厚生年金保険法の老齢厚生年金について@

February 19 [Tue], 2019, 4:00
おはようございます。千葉県労働保険指導協会です。
今回は、厚生年金保険法の老齢厚生年金について数回に分けて紹介します。

<第1回目の内容>
―老齢厚生年金の支給要件/60歳台前半の特別支給の老齢厚生年金について―


1.老齢厚生年金の支給要件

(1)老齢厚生年金は、被保険者期間を有する者が、次のいずれにも該当するに至ったときに、支給します。

@「65歳」以上
A「1ヵ月以上」被保険者期間がある
B下記国民年金の老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている
保険料納付済期間+保険料免除期間+合算対象期間≧10年


2.60歳台前半の特別支給の老齢厚生年金

(1)昭和61年4月施行の新法により、老齢厚生年金は上記のように65歳から支給されることになりました。しかし、旧法では60歳から支給されており、突然廃止すると生活に困る者も出てくることが予想されるため、経過措置として「65歳の誕生日を迎えるまで」は、「特別支給の老齢厚生年金」が支給されます。要件は次の通りです。

@60歳以上
A1年以上の被保険者期間がある
B下記国民年金の老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている
保険料納付済期間+保険料免除期間+合算対象期間≧10年

※特別支給の老齢厚生年金は、報酬比例部分と定額部分から構成され、段階的に廃止されます。


3.特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢

支給開始年齢は段階的に引き上げられます。( )内は女子。女子※は男子の5年遅れ。
※第2号〜第4号厚生年金被保険者期間を有する者は、女子であっても男子と同様です。

(1)定額部分の支給開始年齢
<生年月日>:昭和16年4月1日以前(昭和21年4月1日以前)➡60歳

<生年月日>:昭和16年4月2日〜昭和18年4月1日➡61歳
(昭和21年4月2日〜昭和23年4月1日)

<生年月日>:昭和18年4月2日〜昭和20年4月1日➡62歳
(昭和23年4月2日〜昭和25年4月1日)

<生年月日>:昭和20年4月2日〜昭和22年4月1日➡63歳
(昭和25年4月2日〜昭和27年4月1日)

<生年月日>:昭和22年4月2日〜昭和24年4月1日➡64歳
(昭和27年4月2日〜昭和29年4月1日)

<生年月日>:昭和24年4月2日〜昭和36年4月1日➡定額部分の支給なし
(昭和29年4月2日〜昭和41年4月1日)


(2)報酬比例部分の支給開始年齢

<生年月日>:昭和16年4月1日以前(昭和21年4月1日以前)➡60歳

<生年月日>:昭和16年4月2日〜昭和28年4月1日➡60歳
(昭和21年4月2日〜昭和33年4月1日)

<生年月日>:昭和28年4月2日〜昭和30年4月1日➡61歳
(昭和33年4月2日〜昭和35年4月1日)

<生年月日>:昭和30年4月2日〜昭和32年4月1日➡62歳
(昭和35年4月2日〜昭和37年4月1日)

<生年月日>:昭和32年4月2日〜昭和34年4月1日➡63歳
(昭和37年4月2日〜昭和39年4月1日)

<生年月日>:昭和34年4月2日〜昭和36年4月1日➡64歳
(昭和39年4月2日〜昭和41年4月1日)




ご不明点等ございましたら、当会までお問い合わせください。
ブログ村ランキングに参加中です。
↓クリックにご協力をお願い致します。にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ
にほんブログ村