もう、家に帰ろう

May 08 [Sun], 2011, 10:48
田辺 あゆみ,藤代 冥砂
ロッキングオン
発売日:2004-04

この写真集を手にした時、まだ学生だったんだけど、

とても感動して、本屋さんでその気持ちを抑えることに一生懸命だったのを思いだす。
それまで、写真が人の心を動かすなんて考えたことがなかったのだ。

愛あるタイミングで、シャッターを切る。
なんて、優しく、官能的なんだ。

藤代さんのコメントも、ほんっとに短いのに、田辺さんへの愛情が滲んでいて、照れてしまう。
読んでいて、見ていて、

恥ずかしくなる。

幸せになる。

幸福を思う存分、感じるためにある作品。


近い将来、誰もが一生物、名盤と口にする作品とともに。
この作品を聴いて、すべての私の手元にある作品をかなぐり捨てたくなりました。
今まで、聴いてきた音楽も好きだけど、過去の誰かの真似や一過性の摩擦で生まれた流行ものであり、“売る”ために生産される音楽であることは、誰も否定できないと思います。

買う、つまり聴く側だって、そういうものを求めます。
私だって、飽きたといいつつ、キャッチ―なサウンドも、アイドルも、ビルボードチャートもMTVも、大好きだもん。
あぁ、でも、Gungorのような音楽を伝える人のことを、気づかないようなショボショボ・アンテナな人にはなりたくない。

絶対になりたくない。

Gungorは、ボーカルmichel gungorを中心とした複数人数のバンドで、教会で歌った経験も豊富でキリスト教的な慈愛や、思いやり、生きる苦悩を感じさせるトラックもあります。
こういう音楽を一般的にはゴスペルと形容し、アマゾンもゴスペルのカテゴリーに分類しています。

でも、私の印象ではまったくゴスペルじゃないと思います。
詩はゴスペルかもしれませんが、音楽性はゴスペルというより、新しい・・・何か。
簡単にポップとか言っちゃうのがはばかられる、新しい、名盤です。

beautifl things by Gungor
アルバム『beautiful things』



日本の人は、この作品をとても気に入ると思うので早く日本版を出してほしいですね。
詩に意味をもつことがなくても、聴いているだけで気持ちがリラックスするようなトラックが多いです。
気持ちに余裕がある時に、ゆっくりとかみしめると優しくなれるような気がします。

大好きな作品が、また1つ増えました。

ブレックファースト・ランチ・ティー

May 03 [Tue], 2011, 8:16
ローズ カッラリーニ
ファイドン
発売日:2010-12

レシピもたくさん掲載されいるけれど、料理本というジャンルに入れるより、
ローズベーカリーの経営者ローズさんの日々やお客さんとの交流をとてもきれいで、おいしそうな写真とともに綴ったアート本としての趣もあります。

写真が素敵なんです。各チャプターの前には文章も入っています。短いけれど、作り手としてのローズさんの優しさやまじめさが伝わってくる真摯な文章です。(ご本人が書いているかは定かではないけれど)

レシピも、作ってみるととても美味しいものができました。
意外と簡単だし、日本にある材料でつくれるものも多いです。
シンプルな材料と作り方の中に、ひと手間加えるという丁寧な料理への取り組み方で、こんなにも、いつもと違うお菓子や食事ができるのだと爽やかな気持ちになりました。

パリに、行きたくなりました。


日々、聴いていたい音楽とともに。

2ndアルバム『幸せのみつけ方』の反響がとても大きい、プリシラ・アーン。
1st『Good day』も、とってもとってもいいです。
朝昼夕に、悲しい時に、嬉しい時に、寂しい時に、一人でいたい時に。

ぜんぶ。

場所と時間を選ばない、そんな作品と『ブレックファースト・ランチ・ティー』は、合うんです。

アルバム『グッド・デイ』
この曲、アルバムのベストトラック。
Dream by pricilla ahn

STYLE BOOK

April 29 [Fri], 2011, 7:47
宮沢 りえ,伊藤 佐智子
講談社
発売日:2005-02-05

カタログ的な、着こなしのご参考に・・というような本とは一線を画す。

スタイリストの伊藤佐智子さん、女優も宮沢りえさん、撮影したフォトグラファーのアートワークだ。


宮沢りえさんは、美人の才能がある。

お勉強ができる、スポーツが得意というように、美人にも才能があるんだと、

彼女をみてて思うんだ。

『STYLE BOOK 』は、スタイリストの伊藤佐智子さんがりえさんにスタイリングした写真集。

ファッション誌のカタログ的なスタイリングじゃない、アートワークといえる数々。
りえさんだから似合うんじゃない、というキャッチコピーだけど、

やっぱり、りえさんだから似合うんだよ(笑)



いつか、りえさんがフランスでもっともおしゃれで洗練された女性シャルロット・ゲンブールと共演する日がくるといいな。
そんな思いを込めて。
Heaven can wait by Charlotte Gainsbourg featuring Beck

Heaven can wait も含め、全面BECKプロデュース。
シャルロットが、今まで出してきた作品を考えると新しい世界に切り込んだ感じかな。
聴きやすい。ゆっくり過ごしたい朝に聴いている作品。

アルバム『IRM』

プリンセス 栗山千明×蜷川実花

April 26 [Tue], 2011, 1:01
蜷川実花の作品の中で、一番好きなのが、

プリンセス〜栗山千明×蜷川実花


栗山千明を主役(主演)にして、グリム童話のプリンセスをテーマに撮った写真の数々。

栗山千明は、女優としてクウェンテン・タランティーノの作品に出演するなど、最近は女優としての活躍がめざましいけれど、
ティーン誌のカリスマモデルだったんだよ
同世代の憧れの的。
私・・・、大好きだったもん

当時、まだ隔月誌だった『二コラ』でモデルさんをやっていたの。
多分、『ピチレモン』にも出ていたと思う。

21世紀の今も、その美しさはまったく変わらない。
歌手デビューもして、
たまにトーク番組とか出て、
ミステリアスなベールから少しづつ、素が出てきて嬉しいし、面白い。

すっごい、お酒好きみたい(笑)

潔い、豪快な女子。

世界を股にかけるには、必要な素質だよね

『プリンセス〜栗山千明×蜷川実花』が一番好きな理由は、
単純に、写真がかわいいこと

蜷川実花の写真集は、バニラビーンズのような着色料のような色合い、その人工的な加減を誤魔化すようなぼかしが特徴だと思う。
極彩色がチカチカと点滅し、被写体としての才能がないと負けちゃうんだ。
つまり、飽きちゃう。

これに、勝てるのが、
栗山千明と土屋アンナだなって思う。

土屋アンナと蜷川実花がコラボした写真集は、いくつか出ている。
好きなんだけど、それは、蜷川実花の写真ではなく、土屋アンナの写真になっているんだよね。
それは、コンセプトが『土屋アンナ』だから当たり前なんだけど、あくまでファンのものだと思う。


さて、『プリンセス〜栗山千明×蜷川実花』の
栗山千明は、被写体として、表情を幾重にも変化させて、写真の世界観とモデルの個性がぴったりと気持ちの良いところで一致している。

同一人物とは思えない、作品の数々。
巻末で、栗山千明が「私はね、童話の中だったら、お姫様より魔女やドラキュラを演じるタイプ」みたいなことを言っていた気がする。
だから、こうなるのかと、納得したのを覚えている。

栗山千明のファン歴は、これからも続く・・・

一緒に聴きたいのは、ガービッジのアルバム『Version 2.0』
この作品を選んだのは、

アルバム全体の世界観が童話の世界とリアルな現実の隙間にあり、
主人公が女の子が傷つきながら、生きる努力をしている1つの物語として完成しているから。
そして、どこまでも音はPOP。
現代のプリンセスの姿であり、蜷川実花のポップな原色が景色になる作品だと思ったの。



You Look So Fine by garbageアルバムのラストを飾るこの曲の素晴らしさは、全部通しで聴かないとわかんない。

アルバム『Version 2.0』に収録。

Sunny ~ RISA HIRAKO & ADO MIZUMORI

April 18 [Mon], 2011, 14:44
イラストレーター水森亜土さんとモデル平子理沙がコラボレートした、ファッション本。
60年代をイメージしている質感とスタイリングだ
水森亜土な不思議なまぁるいふわふわな世界と、アンニュイであどけなさが残る平子理沙の雰囲気は、とびきり甘く美味しいスウィーツのようにベストマッチ。
外国の、シュガーがたっぷりで見た目もゴージャスに飾られたケーキみたい
平子理沙の考えや生き方が少しだけ、文章として綴られているのだけど、
なくても良かったと思えるほど、(ない方が、よかったかも)写真とイラストの世界に魅力を感じるの



まるで60'sのピンナップガール、ズーイ・デシャネル
女優として『あの頃ペニー・レインと』『イエスマン “YES”は人生のパスワード 』で観てから、ずっと好きな女優のひとり


彼女は音楽もやっている。
彼女のバンドShe&Himが醸し出す音楽と『Sunny ~ RISA HIRAKO & ADO MIZUMORI 』は、まるでシャンプー&コンディショナーのような関係で、ぜひ一緒に聴いてほしいな
Why Do You Let Me Stay Here?


1stアルバム『Volume One 』に収録。

Fairly Tale 老少女綺譚

April 12 [Tue], 2011, 5:01
Fairly Tale 老少女綺譚


やなぎみわの写真集。グリム童話をグロテスクな解釈で写真という手法を持って、切り取った作品だ。
グリム童話が持つ本来の生々しさが伝わってくる。
心をわしづかみにされで、ぐちゃぐちゃにされて、気持ち良くない印象が残る作品の数々。
たとえ不快だったとしても無視できないものをつくる。それが芸術家の実力なんだなと思う。
原美術館の個展で、大きな写真を目の前にするとその暗さと憂鬱な陰は、観る人を悪魔の手のように包み込む。
怖い。

雰囲気が近くて、驚いてしまったFever Ray(フィーバー・レイ)の楽曲。
When I grow up by fever Ray

If I Had A Heart by fever Ray

アルバム『Fever Ray』に収録。

きのこの本

April 03 [Sun], 2011, 10:13
鈴木安一郎(すずき やすいちろう)
ピエブックス
発売日:2010-10-15

図鑑じゃなくて、写真集ってとこが個性的。

富士山に生えているキノコの写真が中心。
今日も日本のどこかで、ひっそりと佇む凛とした生命力が映し出さている。
誰にも見られることもなく、可愛く寂しく、その命を終わらせるのだ。

本を閉じて、少し寂しくなりにけり。


海の中なのか、山の中なのかわからない。
宇宙をぷかぷか泳ぐように、気持ち良くHigh and low
きのこはどんな夢をみるの

High and low by Lindstrøm & Christabelle

グラマーな猫たち〜猫用ウィッグでおしゃれに変身〜

March 26 [Sat], 2011, 17:46
グラマーな猫たち〜猫用ウィッグでおしゃれに変身〜


嫉妬するほどグラマー

猫ちゃんがウィッグをつけ、澄ましたポーズを決めた写真集
写真とぴったりな文章が付いているのも楽しい

私のお気に入りは、表紙にもなっているたてロールがとても似合うBoone
「あの犬、靴はかされてるー、ありえなーい」

あなたも、ウィッグしてるー、ありえなーい・・・とツッコミたくなる

気取った動物の写真なんて、本屋さんにもネットにも溢れている。
この本も、猫のウィッグ専門店Kitty Wigs!にアップされたものばかりだけど、

文章がくすっと笑える皮肉とオシャレなツボを押さえていること。
最後にモデルたちの生い立ちや好きな食べ物、好きな音楽が紹介されていて、色々と想像を掻き立てられること。

この2つの要素がただの写真アルバムから楽しい“作品”として、価値あるものに押し上げている
ちなみに、Boomeは「インド映画のサントラ」と山盛りのクリームチーズが好きなんですって。

贈り物にも適している素敵な本なのだ

カラフルなウィッグを見て、デイビッド・ボウイの世界観が私の頭の中で浮かんできた
fashion by David Bowie


モデルの猫ちゃんは、こんな曲が好きだそう
ロックやソウルなど、ジャンルを超えて、個性的な音楽ばかり

Girl friend is better by talking heads
アルバム『Speaking in Tongues 』収録

Love Train by The O'Jays
アルバム『Best of the O'Jays


プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:サントラマニア
  • アイコン画像 趣味:
    ・すべての映画
    ・すべての音楽
読者になる
いろんなことを克服し、やっと落ち着いた季節になりました。
今は、すっごく人生が楽しい
家族や友人にとても感謝をして、日々を丁寧に生きたいと思います。
落ち込んだ時、読んでいる小説や本にどんな音楽が流れているか、空想していました
それをメモとしてつづっていきたいと思います。
2011年05月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる