やっと。

October 24 [Sun], 2010, 21:37
久々に赤松せんせの日記より。

今日は、原稿以外の仕事があって、昼から秋葉原で打ち合わせ。
 あと、来年の劇場版に関して、恐るべき「秘策」がようやくFIX。
 年内には発表できそうかも? これには誰もが驚くはず!(笑)


ま、まさか・・・
同時上映で『このせつ!!
〜藍と勇気のランデヴー〜』

とかやっちゃうんじゃヒャッハアアアアアアアアアアアアアアアア
やべーついに現実のものに?やべーやべー確実に全私死ぬ。
=これには誰もが驚くっていうか全私が聖なる空に召される。

内容は主にこのせつ。一言でいえばこのせつ。
例のパクテオ編が巨大スクリーンで繰り広げられるわけです。
もしそんなことになったら全私で貸し切り上映、後に狂喜乱舞。

これらが今の私の野望。



さて、公式にてキャラソン情報が解禁になりました。
何度も言うけどりっちゃんめちゃくちゃめんけええええええええ
ちょっとね、試してみたことがあるんですよわたくし。ふんす。
りっちゃん顔の斜め左部分を隠すと意識が薄れるよ=可愛さに失神。
んで逆を隠すとそれはそれで意識が遠のいていくよ=以下同訓。
あとりっちゃんの二の腕にあるドラムマークに青が混ざってるってのが
律澪スキーの私にとっちゃ致命傷の原因になるよ=狂喜乱舞。

さて、曲目についてですが。

1.Drumming Shining My Life
 2.夕空ア・ラ・カルト
 3.Come with Me!!(律Ver)



てかア・ラ・カルトってフランス語ですってね!
大学んときフランス語を選んだ私の大勝利。
ちゅーこって和訳してみると・・・

1.私の人生を輝かせているドラム演奏
2.夕空多くのものの中から好みのものを選ぶ
3.私と来てください!!


うーむ・・・2番がよく分からないことになってしまっちゃぱぱ。
ま、気長に歌詞というか発売を待とう。


以下、毎土!このせつ企画SSとコメへん!



やっと


キーッという音が不意にした。そのせいで目が覚めた。閉じたまぶたの上から眩しい光を感じて、さらに疲れていたせいかどうしても目を開けることができなかった。それにまだ眠い。
暑いな、思った瞬間首筋に汗を感じた。そして肩全体に痛みが走ったのは同時だった。ゆっくりと体勢を整える。
そやった、ウチ新幹線乗っとるんやった。それ特有の微かな揺れで思い出す。今は修学旅行で京都に行った帰りだ。そこでハッと完全に覚醒した。

せっちゃんや。
隣にせっちゃんがおる。
これは夢? そんな思いをウチはすぐに打ち消せないでいた。
今の今まで自分の体を預けていた相手は本当にあのせっちゃんなのだろうか。隣で寝息を立てて眠っているのは本当に自分の知っているせっちゃんなのだろうか。ついこないだまで話しかけようとしただけで避けられていたのに。
そうしてせっちゃんを見つめてどれくらいの時間が流れただろう。徐々に蘇る記憶はどれも鮮明で、どうやら夢ではないらしい。

京都で危険な目に遭う度に助けてくれたのはネギ君や明日菜達、そしていつもその先頭にはせっちゃんがいた。ウチを胸に抱きながらせっちゃんが浮かべた表情は恐怖心だけでなく、胸の奥底を常に支配していた蟠りをも溶かしていった。せっちゃんはウチのことを嫌っていたわけではなかったのだ。それを知っただけでもウチは涙が出るくらいに嬉しかった。

「せっちゃん」

何となく呼んでみた。寝ているせっちゃんに聞こえるはずがないと分かっていても、今、そう呼んでみたかった。「せっちゃん」もう一度、囁き声で言う。自分にしか聞こえないくらいのそれなのに体の真ん中がドキドキして胸が張り裂けそうになった。
本物だ。本物のせっちゃんが目の前にいる。

「ん……」

急に重みがなくなったせいか、せっちゃんが寝返りを打った。
今度はウチが重みを感じる番だった。思わず固まる。ドキドキも止んだ。心臓も時間も止まった、気がした。

恐るおそる横を覗き見る。ゆっくり、ゆっくり――髪がせっちゃんの頬に触れたらしい。一瞬眉を顰めたせっちゃんは眠ったまま人差し指で少し夕陽の落ちた頬をかいた。
降ろした手が無造作にウチのスカートの端っこに重なった。その手のひらが何かを求めているように上を向いていた。
ほとんど無意識だった。その左手のひらに右手の指先だけをちょこんと置く。するときゅ、と軽く握られた。あったかい。
唐突に「ふにゃ」そんな風に聞こえた。ふにゃ、やって。あのせっちゃんがふにゃ、って。

「ふふっ」

口元を押さえて笑う。視界が揺らいだ。ややな、もう。こんなときに。
これはきっと笑い泣きだ。そう思い込むことにしてウチはさっと人差し指の背で拭った。





「……のか……このか、木乃香ってば。起きて。着いたわよ」
「や。まだ寝たい」
「なにバカ言ってんのよ。刹那さん困ってるじゃない」

ガバッと飛び起きた。せっちゃんが困ったような申し訳なさそうな顔をして俯いていた。

「ごめんせっちゃん。もう、早よ起こしてえな明日菜」
「私のせいにすんなっ」
「うー」
「うなってもダメ」

くす、とせっちゃんが笑った。心臓がドクン、大きく疼いた。

新幹線は無事大宮駅に着き、ウチらは麻帆良学園行きの電車に乗った。それからは普段通りだった。三年生だけとは言いつつもそこには見慣れた通学風景が広がっていた。でも変化は身近にあった。
電車の入り口近くにウチらは固まって立っていた。目の前にネギ君、その横に明日菜、そして隣にはせっちゃんがいる。
せっちゃんはたまに相槌を打って明日菜の言動に時たまクスクス笑っていた。ウチはそんなせっちゃんに釘付けで、せっちゃんが話し掛けてきたことにさえも気付かなかった。

「お嬢様、大丈夫ですか。先ほどからぼーっとされていますが。疲れているようですし、空いてる席に移動しますか」
「あ、違うんよ。ちょっと思い出に浸っとったんよ。色々あったなぁ思て」
「それならいいのですが。無理はなさらないでください」
「うん。おおきに」

ふと明日菜と目が合った。ニヤニヤしていた。最悪や。明日菜には全て見破られているような気がした。そしてそれは間違いではなかった。

さよならの時が刻一刻と迫っていた。家に着くまでが修学旅行。つまり寮に着けば全ておしまい。あとは解散して各々自由だ。振替休日もあるし、今日はみんな大人しく部屋で休む予定だろう。
そんな解放感に溢れる中ウチだけは違った。疲れはしたし、ゆっくり寛ぎたいとも思った。でもそれ以上に何か大切なことをやり残しているような、そんなもどかしさが胸を支配していた。

「それではネギ先生、明日菜さん、お嬢様、また学校で」

階段を昇った所、分岐点でせっちゃんが言った。

「うん、またね」
「さよなら、刹那さん。ゆっくり休んでくださいね」
「はい。失礼します」

ぺこりと丁寧にお辞儀をしたせっちゃんは自分の部屋に向かって歩き出した。その一連の動作には一ミリも無駄がなかった。いかにも『せっちゃん』っていう感じの歩き方だった。ずっと見てきたのに、何だか違って見えた。そのときだった。

「あいたっ」
「なーにぼーっと突っ立ってんのよ。バッカじゃないの」

明日菜の久々の拳骨。少し痛かった。でも不思議とそれに反発する感情は生まれてこなかった。何故なら明日菜が呆れた風に、優しげなそれで笑ってたから。

「行きなさいよ。今まで散々我慢してたんだからもういいじゃない。少しくらいワガママになったって」

ほらと背中を押され、一歩進んだ。だが二歩目がなかなか出ない。よく見ると足が震えていた。

「せっちゃん、疲れとるかもしれんし。迷惑かけるかも」
「いいから行け!」

せっちゃんが振り向いた。行くしかない、そう思って駆け出した。せっちゃんの元へ。
ここまでくるのに随分と遠回りをしてしまった。後悔をしたかと問われるとしたかもしれない。でもその遠回りした道のりは決して無駄ではなかったと今なら思える。たとえて言うなら『うさぎと亀』の亀。のろのろ歩きでもちゃんと辿り着いた。行くべき場所に。そして、ウチの行くべき場所は今目の前にある。

「せっちゃん!」

せっちゃんが驚いたように目を見開いた。
今や。ウチは大きく息を吸い込んだ。



おわり


今週のお題は『亀、キー、拳』でした。
来週のお題は『相殺、東、カーテン』です!

続いてあっちゅうまに11月のお題です!

11月6日…『放課後、机、書棚
11月13日…『ケーキ、花びら、砂糖
11月20日…『幼少、朝、人参
11月27日…『冬、乾燥、メッセージ


以下、コメへん!

春雪さま>
このせつはどうも!
>オープニングで転ぶシーンがありましたけれど、それを
 イメージして書かれたのでしょうか?
その通りです。雪降る地方ではよく見られる光景で私も何度も
体験したことがあるので書きやすかったのを覚えています。
>刹那が木乃香の身長を抜かすという私の願望まで文章に
私は追いつき追い越されを繰り返し結局同じ身長になるという
願望ですww
そしてけいおん卒業SSですが、りっちゃんは澪だけじゃなく
みんなのこともよく見てますからね。彼女が一番観察力あるのでは。
精神年齢は一番上だと思います。でも甘えん坊になれる相手は
澪だけみたいなのが私の妄想w
リメイクSSですが、せっちゃんの「怖いんです」と言った理由は
おそらく師匠が呆れて見放されるのが怖いのではないかと。
書いたときは私も何故せっちゃんが怖いんですと言ったのか
分からず。それくらい無意識に出てきたせっちゃんの感情です。
>幼子にタオルを巻かせるなんて
ただ単に素子の真似っこをさせてみたかっただけですよw
ビブリオンは正直どうなんだろうと思ってましたwww
でも構図まで思い浮かべるだなんてぜひ続けてくださいw
では、コメントあじゅじゅしたぁ(人´∀`)

mtさま>
このせつぶりです!!
いつもSS読んでくださって本当にありがとうございます。
私も昔は紅茶苦手でしたね^^; 今は大丈夫ですが、
コーヒー牛乳には敵いませんね←
Tシャツかなり欲しいんですが難しそうですね。
こうなったら自分でりつみおTシャツ作るかな・・・←
では、コメントあじゅじゅしたぁ(o´∀`o)
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このせつはこんばんは(^^)
先週の毎土と今週の毎土の感想です。

では先週から。
読み始めてまず…なにやってんのぉあんたたち!?度肝を抜かれかけたんですが、あぁ、なるほど早乙女女史の創作だったのね。
せっちゃんはきっと戦隊もの好きですよね。幼少話で枕カバーでマフラー?だったかマント?だったかやって遊んでる話がありましたよね?
ふと、色を決める場面を妄想してみました。
 木「白はせっちゃんやな」
 刹「わ、私が白だなんて!お嬢様こそ白です!ピュアホワイツです!」
 明「このかは黒でしょ〜だって腹ぐろ」ごちん
 木「決まりやなv」
妄想終了。さーせんしたぁ!

そして今週。
お嬢様の不安な気持ち、分かります。
非日常(この場合は修学旅行)で起こったこととかできた人間関係って、日常に戻ったらなかったことになってるんじゃないかって不安になりますよね。なんか妙によそよそしく感じたり。
明日菜が背中を押してくれなかったら元の木阿弥だったかもしれませんね。
明日菜ってすごく気が付くいい子だなぁと今更ながら思いました。
ていうか、さっちゃんさまの着眼点に脱帽です。
October 25 [Mon], 2010, 18:39
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