わたしとこのせつ。

April 18 [Sat], 2009, 23:52
昨日のコナン…思わず「イサコさまぁ…」って言ってしまった。


生活科で自分の生き様を振り返ろう的な授業があります。
正しくはそんなにゴツい単元名ではないんですが。
2年生のときやりませんでしたか?小さい頃の写真見て
これだーれだ!みたいな授業。私はやりましたよ。覚えてます。
先生が私の赤ちゃんの頃の写真をみんなに見せた瞬間、

「さっちゃんだ!」

みんな大正解てか即答過ぎるw鮮明に覚えてる光景です。
そうなんです。赤ちゃんの頃から変わってないのよ私の顔。
今も同じ。変わってるのは肌の質と髪の長さくらいね。

というわけで今回は新規参入者さんのために『わたしとこのせつ』
っていうタイトルに見せかけて『さっちゃん』について語ろうと思う。
さっちゃんって何ぞやって思ってるそこのあなた。
これを読めば私のことが十二分に分かるに違いない。
もう分かってる人がほとんどだと思いますが、それは勘違いです。
本当の私をまだ分かってない。本当の私を見て。いや、やっぱ見ないで。

私と一緒に復習しよう。

えー、とある1月5日の正月真っ只中に私は生まれました。
ほんとはもっと後に生まれる予定だったんですが、医者の
んー、吹雪だし、生んじゃう?」の一言で生まれたそうだ(母談
生まれた瞬間から父ちゃんにそっくりでしたが、肝心の父ちゃんは
そのときパチンコに行ってたらしい。おい、第一子だぞ、おい。

それからまぁ両親が共働きなのでおばあちゃんに育てられまして。
おばあちゃんがまたすげぇ人でして。昼寝から起きた私をさらに
寝かせて起きたらまた寝かせるというとんでもないばあちゃんだった
のよ。完璧に起きてしまったら今度はひたすら町内を散歩する。
疲れた私を寝かせまた起きたら寝かせを繰り返し……
なので母ちゃんは夜寝かせるの大変だったらしい。
でも車に乗せて数分ドライブすると速攻眠ったらしい。

その結果、何故か平均身長で終わった。

そして保育園に裏口入園した私。
この頃私の才能がイロイロ開花し始める。
自分のことをさっちゃんと呼び、折り紙が得意だったので折り紙博士
と呼ばれ始め、そのことに小さいながら誇りをもっていました。
ところが真実はいつもひとつだった。

先生と母ちゃんの交換日記より
先「今日もさっちゃんは元気いっぱいにホールを駆け回ってました。
  お絵かきをしているときも『ちゃちゃねー、わんわんかいたー』と
  私に見せてくれました」

まさかの一人称『ちゃちゃ』w
びっくりだよ。自分では『さっちゃん』って言ってるつもりだったのに。
相当舌足らずだったみたいね。ある意味萌えるわ。

先生と母ちゃんの交換日記より
先「みんなで折り紙をしているときでした。私が説明書を見ても分からず、
  さっちゃんに見せたところ、すぐに理解し、折ってしまいました。これに
  は本当にびっくりさせられました。褒めるとさっちゃんは得意満面の
  笑みを浮かべながら『ちゃちゃねー、おりがみはかせなの』と誇らしげ
  でした」

折り紙博士は自分でつけたあだ名だったらしい。
この日記読んだときはマジでびっくりした。
そんな真実なんて……知りたくなかったよ先生orz

そして好きなアニメはセーラームーンとアンパンマンでした。
もうね、大好き過ぎて二つの役を同時にこなしてた!
たとえばアンパンマンのお面付けてセーラームーンごっこしたり。
マント付けてソファから飛び降り前転、そして「ジュワッ」と叫んだり。

…あれ?

あ、あとシルバニアファミリー大好き歴が15年以上。
好きな家族はリスさんでした。リスさん親子と一緒に添い寝したなぁ…
でも翌朝家族全員失踪してるんだぜ☆

それからまあ色々あってはしょってここまで個性的に成長しました。

以上で私の知られざる過去の話はおわりです。感動しましたか?
では、続きから毎土このせつ企画SSとコメへんです!

毎日たくさんの拍手ありがとうございます。マジで励みになります(つД`)



せっちゃんはさっきから落ち着きがない。
そわそわ体を動かしたり、目も上を向いたり左を向いたりと忙しない。
そうさせているのは端から見たら絶対に自分なのだけど、ウチは絶対に
謝ってやるもんかと心に決めていた。

目の前にあるチョコバナナパフェに刺してあったポッキーを抜き取って
パクつく。それまでうじうじしてたせっちゃんがボケーッとウチの食べる
様子を観察する。「ふん」と鼻息を荒くしてそっぽを向くとその細い眉が
一瞬でハの字になった。
「おじょおさまぁ」と聞こえてくるようなまなざしだった。
思わず怯みそうになるのを抑えてウチは強く言った。

「せっちゃん、ウチが何で怒っとるか分からんのやろ」

今度は口をへの字にして黙り込んでしまった。
ほんとはポッキーゲームしよ、とか言ってせっちゃんをからかって遊んだり、
一緒にパフェをつついて美味しいねなんてたわいのないことを言い合ったり、
そんな何でもない幸せなひと時を過ごしたかったのに。
現実とはそううまくいかないものである。
ほんの些細なことだったのに、なんでこんなことになってしまったのだろう。
思わず出たため息にせっちゃんの肩がピクリと跳ねた。
どうやらウチに呆れられたと思ったらしい。
せっちゃんの目はさっきよりも潤いを増してきた。
もうそろそろいいんじゃない?
そう自分に言い聞かせても頑固な自分はなかなか言うことを聞いてくれない。
どうしようか迷っているとき、消え入るような声が突然聞こえた。

「ごめんなさい」

プチン、とウチの中のスイッチが入った。

「せっちゃん、それは卑怯やないの。何で自分が悪いのか分かっとらん
 くせに謝らんといて」
「ごめ、なさい……」

それっきりウチらは何も言わなくなった。
後ろのカップルの会話が妙に耳につく。
スプーンを口にくわえたまま、ウチは窓の外に目をやった。


映画を観に行こうとせっちゃんを誘ったのが昨日。
急なことだったし、せっちゃんはあいにく退魔のお仕事があって疲れていた。
なのにウチを傷つけたくないと思ったのだろう。
日付が変わる頃に「行きます!」と返事が返ってきた。
無理せんでもええよ、と普段のウチなら言えたかもしれない。
でも、どうしても観たい映画だったのだ。
原作が好きで、図書館に何度足を運んだことか。
それをせっちゃんと一緒に観たかった。
一緒に観て、せっちゃんと感想のいい合いっこなんてしたりして。
あわよくば文庫本も貸したり……
そう思って持ってきた本が鞄の中で「まだなの?」としつこくウチに
聞いてくる。
うるさくて鞄のチャックをしめてからどれくらい時間が経っただろう。
ウチの大好きな本は窒息寸前かもしれない。

窓ガラスにてんとう虫が止まった。
はっとなって思わず「せ」と言いかけた口を閉じる。
そして目を見開いた。
テーブルの上に小さな水たまりができていた。
それは明らかにせっちゃんの目からこぼれたもので、ウチは思わず
スプーンを落とした。
パッと顔を上げたせっちゃんの頬は上気して目は赤く腫れていた。
睫毛を濡らしていた滴がぽつりとテーブルの上に落ちた。

気付くとウチはせっちゃんの手を取って店を飛び出していた。
どうやって会計を済ませたかも分からない。
ただただ自分が許せなかった。
泣き顔を見るためにせっちゃんを誘ったんじゃない。
こんな悲しい涙なんて見たくなかった。


川沿いに来たときだった。

「お嬢様」

冷たい風が頬を撫でるから川沿いだと分かった。
青々とした葉が静かにそよぐ。
それまでは風景さえ見えなくて、せっちゃんの手のぬくもりだけを感じていた。
離した手は赤く染まって痺れが残っていた。
それほど強く握っていただなんて気付かなかった。

「お嬢様、」
「ごめん」
「え」
「ごめん。ほんまごめん。ウチ、せっちゃん泣かせてしもて……ほんま
 何しとるんやろ」

せっちゃんの言葉を遮ってウチはポツポツと話し始めた。

「今日はな、せっちゃんにあの映画観てもらいたかったんよ。それで何や
 妙に張り切ってしもてな。せっちゃんが疲れとって寝てまうくらい予想
 できとったのに……今日は気付けへんかった。ごめんな」

映画の最中、肩に何かが触れた。
せっちゃんが甘えてくるなんて、と暗闇に紛れて頬を染めたウチは目の前の
現実にひどくショックを受けてしまった。
ウチの肩に頭を預け熟睡しているせっちゃんに失望し、そして虚しさを覚えた。
同時に怒りの矛先をせっちゃんに向けてしまった。
それをもっと早く軌道修正できていればよかった。
できていたらこんなことにはならなかったのに。
あまりの悔しさにウチは歯を食いしばる。

「お嬢様は何も悪くありません。悪いのは全部私なんです」
「ううん。ウチがせっちゃんを泣かせたんや、ウチが悪いに決まっとる」
「あれは悔し泣きです」

せっちゃんは照れもせず言い切った。

「せっかくのお誘いを台無しにしてしまった上に、その原因が自分だ
 なんて……こんなの、最悪です」
「せっちゃん」
「ですから、リベンジさせてください!」

拳を強く握りしめ、声高らかにせっちゃんは言った。

「今から戻ってもう一度映画を観ましょう」
「せやけど」
「お嬢様、あのお話大好きですよね」

何で、とせっちゃんは言わせてくれなかった。
ただニコニコと微笑むばかりで、でもそれで分かってしまったのだ。
ウチがどれだけ楽しみにしていたか、せっちゃんは知っていた。
だからこそ流した悔し涙だったのだ。


今度はせっちゃんが指を絡ませてきた。
断る理由などもうなかった。きゅ、とその華奢な指にウチの指を結んだ。
せっちゃんの短い爪が手のひらに当たってこそばゆい。
今日、やっと笑えた気がした。
行く途中、せっちゃんのお腹が鳴ってつい吹き出してしまった。
せっちゃんは今度こそ赤面した。

「そういえばウチらお昼ご飯まだやったなぁ。せっちゃん何食べたい?
 せっちゃんの食べたいもん食べよ」
「いいんですか?」
「ええよ」
「じゃあ……カレーライス。あ、やっぱりやめます。普通のご飯でいいです」

何なんよ、とわき腹を小突くとせっちゃんはそっぽを向いて答えた。

「カレーはお嬢様のカレーがいいです」

今度はウチが照れる番だった。



おわり。


今回のお題は『葉、てんとう虫、飯』でした。
来週のお題は『バンダナ、オレンジ、絵葉書』の3つです。


以下、コメへん!

沙斗さま>
ラジオやってましたw
大まほら祭&プリフェスは見なきゃ損そんですよw
めっちゃ感動するライブでした!!
私と鑑賞するなら体力が必要ですよ?w
母ちゃんは大変なものを持って行ってしまったwwww
では、コメントありがとうございましたぁ(*´∀`*)

千那さま>
おおう!やはり恋でしたか!!私の読みは当たった…フッ
仕草とか服装とかいちいちめんこいですよねウペペw
澪の照れ屋さん度はたまりませんなぁwwwww
特にすぐ涙目になるのが……グフッ
ハガレンも是非見てください!!最高なストーリーです!
このせつ変換してよかったぁ…!!!!ありがとです☆
では、コメントありがとうございましたぁ(●´v`人)
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沙斗
こんにちゃちゃ!←ww
さっちゃんさんの人生に興味津々で日々を送っております(^O^)ww

ラジオ聞いてみたいですね〜( ̄∀ ̄)←
またやることになったら教えて下さい(^_^)どんなところにいても意地でも聞きますwww

わぁ私も感動したいです…さっちゃんさんとww24時間起きてられるので体力はありますよ!←
April 20 [Mon], 2009, 21:18
どうもちゃちゃさんこんばんわ!(ぉ
身長平均いってない、それがどうした!Robです(´∀`)


過去を振り返るというのはとても大事なことですよね
ていうか可愛いなちゃちゃさん、萌えます


さてさっちゃんさんに戻して
まずGJ!NICEこのせつと言わざるを得ない

せっちゃんが可愛い、もう吐血するほど
泣いてるせっちゃんさえ可愛い
というかこのかおぜうさまも可愛い
もうこのせつが可愛いという本質を突いていますね!
この二人の微妙な心情
さっちゃんさんだからこそだせるものだと思います

さっちゃんさん天才ですよ
いや、今までがあってこそだと思いますけど
葉、てんとう虫、飯
このキーワードでここまで素晴らしいものが書けるなんて
そしててんとう虫で切り替えたとき
正直うまい!と思いました

いいssでした
ありがとうさっちゃんさん、ありがとう
では、急にきて言いたいこといってすみませんでした!ノシ
April 20 [Mon], 2009, 19:28
KA☆KO☆I
このせつはちゃちゃ!!w←
なんというか、まだ人生の折り返し地点にもなってないのにイロイロあるものですなぁww
ちゃちゃという方がどんな人生を歩んできたのか、ほんのちょっとだけ理解が深まったよ。ありがとうwww

このせつ企画…せっちゃん泣いちゃったねーwwwwww そん時のこのちゃんの心情を思うと何かニヤニヤがとまりませんwwニヤニヤ。

さっちゃんのSSに出てくる食べ物って、なぜか毎回私が食べたいものとカブるんだけど、どういうこと? 相思相藍?←
April 19 [Sun], 2009, 8:58
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