上げ相場のラストを飾る最終章にならなければいいのだが。

January 28 [Sat], 2017, 11:27
知世です、GPIFの動きが反映される信託銀行の日本株の売買を見ると、 その逆張りの投資行動ははっきりする。
GPIFが日本株の組み入れ比率の目標を12%から25%に引き上げたのは2014年10月。
それ以降で信託銀が日本株を買い増したのは大きく3つの期間で、おおむね日経平均が1万9000円より下の時だった。
ところが、だ。
先の証券会社の幹部たちのクジラ買いの目撃情報はデータでも裏づけられた。
信託銀は12月5〜9日に7週ぶりに現物株を買い越し、その買越額は2997億円と10カ月ぶりの高水準だった。
なぜクジラは順張り投資家に変身したのか。
理由は1つしか考えられない。
当初の想定を超える規模でニューマネーが入ってきているからですよ。
GPIF動向に詳しいSMBC日興証券の末沢豪謙・金融財政アナリストは説明する。
ここ1〜2年 は雇用環境の改善などで積立金収入が計画を上回る一方、定年延長による繰り下げ受給の増加で年金給付額が計画を下回っているという。
その影響で昨年度の年金特別会計では3.2兆円の剰余金が発生。
今年度も同規模の資金流入が見込まれる。
計画を超える資金流入の結果、年金積立金全体に占める短期資産の比率は9月末に8.75%と半年前から3.61ポイント上昇した。
複数の関係者によると、年末のこのタイミングで年度末にかけての資金流入額がみえてくるという。
その振り向け先として相場押し上げも辞さずに日本株を買うGPIF――。
気になるのはそこに確たる相場観があるのかどうかだ。
掉尾という言葉は、人に捕まった魚が尻尾を激しく振る様子に由来する。
クジラの尻尾の一振り が、上げ相場のラストを飾る最終章にならなければいいのだが。
  • URL:https://yaplog.jp/chise77hitori/archive/6
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