Eden。

October 23 [Sun], 2011, 21:19
わたくし、また来月から一人暮らしを始めることになります。
というのも雪を考えるととてもじゃないですが通勤が難しく
なるというか、月2の割合で事故りその挙句J○Fさんとお友達に
なってしまう可能性が高いのです。
そういうこって職場と実家の中間地点にアパートを借りることに。

昨日不動産巡りをしましてね。
で、母に「いい?一日で決めようと思っちゃダメよ。こういうのは
時間をかけてゆっくり決めないといけないの」と再三注意され。
しかしその日の夕方にはもう住むアパートが決まっていたという。
あれれ?ですよね。しかも決まってから「やっぱりこういうのって
直感で決めるもんよね、ね!」なんて上機嫌で母が言ってました。

まあ私の母だもんね、しゃあないわ。

ちゅーこって来月最初には入居してパラダイスを創り上げる予定。
けいおんポスターとかめっちゃ飾るよ。ネギまコーナー作るよ。

あーマジ引っ越し楽しみ。

あ、そうそう。未来日記2話でもいもい出ましたね。
声が夏美とかけ離れていてびっくらこいた。
あんな声出せるとは…もいもい進化しとる。
ペルソナもフェイトもほんと面白い。
来週はいよいよBSでギルクラ入ります。あー楽しみ!


以下、毎土!このせつ企画SSとコメへんです!





Eden



「せっちゃん今日部活ないんやろ。エヴァちゃんの別荘久々に行かへん」

せっちゃんはちょうど鞄を肩に掛けて席を立とうとしていた。でも話し掛けた途端せっちゃんは何故かギクリと固まり、その目は驚きで見開かれていた。内心ん、と首を傾げるとせっちゃんは慌てたように捲し立てた。

「で、デート」
「ほぇ」
「デートしましょう! ね、そうしましょうお嬢様! 映画とか買い物とか。あ、何ならついでに夕御飯も外で食べませんか。私奢りますっ」

瞬間、キャーッと黄色い声が上がった。せっちゃんたら叫んで言うやもん。そりゃ周りに聞こえて当然だ。いつの間にかウチらはみんなに囲まれていた。朝倉なんてもう愛用のメモ帳にさらさらと何やら書き込んでいるし、パルは鼻息荒くして興奮していた。二人はきっと新聞の記事や漫画のネタにするつもりや。

せやけど何で急にデートなんて。せっちゃんが質問攻めされている間に考える。せっちゃんから言ってくることはかなり稀なことだ。でもまあ、せっちゃんかて歴とした女の子やしなと思い直す。パートナーとなった今、そろそろこんなことがあってもいいのかもしれない。せっちゃんだってデートくらいしたいって思ってもおかしくない。

「ほなせっちゃん行こか。早よせんと電車行ってまうえ」
「え、あ、はいっ」

てんやわんやになった教室から逃げるようにして出るとウチらは自然と手を繋いでいた。せっちゃんも気付いたのかほんのり頬を朱に染めて。なんだかふわり嬉しさが込み上げた。


ウチらが向かったのはいつもの商店街だった。ウチの好きな雑貨屋さんに行くともうクリスマスグッズが売っていた。ミニチュアツリーにサンタクロースやトナカイの人形、そして色とりどりのイルミネーション。もうそんな時期なんや。せっちゃんと二人小さく驚きの声を上げた。
それからはずっと冬の話。こたつ出さないとあかんなぁから始まり。せっちゃんはこたつに入るとすぐ寝てしまうと苦い顔をした。宿題もそうしてできなくなるらしい。明日菜と一緒だ。でもみんなと鍋したり、みかん食べたりできるやんと言うと打って変わっての満面の笑み。せっちゃんは意外と食い意地が張っている。可笑しくてくすくす笑うとせっちゃんは照れ臭そうに鼻の横をかいた。
こうして冬の話をしていても不思議と寒さは感じない。代わりに体の内側からぽかぽかと暖かくなる。ほんとうに不思議だ。

ふとせっちゃんの視線がある方向を向いた。それを追うとカフェの立看板があった。ケーキ&飲み物セットで50円引き、か。なるほど。

「ここで休憩しよか。せっちゃんお腹すいとるんやろ」
「…いいんですか」
「ん。それにせっちゃんおごってくれる言うてたし」
「あ、う、それは」
「剣士に二言はないー」
「ううー…」

せっちゃんを引きずりながらその店に入る。中はウチらと同じような学生でいっぱいだった。
ウチはかぼちゃのパイにした。せっちゃんはモンブランとスウィートポテトで迷いに迷って。結局モンブランにした。てっぺんの栗がてかてかと光って美味しそうだから、やって。どうやらせっちゃんはウチみたいに直感で選ぶタイプではないらしい。
あったかいココアを飲みながら今度は冬休みの計画を立てる。最初は遊びのことばかり話し合っていたが、徐々に話は魔法関係に変わっていく。少し声が小さくなるのはもはや習慣付いた。

「宿題はとっとと終わらせて魔法の勉強せなな。せっちゃんも別荘で修行漬けやろ」
「えっと…実は私も少し勉学の方に力を入れたいと思っていまして。お嬢様のお役にも立ちたいですし」
「うそやな」
「ひっ」

そんな凄味を効かせた訳でもないのにせっちゃんは怯えたように小さく悲鳴を上げた。
なんとなく分かっていた。せっちゃんが修行を、とりわけエヴァちゃんの別荘に行くことを遠ざけていることを。思えば二学期が始まってすぐの頃からだった。別荘に行くのを渋り。いざ行くと何かと理由を付けて一日で“現実”に帰ってしまう。それも必ずウチを連れて。

「なんやおかしいてずっと思うてたんよ。朝稽古は続けとるし、修行が嫌なわけやないんやろ。もしかしてウチの魔法の修行に付き合うんが嫌?」
「そんなこと――」
「ほな何」
「……笑わないで、聞いてくれますか」

せっちゃんらしくない、ひどく気弱な声だった。そのせいかせっちゃんが急に幼く見えた。

「ぜったい笑わへん」

カフェオレの入ったカップを両手で包み込んでいたせっちゃんの目線が静かにこちらを向いた。

「エヴァンジェリンさんの別荘はこちらと時間の流れが違いますよね。あちらの方が時間の流れが速い。だから、私達は通常よりも早く成長するということになります」
「うん、せやな」
「だから……寿命が短くなります」
「せやけどちょびっとやろ。そんな何べんも行っとるわけやないし。確かに塵も積もれば山となる言うけど」

それきりせっちゃんは黙りこむようにして俯いた。なんやウチ悪いこと言ってもうたかな。不安になってせっちゃんと話し掛けるとせっちゃんはぎゅっと目をつむって、言った。

「お嬢様と、少しでも長く一緒にいたいんです」

――ああ。
せっちゃんは何かに耐えているように身を固くしていた。
ウチはせっちゃんの頭をそっと撫でた。ぽかんとするせっちゃんに構わずその黒い髪をさらさらと撫で続けた。

「笑うはずないやん。全然笑えへんよ。だってウチも同じやもん。ウチもせっちゃんとずうっと、ずうっといっしょにいたいって昔から思っとったから」

やんわり言うとせっちゃんは驚いたような顔からすうっと何かが消え落ちたような、そんな清々しい表情に変わった。たぶんウチと一緒だったから安心したんだろう。ふふ、思わず笑ってしまう。

「せっちゃんて意外とかわええこと考えるんやね」
「んなっ」
「へへ、なんやかわええなぁせっちゃん」

ボン、と真っ赤に染まるせっちゃんの顔を見ながらウチはまた笑い声を上げた。



Fin.



今週のお題は『歴、送、感』でした。
来週のお題は『鍵、鳥、音』です!

続いて11月のお題です!

11月5日…『繰、言葉、胸
11月12日…『希望、隣、響
11月19日…『明日、秘密、願い
11月26日…『泣、愛、光




毎日、たくさんの拍手コメントいただいております。
本当にありがとうございます!


以下、コメへん

黒猫さま>
このせつはどうも!
毎日が楽しみだなんてっ…!!
こちらもコメントあると思えば毎日が楽しみで楽しみで。
もはや生きがいになっております。
お互いお仕事頑張りましょう!!
では、コメントあじゅじゅしたぁ!!

水流さま>
うわーめちゃお久しぶりです!
その通りマガジンでしたw
今週のせっちゃんにはほんとやられましたwww
では、コメントあじゅじゅしたぁ!!

十六夜さま>
このせつはお久しぶりです!
おっしゃる通りマガジンですwww
私も気付いたら家でHANAJI流しておりました。ええ。
ブランクあるとマジやられますね。
では、コメントあじゅじゅしたぁ!!
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