笑いと治癒力

2014年02月 28日 (金) 16:46
書名 「笑いと治癒力」
著者 ノーマン・カズンズ 訳 松田銑 出版社 岩波書店(岩波現代文庫) 出版年 2001

笑いが身体にいいという論を実証する本としては古典的著書と言っていいだろう。笑いと健康学会をつくった澤田隆治さんがこの本を読んで、笑いが健康にいいということを強く実感したと書いていたので、読むことにした。なかなか感動的な書である。笑いが身体にいいよということももちろん、書いてはいるが、それだけにターゲットを絞ったものではなく、現在にも通ずる医療体制に対する警句、パートとして病を見ていくのではなく、人間の身体全体を(そこには精神的なものも入るし、大きなウェートをしめている)見ていきながら、痛みを抑えるということではなく、病の根元、源にあるものを治すことの大事さを、膠原病という重い病を克服した著者が自らの体験を基に書いている。
このなかで「笑い」が重要なのは、生きる意志、生きたいという希望につながるからである。その意味でこの書で、同じように膠原病になっていた若い女性、そしてその病のために絶望的な毎日を送っていた家族たちが、著者のアドバイスにしたがって、一日にひとつなにか笑える(ネタ)−本でもいい、ジョーク集でもいい、それを探すということで、彼女だけでなく、家族もまた生きる力をもちはじめるというエピソードは感動的でもあった。
「笑う」ということは、生きる意欲なのである。

春の陽気に

2014年02月 28日 (金) 7:21
かなり暖かくなるという予報もあったので、この冬初めてヒートテックを脱いで出社。やはりなんか頼りないような感じがしないでもないのだが、身軽になったのは事実。このまま暖かくなればいいのだが、どうもそうはいかないようだ。また雪が降るなんて予報さえでている。
来週来日するメンバーに持ってくる荷物の量と大きさを確認。
渋谷図書館から資料が届いたというのでとりにいく。この資料に書かれている知りたいことは3ページ足らずだったのだが、大きなヒントが・・・
17時半すぎに会社を出て、王子へ。サーカス学講座の3回目。今日は9人。前よりは少なくなっている。パーチ芸でサーカスのシルクロードを語れるという手応えを感じた。
この講座がとりあえず終わったので、あとは3月中に原稿を出す予定になっている件に集中できそう。
24時すぎに帰宅。

ついにゲット

2014年02月 27日 (木) 11:26
また小人が現れたのか、「魯西亜視帰話」の在庫が一冊もないではないか。注文が来たので発送しようと思ったら、ない。三階と倉庫を探してもない。ないわけはないと思うのだが・・・
新宿のクリニックに立ち寄りしてから出社。
サハサーカスからまた連絡が来なくなったので催促のメールを入れる。セルゲイから電話とメールがあっただけ、ほんとうに夏にフェスティバルをやるのかどうかもうはっきりしてもらいたい。
渋谷のアップリンクでドストエフスキイの翻訳をしている女性のドキュメンタリーを見る。古本屋があったので見ていたら、欲しくてたまらなかった「道化のような芸術家の肖像」があるのではないか。学生の時にコピーしてなんども読んでいるのだが、この本の一番の魅力は図版。ずっと欲しかった本。ネットでもみたがいい値していた。2000円だったのですぐに購入。これだけでもここに来た甲斐があったというものだ。映画もいろいろ考えさせられる内容だった。いずれ感想を書きたい。
久しぶりに大阪に本店のあるカムクラでラーメンを食べてから帰宅。京急の田浦で人身事故があった関係でずいぶん遅れた。

無事に帰国

2014年02月 26日 (水) 13:23
ロンドンに行っていた下の娘が帰ってくる日。確か朝9時のフライト。10時すぎに携帯にメールを入れると帰って来ましたという返事。どんな旅になったかは知らないがちょっと安心。
来週にはリトル組が来日。そろそろいろんなことを準備しないといけない。
今回は知らない芸人さんばかりになる。どんな感じになるのかな?
明後日のサーカス学講座の準備もそろそろと。今回は竿芸なのだが、この芸が一番広がりをもつかもしれない。まさにシルクロードのサーカスとなる。漢字の打ち込みがたいへん、漢和辞典がないと入力できない。
プレゼンしている企画の最後のプッシュ。
18時退社。

ウクライナ余波

2014年02月 25日 (火) 11:19
やはりウクライナ分裂騒ぎの余波。ウクライナ出身のアーティストたちでも家族がある人は気が気でない。ましていまのところまったくどうなるかわからないというのが現状。前のオレンジ革命の時とはまったくちがう。あのときはとりあえず夢があった、ロシアの呪縛から解き放たれるという夢が。あれからウクライナが見た現実。それを知っているだけにこのあとどうなるのか、浮かれてばかりはいられないだろう。
帰りに渋谷図書館に寄って、本を返却。いまお願いしている秋田の図書館の本の貸し出しを申し込んで一カ月も経っているのに何の音沙汰もないので確認。ここは指定管理社制になって係員の人がまるでコンビニのような応対で、自分は好きじゃない。こうした問い合わせには対応できないようで、しばらく待たされる。その間に新着コーナーを見ていると、コンスタンチン・ヴァーギレフの「山羊の歌」という本が目につく。ロシアの作家、しかも30年代。ただまったく知らない作家。解説を読んでいるとバフチンがかなり肩入れしていたらしい。こういう出会いの場をつくってくれたことに感謝しないと。すぐに貸し出しの手続き。まもなく上司の人が現れたので、再度この本が秋田にしかないことを説明。都内で探していたという。やはり最初にコンビニのような対応をしたスタッフの人が初期対応を十分にしていなかったということだ。すぐに連絡をとって取り寄せてくれるということに。

ウクライナ分裂か

2014年02月 24日 (月) 10:38
オリンピックもようやく終わったようだ。閉会式の様子を朝の情報番組で見ていたらサーカスをやっていた。録画したのであとで見てみよう。
それよりなによりウクライナがたいへんなことになってきている。大統領がキエフから逃げ出したという。東西分裂の危機とも。このままではという不満が政府側警備にもあったということだろう。キエフにはたくさんの知り合いのアーティストがいる。みんなどうしているのだろう。
リトルのサーカスに関してわりと大きなプロブレムについてスカイプで最後の詰め、やっとなんとかなりそうになってきた。
来日中のアーティストと会社の近くの居酒屋で一杯。来日中いろいろな経験をしたようだ。なによりである。

娘のコンサート

2014年02月 23日 (日) 11:13
野鳥の池までジョギング。途中の金沢総合高校の裏の梅が満開状態。
野鳥を見ていたら近くでごそごそ、何かと思って見たらリス君が2匹、なにかを食べていた。
鳥たちはずいぶん増えたような気がする。もうまもなくすると渡っていくのだろうか・・・・
11時過ぎに家を出て、川崎ミューザへ。
今日は上の娘の所属する横浜ブラスオルケストラの定期演奏会。この会場は初めてだが、なかなか立派な会場である。3年前の地震の時に屋根が落ちた。三部形式で、一部では娘さんあちこち動いてたいへんそうだだった。休憩中隣の席のふたり組の女性の話しにうちの娘の名前がたびたび出てくる。たぶん友だちなんだろうね。こういう時は余計なことを言わず、かみさんとも娘の話しもしないようにする。
何度か気を失うこともあったが、非常に締まった内容のコンサートであったのでは。「アルプス交響曲」のふいごのような楽器とか、アルミ箔のでかい奴とか、出番はわずかだが、存在感はあった。
終わって時計を見ると、もう4時近い。
家に戻って録画していたヤマハと神戸のラグビーの試合を見る。いい試合だった。ただ展覧試合ということで案内役に森喜朗の馬鹿面が見えて不愉快。

うれしい再会

2014年02月 22日 (土) 19:08
早いお昼を食べて、ジョギングしながらまずは冨岡八幡へ。これから会う圭登君の全国大会優勝を祈願、お守りも購入。そのあと杉田からJRとバスをつかって本牧にある体育館へ。いた、いた圭登、遠くから見ると相変わらずちっちゃいなあ。ヤクーツクに一緒に行ってから初めて会うことになる。一年半ぶりになるのかな。3月20日・21日と名古屋で全国大会があるので、追い込みの練習というところか、今日は大会で着るという衣装も届いた。自分の顔を見て、圭登びっくり。先生は自分が今日来ることは秘密にしていたらしい。自分の中では成田で別れて、久しぶりに会うという感じで、ヤクーツクと同じように馬鹿話を気楽にするのだが、圭登にすればそうすんなりという感じではなく、最初のころは緊張していた。そんなことはおかまいなしにまた馬鹿話をすると、ヤクーツクの時と同じように受けてくる。最初は背はあんまり変わりない感じがしたが、近くで見るとずいぶんがっちりしてきた感じがする。出来立てほやほやの衣装を着て、フリーの演技を披露。高く上に放り投げた時はずいぶんスピードがでたいたような気がする。いいじゃないか。
先生がもうひとりの選手の衣装試着をしているときに、いろいろ話す。持ってきたお守りとタオルにポンカンをプレゼント。練習の邪魔になってもいけないので、16時前に引き上げる。圭登君はわざわざ見送りしてくれた。がんばれよ、今年こそは全国大会がんばれよ。ほんとうにうれしい再会だった。
18時前に帰宅。

ひとつ危機脱出

2014年02月 21日 (金) 18:41
朝メールを開くと、キエフにいたメンバーがなんとか書類を大使館に提出したという知らせ。日本大使館が別のところに移りホテルの2階でた業務をしていたという連絡を昨日入れていたのだが、そこまでたどり着けたということなのだろう。ちょっと安心。
あとはもうひとつのプロブレマを解決しないと。
ある筋から今年の野毛大道芸がなくなるという話が・・・福田さんに電話、事情がわかる。それにしてもあれだけ続いたイベントがなくなると結構騒ぎになるのでは・・・
今日は文化座のアトリエ公演を見に田端へ。「祭りはまだか」という幕末もの、主人公は高杉晋作。いまこれを演じることにどんな意義があるのだろうと思わないでもなかったが、逆にこの青さが文化座らしいといえるのかもしれない。「幕末太陽伝」を思い出す。田端銀座とアゼリア通りの飲食店マップがチラシと一緒に入っていた。これはありがたい。駒込駅の方に向かい、おでんと焼きとりの居酒屋さんに入る。ここは地酒のワンカップがおいてある。宮城の乾坤一と猫芸者という大月の酒を飲む。来月もアトリエ公演があるので、そのときもここにしようということになる。
池袋まで出て、副都心線をつかって帰宅。風が冷たい。

古本の時間

2014年02月 20日 (木) 14:18
書名 「古本の時間」
著者 内堀弘  出版社 晶文社  出版年 2013

タイトル通り、古本がつくりだす時間の奥行きというか、過去と現在をつなぐさまざまな物語を味わい深い文章で紡ぎだし、なにかとてもゆったりとした時間の流れを感じることができた。あらためて古本って、古本屋さんっていいなあと思わさせてくれた。
古本を買うもの、そして売るもののなかには、やはりなにかこだわりがあるのだと思う。自分も一箱古本市に出品させてもらって、そうしたこだわりに触れている。それはとても幸せなことだということに気づく。こだわることの大事さ、それをいつまでも大事にしたいものである。
著者は私の一年下になる、ということは同じような時代の雰囲気を味わってきたことにもなる。
もうひとつ同じ年ということで印象深かったのは、何度も登場する「彷書月刊」の田村さんのこと。亡くなったのは60歳の時だったという。もう少しお年の人かと思っていた。田村さんが「彷書月刊」を終える直前だったかと思うが、アートタイムズを申し込んでくれた。お送りしたあと、たいへん過ぎるようなお褒めの言葉をいただいた。あれは同じような匂いを嗅ぎつけもらったのだろうか?そうであればたいへん光栄なことである。
こうした同じ匂いをもつ人たちが、それぞれ嗅ぎつけ集う場が、古本を通して集まる仲間なのかもしれない。そういった意味では古書ほうろうさんや、赤いドリルさんがこの本にも何度か登場してくるのもまた楽しかった。
マイナーなこだわり、それをいつまでも大事しようととつくづく思った。読み終わったあと、ありがとうございましたと思わずつぶやいてしまった。


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