右欄“CATEGORY”にあるメンバーの名前をクリックして、メンバーごとに日記を読みましょう。  メンバーそれぞれの意外な素顔や日々のつぶやきはもちろん、ライブやスタジオの裏話を知ることができるばかりか、更新具合によってその人のズボラ度までも知ることができてしまいます。

« はじの席のウィークポイント | Main | おふくろの味 姉さん »
ありがた文字はやめろ! / 2006年03月16日(木)
 ありがた文字が嫌いだ。よくチェーンのラーメン屋や定食屋や居酒屋の壁にある“みつを”な書体で書かれた能書きのことを、俺は「ありがた文字」と呼んでいる。たとえばこんなやつだ。チェーンの定食屋にあるような、米粒への愛情たっぷりな雰囲気のありがた文字。

(みつを書体をイメージしながら)
おてんとさまの恵みをいっぱいにうけて
すくすくすくと元気いっぱいに育ったコシヒカリ
お釜の蓋を開けるとふわっといい匂いが広がってくらぁ
お口の中でふんわかふわふわ、あつあつのおふくろの味
なんだか心まであったけえなあ、しあわせだなぁ
おてんとさま、今日もありがとう

 ありがたぶった説教をおしつけがましく垂れやがって。どうして恥も臆面もなくこういうくだらないでまかせを掲げてしまうのだろうか。こんなもん、心にもない嘘っぱちに決まっている。

 ありがた文字を掲げる以上、そのありがた文字に相応する重みやらリアリティが店に漂ってなければなんの説得力もないのだ。何十とあるチェーン店のためにマニュアル化され、画一化された味付けにリアリティなんかあるもんか! そのありがた文字の重みをバイト君たちは理解し、おてんとさまに感謝しながら働いているとでもいうのか!

 まあ屁理屈はそのくらいにして、結局なにがむかつくかというと「一杯の白飯のありがたさ、それが自分たちの出発点なのです」みたいな顔をして実際は客に説教を強要し、素朴な味わいを演出するための道具としてありがた文字を利用しているということなのである。駅前の大衆食堂からスタートした先代の食に対する純粋な想いを単なるビジネスツールにおとしめてしまった二代目の浅はかさなのである。

 以前に入った上野の土間土間(牛角系列の居酒屋)にも、薄暗い店内の壁にありがた文字が書かれた紙が貼ってあった。テーブルにお客様のご意見用紙がセットされていたので、俺はそれに「ありがた文字はむかつくのでやめたほうがよい」と書いて提出した。

 果たして土間土間の人たちに俺の想いは届くだろうか。それ以前に、「ありがた文字」という俺独自の単語が、店の壁の説教を指していることに気付いてくれるだろうか。

Posted at 01:07 / Toru / この記事のURL
コメント(0)
この記事のURL
https://yaplog.jp/c_clover/archive/157
コメントする
名前:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字

コメント

   
Powered by yaplog!