2006年08月28日(月) 20時56分
「個人情報」についての質問を頂きました。
そんなわけで、今回は個人情報に関するお話させていただきます。

2022年の産業は製造業が中心となっています。
もちろん農業など、他の産業は残っていますが、
世界が「箱」の知識を現実のものとすることに力を注いだ結果、
「箱」の知識のコピー製造が社会の中心事業となりました。

コピー社会の始まりは、中心機関の企業再生措置からでした。
未来の知識の流出により、先端技術に多額の投資をしてきた大手企業は
莫大な負債を抱え事実上倒産、株価は暴落、経済は破綻を迎えます。
これが前回お話した粛清期のはじまりなのですが、
その対策の一つとして、中心機関は各企業に「箱」の知識の製造権を与えることにより
企業を中心とした、社会経済の再生を図ります。

その割当てた製造権の一つに個人認証システムの製造権がありました。
これは人体の情報を読み取り、
データ(このデータIDを【BIRTH】といいます。)化するシステムで、
人はこの自分の【BIRTH】を相手に提示することを条件に
ネットへの参加、テレフォン、メールなどの他、
買物などの契約等、他人とのコミュニケーションが許されます。
また【BIRTH】提示により「誰がいつどこで、どんな方法で誰と何をしたか」などが情報として残るようになるわけです。
(【BIRTH】はメールアドレス、電子認証(サイン・印鑑含む)、テレフォンナンバー、戸籍などを
一つにしたものだと考えていただければ宜しいかと思います。)

そのシステムの製造と量産が完了すると、
中心機関は全世界の人間(法人用もあります。)のすべての【BIRTH】を記録し、与え、
その後生まれてくる人間は、出生と同時にこの作業を行うことが義務付けました。
同時に「箱」に入っていた、このシステムを利用することで発生する問題とその解決方法、
統制するための法律も、そのまま利用しました。
その結果、生活上での個人情報が明確になり、
犯罪も減少し、ネット上のマナーも回復しましたが
人間は、完全な中心機関の支配下に入ったのです。


明るい話をするつもりが、くらい話になってしまいましたね。
【BIRTH】による統制は、私も賛成なのですが、
今後我々は、このコピー社会で人間らしい幸せな生活を手に入れられるのでしょうか。
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