パッチギ!対談編

2005年08月 31日 (水) 18:14
書名 「パッチギ!対談編−喧嘩、映画、家族、そして韓国」
著者 李鳳宇 四方田犬彦
出版社 朝日新聞社 発行年 2005年 定価 1300円+税

映画「パッチギ!」は、井筒監督の剛速球のストレートに打ちのまされ、嗚咽どころかどうしようもないくらい泣かされてしまった。時代背景となった1968年が、自分が一番多感であり、揺れ動いてた高校一年の頃、あのころのことがどうしても重なりあわさってきたということもあるのだろう。
この本は、自分の青春時代をこの映画に投影させたフロデューサーの李が、「ハイスクール1968」という、私にとってはこれまたぐっと胸に迫ってきた本を書いた四方田犬彦という格好のパートナーを得て、思う存分映画、韓国、それぞれの青春時代を語り尽くしたものである。そもそもは、1998年に出た「先に抜け、撃つのは俺だ」という二人の対談集がもとになっている。ここでふたりはあますことなく、お互いのことを語り明かしている。李はこの時の話をもとに、映画「パッチギ!」のヒントを得たのだろう。
李とは井筒監督と一緒に、渋谷の焼き肉屋で食事したことがある。非常にクールで、クレバーな人だというのがその時の印象なのだが、この書を読んで、結構熱い男なのだと思った。ここではずいぶん正直に自分のことを話している。

ディアスポラ紀行

2005年08月 31日 (水) 12:34
書名 「ディアスポラ紀行−追放された者のまなざし」
著者 徐 京植
出版社 岩波書店(岩波新書)  発行年 2005年 定価 740円+税

ギリシャ語で離散を意味する「ディアスポラを、著者はこう定義している。
「近代の奴隷貿易、植民地一支配、地域紛争や世界戦争、市場経済グローバリズムなど、何らかの外的な理由によって、多くの場合暴力的に、自らが本来属していた共同体から離散することを余儀なくされた人々、およびその末裔を指す」
デラシネは根無し草だが、勝手にふらつくことを自ら選択したものである。それに対してディアスポラは、離散を余儀なくされた人々であり、犠牲者である。重みがちがう。著者自らも在日朝鮮人二世として、ディアスポラの烙印を受け、生きることを余儀されている。著者は、ディアスポラの宿命を背負った人々の足跡を追って、ロンドン、ザルツブルク、カッセル、光州などを訪ねる、本書はその旅の記録である。著者を旅に駆り立てるもの、それは同じディアスポラとしてのアイディンティティーを必死になって求めよう、その痛みを共有しようということに他ならない。「紀行」という軽いタイトルが付せられているが、実際その旅の足跡は、深く重い。ただそれを続けなくてはならないという定めを自分に課している真摯さが胸を打つ。
弱者を果てしなく生み出そうとしている世界のいまを見る時、この書の重い鎖を引きずるようなこの書の意義は大きい。この重みを、私たちは少しでも共有すべきであると思う。

8月も終わり

2005年08月 31日 (水) 11:16
「めざまし」の占いでは、最下位だったのだが、何故かいいことが続く。弟のところが、無事退院というメールが、写真付で送られてくる。明子ちゃんをダッコしている弟もなかなかさまになっている。来週ぐらいには顔を見に行けると思う。
ずっとやりとりしていたANAのマイレージ未加算の件で、やっと折り合いがつきそうになった。成田−ウィーンの分なので、加算されると大きい。ねばった甲斐があったということだ。
午後からずっとやろうと思いながら、延び延びにしておいた、パソコンの初期化と、データー移動に取り組む。Cディスクの領域を6GBから30GBに増やして、初期化。それから外付けHDDに移動していたアプリケーションとデーターを移す作業へ。ドキドキしながらの作業だったが、スムーズにいく。再起動をかけると、すっかり元通りに。ヤッタ!という感じ。これでいままでイライラしていたことが、すべて解消される。
20時原宿のとんちゃん横丁で、久しぶりにT氏と一献交える。古い付き合いだから、互いの娘の成長ぶりなどの話しなどで、盛り上がる。山手線に乗ったら、万歩計が落ちているのを発見。いいことは続く。半年前に万歩計を落としていたので、ラッキーという感じである。
品川から新杉田まで出て、タクシーで帰宅。今日で八月も終わりである。


久しぶりに褒められた

2005年08月 30日 (火) 10:39
10時半すぎ出社、すぐに歯医者へ。一ヶ月検診。前回、歯磨きの指導を受けて、ちゃんときれいに掃除しているかどうかがポイント。一通り診てもらったあと、よく丁寧に磨いていると褒められる。考えてみればこんな風に人から褒められるなんてことは久しくなかったので、なんかうれしくなる。
夏のイベントもそろそろ終わり、秋のイベントの準備も平行して進んでいる。ということ帰国手配やら、来日準備などがいろいろある。今年の秋は、いつものようにリトルべたではなく、ルスツ組を連れて、姫路の立ち上がりに付き合うことになる。ルスツでできあがっている番組なので、そんなに大変ではないと思うが、ブランコが抜けた分のヘルプとか音響、新しい通訳のことが問題になるだろう。
18時すぎ会社を出て、国際サーカス村協会の月例会に出席。7月シャロン、アヴィニオンのフェスティバルを視察してきた大野の報告。なかなか充実した内容だった。
出席者のデラシネ読者から、ぽんぽん大丈夫と聞かれる。あれだけ痛い、痛いと書いていたからなあ。ちょっと反省。品川駅で立ちソバを食べて、10時半すぎ帰宅。
ビールを軽く飲んで早めに就寝。

豊島園組送別会

2005年08月 29日 (月) 11:56
10時出社。久々に全員そろってのミーティング。また9月に入るとみんないろんな現場をかかえ、出張も多くなるので大変だ。スケジュール関係、それぞれの仕事についての報告のあと、フール祭の打合せ。今回は助成金がおりないということが一番のネックなのだが、そのハンディーを乗り越え、何ができるのかということをめぐっての話し合いが続く。ベストの道を探すのは困難なことであり、いずれにせよ赤字を背負っての公演になるわけで、それをどうこなすかということになる。やっと方向性が見えてきた気がする。
なかなか連絡ができなかったアーティストにメール。英語だったりロシア語だったりすると、どうしも滞ってしまう。突然スイスのパフォーマンスグループから電話、以前スイスで見てえらく感動したのだが、日本公演を考えているらしい。資料を送ってもらうことにする。
17時ACCにで働きたいという大学生が面接に来る。とりあえずバイトしてもらうことに。
18時会社を出て豊島園へ。考えてみれば、来た日とリハの日しか行っていない。明後日楽日。早いものである。19時からのショーを見る。ロシア組は1日早くに出るということもあり、公演後ACCのメンバーだけでの送別会。みんなそれぞれ今回の仕事を楽しんだようだ。なによりである。1月のオーディションで大活躍してくれたイーゴリから、その苦労話をいろいろ聞かされる。本当に大変だったようだ。でも彼が一生懸命やってくれたことで、こうして豊島園や、秋のリトルや六本木に企画を提案できたわけである。
22時半すぎにお開き。品川の最終に乗って帰宅。

10キロ走トライ

2005年08月 28日 (日) 15:55
8時前に目が覚める。下腹部にまったく痛みがない。良かったし、ホットした。昼前に家を出て、京急線の汐入へ。近くのダイエーで差し入れ用に果物を買って、横須賀芸術劇場の楽屋へ。ちょうど1回目の公演が終わったところ。久しぶりにユーリイとゴーシャに面会。14時半の公演まで、楽屋でお互いの近況やら知り合いの同行などを話す。彼らは今日公演を終えたあと、荷物をパッキングしてそのまま成田へ移動。明日には帰国するという。
昼飯を食べて、金沢八景まで出る。ここでジョギングパンツに着替えて、家までジョギングする。海の公園は、昔引っ越す前によく走ったところ、結構風景が違っている。15、6年になるもんな、無理はない。結局10キロ走ることに。10キロ走るのは、およそ1年半ぶりになる。気持ちよく走れた。
これで今日は終わりみたいなもの。長谷川濬のノートの抜粋入力を完了させる。カードの項目が、1100件になった。
三日続けて寝酒を飲まず、24時前に就寝。

函館篇2

2005年08月 28日 (日) 11:05
市電宝来町停車場近くの文学館を訪ねる。予定にはなかったのだが、市電に乗っている時みかけ、ここだったらきっと長谷川兄弟についてなんかはあるだろうと思った。入場料300円。濬さんの同級生亀井勝一郎の「函館八景」のエッセイに従い、函館名所のパネルが入り口に飾られてある。濬さんも日記によく書いているガンガン寺のポプラ並木、立待岬などもでている。この本は買わないといけない。長谷川兄弟コーナーは突き当たりにあった。海太郎と四郎は、びっちりと刊行本や関連資料が置かれているが、濬さんのところは、「偉大なる王」と「私の動物たち」と翻訳本が二冊置かれているだけ。ただ5点の写真が参考になった。新婚当時、長女誕生の時、妻の両親たちとの写真など貴重なものばかり。妹の玉江がもっていたものらしい。それしても濬さんは善人まるだしの顔をしている。それはほかの3人と違う。正直まるだしの顔である。函館八景にヒントを得て、もう一度元町近辺を歩くことにした。

完全復活

2005年08月 27日 (土) 15:44
昨日の気功の治療が効いたようで、よく寝れたし下腹部に痛みもない。これでおそらくもう大丈夫だろう。昨日は早く寝たこともあって、早く目がさめる。たまっていた整理案件を午前中にやってしまう。去年ルスツで働いていたクラウンのユーリイから電話、今日の夜横須賀プリンスに泊まるから来いという。せっかくの休み、今日は勘弁してもらい、明日公演会場に行くことにする。ルスツのマヤに電話、昨日起きた異変について報告、びっくりしていた。
昼飯を食べたあと、次女と一緒に「クレヨンしんちゃんのヘンダーランド」のDVDを見る。しんちゃんの映画版は、なかなか中味が濃いのだが、これもなかなかすぐれものである。DVDを返してから、8キロほどジョギング。先週はもんどりうっていたのが嘘のよう。
長谷川濬のノートからの抜粋入力をする。あと一冊でこの作業も終わりになる。デスクの大野から、容態を心配したメールが届く。すぐに返事を書いておく。
24時すぎに就寝。

函館篇 1

2005年08月 26日 (金) 17:19
また夕べ腹痛で目を覚ます。目覚めが悪い。とにかくコーヒーだけ飲んで、ホテルを出る。駅まで行って、荷物を預け、函館市内の地図と市電一日乗車券を購入。まずは長谷川濬の生まれた元町を目指す。市電の末広町で下車。長谷川家の生家は、ハリスト教教会とカトリック教会の間の脇にあったという。いまの元町茶廊があるあたりかもしれない。このあたりはいわば観光スポットのメッカ。観光客の行き交いが多いところでもある。長谷川の少年時代の思い出に出てくるのは、ポプラ並木と、ガンガン寺、招魂社での七五三。ポプラ並木はいまはない。しかしやはり坂の多いところ、それぞれの坂から見下ろす海の景色が微妙に違う。啄木も代理教員を勤めていたという弥生小学校は、生家があるところから10分くらいだろうか? 家から学校に行くまで、やはり毎日海を見下ろしながら通ったのだろう。当時港には北洋に向かう漁船、外国船で賑わっていたというが、そういう景色は学校の行き帰りにしょっちゅう見かけていたのかもしれない。そして回りのエキゾチックな寺院。小さな時から海のにぎわい、そして異国情緒は、身体に染みついていたのではないか?
それにしても弥生小学校は、へんな建物の学校だ。外国の学校のような感じ。およそ日本の小学校とはおもえない建物であった。この途中に船魂神社がある。これは長谷川の小説に出てくる神社。わりと小さくこじんまりした神社だった。ここからも海が、木々の間から臨むことができる。

腹痛の原因判明

2005年08月 26日 (金) 10:36
また夜中に腹痛で目が覚める。前にもらっておいた痛み止めを呑んで、なんとか寝れたが、この連日の腹痛で寝不足は否がめない。先週土曜に行った病院でもう一度見てもらうことにする。腸の下の方でなんらかの炎症がおきているのではないか、とりあえず薬をのんで、1週間様子をみようということになった。12時すぎに出社。とりあえず出張精算から。メールのチェック、返事をすませ、遅い昼飯を食べて、今日中に提出しなくてはならない、秋のイベントのパンフレットのための紹介原稿をブラッシュして、メールで送付。出張中のお仕事日誌をアップ。
18時に退社。今日は気功の日。先生にここ1週間の腹痛について説明、腸のツボとなる足の土踏まずのところが張っているという。腸に気をいれてもらい、ツボをほぐしてもらう。先生の話しだと、おそらくは軽い食あたりと腹を冷やしたことで、腸に軽い傷ができて、その影響からくる痛みだろうという。朝のお医者さんの話しともかぶる。治療が終わり、もう大丈夫ですよ、酒もOKだと言われる。気のせいか、痛み以外のしこりのようなものもなくなったような気がする。21時半富岡着。携帯に辻君から電話、またルスツで異変。アヤアヤ・・・。
ビールを軽くのんで、24時前には就寝。

クマのイチオシ
東映映画「鯨と斗う男」鮎川上映会決定!

「鯨と斗う男」上映プロジェクト

ロケ地鮎川での上映会決定!
高倉健が主演し、60年以上前の鮎川や石巻の活気がいきいきと描かれているこの映画を、ぜひ皆で一緒に見ましょう!

2019年11月30日(土)
牡鹿半島ビジターセンター


「石巻学」第4号!

「石巻学」Vol.4 石巻にはいつも音楽があった

2019年7月10日発売!
3号刊行から約2年。今回は音楽の街石巻の間口の広さと奥深さをたっぷりと味わってもらう一冊となりました。



アートタイムズ最新号!

アートタイムズ11号
『タキエさんがいた!』

デラシネ通信社 / 2014年4月25日発売
ドイツの肝っ玉母さん
ルジチカ多喜枝の生き方

ちょっと信じられないような、愛と豪快さに満ちた人生!


2005年08月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:クマ
読者になる
しばらくコメントとトラックバックはお休みします。
メールフォーム
タイトル

内容
最新コメント
アイコン画像クマ
サーカス学会募集 (2019年06月16日)
アイコン画像多聞
サーカス学会募集 (2019年06月15日)
アイコン画像ちはる
寒い一日 (2017年11月19日)
アイコン画像ちはる
ポルトガルサーカス (2017年11月14日)
アイコン画像0machi
阿修羅に会って (2017年10月16日)
Yapme!一覧
読者になる
P R
デラシネ通信
デラシネ通信 最新記事

石巻若宮丸漂流民の会
桑野塾
雑誌「アートタイムズ」

月別アーカイブ