ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio29 「目的地はローマ! コロッセオ」 感想

May 13 [Mon], 2019, 1:14
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『プロント(もしもし)! 通話中』から、『グリーン・ディとオアシス その@』の途中まで。

 「プロント(もしもし)! 通話中」
 「護衛チームとドッピオ、それぞれが『通話』によってローマに集結する」
 って意味で結構好きなサブタイなんで使ってほしかったですけどねー

 
 
 謎の男(一体何ナレフなんだ)によるスタンドの矢の起源についての解説は小松さんがじっくり語ることで魅せてきたなと
 この「矢を作った存在」って勝手にカーズ様で脳内補完してたけどどうなんでしょうね?

 
 スタクルメンバーのシルエットを出すことで解る人には解る!なの良いですねえ!

 
 流石に「このメスがッ!」「このガキがッ!」に修正されてました
 まあ冷静に考えたらひでェー罵倒ですよねェ

 
 ここでアイスの雫が垂れているのは……「血の雫」を示唆してるんスかねえ……(深読み)

 
 【キング・クリムゾン】の能力、【エピタフ(墓碑銘)】についての解説。
 劇中ではボスが貸し与えた能力、とドッピオに思い込ませていましたが、肉体は同じなので結局のところキンクリの能力を表出させているだけなのかなと

 「スタンドは精神の発露」を踏まえると
 「キンクリはディアボロ、エピタフはドッピオの精神から産まれた」
 という可能性もありますけどネ

 名前の由来は『クリムゾン・キングの宮殿』の三曲目、"Epitaph including March For No Reason and Tomorrow And Tomorrow"から。
 こういう「関連した能力がアーティストで統一されている」の良いですよね……(全部QUEENの楽曲の吉良の能力とか)

 
 原作だとディアボロがドッピオに語っていたチョコラータのプロフィールは大川さんのナレーションになってました
 医師時代のチョコラータ、私服のセンスが荒木イズムだから(当たり前だろ)逆に違和感ありますよね……(苦笑)

 
 
 「介護のボランティアと称して死を観察するために老人を次々自殺に追い込んだ」がかなりサイコ!で好きな設定なのでオリジナルカットありは嬉しいですね
 しっかし画太郎先生のババアみてえな顔してんな……(ド直球不謹慎)

 
 セッコの声がKENNさんなのはたまげました
 遊戯王GXが大好きだったからもう十代!ってイメージが強すぎて……
 「国語の教師かオメェーはよォォ〜〜」をどう演ってくるのか楽しみですねー

 
 
 
 【グリーン・ディ】の能力描写は「気づいたら攻撃を受けていてやべェーことになっている」を効果的に演出できるので大好きです
 「ズボンのチャック……遠すぎんだよ……」のところとか観察しているミスタ達の反応も含めて良いですよね
 まだ今回は序盤も序盤なので、次回以降の能力に対処しつつの戦闘、印象的な市民虐殺シーンなどに期待したいです
 
 
 次回、Episodio30「グリーン・ディとオアシス その@」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio28 「今にも落ちて来そうな空の下で」 感想

April 29 [Mon], 2019, 7:28
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『キング・クリムゾン V.S. メタリカ そのD』から、『今にも落ちて来そうな空の下で』まで。

 
 
 
 最期に一矢報いようとするもキンクリの圧倒的な能力の前に敗れるリゾットは虚しいですね……
 エアロスミスを利用してボスを攻撃するつもりが自分を撃ち殺して止めを刺す結果になったのがなんとも
 ここで暗チ全滅なんですけど、本筋が怒涛の展開になっていくせいであまり感傷みたいな感じが無いのも無常感ある

 
 流石に「行くぞオアア」「こっちこっちオアアアーッ」は強調しすぎるとギャグになるからかガヤでこそっと言ってる感じでしたね……
 静ジョでヘビーウェザーの跡地に入ってきたレスキュー隊員が「こっちこっちオアアアーッ」つってるのすき

 
 
 
 ブチャラティ、リゾットと善戦した相手が多かった中で、このたった一瞬でボスがアバッキオを始末してしまうのはその強キャラ感を高めているなと
 主人公チームのメインキャラでもあっさり死んでしまう、ってのが荒木先生のドライさとそこからの作劇の上手さを示していて好きなんですよね……(アヴドゥルの最期とか)
 
 
 【ムーディー・ブルース】のスタンドパラメータ。
 ここでパラメータ入れるのはずるい……
 戦闘に特化した能力ではないながら、ペリーコロさんのメッセージ、サルディニアへの飛行機、そして最期のデスマスクと大活躍でしたねえ

 
 名前の由来はイングランドのプログレロックバンド、The Moody Bluesから。
 
 
 「そうだな……。わたしは『結果』だけを求めてはいない。『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ……」
 「近道した時『真実』を見失うかもしれない。やる気もしだいに失せていく」

 
 「大切なのは、『真実に向かおうとする意志』だと思っている」

 「向かおうとする意思さえあれば、例え今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう? 向かっているわけだからな。……違うかい?」


 この一連の流れは『ジョジョ』の人生哲学の中でも一二を争う真理だと思います
 結果だけを追い求めてその過程でどんな非道な事でもやる人間は「悪」であるというのはDIOの「過程や方法なぞ……どうでもよいのだァーッ」でも証明されていますしね
 すぐには結果が出なくても追い求め続ければ『真実』に辿り着ける。
 過程をすっ飛ばし結果だけを享受するボスの能力と信条へのアンチテーゼにもなっているのが素晴らしいです

 
 ここで死後の世界のアバッキオの描写から、一気にアバッキオの死を確認する仲間達のシーンに引き戻すの本当に神演出だなと思います
 「仲間が死んだことを認めたく無くてカラ元気で振舞ったり、取り乱して仲間に『目を覚ますよな』と言ったりする」ってシーンが好きなのでナランチャが本当に良い働きをしてくれるんですよね
 「おいてくなんてオレはヤダよォォォォォォォ」で声出して泣いたわ……

 
 このデスマスクいつ見てもほんと似てねえな!と
 実のところポルナレフとの接触のきっかけに過ぎないからかアニメでもあまり寄せてなかったですね
 
 
 ここでアバッキオがかけらを握っていたの、
 「ジョルノの能力なら生命を与えてデスマスクを見つけ出せる」
 という信頼を最期に見せたのだと考えると激エモいんスよね……

 
 アニオリでアバッキオの最期の場所に花を咲かせる演出があったのもディモールト・ベネ!でした
 ここのシーンは葬る間もなかった原作への補完と同時に、ジョルノがボスにやられたナランチャに手向けとして花を咲かせるシーンも補強しているんですよね……

 
 「アバッキオ、おまえはりっぱにやったのだ」
 「そしておまえの真実に『向かおうとする意志』は、あとの者たちが感じとってくれているさ」
 「大切なのは……そこなんだからな……」


 原作でも素晴らしい回だと思ってはいましたが、まさかここまで泣かされるとは思っていませんでした
 アニメだとリアルタイムで半年以上キャラクターと付き合っているからというのもあるかも知れませんネ
 ナランチャのあのあっけない最期もしっかり演出してくれそうです
 
 
 次回、特別番組「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 destino」
 またまた総集編。
 まあ四部の糞作画見せられるよりは良いんですけどこれで三回目ッスよ……
 ゲスコンビ戦はじっくりやって欲しいんですけどねー

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio27 「キング・クリムゾン VS. メタリカ」 感想

April 22 [Mon], 2019, 0:25
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『キング・クリムゾン V.S. メタリカ その@』の途中から、『キング・クリムゾン V.S. メタリカ そのC』まで。
 
 
 このハサミのところ、動きがついたら「あだだだ痛い痛い!!」って感じにマジに痛そうで……
 スプラッタホラー見てる時みたいな感じでしたわ

 
 【メタリカ】のスタンドパラメータ。
 傷口に蠢く無数の群体とかマゴットセラピーかよ!と思いますが荒木先生曰くモチーフは『ムーミン』のニョロニョロだそうです
 暗殺チームのリーダーながらそのビジョンは他のメンバーに比べると地味! しかし暗殺においては「生きている限り相手に避けようが無い」「砂鉄で保護色を纏える隠密性」という点で確実!というのが良いですよね

 
 名前の由来はアメリカのヘヴィー・メタルバンド、METALLICAから。

 
 
 アニオリで「保護が遅かったら拉致されていた」の辺りに相当する暗チの家探しを入れることで、みんな死んでるからその喪失感がすげーなって
 リゾットが勝っても、もう彼以外チームのメンバーは誰もいないから虚しいだけなんですよね

 
 黄色い血は原作だと黒ベタからトーンに変えることで見事にその変化と危機感を表現していたんですが、アニメだと「色」でより解りやすいなと
 こういう「漫画とアニメという媒体の違い」による演出を見るの楽しいですね

 
 
 リゾットが撃たれるところの「え」って感じの唐突かつ意外、という雰囲気の出し方がとても良かったです
 「勝ったと思った瞬間敗北する」ってのはジョジョの黄金パターンですが、主人公チームから見て敵同士の戦いでそれがあるのがオンリーワンですよねここは

 
 予知能力のバトルに於いて「予知を読み違える」ってオインゴの承太郎、「ウォズの下に来た」みたいに敗北パターンに繋がることが多いんですけど、ここで「読み違えていた、まだ死ぬわけでは無い」となるのがボスのボスたる所以だなと
 そもそもナランチャの攻撃で勝敗が決した辺りからして、「追って来る敵さえ自らの『絶頂』の為に利用する」という点でボスの強かさを物語っているのではないでしょうか 

 
 次回、Episodio28「今にも落ちて来そうな空の下で」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio26 「ほんの少し昔の物語〜ぼくの名はドッピオ〜」 感想

April 15 [Mon], 2019, 0:00
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『ほんの少し昔の物語』の冒頭を前倒しにしつつ、『サルディニア島嵐警報!』から、『キング・クリムゾン V.S. メタリカ その@』の途中まで。

 
 
 ディアボロの出生に関しては原作のナレーションをうまく台詞に落とし込んでいるのがかなり良い構成でした
 「膝の裏で育つフジツボ」とかそーそーあったなー!って感じで

 
 元々幼少期のボスは「臆病でドンくさいやつ」とは言われていましたが「ドッピオが元々の主人格」とアニオリで描いてきたのはおもしれーなー!と
 出生シーンでよく見るとまばたきで瞳の色が変わってるんで、「産まれた時から二つの人格があった」って可能性もあるんですけどネ
 また、ドナテラのキャラ付けもアニオリですが「美しくないものとくさい男は嫌い」「フランスの硬水の炭酸水がいい」と逆算的にトリッシュの性格はこの人からか、と思わせる感じにしたのも無駄がないですね

 
 この母親が生き埋めにされてたのどういうことだったんだろう、といつも思います
 サイコホラー的な恐怖演出なんだろうなとは思うんですけど、ドッピオ(ディアボロ)の母への偏愛と考えるとそのヤバさが際立つなとも

 
 
 ドッピオからディアボロへの人格の切り替わりは目の演出もあってかなりインパクト大!なのが良かったです
 ここら辺から初見の人にも「ドッピオ=ボス」なのが解ってくるシーンですしね
 豹変して
 くそやかましいぞ‼ さわってんじゃあねえーッ、見てどおすんだよ、あああ‼ これからおっ死ぬてめーがよォォォォォーーッ
 のコマが大好きなんで再現度がすげえ!

 
 
 この「これはオレの手でしたァぁぁぁ」が大好きなモブ惨殺シーンなんですけど、
 
 
 
 カット割りによって
 「ドッピオの手を見ていたと思ったらいつの間にか自分の腕を!」
 が違和感なく入って来るのは素晴らしかったです

 
 タクシーでボられるドッピオも好きなんですけど、ここはちょっと尺足らずでしたねー
 和やかに接していた運転手が豹変して
 「見たのか? イジったとこオメー見たのか、証拠あんのか?」
 「おいおいおいおいおいおい、自分の勘違いかも……とはこれっぽっちも考えもしねーで、なんの証拠もないのにこのオレを雲助あつかいしよおって、てめーはこういうわけかっ」

 って因縁つけてくんのマジに荒木先生のチンピラ台詞の真骨頂!って感じなんスよ!
 そこらへん結構削っちゃったのは残念

 
 「とぉるるるるるる」は二重人格のスイッチとして面白い設定なんですけど、動きと声で狂人度合いマシマシなの良いなーって
 
 
 この「【エアロスミス】の音が聞こえたからお前はスタンド使いだ」っての、こういう能力者同士の読み合いから来る「戦いの前段階」が面白いのでエアロスミスをカット割りで入れながらの演出がンギモッヂイイイイイイ!!と
 
 
 
 【メタリカ】の攻撃の「イタそう」感もかなりいい感じでした
 「カミソリを大量に嘔吐する」「頬と口の中から無数の針が飛び出す」とかなんでこんなエグい技思いつくんスか!って思いますよね
 カミソリ嘔吐は想像してたより勢い良く吹き出すんだな、と

 
 次回、Episodio27「キング・クリムゾン VS. メタリカ」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio25 「スパイス・ガール」 感想

April 08 [Mon], 2019, 0:00
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『ノトーリアスB・I・G そのD』から、『スパイス・ガール そのA』まで。

 
 初登場シーンでグレイトフルデッド戦同様の手形が出てくるの、原作にもあったんですけどより解りやすくなってました
 いやでもこんなモンスター然とした手形じゃねえだろお?とはちょっとだけ

 
 
 【スパイス・ガール】が自我があって本体と会話できるスタンドなの、考えてみると父親の「二重人格」からの遺伝なのかなあ……と
  
 
 
 でもこの
 「テメェーッ、サッサトあの世ヘイキヤガレエエエエエエコノクソガアアアアアア」
 「イツマデモコノ世ニヘバリ付イテンジャネエエーーッ」

 は間違いなくトリッシュの内にある暴力性だろ!とは思いますね

 
 
 この時計を柔らかくするシーンでサルヴァドール・ダリの「記憶の固執」を意識した演出をカットしたのマジかお前! マジにやってんのかァァ〜〜ッ!?と
 エニグマのエッシャーみたいに有名な絵画の要素まで取り入れる! ルーブル美術館とコラボまでしちゃう!と、漫画をとことんまで芸術の域に高めるのが『ジョジョ』の良さでしょと思う訳なんですよ
 
 
 【スパイス・ガール】のスタンドパラメータ。
 デザイン的に格子模様だったりで【キング・クリムゾン】との血縁からの類似性もあるんですよね

 
 名前の由来はイギリスのアイドルグループ、Spice Girlsから。
 ラッシュはその代表的な楽曲、"Wannabe"からですね
 爽やかかつ「強い女」って感じのイメージが伝わってくる、ジョジョの名前の由来になった系の曲でもかなりのお気に入りだったりします
 是非一度聴いて頂きたい……!

 
 ここで覚悟を決めて「ゆっくり動くなんてスットロい事やってたら、いずれ追いつかれるわよどっちみち!」と叫ぶのま〜〜じでカッコいいなァァーーッ!!
 バトルヒロイン、という概念でも荒木先生の描く「強い女」に勝るものは無いと思うんですが、このトリッシュのカッコ良さがそのまま六部の徐倫のタフネスさへと受け継がれていくんですよね
 
 
 
 スパイス・ガールはこの一回がメイン戦闘で最終決戦だとほぼサブキャラでしたが、それ故にアニオリで指振りなどを追加してカッコ良さと見せ場マシマシにしてたなって
 ここで「アリーヴェデルチ(さよならよ)」って言うブチャトリしんどい 無理(語彙力欠如女子) 

 
 次回、Episodio26「ほんの少し昔の物語〜ぼくの名はドッピオ〜」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio24 「ノトーリアス・B・I・G(ビッグ)」 感想

April 01 [Mon], 2019, 12:12
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『フライト・コードなし! サルディニアへ向かえ』から、『ノトーリアスB・I・G そのC』まで。

 
 空港で飛行機を奪うやり取りはまるっとカット。
 ストーリー的には無くても成立するんですが、ブチャラティが一般人相手に「ギャング」してる貴重なシーンでもあるので見たかった……!

 
 【ムーディー・ブルース】のリプレイで飛行機を操縦するのは能力の戦闘以外への応用で好きなシーンだったりします
 「INSって装置があるって映画で見た」「テレビだと〜〜」って台詞で、何気に「過去を映像の如く再生する」って能力の根拠になるアバッキオの性格描写のシーンでもあるんですよここ

 
 カルネ
 劇中だと一切言葉を発しなかったからかマジに「死ぬためだけに出てきたやつ」ってイメージしか無い人です
 よく「死んだら発動する能力なんて奴がよく親衛隊にまでなれたな」と言われますが、【チープ・トリック】の乙雅三のように本体がなんとなく本能的にスタンドの真価を感じ取っていたんじゃないですかね

 
 あと本体が死ぬ前にも一応スタンド像が登場していたりするので、死ぬ前は【エボニーデビル】みたいに「恨みで強くなる近距離パワー型スタンド」だった可能性もあるんじゃない?と

 
 この回はホラーテイストを取り入れている『ジョジョ』の中でも屈指のホラー回なので、じわじわと得体の知れないものが迫って来る空気感の再現が素晴らしかったです
 この冷蔵庫の指ほんとなんだったんだろなあ

 
 
 
 気づいたら不気味な落書きが、ってのはちょっとヴァニラ・アイス戦を彷彿とさせますよね
 「文字の恐ろしさ」っていうのが私凄く好きなんですよ……
 四部アニメの「岸辺ロハンも殺された」が一文字ずつ映る演出で恐怖の鳥肌立ったからね
 横溝正史の小説がマイフェイバリットなのも「おお! 血! 血! 血だ!」などの「文字だけで人を恐怖させる」感覚がたまらないからだったり

 
 【ノトーリアス・B・I・G】のパラメータはまだ本体、名前ともにシークレット状態に。
 パラメータ「∞」が3つもあるだけでかなり規格外のスタンドだということが伝わって来るのではないでしょうか

 
 名前の由来はアメリカのラッパー、The Notorious B.I.G.から。
 ビギーって五部の連載中にカルネ同様に「射殺」されてるんですよね……

 
 
 
 この一段落したと思ったら窓にビタン!も「静から動への転換による恐怖感」をわかってんなー!って感じで
 こればっかりはアニメでないとその空気感が100%伝わらないですから……
 原作の「静のコマ」からページをめくると一ページブチ抜きで敵スタンドが!なのもかなり演出としては上手いんですが……

 
 次回、Episodio25「スパイス・ガール」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio23 「クラッシュとトーキング・ヘッド」 感想

March 25 [Mon], 2019, 0:00
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『クラッシュとトーキング・ヘッド そのC』から、『クラッシュとトーキング・ヘッド そのF』まで。

 
 
 幕間として入れられたおさわりの手つきがいやらしくてやっぱできてんだろこいつら!と
 
 
 「撃てねえーんなら撃てねぇーで殺る方法はある」でプロペラの方で攻撃するの、ナランチャほんと危機的状況での機転の利き方半端ないなって
 読者の側にも「【エアロスミス】の攻撃方法は機銃」と思い込みが出来ているので、「ああーそういうのアリか!」となるんですよ

 
 【トーキング・ヘッド】のスタンドパラメータ。
 単体での戦闘には向かないスタンドですが、今回の「敵チームを撹乱する」という使い方のほかにも「交渉相手や公人の言質を取らせる」という対外交渉などにも使えるのではないかなと

 
 名前の由来はアメリカのロックバンド、Talking Headsから。
 
 
 
 やはり「スタンドの本体探し」はシチュエーションだけでわくわさせてくれます
 主人公サイドと敵サイドのそれぞれの精神的駆け引きが活きる展開ですからね
 このエピソードの場合は「ナランチャはスクアーロを探している!」と敵サイドと読者に思わせてからティッツァーノの方で探し当てた!っていう流れはミステリの視点逸らしのテクニックが活かされていて面白いんですよね

 
 
 五部は基本的にギャングの命の取り合いなので互いに覚悟を決めていることが多いんですが、喉に食らいつかれても「これしきの事」と言ってのけるナランチャ、「水」を作る為に自らを差し出すティッツァーノといった具合に覚悟を互いに提示してくると燃えますね……
 
 
 それでいて「組織の命令と関係無しに、おまえのためにヤツを始末する」と個人の感情が上回ってしまった時点でスクアーロはギャングとして精神的に負けているというのが主人公サイドの勝つロジックとしても無駄がない!

 
 
 ボラボララッシュは期待以上の出来でした
 叫び過ぎず覚悟を決めた感じの落ちついた演技にしたのも評価点ですね

 
 次回、Episodio24「ノトーリアス・B・I・G(ビッグ)」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio22 「ガッツの『G』」 感想

March 18 [Mon], 2019, 0:00
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『ガッツの「G」』から、『クラッシュとトーキング・ヘッド そのB』まで。

 
 「オレたちも補給しなきゃな……。『ガッツ』を」
 ぶっちゃけ『ガッツの「G」』ってサブタイはあの人文字のイラストに対するもので本編的な意味合いは無いと思うんですけど、印象的なだけに今回のサブタイにしてこうやって本編でちょっとだけ関連付けてきたかと
 ピストルズの「『ガッツ』ガ足リネェーンダヨォー!」が唐突過ぎてしこたま笑った

 
 
 新OPは「裏切者のレクイエム」
 今までのシリーズに無い荘厳な感じの曲調が運命論を軸とする五部に合います
 フーゴが足だけ映るところに一抹の寂しさを覚える……

 
 
 新EDは「Modern Crusaders」
 エニグマなら四部だろ!とは思いますが、EDの洋楽っていつもキャラの元ネタより雰囲気に合わせて選ばれているので……
 その四部は六部のサヴェジ・ガーデンでしたしね
 【ローリング・ストーンズ】の像を思い出すスタンドの像すき

 
 「そりゃ当然、動物がカワイソーって菜食ならよォ、スニーカーはいてリュックとか背負ってんだろーがよ」
 「うっへェー、そりゃスッゲ気合入ってるわッ! ババアになってもバスケの選手みてーなカッコするのかあ〜〜」


 菜食主義者についての会話は「慣れ親しんだキャラクターが何気ない日常の疑問を話題にする」ってところが面白いんですよね
 六部の「豚の逆はシャケ」もこの系譜かな(FFが自己のアイデンティティを確立させようとする作劇でもありますけど)

 
 
 ワイン飲んでひと呼吸入れてから参加するアバッキオでめっちゃ笑えます
 原作だと二コマ目から混ざってる感じだったところにこんな面白い行間入れてくるとは……!と
 ボコっちゃっても「あーやっちゃったな、ついでだから毒見させよ」なドライさがやっぱこいつらギャングなんだなと思わせてくれますね

 
 
 「スープの中に……サメがいるッ!」の緊迫感はやはり良いなと思います
 シアーハートアタックなどもそうですが、能力や条件が解ってもその対応を考えながらバトルしていくって流れが面白いんですよね
 
 
 
 そういうパターン的な話で観ていくと「一人だけ攻撃を受けているが、周りに伝わらない」というもどかしさの中で一人戦う【トーキング・ヘッド】の方もデス13やバイツァ・ダストで見られた手法だよなと
 パターンで分類できても、「前と被っていて面白くない」とはならないのがやっぱり名作の名作たる所以ですよ

 
 【クラッシュ】のスタンドパラメータ。
 水から水へのジャンプってドラえもんのジャンプ潜水艦だろォ?と思いますけど、殺意マシマシでどこから攻撃してくるのか解らないやべー敵になると恐ろしいですね
 水という身近にあるものの恐ろしさを描くの、仮面ライダー龍騎で鏡というありふれたものの恐ろしさを描いたのとシンパシー感じるんだよなァ
 
 
 名前の由来はイギリスのパンク・ロックバンド、The Crashから。

 
 スクアーロとティッツァーノ
 こいつらがコンビで襲ってくるの、暗殺チーム編からの流れで観ていくと「ソルジェラがもし生きていて襲ってきたら」というIFを重ねているようにも見えるわけです
 こいつらが「できてんじゃあないか?」ってぐらいのホモホモしいコンビなのもそれっぽい
 
 ティッツァーノの声はブラフォードからの続投でツダケンさん。
 フォーエバーと重ちーのかっぺーさん、ダービーとアバッキオの諏訪部さんと長期シリーズになって兼役も増えてきましたね

 
 「のぞいてくれッ!(のぞかないでくれ) ここをのぞいてくれよォォォォ(のぞかないでくれォォォォ)」のところでアバッキオに汚いと言われるの、
 「ションベンポットに入れてた奴には言われたくない」というツッコミを今回多数見て盲点だったなと(今まで気づかなかった)
 こうやって私のような原作既読者でも新規の人の視点からいろいろ気づかされるのがアニメの良いところですね
 
 
 次回、Episodio23「クラッシュとトーキング・ヘッド」

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio21 「キング・クリムゾンの謎」 感想

March 04 [Mon], 2019, 0:42
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『キング・クリムゾンの謎 そのB』から、『キング・クリムゾンの謎 そのE』まで。

 
 
 
 キンクリの能力は屈指のアニメ映えだなーと
 気づいたら過程が消えている、というのはコマとコマで読む漫画よりも連続した動きのアニメの方がわかりやすさ込みで映えるなと思いますね

 
 この「ボスだけが視認できる、吹っ飛んでいる間の時間」の描写もぬるぬると動く感じと抽象的表現をうまくかつようして原作のあの独特の空間を解釈していたなと

 
 こうして見るとキンクリ、初戦闘でいきなり「読めるのはあくまで少し先の時間だけ」と攻略されちゃってんのラスボスとしては一歩落ちるなというところはあります
 キンクリの能力が今後ますます理解不能!(重ちー)になっていくことと、そもそもディアボロの場合執念深さが物凄いところから何だかんだ盛り上がるんですけどね 

 
 
 ここら辺寝起き五部のせいで思い出し笑いしちゃうのはナイショ
 「おほッ! ぼくの手からトビウオがいっぱい出てきた」プシュプシュ ほんすこ

 
 【キング・クリムゾン】のスタンドパラメータ。
 能力、本体などはストーリー展開に合わせてまだシークレット状態に。

 
 名前の由来はイギリスのプログレッシブ・ロックバンド、King Crimsonから。
 この『クリムゾン・キングの宮殿』のジャケットは有名なため、パロディなどで見たことがある人もいるのではないでしょうか

 
 組織への裏切りはそれぞれのキャラクターをここまでしっかりと描いてきたからこそ、その考え方の違いが上手く出ているなと思うわけです

 
 「絶対的な組織に従う何も考えない兵士」であることを選んだアバッキオが「組織」ではなく「オレの心が安らぐのはあんたと一緒の時だけ」とブチャラティを選ぶという覚悟。

 
 「次の幹部はオレかな」と軽口を叩きつつも(ブチャラティは絶対に勝つ見込みのない戦いはしない男だ)と打算と自らのラッキーを信じ動くミスタ。

 
 
 決断を鈍らせ「命令してくれよ」と弱気になりながらも「大切な人に裏切られて見捨てられた」ことに共感を覚え「トリッシュの腕のキズはオレのキズだッ!」と自らの意志で選択するナランチャ。

 そして……

 
 「僕は、こんな馬鹿げた裏切りには乗れない……」
 「『正しい馬鹿』には……なれない……!」


 というわけで、ここでパンナコッタ・フーゴは離脱と相成りました
 原作ではこの後一切出番が無くなり、完全に「消えたキャラクター」となってしまうフーゴ。
 この別れの後のフーゴを描いた公式媒体の小説作品が二本も出ていることからも、本当に意外性のある展開だったことが解ります
 
 アニメでは最後のシーンを彩ろうと色々な要素が加えられていたんですが、「正しい馬鹿にはなれない」はフーゴの生き方と価値観が上手く出た台詞運びだと思いました
 如何せん誰よりも賢しいが故に、「義」よりも「理屈」が先に出てくる考え方のフーゴだからこそなんですよ
 「義」を軽んじているわけではないが故に「言っていることはわかったし、正しいと思うよ、ブチャラティ」という言葉が出てきたわけで……

 原作だとこの後のボスからの刺客としての再登場を想定していたからかあっさりとした別れだったんですが、

 「おめーはどうすんだよ、フーゴ」
 「フーゴの奴、来なかったな」
 「まあ決断は人それぞれだ」


 といったアニオリの台詞群でうまくフォローして、「フーゴの決断もまたこの場では間違ってはいない、正しい正しくないという話ではなく考え方の違い」を強調してくれたのは良かったんじゃないかなと
 アニメではラストの辺りに少しだけ「その後」を描くのかなと淡い期待を寄せています

 
 次回、特別番組「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 determinazione」
 裏切りのこのタイミングで総集編。
 四部アニメの作画が息切れしてたからか、結構総集編挟んできますね……

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio20 「ボスからの最終指令」 感想

February 25 [Mon], 2019, 0:42
 注:以降ネタバレ有り

 今週は原作の『ボスよりの最終指令』から、『キング・クリムゾンの謎 そのA』までをジョルノ側のパートをカットしつつ。

 
 アニオリでフーゴの台詞増やしてんのは草です
 初見の人にフーゴの離脱をより印象付ける為なんでしょうけど、展開知ってるとフラグ増強にしか見えなくて笑うからこんなん

 
 この「気づいたらトリッシュが腕だけにッ!」はサスペンスホラー要素としての演出なんでしょうけど、そのせいでブチャラティが裏切りを決意したと考えるとめっちゃ効率悪いよなと

 
 
 好きな回想シリーズのひとつである『ブローノ・ブチャラティ その少年時代』もばっちりこのタイミングで映像化してくれました
 ただ、視点をブチャラティに合わせている為か母の内なる優しさ、麻薬の取引現場を父親が目撃するきっかけがブチャラティ同様の「優しさ」な点などがはしょられているのはちょっとなーって
 初見の人にはお母さんの印象ちょっと悪くならない?と

 
 あとアニオリの喪服! ブチャお前どんだけそのザーメン模様好きなんや!

 
 「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ! なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……!! 自分の利益だけのために利用する事だ……」

 
 「父親がなにも知らぬ『娘』を!! てめーだけの都合でッ!
 「ゆるさねえッ! あんたは今再びオレの心を『裏切った』ッ!


 ギャングの世界に身を投じながらも「正しさ」を信じてきたブチャラティの言葉として、これ以上的確なものがあるか!と思ってます
 ボスと組織への「裏切者」となりながらも「あんたはオレの(信頼を寄せた)心を裏切った」と称するのがカッコいいんだ

 
 ここの顔から能力使ってケータイ取り出すのが絵的にアーティスティックさとカッコ良さを同居させていてすげーなって
 スパイスガール戦で『記憶の固執』を取り入れたりと探せば元ネタあるんかな

 
 
 地下での「柱の影にいたのは……オレだ!」はキンクリ的に初登場なのにいきなり矛盾してんなと今見ると
 (あくまで『過程を消し飛ばす』ため、行動と結果の存在が同時に存在してんのおかしくない?って話)
 階段や時といった要素が盛り込まれてますし、「中にいたのは……オレだったぁ〜〜!」のセルフパロなのかもですね
 
 
 次回、Episodio21「キング・クリムゾンの謎」
プロフィール
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  • アイコン画像 性別:男性
  • アイコン画像 誕生日:1992年7月13日
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特撮・アニメ好き。SSも書いてたりする。
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