だったり、子供たちの応援を受けて「みんな、ありがとう!」だったりと、例年よりもストーリーや演出で「子供向け」要素が強調されていたなーって気がします
 かと言ってそれが鼻につくってわけでも無く、見ていて爽快感のある勧善懲悪感を出していて良かったんじゃあないかなって

 
 劇場版限定の敵は、宇宙サーカス団の団長ことドミドル
 何かを強調するときに「大、大、大」とつけるのが口癖な辺りで上手くキャラ立てが出来てて印象に残りました
 平成ノブシコブシの吉村さんが演じているんですけど、芸人さんはやっぱり「声を張る」「シチュエーションを提示する」仕事なだけなだけあってお芝居でも良い演技しますね
 
 デーボス軍、シャドーライン、牙鬼軍団とここ数年は「組織単位で戦隊側と因縁がある敵」ってのが多かったので劇場版の敵も「組織のテレビシリーズに登場していない幹部」だったんですけど、デスガリアンにはそういった要素は無いからか、デスガリアンと同じように「宇宙からやって来て地球の生き物を見下す敵」って部分で共通させてるんですよね
 宇宙を自分のためのサーカスの舞台にしようとする、って辺りはなんとなくエグゾスの大宇宙ハイウェイを思い出したり

 
 恒例の劇場版ゲストとしてコンドルのジューマンの子供のペルルも登場するんですけど、大和たちとの関わりが若干薄かったのでもうちょっと掘り下げると最後の「がんばって、ジュウオウジャー!」が盛り上がったんじゃないかな、とは思います
 さらわれた仲間を救うために奮闘する大和、って部分を描く関係で、話の主軸として動いている大和との関わりが一番薄いってのもそれに関係してますね

 個人的に凄く良いなーって思うのは、ドミドルと最後に戦う前にエキストラの子供たちみんなと「この星を、なめるなよ!」と啖呵を切るところ。
 以前、真理夫おじさんの回の感想で「この星に生きる生命の想いは同じ、だからこそ自然と『この星をなめるなよ』とジュウオウジャーと同じ台詞が出てきた」って書いたんですけど、その要素がここでも活かされていたなって思うんですよ

 
 戦隊夏映画では劇場版限定のロボットが出てくるのもお約束ですが、今回のキューブコンドルコンドルワイルドはかなり変則的な登場でした
 キューブアニマルの「合体前は手のひらサイズ」ってのを活かして、ペルルにとって大切なものってのを描いていたのはジュウオウの作品として特色を上手く活かしてましたね

 その一方で、コンドルワイルドはドミドルに操られた状態でしか劇中で登場しないのでそこは勿体なかったなーとも
 一応一番最後のシーンで剣になったキューブコンドルでとどめは刺すんですけどネ

 ジュウオウジャーは戦隊40作目ながらレジェンド要素は薄めで「過去の遺物に頼らず、自分たちで努力して自分たちなりの物語を形作っていく」スタンスが素晴らしいと思うんですけど、今回はお遊び的に過去の戦隊の小道具がちょこちょこ登場してました
 EDのチケット君(トッキュウジャー)はわかりやすかったですけど、よく見るとワイルドトウサイキングがドミドルを倒した時に「スナックゴン」の看板(ゴレンジャー)が映ってましたね

 パンフだと

 ・「芋長の芋ようかん」(カーレンジャー)
 ・「ビッグボンバー」(ジャッカー)
 ・「大輪剣」(ダイレンジャー)
 ・「エネトロン缶」(ゴーバスターズ)


 辺りが紹介されてます

 逆光で登場するジュウオウイーグルだったり、意趣返しとばかりにサーカスっぽい攻撃を仕掛けるジュウオウジャーだったりと絵的にかっこいいシーンが多いのも楽しいジュウオウジャーの夏映画。
 ジュウオウジャーが好きな人は勿論、普段ライダーしか見てねーからゴーストだけ見たいって人にも流し見せずに楽しんでほしい、そんな一作に仕上がってたと思います


・劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間(とき)

 そしてライダー映画。
 『仮面ライダー1号』でも「生命」がテーマになっていましたけど、今回はゴースト単体と言うこともあって「生きるということのスバらしさ」「英雄とは」「ゴーストとなったタケルの想い」という部分に焦点が当たっていた気がします
 
 冒頭のカノンちゃんの誕生日会のシーンで、一人だけご飯が食べられないタケルってところでもうなんかこみ上げるものがあったんですよね……
 アカリとの「約束」や最後の戦いでの「また皆と一緒にご飯が食べたい!」だったりと、テレビシリーズではちょっと触れたぐらいだった「ゴーストだからご飯が食べられない」って部分が一本筋の部分で上手く機能していて泣かせに来るっていう
 
 テレビシリーズでの描写的に「タケルってゴーストになったことを有効活用してるシーンのほうが多くない?」とは思っていたんですけど、それに応えるかのように「お前はゴーストになって何か不便があるのか?」とアルゴスが投げかけてくるって話運びも良いなーって
 それを受けた上で「あいつの言ってることは間違ってる」「私は肉体を得て生きることの素晴らしさに気づきました」ってのが「人はいつか死ぬけど、だからこそその限られた時間を精一杯生きる」ってゴーストのテーマを描けてたんじゃないかなって

 
 一方で「英雄の村」を舞台に、今までゴースト形態だった英雄たちのいきいきとした姿が役者さんの演技で見れるのも面白かったです(テレビシリーズみたいに関さんのボイスだけじゃ流石にキャラの深みを出すのに限界はあると思いますしネ)
 あまり喋ってなかったけど、エジソンのチャド・マレーンさんめっちゃ似合ってたなーって
 綾小路翔さんが演じるベートーベンもお遊び要素ながら好き
 五右衛門と御成の絡みが用意されてるのは、テレビシリーズ見てるとにやりと出来るネタですよね
 武蔵とタケルの絆は今までのテレビシリーズで印象的なだけにもっと見たかった……!
 

 劇場版のみのゲストキャラ、ライダー、フォームもゴーストらしく盛りだくさん。

 
 
 劇場版のメイン敵となるアルゴス/仮面ライダーダークゴースト
 変身音は、「ダークライダー! 闇の力! 悪いやつら!」

 アラン達大帝一族の本当の長男、という設定なだけに、ちゃんと名前が「ア」で始まって、かつギリシャ神話の「100の目を持つ巨人」のアルゴスから名前を取っているのが上手いと思います
 ダークゴーストの見た目はKISSのジーン・シモンズを思い出しますね

 仙人にタケル同様に戦う力を与えられたけれど真意に気づき敵に回った、ってのは解りましたけど、それ以外のアルゴスの心情の掘り下げが少なかったんでそこはもっと見たかったです
 そうすることで、同じように死にながら現世に留まる大道克己みたいな深みのある敵ボスになったんじゃないかなって(劇中の描写だけだと全人類のゴースト化という部分に彼の心情が話として上手く絡んでない印象を受けました)
 
 
 ダークゴーストが変身したナポレオン魂一休魂ピタゴラス魂
 変身音はそれぞれ、

 「起こせ革命! それが宿命!」(ナポレオン)

 「迫るピンチ! 冴えるとんち!」(一休)

 「三角の定理! 俺の言う通り!」(ピタゴラス)

 ナポレオン以外の二つは超バトルDVD「一休入魂! めざめよ! オレのとんち力!!」に出てきたものの再利用だったりします
 超バトルDVDの形態が本編系列の作品に出たの、何気に初じゃないですかね?
 
 これらを使うゴーストとの「ゴーストチェンジ合戦」、事前にやるって聞いてたから期待してたんですけど割としょぼかったですね……
 英雄の眼魂が既にアルゴス側にほとんど奪われてるからどんどん使っていく、って感じにできないですし、アルゴスも一休とピタゴラスほとんど一瞬しか使ってこないですしね
 テレビシリーズ38話でどんどんタケルの手持ち眼魂を使っていくシーンに比べるといまいちだったかなーって

 
 
 マコトの父である、深海大悟/仮面ライダーゼロスペクター
 テレビシリーズを見るに既に死んでいて、だからこそ死んだ英雄たちの辿り着く「英雄の村」に行くことができたって感じなんでしょうね(最も仙人と関わりがあった辺り、死んだ後仙人があの世界に誘導した可能性の方が高いかな)
 何者かに殺されたのか、というところも見たかったなーと
 
 本編の感想で予想した通り、ジョジョ二部のマリオ・ツェペリを彷彿とさせる「家族を巻き込まないために一人で戦いに出た」って位置づけのキャラクターでした
 それを受けて「父さん!」と最期にマコトが呼ぶのもシーザーっぽいですしネ
 ゼロスペクターって劇中だと特に言及されなかったですけど、設定上はスペクターのプロトタイプだから「ゼロ」ってことみたいです

 
 アルゴスの親衛隊であるジェレドジェビルジェイが変身するダークネクロム軍団
 考えると今回の劇場版、敵に新規の怪人が一体も登場しないですべてライダーが敵なんですよね
 個人的にはジェビルの若干オーバアクトなところが好き

 
 劇中で非常に重要な役目を担うダーウィンの眼魂で変身した、ゴーストダーウィン魂
 変身音は、「議論! 結論! 進化論!」
 肩に「サルから人へ進化する図」が意匠として盛り込まれてるのが上手い! と思いました
 戦闘シーン自体は割と短めで、ダーウィンの存在自体のほうが作中では重要でしたね……
 しかし、「ダーウィンの眼魂は進化を操り魂を進化させる」ってのはニュートンの重力操作並みに「いいのかそれ!w」って感じの設定だなーと

 
 そして今作のラスボスとも言える、タケルの身体に100の眼魂を注ぎ込んで誕生させた「究極の眼魂」でアルゴスが変身した仮面ライダーエクストリーマー
 まさか劇中で消えてしまったタケルの身体がここで登場するか! という感じでした
 今作のラストでダーウィンの力でタケルはまた戻ってきましたけど、肉体が消滅するとタケルの精神も消滅するって問題については最終的にどうなったのかってのが語られないんで、そこら辺はテレビシリーズのラストでリンクさせてやっていくのかな、と
 エクストリーマーは孔雀の羽根のようなものを展開させるシーンが印象的なんですけど、これは神話のアルゴスの「その死を悲しんだ女神ヘラによってアルゴスの目は孔雀の羽根になった」っていう逸話からでしょうね

 しかし今回の一件も、原因は殆ど仙人にあるってのがなんともかんとも
 アルゴスが狂気に走ったのも、元はと言えば仙人が彼にドライバーを与えたり眼魂を集めることを託したからですしね
 本編でもちょうど長官と同一人物ってのが明かされたタイミングだっただけに、ある意味じゃあ無責任って部分が一貫しててぶれてねーのが面白いです

 
 新ライダー、仮面ライダーエグゼイドも例年通り先行お披露目で登場してくれます
 マリオみたいなジャンプや、カセットに息を吹きかけるかのような動作で「レトロなファミコンゲー」っぽさ全開なアクションがユニーク!
 気が早いですけど、これ後々パズドラやモンストみたいな「最新のアプリゲー」系のライダーも出てくるんじゃないかな
 攻撃の時に「HIT!」と書き文字が出てきたり、「GAME CLEAR!」とゲーム画面っぽいのが出てくるのはカクレンジャーやメガレンジャーを思い出しますね

 ちょっと残念だったのは、作中で戦闘シーンに主題歌が流れなかったこと。
 「我ら思う、故に我ら在り」自体は英雄の村のシーンで流れるんですけど、やっぱり戦闘シーンで聞きたかったですねー
 主題歌と言えば、今作の主題歌である「ABAYO」も、今現在のタケルの想いが綴られているかのような歌詞になっていてグッとくるのでおすすめです


 死にながらも生者と共に行動し、自らの在り方に悩むタケル。
 命を燃やして生ききった英雄達との絆。
 仲間たちと形作っていく、「人間の可能性」。
 劇中の全てにゴーストの「らしさ」が詰まったこの映画、ゴーストが好き! って人には是非とも迷わず劇場へGO! と言いたいですねー

映画 『仮面ライダー1号』 感想

March 30 [Wed], 2016, 20:58
 
 注:以降ネタバレ有り

 本作は仮面ライダー45周年を記念した作品であり、企画段階から本郷猛を演じる藤岡弘、氏が関わってストーリーなどが組み立てられ、クレジットにも「企画:藤岡弘、」とある。
 仮面ライダーシリーズが45周年を迎えた今だからこそ、仮面ライダーの「始まりの男」の物語を描くことに終始した内容となっており、例年の「オールライダー系」とは趣向を変えたタイプの映画となっていた。


・教導! 作品の心!  〜テーマについて〜

 
 本作のテーマには「”古いもの”をどう捉えるか」というものがあるとまず私は感じた。
 本作独自の敵役として登場するノバショッカーは、従来のショッカーの「改造人間を用いた武力による世界征服」「古い」と称し、「世界一の企業として世界経済を牛耳り、実質的な世界の支配を目指す」というスタイルを掲げている。
 劇中においてノバショッカーの存在によってショッカーはメンバーを大幅に失い、組織としての力を失いつつあった。
 対して本郷猛もまた、高校で若者たちに「生命(いのち)とはなにか」ということを説くも小ばかにされ笑われるシーンが描かれる。
 
 社会的な価値観や観念というものは、時代とともに形を変える。
 45年というあまりにも長い時間の中で、かつて高度経済成長期の最先端だったヒーローも、悪も、現代の価値観から見れば「古い」存在となってしまった。
 だが、本作はただそれらを「古い」と結論付けて切り捨てて終わりはしない。
 「古い」ということは必ずしも「悪い」「不要である」こととイコールでは無い。
 「古い」からこその良さもある。強さもある。

 それらが、本郷がタケルに対して「……古い台詞だな」と言ってのけた
 「生命を守るために戦う」
 を本郷が言い、地獄大使と共闘するという終盤の戦いに集約されている。
 「古い」存在である本郷猛が、地獄大使が、「新しい」存在であるノバショッカーを打ち倒す。
 ここに、「”古いもの”をどう捉えるか」の答えがあると言っていいだろう。


 もう一つのテーマは、やはり「生命(いのち)」だ。
 これは劇中の描写を見るうえで、藤岡弘、氏が今の世代に伝えたいメッセージなのだろうと言うことは私にも解った。
 仮面ライダーゴーストもまた「既に死んだ存在」であり、「命、燃やすぜ!」を決め台詞とする「生命」をテーマにした仮面ライダーである為、奇しくもそれらが合致し軸がぶれることなく展開できていると言うのは大きなプラスと言って良いだろう。
 「命は皆つながっている」という言葉は実に深い。
 私たちは自分の命のために動植物を食物としエネルギーに変える。これもまた命のつながりだ。
 命のつながり、というのは前述のように身近なものであるが、ヒーローものという観点からこれを見た場合、
 「ヒーローが自分の命を守るのは、自分が生きることでまた皆の命をを守れるようにするためであり、皆の命を守ることでいざという時は助けてもらい自分の命を守ることにつながる」
 という風にも解釈できる。
 
 藤岡弘、氏が現代に伝えたいメッセージがゴーストのヒーローものとしての作劇と上手く噛み合ったことにより、こちらもテーマとして綺麗に成立していると言っていいだろう。
 そういった「テーマ」「メッセージ性」については今作は良質な映画であったと言える。


・考察! 作品の歯車! 〜設定、描写について〜

 今作は「細かな描写の説得力」が足りないと感じる部分が多々あった。
 
 ウルガがアレクサンダー眼魂を手に入れ、周りの面々が吹き飛ばされた後1号は動かなくなり、「本郷の死」が描かれる。
 だが、そのすぐ後に火葬のシーンへと移ってしまうため「怪人たちがいる中どうやってそうなったのか」が解らないままとなっている。
 怪人たちがそのまますごすご引き上げていった、と解釈するにはあまりに無理があり、言ってしまえば場面転換が急すぎて必要なシーンまで飛ばしてしまっているのだ。
 
 これは後半ほど顕著であり、夜中に本郷が復活した後に日が出ている中ゴーストとスペクターが戦っているシーンへと飛び「夜通し戦ってたの? 本郷が来るまでいくら何でも時間かかりすぎだろ」となってしまう。
 ラストシーンでもウルガアレクサンダーを倒した後はノバショッカーがどうなったのかは描かれず、本郷とタケルの会話や地獄大使にシーンを割きすぎてノバショッカーの顛末が放り投げられているのはいかがなものかと思う。
 新聞記事でもなんでも良いので、三幹部が敗れた後ノバショッカーがどうなったのかまで描かなければ作劇としては著しく評価が下がる。
 作品の中で提示した要素には雑でも良いから始末をつけてこそ、であろう。(ウルガアレクサンダーをふっ飛ばしてノバショッカーの建物まで飛んで行って一緒に爆発して組織も壊滅、ぐらいの雑さでも構わない)

 ノバショッカー発足の後に戦闘員がバーで言い争うシーンが挟まれているが、このシーンは後半になって活きてくるといったことは無く、全くの無駄であった。
 そもそも会話が「イーッ!」だけなので、見ている側からすると何が何だか解らないうちに終わった訳の解らないと言っていい。

 
 今作の地獄大使は前述の通り、悪側の「古い」存在の代表として描かれているからか、本郷とはまるで腐れ縁の悪友のような描写が為されている。
 ラストの「体をいたわれよ、地獄大使」という台詞はその最たるものだろう。
 だが、それが「本郷猛」「地獄大使」の関係に求められているものだろうかと言われたら私は違うと言いたい。
 本郷猛にとってショッカーは人間の自由を奪う憎むべき敵であり、地獄大使にとって本郷猛は自らが忠義を尽くすショッカーに対する最大の敵。
 本郷がしっかりとテレビシリーズの流れを汲んで「闘い続けてきた」と描かれているだけに、地獄大使もまた、「自らがショッカーに必要とされずともそれでも忠義を尽くし続けた男」というテレビシリーズの流れを汲んで描いて欲しかったというのが正直なところだ。
 言ってしまえば、今作のような形の「奇妙な友情」はこの二人には必要の無いものではないだろうか。
 
  
 それよりも何よりも一番の問題は、本郷の復活に何の理由付けも無かったことだ。
 火葬にされている時に突然タイフーンが開き、熱風と共に本郷猛は不死鳥の如く蘇る。
 しかし、「なぜ蘇ったのか」という部分の理由付けが全くないのは明らかな問題点と言って良いだろう。
 これを「奇跡」という言葉で片づけてしまうのは簡単だ。
 本来、「奇跡」というものに理屈は無い。
 理屈や論理を超えて起こるからこその「奇跡」なのだから当然といえば当然である。
 だが、物語の中で起きる「奇跡」には「なぜそのようなことが起こったのか」という理由づけがなければ受け手の印象は「あれってどういうこと?」「よく解らないまま話が進んでいった」となってしまう。
 体が限界を迎えて死んでしまった男が蘇る。
 本郷の衰えという描写が前半からしっかりじっくりと為されていただけに、いくら「命はみんなつながっている」「求められれば仮面ライダーは蘇る」とは言っても麻由の情緒的な台詞だけでそれを片づけてしまうのはどうかというのが私の率直な意見だ。
 
 
 一方で、小道具などでうまく原典の要素を拾っていると感じる点はあった。
 中でも本郷が立花レーシングのガレージに行くシーンでは、
 
 ・本郷とおやっさんの写真(ジャガーマンの回辺り)
 ・原典と同じ書体で再現されている立花レーシングの看板
 ・ガレージの床にコーンパイプ(おやっさんの愛用品)が転がっている


 と、一気に『仮面ライダー』の作品世界を展開してくれる。
 これらに加えて「おやっさん、帰ってきたよ……」の台詞はなかなか来るものがあると言っていいだろう。

 それだけに、「一文字」「滝」についても言及が欲しかったというのもある。
 仙人の台詞によると本作の世界観でも歴代のライダーは存在しているようだが、ならば盟友であるこの二人はどうしているのか。
 本作が本郷を軸にして話を回している為に難しくもあったろうが、せめて「あいつらにはあいつらの戦いがある」程度でも良いので二人についてもしっかり答えを出してほしかった。

 ゴースト側の要素として、「アレクサンダー大王」の眼魂も登場する。
 アレクサンダー大王は、ヨーロッパから攻め上りユーラシア大陸に大帝国を築いたことで有名な英雄だ。
 しかしそれは言ってみれば、「世界征服」を為そうとした自分であるとも言える。 
 ショッカーとノバショッカー。世界を征服しようと目論む者たちが求める眼魂としてはうってつけであったと言えよう。

 
 そしてアクションシーン。
 これらに関しては、特に「ん?」と感じるようなところは無く、ネオ1号の力強さ、ゴースト達の戦いぶりがしっかりと出ていたと思う。
 予告でもある程度は顔見せされていたが、マッシブになった1号の戦いは「技の一号」というよりも「力の一号」と形容したくなる程にパワーに溢れていた。
 とにかく一撃一撃に「重み」があるような戦い方がされているのは、今作独自の要素と言っていい。
 マイナス点を強いて言うなら、レジェンドライダー魂に変身するところで原典のBGM(鎧武魂なら『始動、鎧武』といった具合に)が流れるのだが、SEに音量が負けていたためもう少しBGMの音を大きめにしてほしいと思ったぐらいだろうか。


・探求! 人物の魅力! 〜キャラクター描写について〜
 
 
 今作独自のオリジナルキャラクターも登場するが、こちらに関しては正直「薄い」といった印象を受けた。
 おやっさんの孫娘であり、今の本郷の戦う理由の一つである立花麻由は「普通の女子高生」感が出ているものの、逆に「おやっさんとの血の繋がり」がただそういう設定であるというだけで解りづらい。
 挫けぬ精神を持っている、と本郷が語っているものの、バイクいじり(立花レーシング)が好きだとか、コーヒーを淹れるのが上手(スナックアミーゴ)といった「視覚的に解りやすいキャラ付け」というのが映像作品である以上必要だったのではないかと感じた。
 
 ノバショッカー側の三人も人物像の掘り下げがあまり無いため、「ノバショッカー」という集団としては印象に残るものの、ウルガ、イーグラ、バッファルという「個」の部分になるとあまり印象に残っていないというのが正直なところだ。
 今作において彼らの「個」というものは作劇上必要かと言えばそうでも無いが、あまりにも何も無いため単なる舞台装置になってしまっているのでは意味が無いと言いたい。
 せいぜい終盤で怪人態になると思っていたらウルガアレクサンダーの暴走でメッタ切りにされたイーグラのシーン印象に残ったぐらいだ。


 既存のキャラクターに関してはどうだったろうか。
 ゴーストのレギュラーキャラに関しては、製作段階である程度テレビシリーズの流れも固まっていたからか違和感なくすっと入ってきた。
 「元素記号は、L、O、V、E……。LOVE!」と、アカリとの舌戦でイニシアチブを取る御成のシーンは特に面白かった。
 反面、仙人のギャグシーンは正直あまり面白くなくくどいという印象を『ジェネシス』に続いて受けた。
 竹中氏はコメディに関しては間違いなく一流の実力を持つ方だが、どうもゴースト関連の映画では氏をメインとしたコメディパートが上手く馴染んでいないと思う。
 
 
 そして本郷猛。このキャラクターこそ今作の目玉にして肝であり、やはり観客の一番の目当ては藤岡弘、氏による本郷の雄姿であろう。
 藤岡氏も企画や脚本に意見を出して殊更気合を入れて本作に臨んだほどだ。
 だが……それ故に、「テレビシリーズの後も戦い続けた本郷猛」の姿が描けているかと言うと、違うのではないかというのが私の意見だ。

 本郷とタケル。
 二人はどちらも、「日常」を奪われ戦うための存在となってしまったという共通点を持つ。
 本郷は立花藤兵衛との練習中に拉致され、一週間の改造の後仮面ライダーとなった。
 タケルは18歳の誕生日に眼魔に襲われ、一度死に生き返るために仮面ライダーとなった。
 仮面ライダーとは悲しみを背負った存在である。
 その「悲しみ」を噛みしめて戦うという面をもっと作劇上活かせたのではないだろうか。
 人でなくなった悲哀、というのは原典『仮面ライダー』のメッセージでもあるのだから。
 「本郷猛は、おれの永遠の英雄だって」という台詞はグッとくるだけに残念でもある。
 
 特に、高校で「生命」について語るシーンは「本郷猛というよりもただの藤岡弘、」という言葉が頭に浮かんだ。
 本郷は思慮深く物事を多面的に見てしっかりとした持論を持っているタイプではあるが、エゴイズム云々といった風に人に持論を展開するような人物では無い、と私は考えている。
 基本的にそういったことを自分からは語らないが、問われれば相手にも考えさせた上で少しばかり述べるというのが「本郷猛」なのではないだろうか。
 「生命」に関連するシーンは藤岡氏がメッセージ性を重視したこともあり、どうしても「藤岡弘、という人間が積み上げてきたもの」が表に出すぎてしまっているきらいがある。

 一方で、「闘い続けてきた」「体が衰え始めている」という部分の説得力は今現在の藤岡弘、だからこそ出せた深みがある。
 やはり人間はその生き様に応じて、年齢と共に「正」のオーラ、もしくは「負」のオーラが自然と身についていく。
 今作の本郷から漂うオーラは、藤岡氏が積み重ねてきた「正」のオーラあってこそだろう。


・終結! 度近亭の想い! 〜まとめ〜
 
 
 かなり長い感想になってしまったが、要点をまとめると
 
 ・メッセージ性がかなり高く、それらはしっかりと伝わってきた
 ・本郷猛のその後という面では求めていたものでは無かったし、満足がいくものでは無かった
 ・小ネタはシーンによりけり
 ・描写、設定に関しては粗が多い


 といったところだろうか。

 今作は良いと思う点も悪いと思う点も両方多く、見終わった後に複雑な気持ちを抱いた。
 独自のメッセージ性などの点から、例年のオールライダー系に人を選ぶ作風。
 見返すとまた印象も変わるかも知れないが、現状、一概に「良作」とも「駄作」とも言えない難しい映画であったと言えよう。 

『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』 感想

January 30 [Sat], 2016, 22:59
 
 注:以降ネタバレ有り

 Vシネマから移行してもう随分と経ち、今や1月の恒例となった戦隊VSシリーズ映画。
 今回は両作品のテーマが上手く絡み合っていて、例年以上に楽しく感動できる内容に仕上がっていました。

 前述の通り、トッキュウジャーのテーマである「旅をして、最後は家族の許に帰る」と、ニンニンジャーの「家族の絆の素晴らしさ」の二つを絡めることを主軸に置いたおかげで、それぞれの作品の良いところが上手く噛み合ったという印象を受けました。
 それだけに、最後の旋風お父さんの「おかえり、天晴」はグッとくるものがあります
 
 タカ兄の消滅の件に関しても、トッキュウジャーのテーマである「イマジネーション」を絡めてきたのが好印象。
 イマジネーションは心の力だけに、心の在り方である忍タリティとも相性バッチリですしね
 
 
 今回のメインとなる敵は、シャドーラインの残党、闇博士マーブロ
 脚本の下山さん曰く「『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』のジョニー・デップをイメージした」とのことで、山里さんの怪演もあってなかなか面白いキャラクターになっていたと思います
 個人的に、戦隊VSシリーズの「前作の敵組織の残党」が好きってのもありますね
 陽気に見えて、忍タリティを奪った後のタカ兄を「出涸らし」と呼ぶ辺りに残忍な悪党らしさも出ていたのが良し。
 あと、人間態から怪人態になる時のCGがめっちゃカッコ良い!

 TVシリーズの時点では「闇留学」に出ていたらしいんですけど、ナチュラルにそういうワケわかんない単語差し挟んでくるあたりに下山さんの中の「浦沢イズム」が垣間見えましたねw(下山さんは浦沢さんの弟子)
 
 シャドーラインの幹部は名前の法則として

 ネロ男爵(イタリア語)
 ノア夫人(フランス語)
 シュバルツ将軍(ドイツ語)
 モルク侯爵(デンマーク語の『闇』)
 ナイル伯爵(ロマンシュ語)
 ヘイ大公(中国語)

 
 と、基本的に外国語の「黒」が名前に入ってるんですけど、闇博士の場合はギリシャ語の「黒」を意味する「マーブロ」だと思います
 パワーレンジャー・スーパーメガフォースでも「皇帝マヴロ(原典のアクドス・ギル)」ってのが登場してましたよね

 
 ゲスト怪人は妖怪ワニュウドウ
 クライナーを素体にしていて、前作との共演要素が強いのが良し。
 合体スペシャルの妖怪ブルブル(バイラルコアが素体)もそうですけど、「物を素体にする怪人」だと共演もので共演相手の作品の物を素体にした怪人を出すことで容易に共演要素を強められるってのは良いですよね
 牙鬼軍団側は九衛門のみの登場に留まっていて、風呂敷を広げすぎず上手く纏まっていたなーと
 闇博士単体でかなりキャラが立ってるってのもありますよね

 
 例年通り、今年のスーパー戦隊である「動物戦隊ジュウオウジャー」も先行登場。
 短い出番ながら、それぞれの個性が出ていてワクワクさせられました
 特にジュウオウタイガーとジュウオウライオンが印象に残ったなーと
 
 「そこまでだ、デスガリアン!」と、去年のニンニンジャーの先行登場同様に「自分たちの敵と現行作の敵を間違える」ってネタをやってくれたんですけど、去年の場合は「クロック(時計)」シャドーを「妖怪」と間違えることで「妖怪ウォッチ」にかけてるって意図もあったと思うんで、それに比べると面白味は半減だったかなーと


 テレビシリーズの小ネタもちょこちょこ拾われていたのは、やはり「オタク」的な視点から観るとニヤリとさせられます。
 
 トッキュウ1話の寝ているライトよろしく寝ているタカ兄だったり、

 
 「けん玉探偵ヒカリ」として登場して、ちゃんと本編を踏まえた上で「リターンズ!」と言うヒカリだったり、

 
 闇アカニンジャーの弱点がピーマンだったりと。
 
 特に一番良かったのは、本編で「死に場所」を探すことを辞め最後に「生きる場所だ!」と宣言した明が「死に……」まで言いかけて「仕事場か!」と言うところ。
 最終回の辺り思い出してウルッと来ましたわ

 巨大戦もかなりのクオリティで見ごたえが高かったです。
 夜空の下でサーチライトが焚かれる中の巨大戦はやはり燃える……!
 水を使っていたのも映像的に映えるなーと
 
 作品の垣根を超えた合体として、ライオンハオーにトッキュウオーとビルドダイオーが合体した「覇王トッキュウダイオー」が。
 こういう夢の合体が最近だと定番になりましたよねー
 毎回コックピットに両方の戦隊が全員集合するから、結構賑やかなのが楽しいんですよね

 必殺技はオトモ忍が烈車に乗っかって、という流れなんですけど、ここで夏映画のダイノマルが登場するのもポイント。
 まあ各戦士が2人ずつオトモ忍の肩に乗っかるんで、
 
 シノビマル
 ロデオマル
 パオンマル
 サーファーマル
 UFOマル
 ダイノマル


 でちょうど人型オトモ忍6体になるから「数合わせ」の意味もあったんでしょうけど……

 ただ残念なのは、今作では両作品の主題歌が流れなかったこと。
 一応アレンジしたBGMは流れていましたけど、やっぱり主題歌をどストレートに流してくれる方がテンションは上がるなーと
 トッキュウもニンニンも主題歌がカッコ良いから余計に

 共演ものとして、両方の作品の良さを取り入れつつエンターテインメントとして昇華された良い映画だったと思います

「仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス」 感想

January 03 [Sun], 2016, 14:46
 

 注:以降ネタバレ有り

 毎年恒例となった、仮面ライダーの現行作と一個前の作品の共演するMOVIE大戦。
 今回は今までのシリーズで恒例だった「作品ごとのパート分け」が廃されていたり、特撮未経験のライターさんにホンを依頼したりと色々と新しいことをやろうとしていた感はありましたが、それが却ってマイナスに働いていた、というのが全体的な印象です。

 このシリーズは二作の共演がメインとなるわけですが、超常現象関連の事件の現場にいつもいる二人組(御成とアカリ)に事情聴取する為に進ノ介と霧子が大天空寺に向かって、という導入はなかなか上手いと思いました。
 しかしながら、ゴーストとドライブはそもそも「ゴーストの事件」「サプライズ・フューチャー」で繋がりがあるのにそれが全く活かされていない、というのはどうかと思います。

 
 ゴーストの4話で「それって、あの時のニュートン眼魂じゃないか!」って台詞が出てきた時に「『ゴーストの事件』を踏まえて登場させるのか―!」と思っただけに、互いの変身した姿を見てもゴーストとドライブが初対面のような描写になっていたのは残念ですね

 今作に期待していたことの一つが「サプライズ・フューチャーの矛盾」の解消だった、というのもあります
 これは何かといえば、

 
 サプライズ・フューチャー(ドライブ40話と41話の間の物語)でゴーストニュートン魂が助けに来る
 ↓
 ロイミュード108体撲滅(ドライブ47話)
 ↓
 ゴーストの事件、この話でゴーストがニュートン眼魂を手に入れる(ドライブ48話)
 ↓
 ブック眼魔の能力で浮き上がった街に対してニュートン魂に変身、この時ニュートン眼魂を自分たちが持っていたことをタケルが知る(ゴースト4話)
 

 という風にゴーストのニュートン眼魂を手に入れた時期と登場した時期が矛盾していたこと、本編で『ゴーストの事件』に言及されたことからMOVIE大戦ではこの矛盾について説明が為されると思っていたので、全く言及されないにしても完全に初対面、というのはいただけないですね
 情報が告知されたときに「タイムトラベル要素がある」と聞いていたので余計に期待値も高まっていましたし……
 
 いつものMOVIE大戦はパート分けによって

 「前作の後日談」
 「現行作の特別編」
 「二つの物語が繋がる共演」


 に分かれているわけですけど、前述の通り今作ではこれらが廃されて最初から共演していたことで、各作品の「色」を出すのが難しくなってメタメタになっていた、とはあると思います

 
 特にドライブ周りの描写は酷すぎる、の一言。
 「バタフライ・エフェクト」で理由付けするのはまだいいですけど、ハート、ブレン、メディックの三人は本編で壮大なドラマと共に逝ったというのに舞台装置同然に復活させられて、何の感慨も無しに消滅してしまう為「ふざけんなよ」
 「オールライダーもの」の着ぐるみだけ出てくるモブ怪人扱いと違って、役者さんたちがしっかり演じている分ショックが大きいです

 チェイスも同じように復活するんですけど、ハート達三人が進ノ介たちと戦ったり死んだ記憶が無いのに、チェイスだけが記憶があるのも不自然。
 あまりにもあっさり剛の前に登場するから、終盤の感動があるだけに台無し。
 消える時も割とあっさりですしネ
 
 10年前の大天空寺にドライブドライバー(ベルトさん)が落ちていたのも「ンだよそりゃあ!」
 いくらなんでもそんな空き缶みたいに転がってるわけがないでしょうに
 しかもそこに特に理由付けも無いですしね……
 
 
 「ゼロドライブ」「デッドヒートドライブ」と何気に新形態が二つも登場しているわけですけど、デッドヒートドライブの方は「ベルトさんがいないけど話の都合上変身させないといけないから出した」感が強かったですね……
 剛が「ハーレー博士に頼んで予備のベルトを作ってもらった」って言ってますけど(だから封印したはずのライドマッハーにも乗ってる)、そもそも「コア・ドライビアを正しく使える未来が来るまで」というベルトさんの強い意志で封印したのにそれは良いのか? という気がします

 地下に眠っていたベルトさん自身も現代パートで「この時間、この場所でわたしが必要なことは十年前から解っていたよ!」とトライドロンと共に登場しちゃいますし……
 47話のあの別れは涙が出るほどグッときただけにぶち壊しだよなあ、というのが正直なところ

 進ノ介の霧子へのプロポーズも「もう戻ってこれないかもしれない」ということを考えると指輪を埋めたってのも解るんですけど、いかんせん事態が進んでいく途中のあそこでやるのは不自然ですよね
 
 
 今回の映画で一番駄目だな、と思ったのは仮面ライダー純周りの描写。
 テレビシリーズでは変身しただけだったので「どこかで活躍があればいいなあ」と当時言ってたんですけど、今回は実戦に出るもダヴィンチ眼魔相手に瞬殺。
 それはまあ良いんですけど、その後に「瞬……殺!」ってやってギャグっぽく葬式のシーンになるのが本当に不快でした
 人の死をギャグにするとか何考えてるんだ、と
 『仮面ライダー3号』での「見ていてください……! 俺のトップギア!」に繋がる課長の死は良かっただけに余計にネ

 しかも、その後のあの世での仙人とのギャグパートが長すぎる、ってのも問題。
 もっと短くできたでしょうに、役者さんありきの冗長なシーンが延々続くってのはどうかなーと
 竹中さんの有名な「笑いながら怒る人」は好きなんですけどネ
 
 
 逆にゴーストの方の描写はまだテレビシリーズ序盤ということもあってか、大きな齟齬もなく割ときれいでした
 タケルと龍の親子の繋がりがしっかりと描写されていて、テレビシリーズでは直接的な絡みが無いだけにグッときます
 進ノ介とタケルが「父を殺された者同士」ってのも深みを持たせてましたね
 
 強いて問題点を挙げるなら時系列の問題。
 マコトがある程度協力的で闘魂ブースト魂がまだ登場していない(ラストに登場する)ことを考えると11話と12話の間にも見えるんですけど、西園寺が1カットながら登場しているんですよね……(西園寺は11話で退場)
 ここら辺を踏まえるとどうしてもパラレルとして考えざるを得ないかなーと
 
 後はマコトの「ダブルヒーローのご帰還だな!」「お前そういうこと言うキャラだっけ?」って感じ
 
 
 
 今回のオリジナル敵は、「ルネサンス三大巨匠」の眼魔たち。
 テレビシリーズでは「モデルになった偉人への配慮」として
 
 
 「刀眼魔(佐々木小次郎)」
 ・ムサシ魂(宮本武蔵)の初戦の相手、「燕返し」にかけて燕の意匠がある、巌流島の決闘を意識してか砂浜で戦う

 
 「斧眼魔(ユライ・ヤーノシーク)」
 ・ロビン・フッドとは義賊という共通項、斧を持って馬に乗った姿の伝承がモチーフ

 
 「青龍刀眼魔(関羽)」
 ・弁慶とは「忠義を尽くした男」という共通項、髭のような意匠で「美髯公」のイメージ

 とぼかした名前になっていますけど、今回は映画ということで少しばかり規制も緩いのか、「ダヴィンチ眼魔」「ミケランジェロ眼魔」「ラファエロ眼魔」と直接的に名前が出ていました。
 これは映画ならでは、って感じもあって面白いと思います

 それぞれのデザインも

 ダヴィンチ眼魔→『ウィトルウィウス的人体図』(手足)、ダヴィンチのヘリコプター(帽子)、ダヴィンチの自画像(髭)、『モナ・リザ』(胸から腹にかけて)
 ミケランジェロ眼魔→ダビデ像、システィーナ礼拝堂の『原罪と楽園追放』の蛇とリンゴ
 ラファエロ眼魔→『ガラテアの勝利』の天使


 と偉人の要素がこれでもか! と詰められているのが好きですね
 怪人のキャラクターデザインは毎回楽しみにしている部分だったりします
 
 総合的に見るとドライブの後日談要素のお粗末さが際立ち、褒められた出来の映画では無かったと思います
 正直、ドライブが好きな人ほど見るのはお薦めできないですね……

「映画  手裏剣戦隊ニンニンジャー/仮面ライダードライブ」 感想

August 08 [Sat], 2015, 23:59
 注:以降ネタバレ有り

 

・映画 手裏剣戦隊ニンニンジャー 恐竜殿様アッパレ忍法帖!

 まずは戦隊夏映画。
 ニンニンジャー、普段は感想書いてないですけど毎週楽しく見てます。
 メインの下山さんはゴセイシンケン、ゴーバスゴーカイと割と充実した戦隊VSや、低視聴率続きのゴーバスの中数字の取れた回を書いてたりと期待されてますよねー
 ゴーカイの31話(「衝撃!! 秘密作戦」)も面白かったですし……

 
 本筋。
 戦隊の夏映画は「ゲストヒロインが出てきて、それをレッドが励ます」ってパターンが多いですけど、今回のゲストは忍者だけが住む「忍隠れの里」のお殿様、八角辰之助(はっかくたつのすけ)。
 呪いで恐竜(みたいな人型の丸っこい生き物)になったという設定で、正体もおじさんってのがパターンとしては新しかったですねw
 それでいて「ゲストキャラがレッドの言葉を受けて変わる」っていうパターンはしっかりと踏襲しているのがさりげないながら丁寧。
 「俺は俺のしたいことをする」という愚直ながらも純粋なタカ兄のスタイルが人に影響を与えていく、っていうニンニン本編の流れも踏まえていますしね
 「あいつの考えなしの行動には、いつも考えさせられるんですよ」っていう旋風お父さんの台詞が、全てを表していると思います
 
 
 劇場版限定の敵キャラとしては、牙鬼軍団の幹部として弓張重三(ゆみはりじゅうざ)が。
 自力で巨大化できたり、汚い手も場合によっては使ったりと、TVシリーズの幹部がちょっとひねった感じなのに比べて割と正統派な悪役って感じでしたねー
 牙鬼軍団の幹部は能面がモチーフですけど、弓張重三は能面じゃなくて顔の半分が白い面、半分が青い肌の妖怪って感じのキャラデになっていました
(8/17追記)
 どうやら能面モチーフは「痩せ男」みたいです

 バットマンのヴィラン、トゥー・フェイスを思い出しましたね
 印象的なのは、劇中でのアカニンジャーとの弓の撃ち合い。カラクリヘンゲン弓って本編だと多用してるイメージは無いので(良くも悪くも忍者一番刀が凄く活躍してる)、こうやって使ってくれたのは絵的にも面白かったです

 オトモ忍も今回の映画では大活躍。
 ドラゴマルとビュンマルは単体での出番もありましたしねー
 特にビュンマルを普通に電車として使うのはちょっとだけ前作を思い出したり

 
 そして劇場版恒例の限定合体ロボとして「呪われし龍」ことダイノマルが合体した「シュリケンジンダイノ」が。
 既存の合体ロボで苦戦してから限定合体するのではなく、事前にオトモ忍で戦って苦戦する描写を入れたのはシノビマル、ロデオマルといった人型ロボがいる今作ならではですね
 何気にシノビマルが巨大なカラクリヘンゲン弓を持ってるのもポイント。

 バラエティ色に溢れてて、絵的にも賑やかな見ていて純粋に「楽しい」感じの映画に仕上がっていたと思います。
 後半のドライブに向けて見る側のテンションを上げてくれる意味でも、良い映画でしたね。
 

・劇場版 仮面ライダードライブ SURPRISE FUTURE(サプライズ・フューチャー)

 続いてライダー夏映画。
 未来からやってきた進ノ介の息子を発端として、「クリム・スタインベルトが悪の本性を現しロイミュードを率いて人類を支配する未来」を変えるために戦う、というのが今回の映画の大まかなストーリー。

 「刑事もの」の定番でもある「面子や世間体のために動く上層部との対立」も、進ノ介の指名手配という要素を通じて今回はより細かに描かれていました。
 柳沢慎吾さん演じる古葉参事官はほんとその為のキャラクター、って感じでしたね
 普段は「ライダーに協力する警察」ポジションは特状課が担っていますけど、今回は警察全体が協力していることでいつもと違った感じを出しているのが映画ならではの特別感がありました
 何気に「レインボーブリッジ封鎖完了!」と、超有名な刑事ドラマのパロディを盛り込んでいるのもツボ

 
 非常に気になるポイントの一つであった「ダークドライブの正体」
 結論から言うと、

 未来の世界でオリジナルのエイジがダークドライブとして戦っていたもののスパイダー型108に敗れ、エイジをコピーした108が現代に
 ↓
 108は2015年の時点で封印されていた自分の体を復活させ、一つになることで進化態のパラドックスロイミュードに
 ↓
 パラドックスロイミュードは超強力な重加速で地球全体を包み込み、「永遠のグローバルフリーズ」を起こそうと目論む


 という壮大な自作自演が今作の真相であり、現代に現れたダークドライブは「実体のある立体映像」でした。
 未来のドライブシステムはさらに進化していて、変身者がいなくてもある程度戦えるようになっていたみたいです
 実はエイジが敵で〜ってのは予想してましたけど、ダークドライブはそれを止めるためにやってきた未来の進ノ介だと思ってたんでこれはちょっと予想外でしたね

 これを踏まえて映画と1分間ストーリーを解釈すると、

 108、エイジを倒しドライブドライバーを奪う
 ↓
 エイジに化け仲間の研究者にタイムロードを完成させる、自作自演で自分をダークドライブ(の立体映像)に追いかけさせる
 ↓
 エイジ(108)の本体、現代へ ダークドライブ(の立体映像)も現代へ

 って感じですかね

 
 108の現代と未来の個体が一つになるシーンはディケイドの龍騎の世界の「過去と未来の鎌田が、一つに……!?」を思い出したりw

 ちなみにダークドライブが現代にやってきたシーンで、未来のシフトカー三体を放ってそれぞれモチーフとなる車と融合させて操るんですけど、ここが凄く映画版の『トランスフォーマー』っぽかったです
 乗組員をコピーしたり、操った車が集合して一緒に走るシーンとか特に
 『トランスフォーマー』でもパトカーをコピーしたブラックアウトとかいますしね

 劇場版限定フォームももちろん登場。

 
 まずは、急ごしらえの形態である「超デッドヒートドライブ」
 チェイスから託されたマッハドライバー炎に、ベルトさんが作ったドライブの戦闘データを蓄積した「トライドロンキー」をシグナルバイクの代わりに差し込んで変身した形態。
 前述の通り、ドライブドライバーが無いが故の苦肉の策とも言える形態です(ドライブドライバーを壊してロイミュードの支配する未来を変えようとしたため)
 チェイスのマッハドライバー炎を使ったこともあってか、どことなく魔進チェイサーっぽいデザインなのが特徴的。
 スーツは魔進チェイサーとプロトドライブの改造ニコイチらしいです
 
 
 そして今回の目玉、未来からやって来た「ネクストトライドロン」のデータをブランクのシフトカーに注ぎ込んで完成させた「シフトネクストスペシャル」で変身した「タイプスペシャル」
 未来で戦っているエイジの想いも籠ったかのような形態で、今回の締めにぴったりでしたね
 最後の必殺技もスピードロップの発展形みたいな感じなのが「未来のドライブ」の力を使ってる感じがあってカッコ良いです

 サブライダー達の活躍は今作では控えめ。
 それでも、未来のロイミュード達を倒す露払いだったりと重要な役回りではありましたけど……
 TVシリーズだと予算の関係であまり出なかったライドクロッサーも久々に登場しましたしね
 何気に、ライドクロッサーにライドブースターを合体させる形態も出てきてたりします

 久しぶりに夏映画での新ライダーお披露目も復活。
 次回作の主人公、「仮面ライダーゴースト」がロイミュードを倒す際に協力する形で現れました。
 今までのお披露目と違って、現行作の主人公と絡んでいないのが新鮮ですね

 フォームチェンジは「ニュートン魂」を披露してましたけど、あれ名乗りの音声の後半何て言ってるんですかね?
 「リンゴが落下!」までは聞こえたんですけど……
 
 
 予告の時点でベルトさんを進ノ介が壊すシーンが話題になったりと、クリム・スタインベルトが実は悪の科学者で〜〜という要素にも迫った今作。
 ベルトさんの不調の原因は結局劇中では明かされなかったのが気になります。
 本編で蛮野が仕込んだ「何か」が原因なのか、それとも本当にオリジナルのクリムがプログラムに細工していたのか……

 
 そもそも、本編で登場していたこのクリム・スタインベルトが何者なのかもまだ解らないままですしね
 「進ノ介に見せた映像」「自分が本物のエイジじゃない」ってところだけが嘘だと108は言ってたんで、それを信じるならロイミュードは1年後に世界を支配するし、進ノ介は死ぬってことになるんですよね……
 
 トライドロンキーのバックアップから未来のドライブドライバーにベルトさんの意思をダウンロードして復活させるくだりは個人的に今回のベストシーン。
 復活した後の
 「この胡散臭い秘密主義者め!」
 「ハハハ、何を言う。頭脳派気取りの火の玉小僧が!」

 のやり取りでボロッボロに泣けましたわ……
 ほぼ一年間通して二人の絆を見てきているだけにね

 初代ドライブピットをプレゼントするくだりといい、「ベルトさんは進ノ介にとって第二の父親」ってのも今回のメインなんだと思います
 進ノ介とエイジ、という部分を108の化けたエイジの死(死んだふりだったけど)に悲しむ進ノ介の姿で表現することで「父としての進ノ介」も描かれていたりと、「ドライブとは父と子の物語である」というのをこれでもかと見せてくれましたね。
 
 あと、今回何気に好きなポイントが「決め台詞の交換」

 ベルトさんを復活させる時の進ノ介の「スターート、ユア、エンジーン!!」
 ベルトさんによる戦闘開始時の「ひとっ走り付き合いたまえ!」
 霧子によるラストシーンの「今笑いましたよね?」と、進ノ介の「笑ってないよ」
 互いが互いを理解しあっているからこそ、のこの描写も凄く良いですよね……


 劇場限定キャラクターのカッコ良さ、「親子」というテーマの活かし方などで、今までにない、かつ面白い内容だったと思います
 「平成ライダー最高の単発劇場版」と言っても過言では無いですね
 これは是非公開中にスクリーンで見てほしいです

「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」 感想

March 24 [Tue], 2015, 23:59
 

 萬画版のオマージュはちょっと意外でした

 注:以降ネタバレ有り

 あらすじ

 1973年2月10日。
 仮面ライダー1号、2号はショッカーを倒し、世界に平和が戻る――筈だった。
 突如車に乗った仮面ライダー、「仮面ライダー3号」が二人の前に現れ、そのまま倒してしまう。
 1号、2号の死によって、歴史は塗り替えられた。
 それはショッカーが世界の頂点として君臨し、ライダーが悪と謗られる世界――


 「レッツゴー仮面ライダー」以降恒例となった春のオールライダー。
 今年はあらすじがその「レッツゴー」と若干似ているな、と告知で感じていたのですが、最終的にはまた違った印象を与える作品となりました。


 序盤で、1973年2月10日を舞台にショッカーを倒す1号と2号。
 ここで、原典の最終話である「ゲルショッカー全滅!! 首領の最期」の映像が一部使われてました。
 ただ、この映画全体に言えることなんですけど、1号と2号が壊滅させたのは「ショッカー」じゃなくて「ゲルショッカー」なんですよね……
 ショッカー自体は地獄大使の死を以て壊滅して、首領はゲルダム団との合併によってゲルショッカーを結成してますから
 ゲルショッカー幹部であるブラック将軍がショッカー幹部扱いになってたり、二つの動物の合成怪人と言うゲルショッカー怪人の特徴を持ちつつもショッカー怪人として扱われているチーターカタツムリにアリマンモスと、今作ではほとんどゲルショッカーとショッカーが同一扱いされてます

 ちなみに、このシーンは流用映像以外でも部隊が1973年の間は画面のアスペクト比が4:3になってるんですよね。
 んで、舞台が現代に移ると16:9になるっていう

 
 ショッカーを壊滅させた1号と2号の前に現れたのは、サイクロン号の意匠を持つスポーツカー「トライサイクロン」に乗った仮面ライダー、「仮面ライダー3号」
 仮面ライダー3号、というキャラクターの初出は『別冊たのしい幼稚園』の石川のりひこ氏による漫画版仮面ライダーの、ゴーストショッカーが作り出すも正義の心に目覚めた戦士でしたが、今作の「3号」は『仮面ライダー THE FIRST/NEXT』シリーズのライダー達を彷彿とさせるデザインとなっています。
 3号はそのまま1号と2号を倒してしまう。

 
 そして舞台は現代。
 泊進之介は今日もロイミュードの怪事件を追って、仮面ライダードライブとして戦う。
 ここでスパイダー型ロイミュード102がやられてるので、今作の一件も正史として扱って良いんじゃないかなーと

 そこに突如、謎の緑色の波動が街を襲う。
 この波動によって歴史が変わり、世界はショッカーに支配され、仮面ライダーはショッカーに抵抗する反逆者、そして特状課は仮面ライダーを捕らえる為の対策班となっていた。
 ここで、霧子のシフトカーホルダーに謎のシグナルバイクが飛びこんだことによって霧子だけは歴史改変を免れてるんですよね
 ただ、このシグナルバイクについては後に語られてないのでほんと何だったのかなーと

 
 ショッカーユーゲント育成の為のレース場に現れたのは、南光太郎/仮面ライダーBLACK
 この世界では1号と2号の敗北によって殆どのライダーがショッカーに洗脳され「ショッカーライダー」となっているも、BLACKはその手を逃れて闘い続けている模様。
 ファンからその熱さと気迫を愛されるBLACKと演者の倉田てつをさんですが、今作でも
 「子供たちの夢と希望を守る……! それが仮面ライダーだ!」
 と迫真の演技を披露して下さいました。
 
 
 あと、ここでブラック将軍も登場。今作では元プロレスラーの高田延彦さんが演じられています。
 ブラック将軍は原典やレッツゴーの細身ながらも強者の風格がある感じが好きだったので、高田さんだと体格が立派すぎてちょっと……
 元帝政ロシアの軍人という設定もあるので、できれば堀の深い外国人風の方が好みかなーと
 「ブラック」将軍で、高田「のぶひこ」に対し仮面ライダーBLACKってのは狙ったのかしら

 ここで仮面ライダーを倒す為ならば子供ごと攻撃する事も厭わないショッカーの卑劣さに疑問を感じた進之介は、霧子の説得もありショッカーに反旗を翻す。
 そして、そこに仮面ライダー3号が顔を見せると、その場を引っ掻き回して去っていく。

 一方で特状課では進之介の反逆が知られるも、これに賛同する言動を取った課長はショッカーの私設軍隊に殺されてしまう。
 課長の最期の言葉に奮起した進之介は
 「見ていてください、俺のトップギア……!」
 とクウガを彷彿とさせる台詞で変身。
 ドライブを相手取るのは、この世界ではショッカーの施設軍隊のメンバーとなっている追田現八郎ことチーターカタツムリ。
 いやー、ここはほんと「正体あんたかよ!」と驚きましたね

 ドライブは善戦するも、ヒルカメレオンによって霧子を人質に取られ形成が逆転。
 「あなたならこの世界を救える」という言葉を残し霧子は久留間運転免許試験場から飛び降り、それを見た進之介は戦意を喪失。
 そこに3号が再び現れ、ドライブは3号の後に続いて撤退。


 
 仮面ライダー3号の正体は、謎の青年・黒井響一郎。
 彼は、自分もまた正義に目覚めたショッカーのライダーであり、生き残ったライダー達は1号と2号の魂を保存した電子頭脳のあるライダータウンへと集まりショッカーへの本格的な反攻作戦を興そうとしていることを告げる。

 そこに、ショッカーライダーとなったV3、ライダーマンが刺客として登場。
 「3号が出たらV3の立場は?」という公開前からの疑問点の一つに対し、「3号の名を賭けて勝負だ!」と一応のフォローが入ってました(でもちょっと雑かな)

 ここ以降ショッカーライダーが刺客として登場するんですが、後半のグランプリシーンへの温存の為か昭和ライダーばっかり殆ど戦闘員扱いで……
 グランプリシーンは基本バイクが残ってるのしか参戦できないから、どうしても昭和ライダーが参加できないんですよね(車対決でライドロンをフルCGにしてもらえたRXは例外中の例外)
 とは言え、去年あんなにカッコ良く活躍したXを3号が馬乗りになってボッコボコにするのは流石に見てて辛かった……

 ショッカータウンへの道中で剛も加わり、姉の敵討ちと打倒ショッカーを決意。
 ここでショッカーライダーJが襲ってくるんですが、例年通り「巨大なモンスター」の様な扱いながらも闇夜で複眼を光らせて迫る様は斬新でした

 
 Jから逃げる際に一時的に黒井と剛と別れ別れになった進之介の前に現れたのは、桜井侑斗/仮面ライダーゼロノス
 歴史の異変を調査していた彼は、3号という仮面ライダーは本来いなかった筈であるということ、そして1号と2号を倒した存在こそ3号であり、黒井には警戒すべしということを伝える。


 一方で黒井と剛が出会ったのは、ショッカーに追われる橘朔也/仮面ライダーギャレン
 ショッカーに捕らわれたブレイドを助け出す為に橘の案内で黒井、剛、そして加わった侑斗はレンゲルの支配するショッカーのアジトに潜入するも、それは橘の罠だった。
 3号、マッハ、ゼロノスは4人のラウズカードライダーと戦うも、侑斗の言もあり橘達の命までは奪わず。
 今回は顔出しで橘さんを天野さんが演じてるほかに、ブレイド、カリス、レンゲルの声もそれぞれ椿さん、森本さん、北条さんが演じられてます。
 それだけにあまり掘り下げが無かったのはちょっち残念だったなーと


 ライダータウンへと向かう一同の前に現れたのは、乾巧/仮面ライダー555
 去年に引き続いて半田さんが顔出ししてくれるのが嬉しいッスね
 ズーットマッハとアクセルフォームでスピード対決ってのも絵的に面白い


 黒井の奮闘もあり侑斗がライダータウンに辿り着くと、そこには本郷家の洋館が。
 そして、禿頭(とくとう)に白ひげの老執事、「立花藤兵衛」の案内により、地下に残された1号と2号の意識をインプットした電子頭脳の下へと向かう……

 ここはもう大興奮でした。
 何せ、石ノ森先生が当時描かれていた「萬画版」仮面ライダーのオマージュが満載!

 
 小林昭二さんのレーシングクラブの「おやっさん」の藤兵衛では無く、本郷家の執事としての藤兵衛。

 
 「13人の仮面ライダー」によって死亡した本郷武が自身の意識を電子頭脳に残し、一文字を導いていくという設定のオマージュとしての電子頭脳。
 
 ちゃんと「猛ぼっちゃま」って言い方も再現されてて嬉しくなりますよね
 今回藤兵衛を演じられたのは井出らっきょさんですが、萬画版藤兵衛そっくりに仕上がっててちょっとビックリしたぐらいです


 しかし、藤兵衛もライダータウンも全てはライダー達を欺く為の罠であり、黒井もまたライダー達を誘き寄せる為に行動していただけだった。
 3号のことを調べて駆け付けた進之介はライダー同士のレースを提案し、最速のライダーこそ最強という黒井の理論を上手く利用する。
 ショッカー首領もこれに乗り、進之介と侑斗は一晩ショッカーの基地に捕らえられる。


 そして始まる、ショッカーライダー軍団とドライブによる「ライダーグランプリ」
 参戦ライダーは前述の通りバイクが残っているライダーが優先される為、平成が中心。
 何故かWがマシンハードボイルダーじゃなくてリボルギャリーで参戦してるのめっちゃウケましたわ

 レース中は互いに妨害合戦になってましたけど、基本魔法で何でもアリなウィザードが目立ってた印象。
 ビッグとかバインドとかまで使ってましたしね

 そして、進之介はレースの中で黒井に自身が調べてきた真実を述べる。
 それは、黒井は脳改造を受けておらずずっと1号と2号を殺した事を後悔していたこと。
 迷いが生じるも、黒井はこれを振り切ろうと再びレースを続行。

 さらに、BLACKからRXへと進化した南光太郎がライドロンで参戦。
 そして何故か魔進チェイサーも。
 ここでフルCGのライドロンの活躍でチェイサーやられてるんですけど、ほんと何しに出て来たんだ……
 立ち位置で言えば去年の仮面ライダー大戦のシュバルツ将軍ぐらいでした

 
 終盤ではブースタートライドロンがTVシリーズに先駆けて登場。
 最後はトライドロンとトライサイクロンの勝負になるも、僅差でドライブが勝利する。


 「過ちを犯してもいくらでもやり直しが効く」との進之介の言を受け止めるも、3号は首領の電子頭脳が搭載された巨大ロボット、「ライダーロボ」にコアとして吸収されてしまう。
 ライダーロボって発想がすげえなおい……
 首領の目論見は、ショッカーが開発した「歴史改変マシン」の力によって歴史を改変し、さらに最強のショッカーライダーを選び出してそれをコアにライダーロボを起動させることだった。

 ショッカーは原典からして
 
 ・雪男やユニコーンといった空想の生物、マグマなどの無機物から改造人間を作る
 ・マイナス300C°の低温を作り出す

 
 と割と何でもありなところがあるので、ある意味では原典再現かなーと

 ここで、ショッカーの電子頭脳に自分達の意識も密かに封印していた1号と2号が復活。
 歴史改変マシンを含んだ電子頭脳から脱出したことによって、歴史を微弱ながら修正して洗脳されたショッカーライダーを元に戻しているのは上手かったですね


 ライダーロボとショッカーの改造人間達に立ち向かうため、ライダー達が奮闘。
 一度命を救われたこともあり、橘朔也も侑斗の前に助太刀として参戦。
 ここで、

 「信じられる仲間だけは失いたくない」

 って原典の台詞のオマージュが入ってるんですけど、別段今作では橘さんと侑斗が「仲間」って感じで描かれてる訳でも無いので正直微妙でした……
 去年の晴人の
 
 「俺も自分の想いからコヨミを悪の魔法使いにしちまった」

 って台詞が良かっただけにネ

 恒例のガワ使い回し怪人達の中には、フェニックス、サジタリウス・ノヴァ、マシーン大元帥、ジャーク将軍、毒トカゲ男、ウェザー・ドーパント、ユートピア・ドーパント、デェムシュ進化体などの姿が。
 歴史が変わった事で太陽までフェニックスが吹っ飛ばされなかったのかと思うとちょっと感慨深い
 鎧武からは今回デェムシュだけでしたけど、あと何年かしたらロード・バロンも普通にいそうですねw
 
 毎度のことながら、巨大なライダーロボ相手にはJが奮戦。
 しかし、ライダーロボは歴史改変マシンの真髄、「歴史改変ビーム」を放ってJや他のライダー達を次々と消し去っていく。
 

 このピンチにコアとなっていた3号が復活し、共闘を決意。
 歴史を元に戻せば自分も消えると解っていながらも、
 
 
 「それが……仮面ライダーってやつだろ?」

 と戦うことを決めるのがアツい!
 おまけにここで「レッツゴー!! ライダーキック」が流れてくれてもう嬉しい限り
 春映画だと予算の関係で過去の主題歌なかなか流せないですしね(主題歌流すのにも著作権の関係で使用料がいるのよ)


 怪人軍団はライダー達の活躍で倒されるも、マッハはチーターカタツムリによって動きを抑え込まれ、そのまま怪人達から攻撃を受けてしまい……?

 
 そして、ドライブの前に現れたのは手裏剣戦隊ニンニンジャー。
 正直今作の雰囲気とあまり馴染んでなかったッスねニンニンジャー
 でもシュリケンジンとライダーロボが闘ってるところに、ラストニンジャこと好天おじいちゃんが出てきてドライブに忍シュリケンを渡したのは良かった。
 春映画は毎年割と唐突に新アイテムが出てきますけど、好天おじいちゃんなら「ラストニンジャだから何でもあり」って感じで許せるのはニンニンの作風に助けられたなーと

 
 ドライブが忍シュリケンを使うと、何とトライドロンが人型ロボットに変形し、シュリケンジンにオトモ忍の代わりに合体した「シュリケンジントライドロン」に。
 去年の「トッキュウオーキョウリュウジン feat.デンライナー」と違って全く告知されてなかったので素直に「マジで!?」と内心驚きました。
 逆に言うと、告知されてないしおもちゃ屋にも置いてないしで玩具化はされないっぽいですね……

 ライダーロボの撃破によって歴史は正しく修正。
 ここで満足そうに消えていく黒井と、「いつか未来で会おう」という侑斗が好き。
 「記憶」を消費して忘れられていくライダーであるゼロノスに変身する侑斗だけに、この台詞はグッと来ます。
 そして、再び正しい歴史を皆は生きていく。
 正しい歴史では、黒井響一郎はレーサーとして活躍していた。
 ここで進之介が「いったい幾つなんだよ」って言ってますけど、恐らく現代で黒井を改造して過去に送り込んだとかそんなんじゃないスかね
 しかしながら、剛の死だけは覆すことが出来ず、彼は帰らぬ人となった。

 ……ってところで終わり。

 今回の映画の最大のマイナスポイントは恐らくここだと思います。
 配信の仮面ライダー4号での展開もあって「剛の死は覆せなかった」としたんでしょうけど、正直映画は映画単体で完結させて欲しかった感
 一応本編の2号ライダーキャラが死んだまんまってのもちょっと後味悪いですよねぇ

 しかしながら、全体を通してみると昨年の「仮面ライダー大戦」同様面白いポイントは多かった映画だと思います。
 前述の萬画版のオマージュもそうですが、何と言っても今回の最大の良ポイントは黒井響一郎のキャラクター。
 クールに見えて一号と二号を殺した後悔をずっと胸に秘め、時に熱いものを見せる男というキャラクターとしての造型は良ポイントでした。
 元々脚本を担当してる米村さんは「カブト」での個性的ながらもヒロイズムを持たせたキャラ造型に定評のある人ですしね

 中村さんが役者に復帰してから久々に演じる侑斗役ということで、侑斗がかなり重要かつ美味しい役回りになっていたのも良し。
 久々に見るデネブとの掛け合いは、真面目なシーンながらも中村さんも楽しそうに演じられていて見ていて微笑ましかったです。

 
 後、特典として配布されていた仮面ライダー4号の1話も見ました。

 
 こっちは完全に映画の後日談になっていて、映画終盤のシーンも回想で差し挟まれています。
 オリジナルの怪人としてアリとマンモスの合成改造人間、アリマンモスも登場したり。

 内容としてはハルヒの「エンドレスエイト」を思い出すループもの。
 剛が死ぬ度に時間がリセットされ、それを阻止しようと進之介が躍起になるも今度は自分が死んでしまう。しかしまた時間がリセットされ……ってのが大まかなあらすじ。
 タイトルの仮面ライダー4号は終盤の改造手術のシーンにしか登場しませんw

 
 唐橋さんが久々に海堂として出演しているのもポイント。
 十臓やグランデと色々特撮にも出てましたけど、海堂直也としては本放送以来です

 ただ、dビデオって見る為にクレカ要るんですよね…… あれだったらソフト化まで待とうかと

「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE」 感想

January 17 [Sat], 2015, 18:58
 
 
 「これが遠足だってんなら……帰るまでが遠足だ! 戦いは生きて帰るまでが戦いだ!」

 注:以降ネタバレ有り

 あらすじ
 
 ギャラクシーラインの宇宙ステーションが何者かに乗っ取られ、地球へと落ちて来た。
 現場に向かったトッキュウジャーに、宇宙ステーションから現れたゾーリ魔とカンブリ魔が襲い掛かる。
 トッキュウジャーの攻撃が全く効かず苦戦していた時、謎の戦士達の加勢が入る。
 彼らこそ、嘗てデーボス軍から地球を守った「強き竜の者」――獣電戦隊キョウリュウジャーだった。



 恒例の戦隊VSシリーズ。今回はかなり「お約束」を破った構成になっていました。

 序盤から夏映画のギャラクシーラインとレディが再登場。
 全体的な出番は短いながら、宇宙ステーションの落下について警告したりと美味しい役回りではありました。

 キョウリュウジャーとトッキュウジャーが対面するシーンでは「誰? この人達……」というトッキュウ2号の台詞があるので、後述のキョウリュウジャーレッシャーの件と合わせて、「仮面ライダー大戦」はパラレルの模様。
 キョウリュウジャーの名乗りで起きた爆発に巻き込まれるトッキュウジャー、ってのは、トッキュウOPの誰かが転ぶシーンの再現ですねw


 宇宙ステーションは強固なバリアに守られていて手が出せず、キョウリュウジャーは散開して調査し手がかりを探すことに。
 一人残ったダイゴは、話を聞く為という名目もあってトッキュウジャーと共に烈車に乗る。
 当然ながら、ダイゴには烈車が見えてました。
 ここで、
 「イマジネーション? よく解んねえが、俺の中にあるのはブレイブだけだぜ!」
 と、互いのテーマをまず一回クロスさせる構成がベネ。
 しかしまあ、竜星君が髪切ったせいか今回のダイゴは随分印象が違いますね……


 宇宙ステーションを乗っ取ったのは、キョウリュウジャーの最終回でデーボスの口から語られた、悪の「創造主」ことデビウス
 デビウスはあと一日で覚醒し地球を滅ぼそうとする為、キョウリュウジャーはこれを倒さんとしていたことを話す。
 トッキュウジャーは協力を申し出るも、トッキュウジャーの攻撃がゾーリ魔たちには効かなかったこと、そして、「子供みたいでどこか危なっかしくて、戦いには巻き込みたくない」という理由でダイゴはこれを拒否。
 ここで
 「お前達は遠足を続けててくれ! ……それじゃあな!」
 とダイゴが去った後に、ライトが
 「おれ達の旅は遠足じゃない……!」
 と憤るのがライトらしくて良し。しかもこの会話終盤に引っ張りますしね

 一方でシャドーライン側では、デビウスの側近である「紅蓮神官サラマズ」がゼットに謁見中。
 トッキュウジャーも一緒に始末する、とのサラマズの言に対し、ライト達の「キラキラ」が効かないデビウス軍に興味を抱いたゼットは「クロックシャドー」を呼び寄せ、同盟が成立する。
 そして宇宙ステーションを覆うバリアはシャドーラインの「闇」で強化される。

 一人、田舎の駅でダイゴ達に合流する為に電車を待っていた空蝉丸。
 そこにクロックシャドーとクローズが現れ戦闘に。
 クロックシャドーの声は小野坂昌也さん。ボーボボの首領パッチとか、ビーストウォーズリターンズのオブシディアンとかの人ですね。
 「はーい皆、こーんにーっちわーっ!」
 とか、「おかあさんといっしょ」のうたのおにいさんみたいな喋り方がクセになるwww ヤングさんめっちゃノリノリで演技してるしwww
 そしてまた、
 「こーんにーちわーっ! でござる!」
 と返すウッチーがwww
 
 トッキュウジャーの攻撃がゾーリ魔に効かなかったように、空蝉丸の攻撃もまたクローズ達には通じない。そこに、明が現れトッキュウ6号に変身し加勢。
 「ここが俺の死に場所だ……!」
 と言う明に「侍」の精神を感じるウッチーが印象的。そしてキョウリュウゴールドに変身すると、明が投げ捨てたユウドウブレイカーを使ってクローズに対抗することに。
 そこにトッキュウジャーが加勢するも、クロックシャドーの歌い始めた歌に明が「ヤバい……!」と気付き、トッキュウジャーとキョウリュウゴールドを連れてビルドレッシャーで逃走。

 それを追いかけようとしたクロックシャドー達の前に現れたのは……新たなスーパー戦隊、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」
 例年では最後の決戦の辺りで新戦隊の顔見せをすることが多いので、これは意外な「お約束破り」だったと思います。
 「出たな妖怪!」
 「お兄ちゃん、あれ妖怪じゃないから!」
 「違うでしょ、どう見ても」

 との言動から、どうやら自分達の敵と間違えて来た模様。
 
 「忍びなれども忍ばない!」
 という強烈なキャッチフレーズで、クローズ達を一掃。これは不味いと踏んだクロックシャドーは、クライナーロボを呼んで後始末を任せ逃走。
 しかしながら、ニンニンジャーは忍法でクライナーロボを等身大に。そのまま必殺技でクライナーロボを倒すと去って行きました。
 クライナーロボが出て来た時は思わず「まさかロボまで顔見世か!?」と思っちゃいましたねー

 その頃、ビルドダイオーの中では大問題が。
 クロックシャドーの能力によって、ライト達五人は子供に、空蝉丸は赤ん坊に。
 クロックシャドーの能力は、「歌を聴いた人間を若返らせる」というもの。
 この能力は歌を聴いていた時間が長い程若くなる反面、効くのは普通の人間のみ(なので、シャドーのザラムである明には効かなかった)。
 前述の駅のシーンの会話から察するに、明はクロックシャドーとは面識があったので知っていたようです(クロックシャドーのこの能力は闇を作り出すには向かないので、あまり前線に出てこないことも知っていた)。

 何とかトッキュウジャーとキョウリュウジャーが合流するものの、空蝉丸が赤ん坊にされ、ライト達が子供にされたこの状況ならなおさら自分達が戦うと言うダイゴ。
 「子供に『された』んじゃない……。これがおれ達の本当の姿」
 とライトが呟いた時に、クロックシャドーとクローズ、ゾーリ魔達が。
 

 ライト達はこれに立ち向かう為にそのまま変身し、「こどもトッキュウジャー」に。
 ここどうやって撮ったんでしょうねー。子供のスーツアクターさんとかいるのかな
 キョウリュウゴールドがユウドウブレイカーでクローズに対抗していたのからヒントを得て、トッキュウジャーとキョウリュウジャーはトッキュウレッシャーと獣電池を交換。
 互いの力を使って、怪人達に対抗していく。


 ここで、トッキュウ3号がイマジネーションでマイッキーを呼び出してるんですよねー
 「マイッキー、暴れちゃダメよ」
 「マイッキー、暴れる!」

 と、本編を活かしたやりとりで連携してるのが凄く良かった。
 

 ただ、マイッキーがありならトッキュウ2号がリョーナイトを呼び出すのもアリだったんじゃないかなー、と
 「弟にとっての理想のヒーローが兄」っての凄く好きでな

 で、獣電池をレインボーラッシュで打ち出してクロックシャドーを撃破。
 そこに、紅蓮神官サラマズが登場。シャドーラインの闇の力を得た以上用済みと判断した彼は、シャドーキャッスルに火を放ち離反していた。
 

 クロックシャドーの闇暴走の力を取り込んだサラマズは、クローズと合体して「サラマズ究極体」に。
 本編でも突っ込まれてたけど、電車ごっこかよっていうw 先頭の車両がサラマズの頭の様になっているぐらいしかサラマズ要素が無え

 そして、そのままロボ戦に。普段のシリーズではTV同様に巨大戦が最後に入ってましたけど(あと、シリーズのみの戦隊を越えたスーパー合体)、今作では中盤に差し挟まれるのがまたも「お約束破り」という感じ。
 今作でもトッキュウレインボーの烈車と、ギガントキョウリュウジンの獣電池を交換してましたね(玩具だとサイズが違い過ぎて無理だけど)。
 サラマズ究極体を撃破するも、意識が半分覚醒したデビウスの力によってロボは大ダメージを受け、キョウリュウジャー6人も気を失ってしまう羽目に。

 ターミナルに獣電竜たちが獣電池を残していってくれたことで、トッキュウジャーはキョウリュウジャーの力を使ってデビウスを倒す計画を立てる。
 その晩、ライト達は考える。
 今までは駅を一つ一つ守って来るだけの戦いだった。
 しかし、今度は地球の運命がかかったあまりにも大きな戦い。
 ここで、「一つ一つの駅を守って行けば、いつか地球ぐらいには大きくなる」と奮起していたのが個人的には凄く良かったと思います。
 線路はどこまでも繋がっている、っていう「鉄道モチーフ」ならではの意気込みの入れ方と言うか……
 それを一人、先に起きていてこっそり聞いていたダイゴ。
 自分にも守るものがある、仲間がいる、と一人病室で仲間を見るシーンが挟まれていたのは良かったですねー
 「アミィ……」って小さく言ってるのがまた


 そして翌日、トッキュウジャーは宇宙ステーションに向かって烈車を走らせる。
 いつの間にかトリン(スピリット状態)が総裁たちと一緒にいるのはちょっと驚きましたねー
 しかし、デビウスはシャドー怪人達を蘇らせて彼らの進路を妨害。
 確認した限りだと、
 ・ハンマーシャドー
 ・フェンスシャドー
 ・ソウジキシャドー
 ・コインシャドー
 ・サーベルシャドー
 ・チェーンシャドー
 ・ダイニングセットブラザーズ(テーブルシャドー、チェアシャドー)

 がいましたね。


 仲間達が先に進ませてくれたことにより、レッドレッシャーは獣電池の力でバリアを破って宇宙ステーションに突入。
 デビウスと対峙したその時、こっそり烈車に乗り込んでいたキョウリュウレッドが助太刀する。
 「遠足に保護者は必要だろ?」
 「じゃあ、保護者席にでも座っててよ!」

 と軽口を叩きつつデビウスと戦闘開始。

 完全覚醒したデビウスの力はあまりに強大で、ハイパートッキュウ1号もキョウリュウレッド・カーニバルも歯が立たない。
 しかしながら、デビウスを押さえたキョウリュウレッドの檄で奮起したライトが獣電池にブレイブとイマジネーションを込めたことでガブティラの獣電池がキョウリュウジャーレッシャーに変化し、これをダイカイテンキャノンで撃ちだしてデビウスに勝利。
 キョウリュウジャーレッシャーは巨大戦では登場しませんでしたねー まあ今作ではパラレルとは言え、「仮面ライダー大戦」で一回「トッキュウオーキョウリュウジン feat.デンライナー」やってますしね
 動けない自分を置いていけ、と言うダイゴに、
 「これが遠足だってんなら……帰るまでが遠足だ! 戦いは生きて帰るまでが戦いだ!」
 と返すライトは結構カッコ良かったです。
 
 宇宙ステーションの崩壊から二人は脱出し、力を合わせてシャドー怪人を倒した残りのトッキュウジャーとキョウリュウジャーの面々と合流する。
 ここでアミィが
 「もう! また一人で行って……!」
 と、原典の最終回を意識した台詞を言ってるのが良いですね。
 
 生きていたデビウスは、最後の力で超巨大化。
 そこに、「人々を喜ばせる為」にキャンデリラとラッキューロが報せを入れた残りのキョウリュウジャー(シアン、グレー、バイオレット、シルバー)と、生きていたシャドーラインの幹部達が駆け付ける。
 ここで、ネロ男爵が
 「闇の男爵……ネロ!」
 と戦隊よろしく名乗りを入れるも他の幹部がノらずに
 「あ、あれ……儂だけ?」
 となるのが個人的にツボw
 奇しくも、MOVIE大戦で一時的に力を貸す悪役をやった直後ってのは何か親近感沸きましたねー

 そして20人の力を合わせた攻撃で、デビウスは消滅。デーボスを産み出した黒幕、という触れ込みながら、バックボーンが語られずあまり喋ることも無かったのは少しばかり残念な気もします。
 二つの戦隊は記念撮影の後、またそれぞれの道を行くことに。EDテーマは、「ビュンビュン! トッキュウジャー」のアレンジインストでした。


 今回は、
 ・巨大戦、客演が中盤に差し挟まれる
 ・巨大なラスボスを等身大の戦士だけで倒す
 ・EDテーマでダンスが無い

 という内容で、近年の映画で見られた「お約束」からパターンを変えて来た部分が多かったと感じます。
 
 他にも、前作の主題歌が流れるのが定番でしたけど今回は「VAMOLA!キョウリュウジャー」はアレンジインストのみで歌無し、という変則的な演出になっていたりと。

 シリーズがもう随分長く続いているので、「飽き」の来ないように色々工夫がされていた、と感じました。
 まだ公開したばかりですし、皆さまも是非観に行かれてはいかがでしょうか(でも、ここまでネタバレ書いてる記事って視聴済み推奨だよな……)。

「仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル」 感想

January 03 [Sat], 2015, 23:59

 年末に観に行って来たので。
注:以降ネタバレ有り

・「仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ」

「戦国の世の後に待つのは太平か? それとも――」

あらすじ

 嘗てヘルヘイムの森の浸食から人類を救い、神に等しい力を得た青年、葛葉紘汰。
 彼が新天地とした惑星に、突如謎の機械生命体が出現する。メガヘクス、と名乗った機械生命体は舞を捕え、紘汰の記憶を読み取り次なる目標を地球へと定める。
 紘汰の敗北を目の当たりにした嘗てのアーマードライダー達が、メガヘクスの襲来に立ち向かう。



 MOVIE大戦特有の、先代ライダーの後日談。
 本編で紘汰さんの物語はじっくり描かれたこともあって、今回のメインは呉島兄弟の話になっています。
 
 
 惑星でのメガヘクスと始まりの男の戦いは若干ドラゴンボールっぽく見えたり。瞬間移動やエネルギーの打ち合いが実にそれっぽいw
 舞台を地球に映し、始まりの男が空中で爆散するのを元アーマードライダー達が目撃するシーンは、一人一人の表情を映したりとかなり「絶望的」な状況として描かれているのがポイント。
 
 
 あのシーンは本編最終話のミッチの
 「紘汰さんはもういない。……だから僕達が、ヒーローにならなくちゃいけないんだ!」
 や、今作の貴虎の
 「こんな時、葛葉なら絶対に諦めない」
 「俺達が……人類を救うんだあああああ!!」

 みたいに、何だかんだいがみ合ったりと色々あった、今作のメインである呉島兄弟が一番紘汰さんに影響受けてる、ってのも大きいのかな、と(終盤まで登場しないながら皆の心に希望として宿る辺り、本編を経て「皆のヒーロー」って面が今作の紘汰さんは強調されてる気がする)
 
 
 メガヘクスは始まりの男の記憶から、黒影トルーパーやインベス、下級ロイミュード、さらにはあの戦国凌馬を「メカ戦極凌馬」として再生。
 あくまで記憶を基に再現した別人扱いながら、記憶や人格はオリジナルのそれをそのまま受け継いでるってのがメガヘクスの技術力の凄さ。
 
  
 さらにメカ戦極はそのまま新たなロックシードで「ドラゴンエナジーアームズ」を纏ったデュークに。
 メカ戦極の口から語られたのは、メガヘクスの正体。
 それは、人類同様にヘルヘイムに浸食されるも惑星を全て機械化し、意志を一つに統一する事でその浸食を乗り越えた種族。
 本編の後日談の相手としては中々の良設定だな、と思います(銀が基調なのも、人類とは違ったベクトルの「始まりの男」っぽさを強調してるのかな)
 
 戦極ドライバーは本編で大半が失われ、変身できるのは旧ドライバーを未だ所持しているミッチのみ、という状況に陥る元アーマードライダーの面々。
 しかし、舞の最後の力を振り絞った力により一房のヘルヘイムの果実がチーム鎧武のガレージに。ミッチがメカ黒影の残骸から奪った戦極ドライバーを身に着けた貴虎がこの果実をもぐと、それがメロンロックシードに。
 ここでメロンロックシードを引く辺り、翔太郎の元にジョーカーが来た様に、貴虎もメロンロックシードを引き当てる「運命」に選ばれてる感がありますね。

 
 舞を救い出し、人類もシステムに組み込もうとするメガヘクスを止める為立ち向かう呉島兄弟。
 立ちはだかるメカ戦極は斬月が相手取り、龍玄は舞の元へ。
 ゲネシスドライバーの力を使いこなすデュークに苦戦しながらも斬月はデュークを撃破
 メカ戦極が倒れる時の、
 「やっぱり君は強いな……! 流石、一度は私が見込んだ男だ」
 で、貴虎と凌馬の関係も補完されていた気がします(本編だと兄さん目覚めたら殆ど何もかも終わってた状態だったしなー)
 メガヘクスに苦戦していた時、舞を助け出した龍玄から投げ渡されたもの、それは――メロンエナジーロックシード。
 
 嘗てミッチが奪ったメロンエナジーがここでまた貴虎の手に帰ってくる、ってのはアツい!
 メカ戦極の残骸から手に入れたゲネシスドライバーで斬月は斬月・真へ。
 しかし、「黄金の果実」の欠片である極ロックシードを取り込んだメガヘクス強化体に兄弟は大苦戦。
 二人の捨て身の攻撃で極ロックシードを奪取して、そこからロックシードに残されていたバックアップから紘汰さんが復活するという一連の流れがこれまたアツい。
 ここで、極ロックシードから
 「俺は絶対に諦めない!」
 って声がするのは良かったですね(玩具に収録された台詞の中に同じ台詞がある)

 紘汰さんが極アームズになり、三人のライダーの共同戦線でメガヘクスは撃破。
 しかし、メガヘクスの本体は機械化した惑星そのものであり、今まで戦っていたのは大量にいる端末の一人に過ぎなかった――
 
・「仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状」

「盗まれたのは、名前とそれに込めた『誇り』」


 あらすじ
 
 警察は、神出鬼没の大怪盗「アルティメットルパン」の対応に追われていた。
 ルパンを追っていた進之介は、彼の素顔を見るも重加速の発生を確認。――ルパンの正体はロイミュードだったのだ。
 作成したモンタージュから浮かび上がって来たのは、長年ルパンの正体と目されてきた男、ゾルーク東条。だが彼は、現在はかなりの高齢の筈だった。
 ルパンの正体、そして「ベルトさん」の過去にまつわる秘密とは?

 
 MOVIE大戦の現行作品は、まだスタートダッシュを切ったばかりとあって割と自由な内容になる事が多いですが、今回は刑事がライダーとあって「怪盗」のライダーが相手。
 
  
 ゾルーク東条こと仮面ライダールパン。
 その正体は、ロイミュードの事を密かに知ったオリジナルのゾルークが、その意識を「サイバロイドZZZ」なるロイミュードの素体とも言える機械の身体に移したもの。
 元々サイバロイドZZZはクリム・スタインベルト博士が自身の意識の器とする予定だったものの、暴走を恐れて封印した、とのこと。
 サイバロイド、と言えばやっぱキョーダインですよね(意識の器、ってのもオマージュかと)
 演じているのはピースの綾部さんですが、今回かなりクリカンのルパン三世を意識した口調や喋り方で演じられていました。
 
 ルパンに対し、特状課やロイミュードの面々は戦々恐々。
 ここで警察側の「お偉いさん」役で白倉伸一郎プロデューサーがカメオ出演してるのが大友的にはクスリと来ますw
 後、ブレンが見ているタブレットのニュース記事に「沢芽市で異変」って文字があって、繋がりを軽く匂わせてるのがニクい演出。
 
 
 ゾルークは「仮面ライダー」を名乗る進之介とベルトさんへの失望を口にし、その称号を奪わんとブレイクガンナーのデータから作ったルパンガンナーで「仮面ライダールパン」に。
 魔進チェイサーすら圧倒し、更にはドライブドライバーに大ダメージを与える。そして、ドライブドライバーが機能停止したことによりベルトさんとの意思の疎通が不能に。

 
 
 事前に告知されていた「仮面ライダーの称号を盗む」ってのは「?」って感じでしたけど、本編を見るとその流れの妙に感心させられました。
 進之介の志を打ちのめして、「仮面ライダー」を名乗らせなくする、というのがもうね、面白すぎてね

 ドライブドライバーは直らないままの状況で、ルパンは次なる犯行を予告。
 しかし進之介は、特状課の中にルパンが化けたスパイがいる事を見抜いていた。
 それは――霧子。
 ただ、「霧子は俺に、愛想笑いなんてしないんだよ!」って所でさっき映ったシーンと違うカット割りを使ってくるのはミステリとしては反則かな、と(ミステリが主体じゃないとは言えね)
 
 ルパンの熱気球に飛び移って、
 「例え動かなくても……こいつを着けている限り俺は、『仮面ライダー』だ!」
 って台詞はアツかったですねー
 
 ドライブドライバーの機能が回復し、ビルから落下した本物の霧子もトライドロンによって救出。
 後は主題歌にのせての戦闘でルパンに勝利、って流れは良かったです。おまけに雪辱の為とは言え一時的にチェイスが加勢する、というサービス付き。
 ここで志を取り戻したのを見て、ルパンが最期に「仮面ライダー」の名を返還する、ってのが良いですよねー

 ゾルークの意志を失ったサイバロイドZZZは、その場に倒れ伏す。
 しかし、そこにメガヘクスが現れるとその身体を乗っ取って――

「MOVIE大戦フルスロットル」
 「その想いは果汁の様に純粋で――車の様にどこまでも突っ走る」

 ドライブはZZZメガヘクスを追って沢芽市へ。そこで、既に戦っていたアーマードライダー達と合流。
 ここで鎧武の
 「まあ……宇宙の神様みたいなモンかな」
 ってのに驚いてるドライブで「まあそうなるよな」、と
 
 
 メガヘクスはこれに対抗して、遂に駆紋戒斗を複製。
 しかしながら、戒斗が大人しく言う事を聞くはずも無く反逆される羽目に。
 結局の所、「個」はエラーであると言いつつ復活させた個体のオリジナルの人格をそのまま反映させたのがメガヘクスの敗因だった気もします。
 
 
 揃った四人のアーマードライダーとドライブ。更に、メガヘクスに好き勝手されては困るとロイミュード幹部達も一時的に協力。
 
 
 そして、オルタナティブ舞の力で誕生した「シフトフルーツ」と、「ドライブロックシード」で、ドライブは鎧武の力を使うタイプフルーツに、鎧武はドライブの力を使うドライブアームズに。
 互いに武器の使い方を教えてやるシーンがあるのが個人的にツボ。
 ちなみにドライブアームズの名乗りは、

 ”ドライブアームズ! ひとっぱしり、いざ、トゥギャザー!”

 でした。「いざ」と「トゥギャザー」で韻を踏んであるのも好き。
 タイプフルーツは三度笠風のオレンジの輪切りが粋だなー、と(進之介も「編笠……、和風だねえ」って言ってますしね)
 ここで鎧武が「おおーっ! やっぱりこう来たか!」って言ってるのは、ウィザードアームズや一号アームズの前例があるからかな

 
 ZZZメガヘクスは二人のライダーの前にダメージを負い、本星に帰還。
 シフトフルーツの力で変形したトライドロンで、鎧武とドライブはメガヘクス本星を激闘の末破壊、でフィニッシュでした。
 メガヘクスが機能を停止したことで、複製したインベスやロイミュード、更にはバロンも全て機能を停止。
 小説版とかでこの残されたやつが活かされたりしそうですけど果たして

 全てを終えて、紘汰さんと進之介は固い握手。
 始まりの男と女は、人知れず星に戻ろうとするも元アーマードライダーの面々の提案もあり、人間だった頃の姿に戻ると皆との時間を少しだけ過ごしてから星に戻ることに。
 進之介はピットにいたゾルークの意志を宿したコアにライバル宣言され、失言が元で霧子に追い回されるはめに。

 ゾルークが生きてた、って事は、夏映画あたりでなんか再登場しそうだなー、と
 MOVIE大戦パートは二人の主人公の掛け合いが楽しく、
 「うおぉっ!? ベルトと喋れんのかよ!?」
 とか、
 「神様、シートベルトして」
 とかは見てて微笑ましかったですね。

 
 全体として、告知の「シリーズ最高傑作!」の名に恥じない良作に仕上がっていたと思います。
 過去作品からの客演が無く、純粋にシリーズ二作のクロスオーバーに特化しているのも見易さに繋がっていますね。
プロフィール
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