ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 3D

August 13 [Sat], 2011, 17:12
DEPOTのおすすめ度:★★★★★

公開日:2011年7月15日
配給:ワーナー・ブラザース
監督:デイビッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ,ルパート・グリント,エマ・ワトソン

鑑賞日:2011年8月12日
MOVIX亀有 シアター6(座席数227)

【ストーリー】
ヴォルデモートを倒すため、彼の魂を7つに分けて収めた“分霊箱”を破壊しようとするハリーとロン、ハーマイオニー。4個目の分霊箱“ヘルガ・ハッフルパフのカップ”を壊したハリーたちは、秘密の通路を通ってホグワーツ魔法学校に戻る。しかしホグワーツは昔と違い、校長となったスネイプに支配されていた。ハリーがスネイプに反旗を翻した時、不死鳥の騎士団のメンバーたちが再び立ち上がった。そして、不死鳥の騎士団と闇の勢力の戦いが始まる。

【レビュー】
本日の鑑賞は、10年もの長きに亘り多くの人々を魅了して来た歴史的ファンタジーの完結編「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」です。ついに来ましたねぇ、この時が…。PART1のレビューにも書いたと思いますが、デポはこの「ハリー・ポッター」シリーズに対して特に思い入れがあったり、大絶賛するほど好きということはなく、ただ世間が大騒ぎする話題作だからという理由だけで毎回映画館へと足を運んでいたんですが、作品と共に成長していく主人公たちを観続けたこともあり、やっぱりこれで最後と思うと感慨深いものがありますね。“ハリー最後の戦い”を3Dで見届けるために今回もMOVIX亀有にてレイトショーで鑑賞です。尚、今回は公開から既に一ヶ月近く経っているのでネタバレありでレビューを書きたいと思っています。ですから、まだ未見の方はご注意下さい。

オープニングからしばらくの間は前作からの“分霊箱”探しの大冒険が続きます。ドラゴンが出て来たり、ハーマイオニーがベラトリックスに変身したりとなかなか楽しませてくれますが、こんなものはこれから始まるメインイベント、そう、ハリーVSヴォルデモートの最終決戦の余興に過ぎません。本作は何と言ってもこれがすべて、最終章をPART1、PART2に分けたのもすべてはこの最終対決を丁寧にじっくりと描くために他なりません。そして、魔法界の命運を賭けた最終決戦の場となるのは、前作PART1では殆ど登場しなかったホグワーツ魔法魔術学校です。魔法界をほぼ手中に収めたヴォルデモートと生まれながらに彼と戦うことを宿命付けられたハリー。同じようにダンブルドアに導かれたふたりが最後に戦う場としてホグワーツは最も相応しい場所と言えるでしょう。

そんな“ホグワーツ決戦”では、これまであまり陽の当たらなかった人たちの活躍も凄かったですね。先ずはやっぱりネビル・ロングボトム。過去の作品ではあまり目立たず、その存在感の薄さに名前も覚えていなかったネビルですが、本作ではヴォルデモートに啖呵を切ったり、グリフィンドールの剣を手にして最後の分霊箱だった大蛇ナギニを斬り殺したりとロンやハーマイオニーを上回る大活躍でした。また、副校長のミネルバ・マクゴナガルはスネイプをホグワーツから追い払い、石像の兵士に命を与えて戦うなど頼もしい一面を見せました。そして、最も意外な活躍者がロンの母親モリー・ウィーズリーでしょう。このおばちゃん、何とあのシリウスを殺したベラトリックス・レストレンジを倒すんですよ。母は強しです。

今回の作品で最も重要且つ衝撃的だったのが、セブルス・スネイプの真実でしょう。過去の作品で彼が半純血のプリンスであることやハリーの父であるジェームズ・ポッターやシリウス・ブラックたちからいじめを受けていたことは語られましたが、不死鳥の騎士団のメンバーでありながらヴォルデモートにも忠誠を誓っているなど、スネイプには多くの謎の部分がありました。完結編となるこの作品では、ヴォルデモートによって致命傷を負わされたスネイプが、死の間際に自らの涙に記憶を残しハリーへと託すのですが、そこで明らかになるスネイプの“真実”は本当に衝撃的でした。

幼い頃にハリーの母となるリリーと出会ったスネイプは彼女に惹かれ心を通わせるも、リリーはジェームズと結婚することとなります。死喰い人となった後もリリーに対する想いが強かったスネイプは、ヴォルデモートが自らの死に関する予言からポッター一家の命を狙うようになると、リリーの命を守る為にヴォルデモートを裏切ってダンブルドアを頼るのですが、結局、彼の努力は報われずリリーは命を落してしまうのです。リリーの死に絶望するスネイプですが、生き残ったハリーがリリーと同じ“緑色の瞳”を持つことを聞かされるとヴォルデモートとの対決で死を宿命付けられたハリーを守り続けることを誓うのです。スネイプのハリーに対する嫌味な態度の裏にこんな悲しい過去と真実が隠されていたなんて!たとえ別の人間を愛しても、たとえ死んでしまっても、変わることなくリリーを愛し続け、彼女の死後はその瞳に面影を持つハリーを守り続ける一途な男だったなんて!作者の思惑通りにスネイプを嫌っていたデポもハリーも大どんでん返しです。

意外に良かったのがデジタル変換の3D映像です。最初から3Dカメラで撮影したのではなく、編集段階で3Dへと変換したこの作品ですが、思いのほか立体感や飛び出し感があり、特にハリーとの対決に敗れたヴォルデモートが灰となって死んでいくシーンでは、舞い散る灰の欠片がスクリーンから客席に溢れ出し、手を伸ばせば触れそうな感じでした。鳴り物入りだった「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 3D」で期待したほどの3D効果を得られなかったデポにとって、この健闘振りは意外な誤算でした。ただし、個人差の他に環境や体調などによっても3D効果に差が出るらしいので、これはあくまでもデポの個人的な感想です。

物語を締め括るのは、決戦から19年後のキングス・クロス駅9¾番線。あの日のハリーのように不安げにホグワーツ特急に向かうその子の名は“アルバス・セブルス・ポッター”。偉大なふたりの校長から名前を貰った彼の物語がここから始まる……
  • URL:https://yaplog.jp/cinemadepot/archive/988
Trackback
Trackback URL
Comment
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字 プレビューON/OFF

不正な自動コメント投稿を防ぐため、チェックボックスにチェックをしてください。

利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。




映画、音楽、Blu-rayの最新情報ならHYPER DEPOT

最新コメント
アイコン画像Toko Tas Branded Kw Murah Surabaya
» プライミーバル 恐竜復活 (2013年11月06日)
アイコン画像日本インターネット映画大賞
» ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (2011年12月25日)
アイコン画像デポ
» マジすか学園2 第5話「ゲキカラROCK」  (2011年08月13日)
アイコン画像大島優子
» マジすか学園2 第5話「ゲキカラROCK」  (2011年07月23日)
アイコン画像デポ
» マジすか学園2 第8話「それぞれの答え」 (2011年06月08日)
アイコン画像まき
» プライミーバル 恐竜復活 (2010年08月05日)
アイコン画像スワロフスキー大好き
» 蛯原友里、押切もえ (2009年11月30日)
Yapme!一覧
読者になる
https://yaplog.jp/cinemadepot/index1_0.rdf
Pagerank/ページランク
ヤプログ!PR




2011年08月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
新作発売情報



DMM.com DVD通販、レンタルなどの総合サイト

DMM.com DVD通販、レンタルなどの総合サイト

DMM.com DVD通販

DMM.com CD&DVDレンタル