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塊魂 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月29日(月)
あくまでも有限な単調さが美しいPS2ソフト「塊魂」(ナムコ)が驚くべきなのは、プレイする者に、(ほとんどプレイしている間のみ)様々なゲーム的印象の記憶を喚起する点である。

たんにゲームの“記憶”そのものではなく“印象”というところがミソだ。(なんだったら、「イロイロナモノヲ地球へ送ッテイマス…プログラム…マップ…愛…感動…」等々という秀逸なメッセージにならって、“愛”と呼んでもいい)。

FFから無双からドラクエから鬼武者から、という大作ラッシュの決算期、人はこの事実にこそもっと驚くべきかもしれないと思ったり。

ま、いまいち大ヒットは(まだ)してないんだけど。

 
Posted at 16:43 / game / この記事のURL
「8月の果て」について、ここまでのまとめ。 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月23日(火)
▲結局、2004年8月10日
に発行された(新潮社)

「週刊電藝」編集後記にも書いたので、ここでもまとめなおしておくと。

朝日新聞の、「1年半で終わる約束のものを半年延長したのに、まだ終わりそうにないから打ち切りとした」という言い分は、文芸編集においてはやはり異様であろう。編集者はそういう理由では小説を打ち切りにしたりしないものである。(まあ、他の世界と引き比べると奇妙な話ではあるが。)与えられた分量を作家が超過することに目くじらをたてていては編集の仕事は成り立たないわけだが、作家と言っても柳美里だというところが、朝日を余計(二重に)苦しい立場に置いているように思える。

こうして「8月の果て」は最終行に「(未完)」と記される特権的な小説となるはずだったのだが、4月7日発売の「新潮」に一挙掲載されてしまうのだとすると、では、なぜ朝日で完結させなかったのかという話になる。

…まあ、そんなに無邪気なふりをしなくても、<打ち切りの真相> に関して、すでに様々な場所でもっともらしい憶測が飛んでいることは百も承知なのだが、ここから先は、この小説自体に対する興味を持っていないのと同様、あまり知りたいとは思わない。

2年近く書かれ続けた小説が未完に終わるというブンガク的な事件が社会化されたことが、ここでのとりあえずの関心事だったのである。


 
Posted at 18:02 / author / この記事のURL
「8月の果て」続報 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月18日(木)
引き続き、柳美里オフィシャルサイトによれば。

作家は、「死ぬ気で、『8月の果て』(約180枚)を書きあげ、来月7日発売の『新潮』に一挙掲載します。」とのこと。なかなか鬼気迫る感じです。

しかし7日ってすごいな。来週明けには脱稿してないと無理じゃないかな。と気になる、ちょっと職業柄。

 
Posted at 18:13 / author / この記事のURL
「8月の果て」打ち切り? このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月17日(水)
柳美里の呪詛にみちた「8月の果て」が、未完のまま、朝日新聞夕刊での連載を終了したらしい。

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朝日新聞連載の柳美里さん夕刊小説、未完のまま終了

 作家の柳美里さん(35)が朝日新聞に連載していた夕刊小説 「8月の果て」が、16日付の第527回で未完のまま終了した。同紙の新聞小説が完結を見ずに終わるのは、作者病没などのケースを除けば極めてまれだ。

 朝日新聞社広報部によると、この小説は2002年4月17日から連載をスタート。開始時は昨年9月ごろの完結を見込んでいたが、執筆中に柳さんの構想が膨らんだことから、半年間の延長を決定。しかし、その期間を加えても完結に至らない見通しとなり、本人の了解を得て終了したという。連載は昨年12月15日から先月2日まで、作者の体調不良を理由に休載している。

 小説は、戦後、韓国から日本に渡ってきた柳さんの祖父とその家族をモデルにしたもので、韓国の東亜日報との同時連載でも、話題を呼んだ。
(読売新聞)
[3月16日21時37分更新]
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柳美里のオフィシャルサイトを覗いてみると、作者はなんだか壊れている(blogページ)。はじめて見たサイトなのでよくわからないが、いつもあんななのかなあ。そこでの口ぶりを見るかぎりでは打ち切りのようでもある。

うーむ。

 
Posted at 18:17 / author / この記事のURL
感じやすい都市 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月16日(火)
先週半ば、ウエブ電藝のアクセス数が異常に上昇するという事態が出来した。といっても、たいしたものではないのだが、名もない文芸サイトへのアクセス数としては少々気味悪い程度といったところか。

いったい何があったのかというと、これもまた神戸の事件の少年(もう少年ではないが)が
仮退院したことのささやかなる影響というわけで、上のアクセスは「[猟奇的な日記] 12歳の少年犯罪〜出口のない議論」という建速猟奇王氏のページへのものだった。(あえてリンクははらない)元少年の情報を求めてネットをさまよう人々の支流が建速氏のページに辿り着いたというわけだ。

テレビを見ないのでよく知らないのだが、実際、仮退院報道はかなりの騒動だったようで、
おなじみ2ちゃんねるでのお祭り騒ぎスレッドはサーバからの削除を要求されたと翌日だったかの新聞に載っていた。(もう削除されたのかな)←調べるのもめんどくさい

この(仮退院という)事件を神戸での事件と切り離して言葉を発することは危険なのだが、
それでも、“世間”が異分子の侵入を敏感に察知し、ほとんど生物学的に拒否しているさまを目のあたりにして、この種の出来事に対する都市のあまりの感じやすさに思わず溜め息をもらさざるをえない。

 
Posted at 11:13 / city / この記事のURL
「おたく」の精神史 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月08日(月)
大塚英志の、涙なくして読めない(?)『「おたく」の精神史 一九八〇年代論』(講談社現代新書)を読んでしまった。

著者はほとんど同じ世代で、この本は80年代のある種のやり過ごし方の記録となっていて、自分のすぐそばにいたという感じがするのである。

こういった感慨は、もちろん世代を問わないものであろうが、逆にいえば、あの80年代にすら、こんな感慨を抱かせるものがあるというところが、ミソなのかもしれない。

 
Posted at 11:15 / books / この記事のURL
サスペンスフルな春 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月01日(月)
やや内情を暴露することになるが、石川カヲルさんの「春待ち」シリーズは、まだ全然気温が低い時期(「枯れ枝をなじ」っていた頃)に、まとめて原稿を預かったものである。

ここのところの2月とは思えぬ陽気に不安を感じて、まだ手元に残っている詩稿を案じ、ちょっとはらはらしたりしているサスペンスフルな春なのだった。

と書いたとたんに、今日は雪だったけれども……

 
Posted at 11:18 / dengei / この記事のURL

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[ウエブ電藝]アクセス推移

dengeiの06
(2005/7〜、加重平均)
 
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