孤児たちの城

2008年09月 30日 (火) 16:00
書名 「孤児たちの城―ジョセフィン・ベーカーと囚われた13人―」
著者 高山文彦
出版社 新潮社  出版年 2008年 定価 1600円(税別) 

ジョセフィン・ベーカーの評伝「ジャズ・クレオパトラ」(平凡社)を読み、1920年代から30年代にかけてヨーロッパのキャバレーで褐色のダンサー、そして歌姫として活躍ししていたジョセフィン・ベーカーが、世界中から親のない子を引き取り、その中のひとりが日本人だったということを知り、いま彼はどうしているのだろう、それを追いかけたら面白いのではないかと思ったことがあった。ただ思っただけで取材もしなければ、資料を集めることがないままのいつも思いつきではあった。「花火」で北条民雄の生涯を美しく綴った評伝で、おおいに泣かさせてもらった高山文彦が、それをとりあげるというので、すぐに飛びついたのだが、ちょっと期待はずれだった。
高山はパリ、ニューヨーク、モナコと現地にとび、孤児たちに会い、特にアキオと呼ばれた日本人を中心にして現地で取材、インタビューを重ね、ジョセフィン・ベーカーの夢に翻弄された孤児たちの呪われた運命を描く。期待外れだったのは、著者高山の立ち位置がいまひとつ明確でなく、孤児たちの生きざまそのものが、時折挿入される著者の感情によってかすんでしまうことだ。なかなかはっきりと答えてくれないアキオから本音を引き出すために、それに迫る自分の感情も描きこまなければならなかったのかもしれないが、それがあまりにも感傷的なため、時々とまどうことがあった。
ジョセフィン・ベーカーの暴露本を書いてアメリカでレストラン経営を成功させているかつての孤児にしても、アキオにしても、なにか救いようのない話の連続に、ちょっと辛くなってくる。唯一救われるのは話は、アキオが捨てられた川崎のかつてはタバコ屋さんたちが、その時のことをよく覚えていて、アキオが元気でいることを知って喜んでいたというエピソードであった。
満足度 ★★

会報完成

2008年09月 30日 (火) 11:26
今日も肌寒く、雨が降ったりやんだり。秋というにはいまいちの天気である。
春の企画の件で、またあちこちに連絡。プログラムの編集の仕事をやっているのだが、この原稿と写真の整理をする。フール祭で呼ぶことになっているクラウンチームの企画書をプリンアウト。これの営業もやらないといけない。
デスクの大野から会報が今日届くとの連絡。
18時退社。帰宅すると会報が届いていた。今回はブラジルにも100部送ることになっているので、段ボール2箱分。今回はブラジル特集の部分は総ルビになっている、大野は大変だったと思う。ブラジルの人たちに早く読んでもらいたいのだが、100部を送るとなると送料が結構かかる。でも船便というのもなんだし、ネットでいろいろ調べて印刷物航空便でふたつにわけて送るのが早くて、コスト的にもいい感じ。ということで梱包作業に取りかかる。20年以上前に、東ドイツの動物サーカスをやった時にバイトしていた女性からメール。懐かしいものである。ダンサーになりたいという夢をかなえたという下りに、思わずホロッとする。

寒む!

2008年09月 29日 (月) 11:17
先週の金曜日で夏はやっと終わったようだ。それにしても突然だよなあ。涼しいを通りすぎて、寒む。朝小雨降る中ジョギングしていると、銀杏並木には、銀杏が落ちている。そんな時期だっけ・・・
出社して、軽くミーティング。懸案事項を確認。それに基づき、あちこちにメール。やっと落ち着けると思ったのだが、10月もなにかといろいろありそう。スケジュールをコンクリートしていかないと・・・
ローマがメールを受け取れなくなってしばらく経つ。これはこれで不便。別なアドレスからメールを出しておく。念のために電話しておく。この日の夜チェックしたら受け取れたとのこと。どうも腑に落ちないのだが、これでメールのやりとりができるので、まずは一安心。
午後糖尿の検査。
18時すぎに退社。冷たい雨はやまない。一挙に秋モードというところか。

Wil Fit

2008年09月 28日 (日) 10:33
久々の完全休養日。家人は午後からみな外出。8月自分の誕生日のときに買っておいたWil Fitの設置をする。クラブハイツのお姉ちゃんがあれなかなかいいよという話をしていたので気になっいたのだが、何故か下の娘があれ欲しいと言い出して、買う気になった。Wil本体は、義妹の持っているのを借りていたのだが、ずっとそのままになっていた。最初の身体の測定で、バランス感覚は75歳と出て、ショックを受ける。確かにバランスはいい方ではないと思っていたが・・・独りで40分ほど遊ぶ。結構汗をかいてしまう。
久しぶりに4人そろっての夕飯のあと、娘たちに使用方法を伝授。上の娘が試しでやってみる。キャーキャーいいながら、結構はまっている。すぐに飽きるとは思うが、まあいい玩具であることは間違いなさそう。
今日は何もする気にならず、酒も飲まず、24時には就寝。

ダメじゃん小出の黒く塗れVol.6

2008年09月 27日 (土) 23:12
公演名 「ダメじゃん小出の黒く塗れ Vol.6」
作・出演 ダメじゃん小出
会場 横浜にぎわい座小ホール
観覧日 2008年9月27日(土)午後6時開演(終演午後7時40分)

久しぶりの黒く塗れを観覧。福田辞任、相撲の大麻騒ぎ、金正日の重病説、オリンピックと話題が尽きない昨今の世相を見事にさばいてみせ、存分に笑わせてもらった。最近安定してきたトークはさらに安定感を増し、構成もヴァラエティに富んでいた。1週間後に控えている大須公演とネタがかぶっているのもあるかもしれないので、細かくネタにはふれないでおくが、相変わらず面白かったのが、体験シリーズ。木馬亭ではフリーターのデモに参加した体験を面白おかしくしゃべくっていたが、今回の体験談も笑わせてくれる。体験の濃さよりも、目線がいいのだろう。他の参加者との明らかな温度差があるから、そこにおかしさが生まれる。いいのかなこんなネタにしようとしている俺が、こんな場にいてみたいなところを感じさせるのは小出のまじめなところなのだろう。
感心したのは、拘禁服を着て、落語をして、拘禁服を外してしてしまうネタ。よくこんなことを思いついたものである。ちょっと袖に引っ込んだが、あの時なにか細工をしたのだろうか?ただこれはクラウニングの文法に基づいたもの、自らを困難な状況に追い込んで、それをどう脱するという過程をいかに面白く見せるかに準じている。ただあまりにもこの過程での話し(落語)があまりにも面白いものだから、そっちに耳が傾いているので、その脱しかたの面白さがわからなかった。これはもったいない。こんな馬鹿馬鹿しい状況を設定しているのだから、その脱し方でもがきくるしみもだえる中に、もっと笑いをとられたのではないだろうか。
最後にやった事故米と新米教師ネタは、小出が得意とするアレゴリーネタ。あの落しかたでも良かったと思うが、実はのりの材料は米なんかじゃないという突き放した落しかたもあったのかも。
個人的に面白かったのは、中田市長がさかな君に似ていたという下り。ひとり馬鹿受けしてしまった。
前回やっていたかどうかはわからないが、「小話かたる」での横浜をいじくるところは、ちょっとおそるおそるという気がしたが、もっと遠慮なくやればいいと思う。自虐的な名古屋人なんかは、名古屋ネタをやると、本当に喜んでいる。横浜の客もたいして変わらないと思う。
客層がずいぶん変わっているのにもちょっと驚いた。年齢層高くなっている。面白い現象だと思う。

病院

2008年09月 26日 (金) 14:27
7時起床。ネットで到着便の確認。予定より10分遅れ。ただの朝飯を食べて、空港へ。ここは出てくるのが早い。30分ぐらいしてカンボジアサーカスの新しいメンバーと、フランス人が出てくる。9時20分発の特急に乗車。11時には宿舎入り。これで今日はフリーになるところなのだが、昨日けがしたメンバーが病院に行っているというので、その状況を聞くため待機。よくいく古本屋へ。入った以上はなにか買わないということで、岐阜を舞台にした歴史の本を購入。電話で状況がわかり、自分も病院に行くことにする。ここは午前の診療のあとは、午後5時から。ということでメンバーと通訳さんと一緒に病院で待機。やることもなく、さっき買った本を読み始める。買って正解だったかも。診察の結果、最悪の事態は避けられたということで、ホットする。リトルの担当の方に電話。タクシーで宿舎に戻り、明日以降どうするかということで打ち合わせ。メンバー用の薬を購入して、ホテルへ。近くの中華屋で遅い晩飯。王さんの引退のニュース。立派な引き際であった。それにしても引退に対するイチローの熱いメッセージにちょっとぐっとする。24時前に就寝。

えっ!

2008年09月 26日 (金) 1:32
昨日は飲んだ。結構きている。ちょっと寝坊。姫路のメンバーから頼まれたウエスタン・ユニオンの送金をするために関内のスルガ銀行ち立ち寄る。手続きを終え、帰ろうとしたら、呼び止められ、すいませんがこのウエスタンユニオンのサービスは、来年一月末で終了しますと告げられる。マジすか!リスキーなところがあるのかもしれない。早稲田大学の図書館に寄って、依頼していた長谷川濬の小説のコピーを受領。副都心線をつかって出社。出張の精算。ビデオの観覧。制作物についての打合せ。ヤクーツクから招待のメール。覚えてくれていたのだ。知らないうちに結構タイトなスケジュールになっている。18時半退社。

カンボジアサーカス

2008年09月 25日 (木) 14:43
6時に起きて、久しぶりに木曽川沿いをジョギング。このコースは、いつ走っても気持ちがいい。カンボジアのメンバーはいつも早いバスで出るというので、9時5分のバスに乗ったら、誰もおらず。この前のバスで出発しており、リトルに着いた時はすでに練習中。今後の対応について、打ち合わせ。いろいろ出来ることはありそうだ。
1回目の公演は、遠足の小学生で満員。去年のツアーの時も感じたが、すがすがしい清潔感が漂うサーカスである。やはり生演奏のサーカスはいい。ストーリイ仕立てになっているが、ローラーバランスから、火の輪くぐりもやるアクロバットまでは一気に見せていくので、迫力がある。ひとつひとつのアクトも見ごたえがあるが、グループ的な動きがたくさん入っているし、つなぎにも工夫が施されているので、あきない。二回目の公演は内容がちょっと変わっているので、この公演は2回見ないといけないようだ。
メンバーはこの日は、モンキーパーク見学へ連れていってもらう。自分は名古屋行きのバスに飛び乗る。
17時半東京着。会社にパソコンを置いて、先日会ったローマの甥の宿泊しているホテルへ。ウィスキーを飲みながら、歓談。途中スカイプでアルマトゥイのローマの自宅と繋いでもらう。イーラは自分の顔が見えるようだ。ローマはいないというので携帯で捕まえる。他のアーティストも何人か部屋にやってくる。
サーカスをめぐっての歓談はいつも楽しい。すっかり遅くなったので、23時前にお暇。甥が下まで見送りにきて、最後に抱きしめてくれる。楽しい一夜であった。
24時すぎに帰宅。

加納の小一時間(プラス30分)!!2!!!

2008年09月 23日 (火) 20:45
公演名 時間、時間! 加納の小一時間(プラス30分)!!2!!!
      ラブアンドニーズ
作・演出・出演 加納真実
観覧日 2008年9月22日午後7時半開演(終演午後9時)
劇場  シアターイワト

去年のゴールデン街劇場でのソロライブに次いでのソロライブ。間違いなく加納はステージで成長している。どちらかというと前回の公演は、モノトーンの印象が強かったのだが、今回はよりヴァラエティーな内容と表現で、確実に幅を広げた。それに映像の中でもそうだが、よく動いている。「ナイトライフ」という小品では、メカニカルな動きを見せ、「砂」では流れるような動きを見せ、こういっては失礼かもしれないが、あらためて加納はマイミストであることを証明してみせた。この公演が決まってからあまり時間はなかったと思うが、よく5本の新作をつくりあげたと思う。たぶんいま何か熟しているものがあるのだろう。今回は敢えて完成までいかなくても、挑戦したいということを言っていたが、その強い意欲を感じたステージであった。
最初の「いいかも!」が一番好きだ。掃除中に何者か正体がわからない生物(?)に突然殴られ、それと闘い、食べたら甘かった!さらにエンディングでは何もなかったように、炊事をするというめちゃめちゃな世界が、無気味に、そして自然に描き出される。本人はまったく意識していないかもしれないけど、色気のあるパフォーマーだなあということもあらためて感じた。加納のファンはそのところは分かっているのだろう。妙にベタベタしていないのに、むしろ女性の美しいところではなく、だらしなく、打算的なところなど、マイナス的な魅力をうまく引き出すところも魅力なのかもしれない。
ひとつ難をいうと、後半の構成の中に、同じトーンのものが並んでいたので、違う色をもった作品をいれると良かったかもしれない。
また早い内に、ソロライブをやった方がいいし、見てみたい。

ボリショイサーカス

2008年09月 23日 (火) 7:48
5時起床、東京に出て、新幹線で高崎経由、前橋に着いたのが9時すぎ。タクシーで群馬アリーナへ。ローマの甥と正面玄関で落ち合う。今日はボリショイサーカスの楽日。事故もなく、ここまで来てホットしたと言っていた。正面の席を用意してくれた。10時の会を見る。東京体育館で見たいわいる「トラ組」の公演よりは、内容も濃く、まとまりがあっていい公演だった。ジャグリング、フライングが気に入った、驚いたのはネコのショー、「トラ組」にもネコがいたが、ほとんど何もいていなかったのに対して、ここのネコは最後にはなんと仰向けになってボールを手で回したり、火のついた棒を足で回していた。公演後甥っ子と話をする。明後日まで東京にいるらしい。明後日もう一度会うことにする。帰りは、湘南ライナーをつかって東京に戻り、そこで新幹線に乗り換え、名古屋へ。車中レーベンシュタインの翻訳を読み終える。不快な読後感。レザーノフのことをぼろくそ書くことが目的の日記であった。ここまで人間はこんな人の悪口を書けるのだろうか。
名古屋で名鉄に乗り換え、空港近くのホテルにチェックイン。遅くなったし、回りにも何もないので、途中コンビニでうどんを買ったのだが、これがレンジで温めるやつ。当然部屋にレンジがあるわけでもなく、フロントに聞いてもないというので、苦肉の方法、風呂のお湯をためて温める。なんとか食べれる。
あいかわらず荷物は多いのに、肝心なものが入っていない。携帯の充電器も忘れてきた。朝早かったので、早めに就寝。
クマのイチオシ
東映映画「鯨と斗う男」鮎川上映会決定!

「鯨と斗う男」上映プロジェクト

ロケ地鮎川での上映会決定!
高倉健が主演し、60年以上前の鮎川や石巻の活気がいきいきと描かれているこの映画を、ぜひ皆で一緒に見ましょう!

2019年11月30日(土)
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