一年の終わりに

2018年12月 31日 (月) 23:22
朝南部市場から見えた雲。妙にここに残る雲だった。
2018年もあとまもなくで終わる。私にとってこの年はハーリックと瀬之口という大事な親友を失った年となってしまった。ふたりの死はいずれも旅先で知った。死んだと言われてもすぐに実感が伴わず、普通にいままでと同じように生活を続けていた。きっとどうしたらいいものか対処できなかったのだと思う。しばらくしてひとりで部屋にいると悲しみが突然やってきた。一緒に泣いてくれる人がいたら良かったのか、ひとりで泣きじゃくるのが良かったのかはわからない。ほんとうに哀しかった。9月瀬之口に会ったとき、「なんかこの病院にいると治る気がしないんだよな」とぽつりと言っていたとき、彼はきっと死を覚悟していたのだと思う。ほんとうに何年にもわたる闘病生活、たいへんだったと思うが、彼は見事にそれと闘い抜いた。ほんとうにえらい奴だと思う。
死はもういつも間近にあるものになってしまった。これからもいくつもの死に立ち会うことになるだろう。それは仕方がないことなのだと思う。ハーリックにせよ、瀬之口にせよ、逝ってしまったという気がしないのは別れの場にいなかったということもあるのかもしれない。でもそれだけでなく、そばにいつもいるような気がしてならない。たまになにかハーリックに教えたいこととか、瀬之口にいいたいことがあると語りかけることがある。逝ってしまった人たちのことを忘れずにいたい、いやきっと忘れずにいられる、ずっと一緒だという気持もある。こう思うようになったのはふたりが初めてかもしれない。
さらば友よ、なれどいつも一緒だよ。そんなことを想いながらクラプトンの「アンプラクト」を聞いている。2018年はゆっくり過ぎていく。

原稿書き

2018年12月 30日 (日) 11:50
南部市場方面に散歩。まだ朝早いのに市場には大変な人と車。買い出し客で賑わっていた。浜空碑は先日掃除したばかりなので清楚な感じがして気持がいい。今年も大掃除ができてほんとに良かったと思う。
ずっと溜めていた原稿を起こしに手をつける。今年中というのは無理かもしれないが、なんとか早く片づけたい。連載の原稿の方言ができたので、提出できるようにまとめる。ということでほとんど机に向って原稿書きの一日となった。

大掃除

2018年12月 29日 (土) 12:48
朝散歩は長浜公園。今年は例年に比べて渡り鳥が少ないような気がする。朝食をとって浜空碑に向う。今日は碑のところに張り紙をして参加を呼びかけた大掃除の日。何人集まるかと思ったが6人参加してくれた。みんなで手分けして掃除。こうして皆で掃除をするのは2年ぶりになる。やはりいいもんである。終ってから碑の前に椅子を並べて自己紹介。それから1時間ほど雑談。こういう小さなことから語り継ぐということをスタートさせたかったのだが、その意味ではとてもいい会になったように思える。
家に戻って恒例の手巻き寿司大会。今年は三家族6人ということだが、少し寂しくなったなという気もする。
このあと3時前に家を出る。坂道にはライオンが丸くなっている。とても猫には見えない。
17時から桑野塾の忘年会。発表はなくても刺激的な忘年会になるのはさすが桑野塾。来年で10年を迎えることになるという。10年で52回か、よくやっているよな。23時帰宅。これで今年の行事は終わったかな。

大掃除

2018年12月 28日 (金) 5:39
8時から2階の扉の工事が入るということで、今日はウォーキングをやめて7時過ぎに朝食。工事が始まったのは9時。午前中は天気も良かったので大掃除。恒例の窓拭きのあと、庭の腐りかけた木蓮の木を伐る手伝い。扉の工事は昼過ぎに終了。昼飯を食べてから少し休憩。疲れたのか1時間以上ソファでうたた寝をしていた。
目が覚めてからは年賀状書き。これもなかなか疲れる作業である。いちいちコメントを書いているのだが、人によっては何を書いたらいいかわからないのもある。もう年だし、会社も辞めたので、このへんで年賀状だけのやりとりだけになっている人たちと区切りをつけたほうがいいのかもしれない。なんとか夕飯前に終わる。
夕飯を食べるとおなかがくちちなり、早々に就寝することに。

久々の都会

2018年12月 27日 (木) 18:24
ベイサイドまで歩く。今日は船の合間から日の出を見る。娘と一緒に歩いたときはまだ建物が残っていたが、ランドマークになっていた灯台のオブジェ以外は撤去されてしまった。
久々に東京に出る。まずは銀座で用をすまし、13時東洋文庫で打合せ。地図展は見れず、ただとてもいい展示という話しを聞いて、来月出直しすることに。
昼飯を食べる時間もなく、東京医大へ。予約は2時半からで到着したのは2時40分、いつものように1時間ほど待たされる。昼を食べていないので地下のコンビニまで行き、パンを食べる。来月ポリープの手術を受けることにした。
病院近くのカフェでコーヒーとパン。久々の都会でなんか疲れてしまった。横浜駅で降りて、ボールペンの替え芯を購入してから帰宅。
酒も飲まなかったのだが、夕食後はうとうととソファーでうたた寝。早くに寝ることに。

便器交換

2018年12月 26日 (水) 5:25
まだ暗いうちから歩きだす。今日は沢氷取沢方面へ。ここからでも日の出がみえる。横浜パンの家によって昼飯用のパンを購入してから帰宅。今日は9時からトイレの便器交換の工事。家も30年経っていろいろボロが出始めている。トイレと風呂の工事をすることになっている。
昼前には工事終了。さっそく使ってみる。ドアを開けただけで反応するので、なんとなく歓迎されているようでうれしい。
今日もダラダラ日。午後は居間でずっとテレビを見ていた。初めてロシアの歴史ドラマなるものを見た。エカテリーナ二世の話しなのだが、とにかく話しが進まない。ただ息子のパベルが出てきたりして気にはなる。光太夫とかでてきたりして・・・
夕飯は魚の日。久しぶりに日本酒を飲む。ブラジルから帰国して一週間になるということだ。
書評の原稿の最終チェック。明日から配信とのこと。

地図から消えた島々

2018年12月 25日 (火) 13:12
書名 「地図から消えた島々」
著者 長谷川亮一 出版社 吉川弘文館 出版年 2011

NHKBSの漂流をあつかっているドキュメンタリーの第三弾がグランパス島を求めるものだったが、それはこの本をヒントにしていたのだろう。かつて冒険家たちが幻のように見たか、あるいは伝説のなかで伝えられた島が太平洋にどれだけあったのかということに驚く。ほとんどは存在さえしなかったものなのだが。どこかそこにロマンを掻き立てるようなものがある。ただこの本で紹介されているこの幻の島を探しに航海に出た日本人たちは探検家というよりは、ほとんど山師である。それもまったく志のない金の亡者ばかりである。こうした連中が南洋に群がり、アホウドリを全滅させようとしていたことを考えるとぞっとするばかりである。ロマンを掻き立てるようなタイトルであるが、なかで描かれているのはなんともロマンとは無縁の、がっかりするぐらい志のない、金の亡者たちばかりであった。

シーボルト事件で罰せられた三通詞

2018年12月 25日 (火) 12:40
書名 「シーボルト事件で罰せられた三通詞」
著者 片桐一男 出版社 勉誠出版 出版年 2017

シーボルト事件で連座された三人の通詞馬場為八郎、吉雄忠次郎、稲部市五郎が処罰されたのちの処遇を追ったものだが、中心は馬場為八郎である。彼が秋田の亀田藩に永牢されるのにあたって、莫大な荷物を持ち込むことを許され、しかも現地では洋学を地元の人たちに教えていたことを現地を訪ね発見した成果をもとにしている。亀田に馬場の資料があるのは周知のことだし、それを殊更発見などと言われてもなという気がする。シーボルト事件に連座したものの、その洋学の知識を惜しむ幕府側のなんらかの忖度があったのではないかということになるのだが、それは洋学研究者としては強調したいということなのだろう。自分にはこの通詞という役職の者たちが、どこかゆるいというか、甘えの構造をずっともっているのではないかというのが気になっている。自分たちでは何も決められない、オランダか幕府のどちらかの言うことを聞くしかない、ただ言葉はできるという、いまの官僚たちとよく似ているのではないかという気がする。
レザーノフの日記を読んでいて気になったのはレザーノフが描くこうした通詞たちの姿であり、その中でも本木庄左衛門と馬場為八郎は特に気になっていた。レザーノフの長崎滞在中の出来事についていつかしっかり書きたいと思っているので、その時の馬場為八郎を描くときに参考になればと思って読んだ。シーボルトに夜食のパンをねだる馬場の手紙が紹介されていたのはとても参考になった。官僚としての未来がなくなったとき、オランダ語の知識を人に教えようとしたのではないか、そんな気がする。人なつこい人であったような気もする。いま連載中の「善六ものがたり」でも馬場為八郎には登場してもらっている。弟の佐十郎も気になるが、彼は一種語学の天才であり、官僚的感覚は持っていない、純粋な語学屋だったのではないだろうか。

やっと余裕が

2018年12月 25日 (火) 5:49
身体が元通りになっているという実感がしてくる。今日も浜空の掃除を軽くしておく。大掃除の前にある程度やっておかないと。
昨日原稿を提出したので、少し気持に余裕ができる。こんなことはいつ以来なのだろう。とはいうものの「石巻学」の準備もあるし、やらないといけないことはままある。こういうときは机の上を整理。いろいろと漏れていることや見直ししないといけない資料などがでてくる。
終日こんなことをやって過ごす。

ほぼ復活

2018年12月 24日 (月) 10:20
メリークリマスという日だ。昨日の夜あたりから痛みもなくなり今朝目が覚めたらほぼ通常の状態になっていた。碑のところまで行って軽く掃除。
今日のテーマは連載小説3回分を書くこと。ブラジルで少し書きかけていたのでわりと早く進む。10時過ぎに里帰り中の娘が雪の降る北海道に戻る。
午後に3回分を書き上げ、方言にしてもらうためにメールとレターパックで原稿を送る。帰りに買い物。
戻ってから今度はダメだしをもらった原稿の手直し。
三日ぶりに晩酌。今日のワイルドライフは奥多摩。ダキツキカエルがなかなかすごかった。見境いなしに抱きつき、自分が抱いているのがヤマメであることがわからない。やっと雌を捕まえたカエルに対して雄たちが抱きつこうとするのもなかなかすごい。
原稿を完成させ送る。これでとりあえず大きな締め切りものは終えたことになる。まだこれで終わったわけではないが・・・少し明日はゆっくりできる。といいが・・・・
クマのイチオシ
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「鯨と斗う男」上映プロジェクト

ロケ地鮎川での上映会決定!
高倉健が主演し、60年以上前の鮎川や石巻の活気がいきいきと描かれているこの映画を、ぜひ皆で一緒に見ましょう!

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