嵐の日浅草へ

2012年03月 31日 (土) 22:10
天気予報通り朝から強い風が吹きまくり、ときおり雨も激しく降る。そういえば土曜日ってこの頃いい天気のことってないのではないか?
午前中石巻日日新聞からメール、今日連載開始の記事を掲載するので、プロフィールを送ってくれとのこと。またずいぶん急な話しではあったが、かんたんな紹介文を書きメールで送付。この日の二時過ぎには、自分の写真入りで大きく一面に告知記事が掲載されていた。フットワークいいねえ。
昼食を食べてから雨と風のなか、まずは横浜中央図書館へ。漂流民関係の文献の一部コピー。さすがに土曜日とはいっても空いている。そのあと浅草に向かう。
こっちもしっかり空いている。
何度行っても毎回間違う木馬亭、今日もしっかり迷ってしまった。
めちゃくちゃ濃いお客が集まった会となった。でも来て良かった、ある意味すごい会であった。
アジア大道芸月報の上島さんと帰りに24時間営業の寿司屋で、軽く食事。23時過ぎに帰宅。身体がまだ火照っているような感じ。

心配事が・・

2012年03月 30日 (金) 8:55
富岡総合公園を走っていたら、いつも花見で人が賑わう界隈に、屋台のテントが何軒か立てられていた。いつもだと今頃から桜が咲いているということなのだろう、しかし今年は蕾はまだ固いまま、来週ぐらいから咲き始めるという感じではないだろうか。
出社して慌ただしく連載の件でメールのやりとり。
たぶん来週月曜ぐらいから始まるのだろう。
夕方久しぶりにトゥイチーとスカイプで話す。イスラエルから無事に帰ってきたようだ。チミールの姿も見えたが、またちょっと大人になった感じ、相変わらずやんちゃぶりを発揮していた。
気になるのは鼻水がとまらず、相変わらずくしゃみが出て、目がかゆいこと。ほんとうに花粉症じゃないのだろうか。

始まったのは大連だった

2012年03月 29日 (木) 11:41
書名 「始まったのは大連だったーリュドミーラの恋の物語」
著者 リディア・ヤーストレボヴァ 訳 小山内道子
出版社 成文堂  出版年 2012年

時代によって引き裂かれた恋の話である。舞台は大連、シドニー、モスクワ。フィクションであるようだが、かなり自伝的な要素も組み込まれているのではないだろうか。切ない恋の話にこの年になって胸ときめかしてしまった。まあたまにはいいだろう。
ただこの小説の背景となる二次大戦前の大連に居住していた白系ロシア人の生活ぶり、そしてソ連軍が大連に侵攻してからのロシア人たちがどんな状況にあったか、これがこの小説の悲恋を生み出すことになるわけだが、これについてはいままでまったくしらなかったことなのでとても興味深かった。特に海外亡命のチャンスがあっても中国からの出国許可がないとでれなかったこと、さらにはソ連も処女地開拓という名のもとで帰国を推進していたこと、こうしたことが、バイコフのオーストラリアへの亡命の背景にあったことがわかった。
またオーストらリアでのロシア人コミニティーの実態を知る上でもこの本はとても役立つ。慣れない国に逃げ延び、そこで自分たちの家をまずはもつためにどれだけ懸命に働いていたのか。娘、息子が結婚した時どれだけ盛大なものするかというエピソードのなかにも亡命したロシア人たちの苦労を裏付けしているように思える。著者がオーストラリアに渡ってからカメラスタジオを開くまでの実話もこの本におさめられている。もちろんサクセスストーリではあるがオーストラリアで生きたロシア人の足跡をたどる上でとても参考になった。
この本を読むとブリーズベンに亡命したバイコフ一家がそのあとどんな生活をしたのかとても気になってきた。
今度出す長谷川濬の評伝にはかなり詳しくバイコフの生涯についても紹介したつもりだが、さすがにオーストラリアに渡ったあとについては触れていない。それはまた別の話になるのだろう。それを追いかけにオーストラリアに行きたくなった。
大連、シドニーはロシア人にとっては異郷であった、そこでデラシネとして生きざるを得なかった庶民たちの生きざまがここには描かれていた。

「始まったのは大連だった」(成文社Webサイト)

最終入稿

2012年03月 29日 (木) 10:24
気持だけでも春にということで、Heat techeをとって出社しようと思ったのだが、やはりスースーしてこころもとなくかり、結局また穿いて家をでる。駅までの山道でまた鶯の声をきく。今日は枯れ枝にとまっていたのでばっちり姿を目撃。
いつから始まるのかなとのんびりモードだった、石巻日日新聞の連載小説、どうも来週からスタートということで、あわただしくなる。谷川さんに会話の部分を石巻弁にしてもらったものが、送られてきて、最終入稿。さあいよいよである。
昼、小出とタウンミーティング。初の試みということで、今日はランチミーティング。新たなプロジェクトについて打ち合わせ。
18時に退社。

もしかしてヤバいかも

2012年03月 28日 (水) 11:00
くしゃみがとまらず、昨日今日とこんどは目がかゆくなってきた。もしかしてとうとう自分には無縁だった花粉症とやらが、巣食い始めたのだろうか。ヤバいなあ。
出社して新しいミッションについてまず第一段階の目途がついたので、クライアントさんに報告。この線で行こうということが確認される。
昼過ぎにヒルズでずっとお世話になっていた方が、家業を継ぐためこの3月末で退職されるということで挨拶に来られる。10年間大道芸やサーカスでずいぶん世話になった。ただ名古屋なので仕事で接点はなくともいろいろ付き合いは続くであろう。
別にのんびりしていたわけではないが、いつから連載なのかわからず、いつもの間際にならないと取り組められないという性がでて、連載小説の件がとまっていたのだが、メールが来て4月早々から始めたいとのこと。巻いてやらないといけないと、カレンダーを見たら、4月ってあと3日しかないじゃないか・・・・
ちょっと焦る。

仙台ぐらし

2012年03月 27日 (火) 17:18
書名 「仙台ぐらし」
著者 伊丹幸太郎   出版社 荒蝦夷  出版年 2012

「仙台学」に連載されていたエッセイをまとめたものを中心に、震災後に書かれたエッセイと小説を含む。
著者の荒蝦夷に対する思いから生まれたエッセイ集といえるかもしれない。どんなつながりがあるのかはわからないが、太く固いつながりだと感じた。
すべて「仙台学」掲載時に読んだものだが、いま読みかすと彼がデフォルメ化して戯画化している、異常な心配が実際に起こってしまったことに驚き不気味な感じがした。
北朝鮮の人工衛星騒動が何年かまえにもあり、それも今と同じ4月であったという。いやな話といえばいやな話である。
このエッセイ集には「ブックモービル」と題された震災後の石巻を舞台にした書きおろしの小説が入っている。ボーナストラックにしては、かなり贅沢なものだった。ボランティアとして移動図書館でまわっている青年ふたりの話なのだが、読み応えがあった。
これも荒蝦夷への思いれからなのではないかと思ったのだが・・・
そういえば今日の朝日新聞の「ひと」の欄に荒蝦夷の土方さんが出ていた。いいことである。

イワド最後の芝居

2012年03月 27日 (火) 10:29
たっぷり目に走り、戻って朝刊をひらくと、昨日見た夜空の写真が。月を真ん中に大きな星が上下ではさみ、一直線上に並んでいて、不思議な光景だと思っていたのだが、あれは金星と木星だったという。
ニューミッションに動き出す。まずはリサーチとアポから。
Mydocumentsの整理にも着手。
懐かしの人から携帯に電話が入る。サハのセルゲイだった。元気そう。今年の秋モスクワのニクーリンサーカスでの公演にそなえて、全団員ヤクーツクで稽古をしているという。ちょっと嬉しい電話だった。
黒テントの「シェフェレ」を見に行く。この芝居でイワドシアターから撤収するとのこと、寂しいことである。
しかしこの芝居すごかったな。女3人がフィクションを勝手にしゃべりあい進んでいくのだが、劇的緊張感がひしひし伝わる。人間の底辺からの呻きみたいなものが聞こえてくるようだった。
公演後演出家のモルドワ人とちょっとだけ話す。ローマの息子がキシェニェフの演劇学校にいたのでもしかした知っているかとおもったのだが、知らなかった。
帰りはイワドで芝居を見たあとのお決まりで、「りゅうほう」へ。あいかわらずお客で一杯。新メニューのトマトたまご麺を食べる。これがイケタ、贅沢なくらいトマトとたまご焼きが入っていたし、それがあのさっぱいスープとぴったんこ、うまかった。
23時過ぎに帰宅。

春を食べる

2012年03月 26日 (月) 11:19
駅まで行く山道で鶯の声を聞く。三日前ぐらいから耳にする。家の近所の桜並木道の桜の木に蕾がでてきている。
春は確かに近づいてきてはいるのだろう。でも寒い、手袋がほしくなる。
そういえば野毛の福田さんがブータンに行くのは、今月ではなかったかと思いだし久しぶりに電話、来月5日に出発とのこと。
いまパソコンを三台家と会社で使っているのだが、このだらしなさ故、最近書類を紛失することが多い。こういうときに整理しないとということでとりかかるものの、すぐに飽きる。
午後糖尿の診察に病院へ。なんとここ2,3年では一番イイ数値、初めて薬の量も減らされる。
気功の診察に行ったとき、桜の花びら入りシフォンケーキをごちそうになる。
春を食べたがやはり帰り途は風が冷たく、寒い。
ほんとうに春よこーいと叫びたくなる。

村山知義の宇宙

2012年03月 25日 (日) 19:05
展覧会名 「すべての僕が沸騰する−村山知義の宇宙」
会場    神奈川県立美術館葉山
観覧日  2012年3月24日

そんなに広くない会場だと思うが、ずいぶん中身が濃くて、見応えのあった展示になっていた。
まず村山が芸術家として実質的にスタートしたといえる20年代、彼が留学したベルリンでの芸術潮流を俯瞰するために、リシツキー、カンディンスキイといった当時活躍していた画家の絵、さらには彼と共に同時代を過ごした日本人画家の作品を見た上で、村山知義の幅広い活動の軌跡を追っている。
面白かったのは、築地小劇場で「海戦」を見て、いてもたまらず土方与志に俺にやらせてくれと強引な売り込みの手紙が展示されていたこと。この直訴が実り、カイザーの「夜から朝まで」の舞台装置を担当するのだが、これが完璧構成主義であった。なにか勢いというか、時代に押されて、そして自らそれに飛び込んでいく、そんなほとばしるような熱気を感じた。
それと彼がダンスやパフォーマンスに大変な興味をもち、自らも踊ったりしていたこと、おかっぱ頭で半裸で踊るその写真が展示されていたが、こうした一面は知らなかったので、非常に興味深かった。
雑誌のデザインや芝居のポスターもしているが、これもロドチェンコばりに、タイトルをうまくデザイン化している。
この他にも子どもの雑誌のために描かれた挿絵なども展示されていたが、村山知義の宇宙というタイトル通り、彼のジャンルにまったくこだわらない、まさに沸騰する創造エネルギーの全体像を伝えることに成功していたと思う。
7月には世田谷美術館でもやるようだ。

女三人のシベリア鉄道

2012年03月 25日 (日) 12:20
書名 「女三人のシベリア鉄道」
著者 森まゆみ 出版社 集英社  出版年 2009

「大興安嶺を行く」に続いて、汽車の旅の本である。しかも自分にとっては青春の憧れであったシベリア鉄道の旅。またうらやましくてしかたがなく、ますます鉄道でシベリアを横断するという夢は広がるばかりである。
著者の森まゆみは、私とは同世代、おそらく高校生ぐらいに五木寛之の「青年は荒野をめざす」を読んだのではないだろうか。
女三人とは与謝野晶子、中条百合子、林芙美子なのだが、この三人中条以外はひとりであの時代シベリア鉄道で旅していた。林芙美子のシベリア横断記は「下駄履きで巴里へ」を読んでいる。砲火の中満洲を越えロシアへ向かうその胆力に驚かされた。しかしそのもっとずっと前に子どもを残し、パリにいる夫に会うために単身シベリアを横断する与謝野晶子もすごい、林芙美子も恋人に会いに行くためなのだが、なんか輝いているなあ、シベリア鉄道に乗りたいと思ってすでに40年以上経っている、この自分のいじいじしているのをあざ笑うかのような颯爽さである。
この本の魅力は、著者がただ単に三人の旅を彼女たちが残した作品や日記からたどるだけでなく、自らもシベリア鉄道に乗り込んで旅していることである。通訳付き、しかもコンパーメントの列車ということで、贅沢な旅ではあるが、お互い若くないのだから、当然だと思う。ウラジオ、イルクーツク、エカテリンブルク、モスクワ、ミンスクと途中下車しながらの旅のなかで、著者自身の見聞も織り込んでいるのが成功していると思う。
新生ロシアになりある程度落ち着いた環境の中に生きるロシアの庶民たちの姿が浮かぶ上がってくることにもなった。
行く先々で著者がいろんな博物館を訪ねているのも自分にはとてもよく理解できた。意外に面白い、そしてこの書にも描かれているが、案内の人たちが一生懸命説明してくれる。こういう視点も自分にはとても親しみが感じられた。
さてさて、どうやら自分も長年の夢をかなえる時がきたようだ。
林芙美子をたどりながら、著者も乗ったように新京(長春)からハルビン、そして満洲里に出て、それからイルクーツクを経て、モスクワへ出る、だいたいのコースは決まった。
森は、こうした旅に与謝野晶子、中条百合子、林芙美子という三人の女性を同伴したわけだが、自分がその時旅の友とするのは誰になるのだろう。玉井喜作か、善六か、パントシシマダか・・・・
できたらいままで取り上げていない人を同伴したいとは思っているのだが・・・
とにかくシベリア鉄道に乗りたくてしかたがなくなってしまった。

クマのイチオシ
東映映画「鯨と斗う男」鮎川上映会決定!

「鯨と斗う男」上映プロジェクト

ロケ地鮎川での上映会決定!
高倉健が主演し、60年以上前の鮎川や石巻の活気がいきいきと描かれているこの映画を、ぜひ皆で一緒に見ましょう!

2019年11月30日(土)
牡鹿半島ビジターセンター


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