ウルヴァリン:X-MEN ZERO

September 11 [Fri], 2009, 23:57
DEPOTのおすすめ度:★★★★☆

公開日:2009年9月11日
配給:20世紀フォックス
監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヒュー・ジャックマン,リーヴ・シュライバー,ダニー・ヒューストン

鑑賞日:2009年9月11日
MOVIX三郷 シアター9(座席数174)

【ストーリー】
ミュータントとして生まれたローガンは、少年時代、その能力が覚醒。以来、人としての幸せを捨て、幾多の戦争の中に身を投じて生きてきたが、ケイラという女性と出会い、初めて人間として生きる喜びを知る。だが、ある日突然彼女は殺されてしまう。深い絆で結ばれていたはずのローガンの兄ビクターの手によって……。兄を倒すため謎の巨大組織と取引したローガンは、最強の戦士となるべく、超金属アダマンチウムを全身の骨に移植する改造手術をうけ、“ウルヴァリン”という名の人間兵器に生まれ変わる。

【レビュー】
本日の鑑賞は、デポも大好きな「X-MEN」シリーズのスピンオフ第1弾「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」です。日本以外の多くの国では既に公開が済んでおり、評判の方も上々のようなのですが、何故日本だけ公開日が遅くなり、しかも、日米同時公開でもないのに金曜日が初日なのか?まったくもって疑問です。と、文句タラタラのデポですが、仕事終わりの老体に鞭打って公開初日にレイトショーで鑑賞しました。

“X-MEN ZERO”のサブタイトルが示す通り(邦題だけど)、この作品はこれまでの「X-MEN」シリーズの前日談、つまり、X-MENへと加入する以前の謎に包まれていた“ウルヴァリン”ことローガンの過去が明らかになります。彼の生い立ちや“ウルヴァリン”の名前の由来、何故、人体実験を受けたのか、そして、記憶をなくした訳など、「X-MEN」シリーズでは描ききれなかった彼の過去を描くことで、これまでの作品に対しても深みを与えるファンならずとも必見の作品となっています。これ以降はネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。

舞台は19世紀半ばのカナダ、ベッドで咳き込む病弱な少年ジェイムズ・ハウレット。その傍らにはジェイムズよりも少し年上の少年ビクター・クリードが座っている。そこへジェイムズの様子を見に父親がやってくるとふたりの様子を羨ましそうに、そして、憎むような眼差しで見詰めるビクター。と、遠くから男の怒鳴り声が聞こえてくる。ビクターの父親がいつものように妻と言い争っているようだ。ジェイムズの父親がふたりの仲裁に向かった直後に家の中に響く銃声。ジェイムズが部屋を飛び出すとそこには銃弾に倒れた父親の姿が…。悲しみと激しい怒りに震えるジェイムズの両拳から皮膚を突き破り3本の骨が飛び出す。そして、彼はその骨爪でビクターの父親の胸を貫き殺してしまう。しかし、その死に際にビクターの父親は衝撃の真実を告げる「お前の父親は私だ」。そう、実の父親を自らの手で殺してしまったこの幼い少年ジェイムズ・ハウレットこそ、“ウルヴァリン”ことローガンの若き日の姿。そして、彼の兄にあたるビクター・クリードが後の“セイバートゥース”となるのです。

「X-MEN」シリーズでも対峙することがあったウルヴァリンとセイバートゥースですが、このふたりが兄弟だったとは本当に驚きです。しかし、この設定は今回の映画オリジナルのようで原作のコミックなどでは、ふたりに因縁めいた関係があることは描かれているようですが、兄弟という設定にはなっていないようです(親子というのはあったらしい)。この後、ふたりはお互いを支え合い、戦闘能力を活かすことが出来る兵士となって数多くの戦争を経験するのですが、戦いの中でビクターはより凶暴性を増していき、戦うこと、殺すことを楽しむようになっていきます。そして、このふたりの運命を大きく変えるのが、ストライカーとの出会いです。「X-MEN」シリーズをご覧になった方はご承知の通り、このストライカーという男はウルヴァリンにアダマンチウムを移植する人体実験を行った張本人です。彼は銃殺刑でも死ななかったふたりを自らが組織する秘密部隊“チームX”へとスカウトするのですが、ミュータントで結成されたこの組織の中で更に凶暴化していくビクターと非人道的な任務に嫌気が差したローガンは別々の道を歩んでいくこととなるのです。

チームXを離脱したローガンは、カナダの山奥で木材の伐採をしながらケイラという女性とひっそりと暮らしていたが、そこにストライカーが現れ、かつてのチームXのメンバーが何者かによって殺されていることを告げる。殺人鬼の魔の手はケイラに忍び寄り、彼女は無残にも惨殺されてしまいます。かつての仲間と最愛の人を殺した人物が兄であるビクターと知ったローガンは、戦いを挑むのですが圧倒的なパワーの前にあえなく敗れ去ってしまう。病院に運ばれたローガンの元に現れたストライカーはビクターへの復讐を果たすために力を貸すと協力を持ちかける。それこそが、ローガンの骨格と超金属アダマンチウムを融合させる“ウエポンX”計画だったのです。こうして、不死身の肉体と最強の武器を手に入れたローガンは、ケイラに聞かされた言い伝えから由来する“ウルヴァリン”と名乗り、過去の自分との決別とビクターへの復讐を誓うのです。

と、かなりネタバレ全開のようなレビューになってますが、まだまだお楽しみの部分は残っていますから安心してください。特にミュータント部隊を組織し、“ウエポンX”としてローガンに人体実験を行ったストライカーには更なる野望が隠されていますし、ローガンとビクターの対決には意外な展開やどんでん返しも待ち構えていたりしますので最後までスクリーンから目が離せません。

勿論、今回もこれまでの「X-MEN」シリーズに負けないぐらいクールでイカしたミュータントたちが登場しているのでその能力や戦いっぷりにも目を奪われることでしょう。エージェント・ゼロのアクロバティックな拳銃さばきやデッドプールの華麗な二刀流はウルヴァリンとは対照的に何とも美しく惚れ惚れします。また、ライスのテレポーテーションやブラッドリーの発電能力なども実用的でとても魅力的なんですが、今作で最も注目すべき人物は何といってもレミー・ルボーことガンビットでしょう。「X-MEN」シリーズでも1、2を争う人気のキャラクターであるガンビットはこれまでのシリーズでも登場が期待されていたのですが、ウルヴァリンとキャラがかぶるという理由で登場が見送られていたそうです。そのガンビットが満を持して初登場となったのですが、う〜ん、やっぱりカッコイイ!キザなキャラクターにマッチしたカードに破壊エネルギーをチャージする攻撃や驚異的なジャンプ力を利用した棒術は何とも派手で見応え抜群です。演じたテイラー・キッチュもこれまであまり代表作がありませんでしたが、この作品で大化けするかも知れませんね。そして、忘れちゃいけないのが、「X-MEN」シリーズで御馴染みのあの人たちが続々と登場していること。サイクロップスことスコット・サマーズは今作でもなにげに活躍してますし、プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアはまだ自らの足でちゃんと立ってます。他にもストームやナイトクローラーらしき人物が登場するらしいのですが、デポは残念ながら確認することが出来ませんでした(後でパンフレットを見たら登場しているとの記載がありました)。これからご覧になる方はストライカーの施設に監禁されている子供たちを注意して鑑賞してみて下さい。

ド派手なアクションと新たなるミュータントたちの登場で「X-MEN」三部作に勝るとも劣らないこの「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」ですが、すでに次回作の制作も決定しているようですね。しかも、舞台は日本になるらしいとのことなので今から期待せずには入られません。ただ、これまでのハリウッド作品で描かれてきた“なんちゃって日本”はあまりにも酷かったのでスタッフの方は是非とも日本のことを勉強してから作っていただきたいものです(この作品の続きなら、侍姿のウルヴァリンとかはありえないですからね!!)。

最後になりますが、この作品はエンドロールの後に“おまけ映像”があるので本編が終わっても最後まで席を立たないようにしてください。そこに映し出されるのは、無口になったあいつの…

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ウルヴァリン:X?MEN ZERO / X-MEN ORIGINS : WOLEVERINE

ヒューの新作の話題に続いて、彼の代表作「X?MEN」シリーズでは今のところ一番新しい作品である
この映画をレビューしまっす!


...
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