早く来いよってか

2017年04月 27日 (木) 11:10
5時目覚めると雨音が。走るのをあきらめて、もろもろお仕事をと思ったのだが、ゲームをやりだしたらとまらなくなる。なにをやっているのか・・・
ずっと待っている提案用の映像が来ない。そろそろ連休がはじまるということで、リトルのメンバーに差し入れの手配。その連絡をするために通訳さんに電話すると、いきなりマヒーラが出る。なんでも丁度話しの肴にあがっていたようだ。この前はなんでさっさと帰ったよ、寂しいじゃない、早く来てといろいろまくしたてていたのだが、要は金がないということなのだろう。少し予定を早めて行かないといけないようだ。
今日は前から気になっていた田端の映画館CINEMA Chupki TABATAに会社帰りに行ってみる。定員20名の映画館ということで、しょぼいのかなと思ったのだが、なかなか立派な映画館。確かに座席は12席が立派な椅子であとは普通の椅子。ただスクリーンはいつもいく新宿のシネマートの2ぐらいの大きさはある。狭い会場にそこそこのスクリーンなので、結構迫力ある映像を見れる感じ。しかしこれで採算とれるのかなというのがちょっと気になる。というのも石巻にこんなミニシアターができないかなと思っているので、そんなことも気になってしまった。
さて見た映画は、『kapiw(カピウ)とapappo(アパッポ)アイヌの姉妹の物語』。東京と北海道に別れて暮らしているアイヌの歌を歌い続けている姉妹が、姉が3・11後被爆を恐れ、夫もおいて子どもを連れ、ふるさとの阿寒に戻ってきたのをきっかけに、ふたりで初めてのコンサートをやるまでの過程とそのライブの模様を描くドキュメンタリー。淡々としたタッチが良かった。声高になにか主張する(例えばアイヌの文化伝承についてとか、3・11後の対応についてとか)わけでなく、ふたりの姉妹がそれぞれ夫やこどもと一緒に自然に生活するなかで、悩み、歌う姿が描かれる。
アイヌの歌っていいなあと思った。天から神がやってきても、その神は自然なたたずまいのなかアイヌの人たちの隣に居合わせる、風や波の音や草のざわめきの中で自然に佇んでいる、そんなことが歌声に乗せられていく、だからメロディーの大きな起伏もなく、歌声が自然のなかに溶け込むような感じなのだ。手拍子で静かに拍子をとりながら、淡々と歌いあげられるその歌が自然のなかに入り込み、それが流れていく。映画の中でことばでは伝えられないものがあるから、歌として伝えるんだということを語っていたアイヌの人がいたが、そうなんだと思う。ただそれは風にのり、草のざめわきや波にのり静かに伝わっていくのだと思う。
ふたりの姉妹が悩みながら、小さな子どもを抱えながら、歌に賭けるというような意気込みはなく、自然にそれを受け入れながら、歌と共にあるという姿は、このドキュメンタリーというなかできちんと描かれていた。
好きな作品だ。
22時半すぎに帰宅。
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「鯨と斗う男」上映プロジェクト

ロケ地鮎川での上映会決定!
高倉健が主演し、60年以上前の鮎川や石巻の活気がいきいきと描かれているこの映画を、ぜひ皆で一緒に見ましょう!

2019年11月30日(土)
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