乳癌の小線源療法、乳房切除多い 

May 08 [Tue], 2012, 11:00
文献:Smith GL et al.Association Between Treatment With Brachytherapy vs Whole-Breast Irradiation and Subsequent Mastectomy, Complications, and Survival Among Older Women With Invasive Breast Cancer.JAMA. 2012;307(17):1827-1837.

 67歳以上の浸潤性乳癌患者9万2735人を対象に、小線源療法と全乳房照射(WBI)の治療効果を後ろ向きコホート研究で比較。5年後の乳房切除率は小線源療法群で3.95%、WBI群で2.18%(多変量調整後ハザード比2.19)だった。術後合併症は小線源療法群で多く、5年生存率は小線源療法群、WBI群で同等だった。

子ども医療費助成 徳島県、小学校修了までに拡大へ 

May 08 [Tue], 2012, 11:00
毎日新聞社 5月8日(火) 配信
子ども医療費助成:県、小学校修了までに拡大へ /徳島

 県は7日、子どもの医療費を県と市町村で負担する助成制度について、対象年齢を現行の小学校3年までから小学校修了までに拡大すると発表した。東日本大震災などの影響で、子どもがいる世帯の経済環境が悪化していることに配慮する。6月定例県議会に提出する補正予算案に費用を計上し、10月1日からの開始を目指す。

 制度は全24市町村が活用。県の基準では子ども1人で年収570万円未満(子ども1人が増えるごとに上限は38万円増)の世帯に助成する。受診した医療機関数などに合わせ自己負担を求めるケースもあるが、阿南市など10市町は独自に全額を助成し、藍住町、板野町など7町村は中学修了までを対象とする。

 制度は1973年に0歳児向けに始まり、徐々に対象年齢を拡大。12年度当初予算では約9億2000万円を計上した。県は今回の拡大で単年度で約2億円の費用が必要になると見込んでおり、補正予算案には10月以降の今年度の経費として約6800万円を計上する。【大原一城】

卵子提供、タイ渡航が急増…安価・緩い規制で 

May 02 [Wed], 2012, 11:00
読売新聞 5月2日(水) 配信
 海外に渡り他人の卵子提供を受ける日本人が増えているなか、タイへの渡航が2011年は200人を超え、年間20人程度だった09年までに比べ急増していることが読売新聞の取材でわかった。

 米国より安価で近いうえ、韓国で規制が厳しくなったことが背景とみられる。一方、日本人がタイに渡航して卵子を提供するケースも11年に少なくとも62人いたことが判明。タイを舞台に日本人同士を仲介する「卵子提供ビジネス」の構図が浮かび上がった。

 読売新聞が、タイ・バンコクで卵子提供を手がける主要な医療機関や仲介業者を現地で取材した。その結果、07-09年に卵子提供を受けた日本人は毎年約20人だったのが、10年は133人、11年は231人と、10年を境に急増していた。

 1回の費用は100万-300万円程度で、250万-600万円程度する米国に比べ安い。医療レベルは「手がける医師の多くは米国の大学で学んでおり、遜色ない」(ソンブーン・タイ王立産科婦人科学会長)。同学会の調査で、タイ国内で10年に行われた体外受精は外国人も含め5164人。「うち10%程度が卵子提供だろう」と同会長は話す。

 安価で近いという意味では従来、韓国が主な渡航先だったが、卵子の実費売買についての規制が強まり、複数の仲介業者がタイに移ったという。

 卵子の提供者は、タイ人の女性のほか、仲介業者がインターネットなどで日本人を募集。取材に応じた主要な3業者だけでも10年に15人、11年には62人の日本人女性がタイに渡り、卵子提供者になっていた。

 仲介業者によると、トラブルを防ぐため、卵子提供を受ける女性に、卵子提供者に直接会わせたり名前を知らせたりすることはない、としている。

 タイには卵子提供を規制する法律はなく、医師会の指針で、謝礼金の伴った卵子提供を禁じている。ただし罰則規定はなく、日本人提供者には60万-70万円が相場とされる。タイ政府は11年から、謝礼を罰則で禁じる法案の審議を始めた。

母子感染に抗レトロウイルス薬 

May 01 [Tue], 2012, 23:00
文献:Jamieson DJ et al.Maternal and infant antiretroviral regimens to prevent postnatal HIV-1 transmission: 48-week follow-up of the BAN randomised controlled trial.The Lancet, Early Online Publication, 26 April 2012.

 HIV-1感染の授乳婦2369人と産児を対象に、母親の3剤併用剤併用抗レトロウイルス療法(ART)と産児へのネビラピン予防投与の効果を無作為化比較試験で評価(BAN試験)。生後2-48週でのHIV感染児はART群30人、ネビラピン群25人、対照群38人だった。48週までのHIV伝播の累積リスクは対照群で有意に高かった。

国内卵子提供で81人出生…ほとんどが姉妹間 

May 01 [Tue], 2012, 11:00
読売新聞 5月1日(火) 配信
 国内で卵子提供を受けた出産が、1997年から現在までに72件あり、計81人生まれていることが、読売新聞の取材でわかった。

 海外で卵子提供を受け日本で生まれた子どもが、過去5年間で少なくとも130人いることが明らかになっており、国内提供分と合わせ合計211人以上が出生したことになる。日本では卵子提供で生まれた子と母の親子関係を明確に定めた法律はなく、国の対応の遅れが改めて問われそうだ。

 実施したのは、諏訪マタニティークリニック(長野県)と、民間の不妊治療クリニックで作る「JISART=ジスアート(日本生殖補助医療標準化機関)」加盟の4施設。諏訪マタニティークリニックでは145組の夫婦に対して卵子提供を行い、97年からこれまでに64件が出産に至り、72人が生まれた。JISARTでは2008年にルールを定め、卵子提供を23件実施、8件の出産があり9人が生まれた。

 国内での卵子提供は、病気のため自分の卵子による出産が不可能な女性に対し、主に実施されている。卵子提供者への報酬はない。卵子提供を受けたい人は、事実上自分で提供者を見つけなければならず、ほとんどが姉妹からの提供だ。