「本と鍵の季節」米澤穂信

2019年03月28日(木) 23時49分
「本と鍵の季節」米澤穂信

図書委員の堀川と松倉が挑む、

913/ロックオンロッカー
/金曜に彼は何をしたのか/ない本
/昔話を聞かせておくれよ/友よ知るなかれ

の6編の短編集


HPアリ

900 はコレ!
いきなりの読んだことある感(笑)

堀川と松倉コンビが、いい
程よい距離感があって、でも強いつながりで。

感想それぞれ

「913」

 「いつか、君へ Boys」 
 
「ロックオンロッカー」

 割引に引かれて、2人で美容院へ
 店長の微妙な行動から推理をはじめる

 2人で美容院に行くという微妙な状況がおかしい(笑)
 謎もわかりやすくていいな

「金曜に彼は何をしたのか」

 金曜日に職員室の窓ガラスが割られ、、
 問題のある生徒に容疑が向けられるが。。 

 松倉はなんでやる気なんだ?
 って思ってたら、、のラスト(笑)、

「ない本」

 先輩から、友人が読んでいた本の捜索依頼

 図書委員としての腕の見せ所な感じが楽しい
 けども、、”友人”が身近に感じられたり、、

「昔話を聞かせておくれよ」
「友よ知るなかれ」

 松倉は、ある宝探しの話をはじめる
 堀川の違った視点で、事態は動き出し。。 

 ちょっと気になってたことから、、、だったり、
 宝探しは、、オモシロイ。
 2人の関係はどうなるのだろう??



★★★★☆ 900

今は、「傲慢と善良」辻村深月 を読み終わり、
「図書館の殺人」青崎有吾。




「真実の10メートル手前」米澤穂信

2018年05月23日(水) 0時41分
「真実の10メートル手前」米澤穂信

真実の10メートル手前/正義漢/恋累心中
/名を刻む死/ナイフを失われた思い出の中に
/綱渡りの成功例

太刀洗万智が関わる、、6つの短編




ベルーフシリーズ その3


読むぞ読むぞ!と思ってたら、、文庫化
時の流れ、こわい。。。


感想それぞれ

「真実の10メートル手前」

 経営破綻した会社の美人広報が失踪。
 行方を追いかける万智

 キレまくる推理で行方に迫る感じは楽しい
 そして、万智の語りなのでその誠実さ?伺えるのもいい

「正義漢」

 人身事故で混乱する中、”犯人”をおびき寄せる万智

 少し共感できる”犯人”。
 なにより、自分をエサにする万智キレ過ぎ!

「恋累心中」

 高校生カップルが心中。その裏には、、

 話題となった心中の裏にある、いくつかの不快な事実。
 キレッキレの万智。一石二鳥すぎる!

「名を刻む死」

 無職で死んだ老人を発見した中学生は。。

 最後に中学生を諭す万智。また違った?一面。

「ナイフを失われた思い出の中に」

 異国から万智を訪ねてきた人
 幼児が刺殺された事件

 自らを問われる万智と来訪者とのやりとり
 手記からたどる事件の真相
 どちらも読みごたえある

「綱渡りの成功例」

 土砂崩れの現場で助けられた夫婦は。。

 小さい情報から辿った、その日起きたこと
 万智の姿勢はいいのかもな〜と思える



★★★★☆ 857

今は、「青空と逃げる」辻村深月
「引き抜き屋@」雫井脩介
「我が心の底の光」貫井徳郎
「何が困るかって」坂木司 を読み終わり、
「引き抜き屋A」雫井脩介。


□ベルーフシリーズ

1 さよなら妖精  
2 王とサーカス  
3 真実の10メートル手前




「いまさら翼といわれても」米澤穂信

2016年12月26日(月) 22時26分
「いまさら翼といわれても」米澤穂信

箱の中の欠席/鏡には映らない
/連峰は晴れているか
/わたしたちの伝説の一冊/長い休日
/いまさら翼といわれても

の6編の短編集
古典部シリーズ その6!

HPアリ


感想それぞれ

「箱の中の欠席」
 生徒会選挙において、投票数が有権者数を上回る。。。
 蒸した夜に散歩をしながら考えをめぐらす

 里志と奉太郎の関係が伺えたり、夜の散歩とかその雰囲気もいい。
 動機は何だったのかな〜と想像してみたり

「鏡には映らない」
 奉太郎が中学生時代に嫌われていたある事件
 今さらその糸口をつかむ、摩耶花は。。

 珍しく摩耶花語り。
 卒業制作の呪いと奉太郎のヒーローっぷりと、、よかった

「連峰は晴れているか」
 中学時代の先生がヘリ好きだと話題に出す奉太郎
 しかし、里志はそんなことはなくて、、と別の情報を。。

 里志の情報から、いろいろ調べて、
 ”ヘリ好き”と言ってしまった無神経さに気づく
 それにもごもごするえる。いーじゃない!

「わたしたちの伝説の一冊」
 漫研で権力闘争に巻き込まれる摩耶花

 これも摩耶花語り。摩耶花のアツさがわかる感じでいい

「長い休日」
 何故か力みなぎる奉太郎
 散歩に出かけ出会ったえるに箒片手に語りだす

 奉太郎の”信条”について尋ねるえると答える奉太郎
 和やかな雰囲気とは合わないその話と、
 最後をしめる姉貴の言葉。いいね〜

「いまさら翼といわれても」
 合唱祭の当日に姿を消す、える。。。
 行方を探し出そうと考える奉太郎

 いまさら翼を与えられ歌えない、える。
 思いのほか重たい真相と、それをわかってかけつける奉太郎。いいね〜

シリーズゆえの楽しさ満載!
けども、だいぶ時間がたちすぎてるから、
最初から全部再読したいな〜と



★★★★☆ 811


今は、「雪桜」福田栄一。


■■トラックバック先■■

苗坊さん 「苗坊の徒然日記


□古典部シリーズ

1 氷菓 
2 愚者のエンドロール 
3 クドリャフカの順番 
4 遠まわりする雛 
5 ふたりの距離の概算 
6 いまさら翼といわれても




「王とサーカス」米澤穂信

2015年10月07日(水) 12時30分
「王とサーカス」米澤穂信

新聞社を辞め独立した記者、太刀洗は、
新たな仕事の事前取材でネパールを訪れる。

ゆったり観光くらいのつもりが、
ネパール王族が殺傷される事件が起き、
事件の取材を始めるのだが。。



「さよなら妖精」の太刀洗万智登場。


あの「さよなら妖精」の!
と言えるほど覚えてはいなかったけど、直接的な関係はない

実際に起こった事件を下敷きにしながら、
ネパールの当時の様子が描かれていたりする。
混乱した情勢の中で、
万智の近くでも殺人事件が起きたり。

太い軸として、報道とは?記者とは?伝えるということは?
という深い問いかけがあり、とても読み応えがある。
自分も疑問に思うところであったので、
万智とともに、その答えに思いをめぐらしてみたり

ネパール王族事件と、万智が直面する殺人事件。
王族の事件は現実でも真相不明みたい。
フィクションの殺人事件のほうは、、
ネパールが置かれている状況(当時の?)が関わっていつつ、、
で、あれはどうなった?
と思っていた”遺棄”についての真相は、
なんともショッキングなもので、、
それだけに強い印象が残ってる。

歴史的な出来事を絡めつつの
並行する殺人事件の推理と、その真相。
関わる万智の立場と思い。。。

さすがですな〜米澤さん。
オモシロかった!



★★★★☆ 769


今は、「世界中の青空をあつめて」中村航 を読み終わり、
「退出ゲーム」初野晴。





「満願」米澤穂信

2014年08月26日(火) 18時45分
「満願」米澤穂信

何とも後味の悪い、でもそこがイイ、

夜警/死人宿/柘榴/万灯/関守/満願

の6編の短編集


第27回山本周五郎賞




短編集は、あまり好きではないのもあって、
米澤さんとはいえ、なかなか手にとらなかった
けども、
それぞれ振り返ると、どれも謎と後味の悪い結末。
そして、6編等しく面白かった。

やっぱ、米澤さんはすごい!


感想それぞれ


「夜警」

ある交番で若者巡査が殉職した。。。
問題のある男だったが、兄から話を聞くと。。。。

名誉の殉職?に不可解な点。
その真相は、なんとも自分勝手で。。
全体の雰囲気と真相までの流れと、、よかった。


「死人宿」

自分の元を去った女を追い、山中の温泉宿へ
そこは、自殺の名所として知られていて。。

誰が自殺しようとしてるか探る主人公。
その原動力はいいけど、結末は。。


「柘榴」

両親に娘二人。
離婚協議に入り、親権を争うが。。。

全ての原動力が、それか。。。と


「万灯」

バングラディッシュで天然ガス採掘に係る男。
万灯の前で裁きを待つ。。

なぜ男は罪を犯したのか?そして裁きとは?で読む手が進む
エネルギー事情やら、異国の事情やら、読みどころもあり、
でも、その結末はおもしろい。


「関守」

オカルト系ライターの男は、
知人から聞いた不可解な事故が起こる峠を訪れる。

オカルト寄りで来るのかと思わせる微妙な雰囲気。
でも、そうじゃないのか!
だけど、やっぱり恐ろしい。な展開がいい


「満願」

「story seller3」に感想アリ
けど、途中まで読んだことあるのに気づかなかった(笑)


いやいや、さすがの米澤さん。
短編でも信頼のクオリティ!
「時の罠」読もうかな〜

けど、そろそろ冬季限定とか書いてくれないのかなー?



★★★★☆ 721


今は、「北天の馬たち」貫井徳郎
「夜の光」坂木司 を読み終わり、
「貘の檻」道尾秀介。




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 じゅん

 45/埼玉
 読書/雪山/ 

 



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