「鍵のかかった部屋」貴志祐介

2012年09月27日(木) 21時28分
「鍵のかかった部屋」貴志祐介

防犯コンサルタントの榎本と、
弁護士の青砥が密室に挑む、

佇む男/鍵のかかった部屋
/歪んだ箱/密室劇場

の4編の短編集。
HP


防犯探偵・榎本シリーズ その3


感想それぞれ


「佇み男」

 葬儀会社社長が密室の山荘で死んでいた。。
 自殺と処理されていたが、不審な点も。。

 死んでいた状況がイメージしにくかったー
 けども、密室のカラクリは知識としてあったけど、
 そんなうまくいくかなーと思ったり。

「鍵のかかった部屋」

 刑期を終え出所し、甥と姪に会いに行くと、
 甥が練炭自殺をしていた。。。

 密室のつくり方がなんともスゴイ!
 けども、あれをよしとするのは、犯人ぽくないなー
 
「歪んだ箱」

 新居を欠陥住宅にされた杉崎は、
 その状況を逆手にとり、密室をつくりあげ。。

 欠陥住宅だからこその密室は、
 なんともオモシロイけどー
 それありきだなー

「密室劇場」

 密室状態の控え室で殺人事件が。。。
 公演していたのは、元劇団「土性骨」。

 前作で登場の劇団で起こる殺人事件。
 その密室のカラクリと動機?は、なんとも(笑)


いずれも、ちょっと!な風ではあるけど、
それでも充分に楽しいシリーズ!
さらに続くのかな〜

次は、、さかのぼって、ホラーものいこうかな〜



★★★☆☆ 648

今は、「ノエル」道尾秀介 を読み終わり、
「いとみち 二の糸」越谷オサム。


□防犯探偵・榎本シリーズ

1 ガラスのハンマー 
2 狐火の家 
3 鍵のかかった部屋





「狐火の家」貴志祐介

2011年10月18日(火) 17時38分
「狐火の家」貴志祐介

ガラスのハンマーの2人が密室に挑む、

狐火の家/黒い牙/
盤端の迷宮/犬のみぞ知る

4編の短編集。


弁護士&防犯探偵シリーズ その2
HPアリ

久々の貴志さん。
しばらく動きがなかったけども、ここのところ出版ラッシュ!
もともと好きな方なので、再開しようかなと。

で、まず最近文庫化されたこれから。
ガラスのハンマーのあの二人が活躍!

感想それぞれ


狐火の家

 帰宅した家の中で娘が殺されていた。。
 その家は状況から密室なのだが。。

 トリックああだこうだと言っておいての、
 榎本が真相をたぐりよせるよりどころが、”心”なとこがイイ。

黒い牙

 純子は「残された猫たちを救う」相談をうけたのだが。。

 この真相をズバリ当てるのは難しいな〜
 確かに、前フリがしっかりあるんだけどーー

盤端の迷宮

 ある棋士が殺された部屋は密室だった。。。

 将棋界ゆえの展開もわかる気がするけれど、
 たぐりよせる糸が細いこと細いこと。。

犬のみぞ知る

 ある劇団の団長が殺されて
 アリバイのない容疑者が3人いて。。。

 ちょっとのおふざけ感がいいなー


全体として、アホなオレからすると練られ過ぎてるな〜って感じ。
細い糸をたぐりまくって、真相に行くよりも、
割りと太い縄をぐいぐいっと引っ張りながらのほうが、
入りこめていいというか。

貴志さん楽しいぞ!
次は何にしようか?
「鍵のかかった部屋」いっちゃおうかな〜



★★★☆☆ 581

今は、「葉桜」橋本紡 を読み終わり、
「子どもたちは夜と遊ぶ(上)」辻村深月。



「硝子のハンマー」貴志祐介

2007年05月29日(火) 17時05分
「硝子のハンマー」貴志祐介

とある会社の社長が殺害された。
しかし、現場である社長室に行くまでには
監視カメラなどの厳重なセキュリティ。
唯一犯行可能と思われる専務が
容疑者として拘束されるのだが。。

専務についた弁護士は、
怪しげな防犯コンサルタントと
事件の真相を探り出す。



専門分野に関する細かい描写がスゴイ!

現場が、ビルの最上階ということで、
進入方法に関して、
建築的な専門知識が検討過程で出てきたりするんだけど、
専門家としてみても、細かい!!って感じ。
知らないヒトにとっては、
図解とかないと全然わからんだろうと思う。

だから、他の専門分野に関する知識も
かなり深いものなんだろうな〜と想像できる。
いやいや、スゴイ。

前半は、事件の真相を探る「推理」な部分。
後半は、犯人語りの「倒叙」な部分で、
最後にシメって構成。

この構成が、なんかイマイチだとかの感想をよくみかけたけど、
オレ的にはよかったかな。
前半の息もつかせぬ推理、推理からひと息ついて、
そして、「青の炎」的「倒叙」で犯行手口・動機が明かされる。
前半の最後で、犯人はわかるように書いてあるから、
イイ構成かと思ったんだが。

でも後半は、動機部分の説明として長々と書かれてる割には、
読んでてあんまりしっくりはこなかったな。。
犯行に至るまでの流れだとか緊迫感は、やっぱいいんだけど。

貴志さん、ホラーモノも待機させてあるので、
読んでいこうかなー



★★★★☆ 247

今は、「セリヌンティウスの舟」石持浅海を読み終わり、
「正義のミカタ」本多孝好。


■■トラックバック先■■

きここ屋さん  「きここ屋の読書記」

黒い家

2005年09月11日(日) 23時16分
「黒い家」貴志祐介

保険会社で保険金の支払い査定をしている
主人公は、顧客の家に呼び出され、
その息子の首吊り死体の
第一発見者にされてしまう。
自殺に疑問を持って調査を始めるのだが。

第四回日本ホラー小説大賞 大賞受賞
ホラーという感じでもないかなー



ひとつ前に読んだもの(魔笛)のせいもあるけど、
話がイイペース配分とつっこみ方で、読みやすかった!!
犯罪心理学や保険の話などなど。

特に犯罪心理学の話がオモシロカッタ。
犯罪者になる人間は生まれた時から決まってる。。。
その他、金石の説は興味深かった。
行き過ぎなトコはあるように思うけれども。

ヒトの全ての感情とか性格とか能力とかが、
生まれてからの環境・状況・行動によって全て支配されてる
とは到底思えないし、
そういう優劣とかと同じく、犯罪者になる「素」って、
遺伝子の中に入ってるんじゃないんかなーと思った。

ホラーというから、
なんかただただ怖いだけの単純なものに思ってたけど、
そうではないとこがよかった。
まあ、映像にしたら怖いだろーな。。
と思っていたら、
森田芳光監督で映画になっているよーなので、
早速レンタルしようかと思っているところ。

角川ホラー文庫もチェックしないとだな。
貴志さんの他のホラー文庫も読もう!



★★★★☆ 77

今は、「事故係 生稲昇太の多感」首藤瓜於を読み終わり
「誰か」宮部みゆき

青の炎

2005年02月09日(水) 9時45分
「青の炎」貴志祐介

□■アナタのおともに〜Books〜■□より。
ポチさん毎度どーもです。


「倒叙推理小説」というらしい。
犯人が完全犯罪を計画し実行するけど、
結局、完全ではなく犯行がばれていく。
その間の心理描写とかが読みどころ。
みたいなことらしい(たぶん)


そう考えると主人公が高校生という設定は、いいかなと。
「完全犯罪」としては、甘いんじゃない?
とか思ってたことが、
あとあと完全でなくなる糸口になってる。
その甘さも冷酷な犯罪者ではなく、高校生だから、なんか納得させられるし。

主人公の妙に冷静な部分とやはり高校生だと思わせる部分のブレンドがイイ。
でも、終始冷静にたんたんと進んでいく感じ。最後まで。
結局、最後も犯罪を計画している時と同じ冷静さでの判断だったから、
なんか、静かにそーだよなーという感じになった。

でも、あともうちょっとなにか欲しかったなー
やっぱりもっともっと追い詰められるのかと思ってたし、
もっと大切なヒトを手にかけるんかとか。
何かでみた、「こんなにも切ない〜〜」
とかなんとか言う、解説からちょっと期待?しすぎたな。。
たしかに切ない。


「倒叙推理小説」オモシロイ。
そういうククリで本選ぶのもいいかもしれない。



評価 4/5
★★★★☆


次は、未定。
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 じゅん

 45/埼玉
 読書/雪山/ 

 



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