一日遅れで石巻入り

2016年08月 31日 (水) 12:44
大騒ぎしたわりには台風は宮城には大きな被害はなかったようだ。やまびこで仙台入り、11時半すぎに荒蝦夷の千葉さんと合流、石巻に向かう。内海橋近くの中華そば屋でラーメンを食べながら出来立てほやほやの『石巻学』2号を手に取る。黄色い表紙が艶やかで楽しい。いいのになったのではないか、千葉さんが楽しい映画関係のグッズを並べているので、見た目にも楽しい、「鯨と闘う男』のポスターや写真も千葉さんが鮎川まで行って撮ってきたもの、これも効いている。
13時半ニューゼで石巻日日の取材を受ける。そのあと時間が空いたので、駅前のfm石巻に本を届け、取材のお願い、15時から番組に出ることに。10分ほど宣伝させてもらう。
そのまま岡田プランニングへ、今日は次回用の連載の取材、会長から初代一蔵さんの話を聞く。10部購入したもらう。
17時半石巻かほくへ、本を届ける。
今日は小野のホテルに泊まるのでまずはチェックイン、ホテル近くで帆見始めていた野蒜築港ファン倶楽部の方たちと合流、一杯。10時前にお開き。このホテルかなり広い。

台風のせいで

2016年08月 30日 (火) 22:41
3時半にいったん目が覚める。台風の位置を確認。どうも夕方牡鹿あたりを通過する感じ。これはちょっとまずい。今日の予定は牡鹿の民宿。石巻まで行けてもその先のことを考えると現時点では無理かな。いったんまた寝たのだが5時前に起き、関係者に連絡。今日は石巻に行くのを諦める。
ただ関東はあまり影響がなさそう。せっかくなので、渋谷のユーロスペースでやっている「ソングオブラフォール」を見に行く。先週のバラカンさんの「ウィークエンドサンシャイン」で聞いてこれはぜひもので見に行きたいと思っていた。パキスタンに自分たちの伝統音楽を聞く人たちがいなくなり(イスラム教からの弾圧、タリバンの妨害)、ならばジャズやっちゃおうかというこのノリが素晴らしい。彼らはみんな音楽をやりたかったのだ。身体に染みついた音楽が、ニューヨークでビックバンドと共演するようまでになる。いい映画だった。
このあと上野の都美術館に行ってポンピドゥーセンター傑作展を観る。笑ったのは出るとき、ルスツで通訳をしてくれたKさんとばったり会ったこと。最近はこういう出会いはよくあるので、あまり不思議に思えなくなった。
18時過ぎに帰宅。台風は大船渡あたりに上陸したようだ。石巻の方は大きな被害はなかった様子。明日の予定を大急ぎつくり、荒蝦夷とも連絡。

ジャッカ・ドフニ

2016年08月 30日 (火) 6:17
書名 「ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語」
著者 津島佑子 出版社 集英社 出版年 2016

今年2月急逝した津島佑子の遺作。力作である。私は熱心な津島の読者ではない。「黄金の夢の歌」を読んで、久しぶりに打ちのめされた小説に出会った。そのときから気になった作者である。この小説はキリギスの神話を軸に、自分が夢見ていた満洲北部、かつて長谷川濬が歩いたアルグン河上流の旅を重ね合わせたスケールの大きな小説であった。それは今回の作品にもつながるが、言葉の原初的なかたちでの歌を求める旅でもあった。
本作もそうした歌を求める旅を描いたものだが、今回もふたつの旅が重ね合わされている。その設定がとても魅惑的なのだ。ひとつの旅は息子を失くした女性の北海道彷徨である。独身時代、幼い息子と一緒の時、そして息子をうしなってからの旅が、循環するように描かれる。これは巡礼の旅ともいえようか。もうひとつの旅は壮大な旅である。キリスト教が禁じられた時代、アイヌと日本人の間にうまれたチカップという少女が、津軽で出会ったキリスト教徒の少年ジュリアンと共に、長崎を経てマカオまでの旅、さらにはマカオから日本人が追放されるのともない、ジュリアンとも別れ、バタビアまで旅する。ここで子供たちを3人育て、このうちのふたりを自分の見知らぬ故郷エゾへまで送り出している。
チカップは言葉をうしなうのだが、あるときにハポと呼ばれるアイヌの母の唄う歌を口ずさむ。この歌のあり方が一番津島が求めてやまないものであったのだろう。母の顔を知らないチカップはなぜか母の唄う歌を覚えている。それは記憶というなまやさしいものではない、なにか原初的な本能とでもいうものだろう。言葉という媒体を使わないで、文書という媒体をつかわないでも母と子の繋がりの本能のなかで繋いでいけるものがある、その正体を追いかけていたのではないか。
ただ記憶もまた大事なことである。ジュリアンに出会うまでの記憶がほとんどないチカップのそれまでの人生を、ジュリアンとチカップは旅のなかで紡いでいく。つまり記憶をふたりでつくっていたのである。これもまた啓示的なことである。壮大な旅を続ける中で、アイヌたちが子供のときに寝かされるゆりかごのような船のなかで、記憶の彼方にあるものを求め、そこで思わず口ずさむ唄こそが、私たちの根源にあるものなのかもしれない。
前作「黄金の夢の歌」を読んで、アルグン河の上流を旅する人たちの小説を書く人がいたのかとシンパシーを感じたのだが、本作を読んでまた個人的にシンパシーを抱いてしまった。幼いチカップをあんじょ(天使)といってずっと抱きしめていたキリスタンの宣教師が殉死した場所が仙台のあの自分が育った広瀬川の近くであったことにはっとし、さらにチカップが行き着く先がバタビアという、金子光晴の「西ひがし」を読んで以来自分にとっては、一度は訪ねたいと思っていたところだったことにまた驚いている。
キルギスの叙事詩の主人公マナス、アイヌと日本人の混血児チカップが奏でる唄のありかは、もしかしたら津島が生きていたら、さらにもっとひろがっていったのかもしれない。これがきっと旅の終わりではなかったはずだ。

台風の行方

2016年08月 29日 (月) 8:05
久しぶりにベイサイドを走る。ベイサイドホテルの近くにあった空き地、なにやら工事する風だったので新たにホテルでもできるのかと思ったらバーベキューハウスにするよう。いま時ホテルと言っても厳しいだろうな。
今日はライオン君門柱に座ってお見送り。
図書館に寄って予約していた本を受け取ってから出社。同僚が予定を変更して今日ルスツに向かうことになった。すべては台風のため。どうも東北上陸が現実性をおびてきた。明日アポがしてあるところに電話。明日の朝の状態を見て結論をだすということに。それにしてもまさか東北上陸とはなあ・・・・・]
意外に関東の方は影響がないのかもしれない。
「石巻学」2号も台風の影響を受けつつある。明日納本なのだが明後日になるかもということだ。まあ自然のことなのだから仕方がない。
帰りの電車は各駅にして、読みかけの津島佑子の「ジャッカ・ドフニ」を読み切る。早い死がなんとも惜しまれる。アルタイからキルギス、そしてエゾ地から青森を経て、マカオ、バタビアへの旅の先を読みたかった。
明日石巻でアポのある方から電話、宮城県では明日の午後から自宅をでないようという警報が出されたとのこと、明日の予定はなしにということに。初の東北上陸ということで緊張しているんだろうな。なにより用心に越したことはない。休肝日ではあるが明日に備えて10時半には就寝。

台風前夜

2016年08月 28日 (日) 12:41
とんでもなくでかいという台風の接近が気になる。雨もぱらぱらと降ってはいるが、大丈夫だべということで走る。昨日はロンリー君しかいなかった船溜まりの池なのだが、あちこちにかるがもたちが。それよりもなによりもカワセミを発見。こんな近くで見るのは初めてかも。親子は今日は2組に分かれてすいすい、台風接近なんか意に介せずかな。
昨日今日と家で過ごせたのはありがたい。今度出すブックレットの最終原稿と図版の整理をして、来週あがってくる「石巻学」2号の発送準備までできた。めずらしく時間が空いたので、いろいろと資料をひっくり返していると、またやらないといけないことが見えてきたりする。
夕食後録っておいた『イニョプの道』の最終回を見る。例によって最終回はエピローグ的な内容で、いままでの急テンポがうそのよう。

渚にて

2016年08月 26日 (金) 15:14
書名「渚にて あの日からの<みちのく怪談>」
著者 黒木あるじ他 出版社 荒蝦夷  出版年 2016

正直言って怪談は苦手である。この本が届いた時もすぐに読もうとは思わなかった。ただ前にシアターχで見た佐々木愛さんのひとり芝居『幽霊さん』のことが思い出された。津波で亡くなったおじいちゃんの幽霊さんとおばあちゃんのやりとりがなんとも情感あふれ、津波でなくなった人たちの幽霊さんがなんともいとおしく感じられた。ここに集められた45編の怪談もどうも海にちなんだものらしいということはタイトルの「渚にて」でわかる。そして何げに本を開き、黒木あるじの小篇を読み始めたら、もう止まらなくなり、一挙に読み終えてしまった。
創作もあるのだろうが、ひとつひとつの作品で出てくる幽霊さんたちはみなほんとうにいたと思わせるものばかりであった。あまりにも突然のことで、根こそぎに持って行かれ、別れさえ告げられずにあの世に去った人たちの思いが、海辺に揺らめいているのは何の不思議もないことだと思う。あの世とこの世をわけるはずだった海が、あの津波でわけることができなくなったのだろう。そんな人たち、幽霊さんたちの思いを残った私たちはいつまでも大事にしていかないといけないのだと思う。そんなことをここに集められたひとつひとつの作品に出てくる幽霊さんたちが思い出させてくれる。前に進まないといけないだろう、でもやはりこの世から無理やり引き裂かれた人たちがほんとうにさよならと別れを告げるまでは、幽霊さんたちと一緒に生きていかないといけないのではないだろうか?

シン・ゴジラ

2016年08月 26日 (金) 11:47
昨日いなかったカルガモたちのことが気になり、今日も船溜まりまで走る。今日はいたいた。気持ちよさそうに陣形をつくって泳いでいた。ちょっと安心。
10時出社。ユータンすると言われている台風のことが気になる。関東上陸のあたりが、石巻に行く日にあたっている。ルスツの若者からラインで連絡が入る。女の子が今日スペースワールドに送った荷物のなかにパスポートも一緒に入れたとのこと。誰かとおもったらあの娘、なんとなく納得。心配する必要はないよと答えておく。悪いことさえしなければパスポートの提示は求められないはず。
18時で会社を閉めて、横浜の眼鏡屋へ。酔っぱらって眼鏡かけたまま寝たとき、フレームが曲がってしまった。なんとか直る。有隣堂で本を購入。上大岡のリーガルハットで冷しちゃんぽんを食べる。これが結構時間がかかり、映画館まで急ぐ。もしもあったかいチャンポンだったら間に合わなかったかも。
なんとか20時半から上映の「シンゴジラ」に間に合う。しっかりと作られている。震災から5年経たないと上映できなかっただろうな。それにしてもラストで遠景にフリーズしたゴジラが立っている姿はなかなかすごい絵柄であった。
23時過ぎに帰宅。

猫どもは・・・

2016年08月 25日 (木) 10:37
カルガモ親子が気になるので、野鳥の池コースで走る。船泊の池には見事にすっからかん。例によってロンリー君が一羽だけ。みんな暑いからどこかに行ったのだろうか・・・・
出社途中こっちとら急いでいるのに例によって猫どもが二カ所で道路のど真ん中で朝寝。寝顔がかわいいから和まされるからいいのだが・・・
メンバーから海外送金を頼まれていたので、ウエスタンユニオンに寄る。今日は初めての原宿の観光案内所。ここがなかなか面白い。送金手続きの間、いろいろ案内を見ていると面白い。相撲の朝稽古見学、アニマルカフェ(蛇もあった)、ロボットカフェに侍カフェ、かなりベタなのが人気なのかも。
大体ウエスタンユニオンって感じ悪いんだけどここはベストといえるくらい感じがよかった。
送金後ラインでメンバーに番号を知らせる。
今日は親不知の抜歯。最初はどきどきしたがほとんど痛みも感ぜず、あっさりと抜いてもらう。たぶんずいぶんお世話になったのだとは思うが、要りますかと言われてもなあということで捨ててもらう。
精算と姫路のホテルの予約。とにかく9月10月は驚異的なスケジュールになっている。ひとつひとつこなさないとということだ。

帰宅

2016年08月 24日 (水) 14:50
昨日は休肝日にしたので5時過ぎに目が覚める。いつか走ってみたいと思った北大のポプラ並木を走る。とてもいいコース。ジョガーたもたくさん。気持ちいいのだが、ひとつ難点が。トイレがない。大学なんだから当たり前のことなのかもしれないが、ちょっと困った。駅まで行ったが、この時間なので駅のトイレにも行列が、我慢してホテルでなんとか。
10時に約束の場所で打ち合わせ。
12時に北大の図書館で秋月さんと落ち合い、北大内のレストランでランチ。お目にかかるのは久しぶり。
お別れして14時に駅前でまたひとつ打ち合わせを終えたあと、空港へ。夏なので仕方がないと思うが、飛行機が1時間ほど遅延。
自宅には20時過ぎに戻る。机の上にバトンの圭登君からハガキ。スゥエーデンで開かれていた世界選手権でジュニアフリーで見事世界チャンピョンになったという報告。やっと夢が実現できたわけだ。よかった、よかった!4年前に一緒にヤクーツクに行った時にずっと言っていた世界チャンピョンの夢が実現できるまで、いろいろ苦労があったはずだ。よくここまでこれたものだ。おじさん、ちょっと涙ぐむ。

札幌へ

2016年08月 23日 (火) 8:50
台風9号が通過しているのだろうか、ものすごい風と雨。風呂に入り、朝飯を食べ、帰り支度。今日札幌で会う予定の方から電話、明日にしましょうということに。予報では午後にはもう通過しているはずなのだが、その方が無難だろう。
ナージャの部屋に寄って、別れの挨拶。
10時すぎのバスに乗る。ほぼ満席。12時過ぎに札幌着。まずはホテルに荷物を置いて、すぐ近くの北大の図書館へ。紹介していただいた人にご挨拶、書庫を簡単に見せてもらう。あとは閉館する17時まで、資料を請求して写真を撮る。古文書がほとんどで勘でやっているようなもの。
15冊分をなんとか複写。疲れ果てる。こういう作業も久しぶり。
ホテルに戻り、雑用をやってから近くの中華屋で早い晩飯。部屋に戻ってもう何もする気がおこらず、テレビ鑑賞。BSイレブンですごいドラマを見る。石原裕次郎、渡哲也、松田優作が出ている刑事もの。このあと李香蘭の特集。あまり内容はなかった。このあとは寅さん。リリーとの再会と別れを描いた「相合傘」。良かった!傑作に入るんじゃないかな。八戸、大間、函館、札幌、小樽と渡る北の旅もよかった。最後はぼろ泣きしていた。
クマのイチオシ
東映映画「鯨と斗う男」鮎川上映会決定!

「鯨と斗う男」上映プロジェクト

ロケ地鮎川での上映会決定!
高倉健が主演し、60年以上前の鮎川や石巻の活気がいきいきと描かれているこの映画を、ぜひ皆で一緒に見ましょう!

2019年11月30日(土)
牡鹿半島ビジターセンター


「石巻学」第4号!

「石巻学」Vol.4 石巻にはいつも音楽があった

2019年7月10日発売!
3号刊行から約2年。今回は音楽の街石巻の間口の広さと奥深さをたっぷりと味わってもらう一冊となりました。



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ドイツの肝っ玉母さん
ルジチカ多喜枝の生き方

ちょっと信じられないような、愛と豪快さに満ちた人生!


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