「覚えが悪い」からしつけに向きません?!
2009.10.05 [Mon] 20:05

先日、平塚にお邪魔していたときのことですが、わんちゃんと一緒にお買物中の
飼主さんと立ち話をしていると、こんなことをお話になりました。

「この犬種は、図鑑を見ると、覚えが悪いと書いてあることが多いんですよ」

「訓練に向かないって、自分でも思います」

「まあ、こんな犬ですから、やっぱりしつけは難しいって諦めているんですよ」

よく、犬種図鑑には、「訓練性能」などの項目があって、点数や☆マークで
評価がなされていたりするのですが、それをご覧になって、訓練性能の
ポイントが低いと、ちょっとがっかりなさったようでした。

でも、Can! Do!の代表のNishikawaもよく言っていますが、訓練としつけは
異なるものです。しつけというのは、誰にでも必要な、家族や社会で暮らす
上でのマナーやルールを学ぶということで、訓練というのは、より高度な、
場合によっては「特殊技能」と呼べるようなスキルを身につけることです。



アジリティのハードルを合図があったときに正確にジャンプするとか、
ダンベルを拾って来て、オスワリして、飼主がチョウダイというまでくわえているとか、
飼主さんが握ったハンカチを他のハンカチの中から当ててみせるとか、
といったことは、「特殊技能」ですが、

決められた場所でトイレをするとか、
飼主さんがお食事をしているときには近くでおとなしくしているとか、
お散歩のときに引っ張らないで、飼主さんとなんとなく足並み揃えて歩くとか、
他の人や犬がいっぱいいても大騒ぎしないとか、
といったことは、「しつけ」。



特殊技能は、教えなければ覚えないですし、その場合は、多少覚えの良し悪しがあるかも
しれません。でも、犬は、「しつけ」なければ何も覚えないかというと、放っておいても,
生活する中で、何かを覚えて行くことが多いのです。

たとえば、、、
決められた場所以外の場所でトイレをするとか、
飼主さんがお食事をしているときには近くでワンワン吠えるとか、
お散歩のときにリードを引っ張って歩くとか、
他の人や犬がいっぱいいると興奮して大騒ぎするとか・・・

どうせ覚えて行くなら、飼主さんや社会に好ましい覚え方をしてほしい、
実はそれが「しつけ」なんじゃないですか?とお話しすると、飼主さん、
なるほど〜というお顔をなさいました。



この子は物覚えが悪いから、お箸の持ち方、教えるの諦めましょう、という親御さんは
いないですよね。やはり、必要なマナーは教える。そうでないと、手づかみでお食事を
する大人に成長してしまうかもしれません。

「しつけ」は、みんなに必要なものです。
小型犬も、大型犬も、「訓練性能」の良し悪しに関係なく・・・。

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(written by Kawahara)