「橋を渡る」吉田修一

2019年06月02日(日) 23時38分
「橋を渡る」吉田修一

ギャラリーをやってる妻を持ち、
甥を預かっている、営業課長。
”問題の”都議会議員の妻。
結婚間近のTV局のディレクター。

2014年東京で、
問題を抱えながら生きる、無関係な3人





吉田さんの「森は知っている」を読もうとして、、、
なんとなく、こっちを手にしてみる

時事ネタを組み込みながら、、
それぞれ問題を抱えつつ、生きているひとたち。
3人の話は、読みどころもあっていい
けども、
それぞれ着地しないまま、「春・夏・秋」の章が終わる。

そして、SF?要素のある「冬」
3人の話に出てきたネタをつなげながら、、
それぞれ関係しあっていたりして、、
なのだけど、、

SFでイマイチ乗り切れないところに、、
それぞれ薄いつながりで、
とってつけたような”まとめ”に感じてしまった
ぬーイマイチ。

「森は知っている」読もう



★★☆☆☆ 906

今は、「風の如く 吉田松陰篇」富樫倫太郎 を読み終わり、
「室町無頼」垣根涼介。




「平成猿蟹合戦図」吉田修一

2018年11月12日(月) 22時26分
「平成猿蟹合戦図」吉田修一

新宿で”身代わり”ひき逃げを目撃した男は
それをネタに金を手にしようと動きだす
そこに、
長崎から上京してきた男女、
人気チェロ奏者とそのマネージャー
クラブのママ、美大生、秋田に住む老婆
なんかが絡んで、、





久々の吉田さんを。

語り手と登場人物がたくさんでてきて、
少しずつ関係しあってることがわかってきてとういう流れ
みんな地方出身で心の声が方言だったり

ひき逃げ問題で盛り上がる?前半。
それがどうなったか曖昧に進んで行くと、、、
結構強引な論法で、国政選挙に打って出る話に!
その強引さも訳アリで、、、
その辺りが”猿蟹合戦”的なのかな〜と

都会に出てきた地方出身者の事情と奮闘とか、
そういう人生いろいろなおもしろさがあって、、、
そこから、
出戻り男が国政選挙に打って出て盛り上がる流れがいいな〜

全体通して読みやすいんだけど、
そこに裏社会的な動きとか政治からめてスパイスにして、、
さすがの吉田さん

読んでない吉田さん攻めよう
”鷹野一彦シリーズ”も気になるな〜
次は、「静かな爆弾」



★★★★☆ 880

今は、「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」青崎有吾
「スケルトン・キー」道尾秀介
「殺し屋、やってます」石持浅海 を読み終わり、
「月夜に溺れる」長沢樹。




「横道世之介」吉田修一

2016年03月22日(火) 23時21分
「横道世之介」吉田修一

長崎から上京した横道世之介。
大学に入学してサンバサークルに入って、
先輩の紹介でホテルでアルバイトをして、
年上の女性にときめいて、
ちょっと変わった女友だちができて、


第23回 柴田錬三郎賞受賞




TVで紹介されてるのを見て、
あー読もう!と思ってたら、いつのまにか文庫化までされてて、
購入したもののずっと読んでなくて、、
最近、高良くんをみてて、そういや映画主演してたな〜で、
やっとこさ読んでみることに(笑)

なんとなく、
世之介というのが、特別なヤツなんじゃないかと勘違いしていて
ヒーロー的な展開をイメージしてたので、、
その勝手につくり出されたギャップがまず楽しかった!

世之介は、特別にどうというところはないけれど、
訳のわからないところで押しの強いところがあったり、
なんとなく憎めない感じで、
どこかにいるかもしれないヤツな雰囲気がよかった

そして、主軸の世之介の大学生活から外れて、
たまに未来が挿入されてて、
そういえば、、と世之介のことを思い出すひとたちがいたり
そこで、
主軸で起こることがわかったりするのもよかった

お嬢様な祥子とのシリアスな展開からの、
未来で書かれる、祥子・世之介の向かう方向とか、
そういう配分が、
平凡な大学生活と起こる未来と、
とてもイイバランスだった!

よかった。
映画もみよう!



★★★★☆ 784


今は、「晴天の迷いクジラ」窪美澄 を読み終わり、
「バベル九朔」万城目学。


「怒り」吉田修一

2016年03月22日(火) 21時25分


殺人事件の犯人が捕まらずに逃走を続けている
そんな中、房総港町の父娘、新宿のゲイ、沖縄離島の少女
それぞれの前に現れた身元不明な3人の男
そして、TVを通して公開捜査が行われる。。。

それぞれに事情を抱えるひとたちの前に、
身元不明な男があわられ、次第に仲良くなっていくのだが。。

誰が犯人なのか?
それとも時系列をずらしながらなのか?
とかとか
読み進めながら、どう展開していくのを楽しみながら進む前半。
それぞれにいろんな事情があったり

信頼関係ができつつある中で、
TVで流れるわずかな情報に、、
もしかしたら。。と思いつつ、疑心暗鬼になって。。。

あの事件から着想をえたっぽいけど、
近くに犯人がいるかもしれない!
と思う、報道を受け取る側に焦点を絞るとこはやっぱオモシロイ

3人とも、一般的でないにしても、
身近にいてもおかしくないような人物で、
殺人犯なんて、別に特別なものじゃなぞ〜な感じもあって
そういう怖さもあるかな〜
でも、
やっぱり、奥底にある”怒り”ってのは根深いもので、、
と恐ろしくなる記述もあったり

吉田さんのインタビューを読むと、
自分の感じてたことと違って、なかなかオモシロイ!
オレ全然ダメ!(笑)

吉田さん新刊出てたな〜読もうかな〜



★★★★☆ 781


今は、「森笠邸事件」福田栄一
「年下のセンセイ」中村航
「横道世之介」吉田修一
「晴天の迷いクジラ」窪美澄 を読み終わり、
「バベル九朔」万城目学。




「太陽は動かない」吉田修一

2014年09月15日(月) 23時58分
「太陽は動かない」吉田修一

機密情報を探りそれを売る、AN通信の鷹野。
油田開発の利権争いに関わりながら、
その裏にある、
エネルギー革命を知ることになる

若い政治家、五十嵐は、
地元の後輩から思わぬ相談を受け、、
政界の重鎮とコンタクトをとる。。




もう文庫化されたのかーという印象。
読まずに悩んでいた作品たちが次々と文庫化されたり。。。
文庫化が、一番時の流れを感じる

中国事情や、エネルギー事情、政界の裏側なんかを絡めながら、
スパイ調な話の展開がされていて、とてもオモシロイ。
GNN構想なんて、
あとから知ったけど、ホントにあったことだったんだな。
そういう事実を交えて、鷹野たちの暗躍。
それに絡む美女やら美男やら、、盛りだくさんな内容。

単純にいうと、
スパイが命をかけて暗躍する情報戦。
その裏に新エネルギー。
これだけで男としては、ワクワクするよな

五十嵐が手にする発明は、
自分の仕事との関わりが深いので、、
そんなものが実際にできたら、
とんでもないことになるのは当然わかる。
でも、
開発してる本人にその意識がないのは、、、
そういう人間がアレを開発できるのか?
なんて、つまらない部分でのツッコミを入れたくなったなー
技術者ロマンが好きなものとして。

これ「路」と連載時期がかぶってるのか。。
とんでもないことするな吉田さん

「愛に乱暴」もおもしろそうだなー
だけど、「横道世之介」文庫であるんだった。。
そっちが先だな



★★★★★ 726


今は、「小森谷くんが決めたこと」中村航 を読み終わり、
「上石神井さよならレボリューション」長沢樹。




Untitled Document

 じゅん

 45/埼玉
 読書/雪山/ 

 



ブログパーツ
最新コメント
アイコン画像じゅん
» 「本と鍵の季節」米澤穂信 (2019年05月13日)
アイコン画像苗坊
» 「本と鍵の季節」米澤穂信 (2019年04月05日)
アイコン画像じゅん
» 「まれびとパレード」越谷オサム (2019年02月12日)
アイコン画像苗坊
» 「まれびとパレード」越谷オサム (2019年02月09日)
アイコン画像じゅん
» 「わが心のジェニファー」浅田次郎 (2019年01月08日)
アイコン画像苗坊
» 「わが心のジェニファー」浅田次郎 (2019年01月01日)
アイコン画像じゅん
» 「殺し屋、やってます。」石持浅海 (2018年11月18日)
アイコン画像苗坊
» 「殺し屋、やってます。」石持浅海 (2018年11月13日)
アイコン画像じゅん
» 「スロウハイツの神様」辻村深月 (2018年09月07日)
アイコン画像苗坊
» 「スロウハイツの神様」辻村深月 (2018年08月28日)
最新トラックバック
アイコン画像「AXアックス」伊坂幸太郎 (2019年06月13日)
アイコン画像北条早雲 相模侵攻篇 (2018年06月27日)
アイコン画像『at Home』 (2018年06月09日)
アイコン画像「恋のゴンドラ」東野圭吾 (2018年01月16日)
アイコン画像「きのうの影踏み」辻村深月 (2017年11月03日)
アイコン画像僕と先生 坂木司 (2017年04月24日)
アイコン画像記憶屋  (2017年03月26日)
アイコン画像生き抜くか、それとも・・・ (2017年02月23日)
アイコン画像繋がる人々たち! (2017年01月10日)