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イザベル・アンテナ このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月30日(土)
去年入って今年で2年目の会社の部下が、イザベル・アンテナの「FIRE」というCDを貸してくれた。

CREPUSCULEのマークというものを見たのは、ほとんど10年ぶりのことではないだろうか。あまりの懐かしさに驚いたが、これはどうやらベスト盤なのか。ファーストマキシシングルだった「CAMINO DEL SOL」なんかも入ってる。あれは83年頃だったろうか。

今聞くと資生堂のCFのBGMか何かになりそうな感じだが、当時はやや面食らい、新しい音楽と感じたような気がする。

 
Posted at 15:24 / music / この記事のURL
アルフレッド・ベスター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月25日(月)
A・ベスター「分解された男」を読み返す。出がけに何か文庫本を、と思って、積んであったのを手にとったのだ。

何度読んでも、これは奇妙で秀逸な小説である。

特権的なテレパス階級が専門職として存在する社会で、日ごと意味不明の悪夢に悩む大会社の総帥が、テレパスを使って商売敵の経営者を謀殺を企むというストーリー。

金で雇った一流の読心者の手引きで相手を出し抜こうとする主人公が、相手方を守備する読心者の目をどうやってくらますのかというトリックといい、視覚麻痺剤やら何やらといったコミック風の舞台装置といい、当然のことながらP・K・ディックを思い起こさせるのだが、ディックの荒削りなもの(「シミュラクラ」とか)よりもさらに荒削りな魅力。

そういえば映画「マイノリティレポート」ってもう上映始まってるんだっけ。見たいなあ。90年代はディックの翻訳ブームだったが、さすがにここ数年はずっと出ていない。未訳の短編はもうないのだろうか。

 
Posted at 15:20 / books / この記事のURL
角田特集号完成 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月24日(日)
お待たせしました。角田康弘特集号をお届けします。

しかし今回は久々に大変だった。特集のために出張をするという気のいれよう。このぐらいしないと面白くならないもんなあ。それにポエマに参加できたことも、ちいへべを知れたこともよかったわけだし。

あれこれと欲張ってしまったのだが、一人運営体制はやっぱり大変。

 
Posted at 15:17 / news / この記事のURL
桐野夏生 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月20日(水)
夜中にふと目が覚めてしまい、入眠促進のためになにか一度読んだものを、と思い、桐野夏生「OUT」を読み返す。この小説はたしか今映画をやっているはずで、いかにもイカニモなキャスティングで、見る前から見たような気になってしまうのだが、
こんなときは映像を想像しながら読めるものが、するすると眠りに戻っていけるような気がする。

桐野夏生は最近、新刊「ダーク」を読んだばかりで、これはデビュー2作の主人公のその後を描いた続編ということになっている。というか、おそらく完結篇というか、きっとこの後は書かれることはないであろう。そういう小説になっている。乱歩賞を受賞したデビュー作は、一応、新宿を舞台にした女探偵のハードボイルドなのだが、「ダーク」はもはやそういう意味でのハードボイルドではない。主婦のハードボイルド(?)を描いた「OUT」が転換点なのだろうか、実験作「柔らかな頬」でミステリの枠もとっ外し、「玉蘭」でハードボイルドの枠も外してしまった著者は、
ハードボイルドを完全に閉じ込めることにしたようだ。

桐野は、以前、朝日新聞のごく短いコラムで、「自転車に乗って空き地を眺めにいく」といった内容の文章を載せていて、そう書いてあったかどうか、とにかく印象ではその自転車とはママチャリに違いなく、それは紛れもなくハードボイルドな心象映像を思い浮かばせた。桐野本人はそれを「荒涼たる魂」と呼ぶ。

本当は同じ主人公の高校生時代を描いた「ローズガーデン」を読み返したかったのだが、見つからなかったのである。探さなくっちゃ。

◎桐野夏生HP「BUBBLONIA」
http://www.kirino-natsuo.com/

 
Posted at 15:13 / author / この記事のURL
オースター「ミスタ・ヴァーティゴ」 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月19日(火)
ポール・オースター「ミスタ・ヴァーティゴ」をようやく読み終えた。もう何か月も鞄の中に入っていたのである。

柴田元幸はオースターの「お話」志向にふれている。「偶然の音楽」は読んでないのだが(あれ?買ってあったか?)、そういう言い方をしてしまうと、なんだかつまらなく思えてしまうのであった。そもそもアメリカ文学って、どれもこれも、だいたい「お話」志向だしねえ。

とにかくこれで鞄が軽くなった。ハードカバーの読みかけはまだたくさんある。次はライラシリーズの完結篇かなあ。

昨夜、角田特集を配信した。読者の反響を待つ。

って、こんな放置日記で待っていてもしょうがないのだが。

 
Posted at 15:10 / books / この記事のURL
ポエマへの旅 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月18日(月)
角田康弘特集のために秋の終わりのポエマホリックカフェを訪れた。

不思議なことにこの夜、朗読者の数は観客数を上回った。窓の外で深い闇が折り重ねられていく夜の、マイクが屹立しているだけの小さなステージで、様々な唇による様々な詩文に耳を傾け、朗読者のパフォーマンスを目で追う体験は、まことにスリリングなものだったように思う。

西村氏の角田論や座談会中の各氏の発言からも伺われるように、角田氏の作品は唇とは切り離しがたいものなのだ。ポエマホリックカフェを未体験の読者はぜひこの体験に嫉妬し、さっそく11月最終土曜日の朗読会に参加していただきたい。ポエマホリックカフェは2003年からの活動場所も新たに決まり、ますます活動が盛んになる模様である。

最後に読者に吉報をお届けする。ひとつは角田氏による新たな連載が現在計画中であること、そしてもうひとつは、ポエマホリックからの新たな書き手による、これまでとはやや趣を変えた連載がすでに準備段階に入っているということだ。どちらも近いうちに詳細をお知らせできるはずである。

なにとぞご期待をいただきたい。

 
Posted at 15:06 / dengei / この記事のURL
ちいへべ at レフトホース このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月17日(日)
ちいへべのライブを見ました。

横浜線中山レフトホースでジョイントとのこと。
初めて訪れたこのお店は小さなスペースで、
アットホームな雰囲気。
ていうかお客が少ないので少し心配。
しかしトリのちいへべは圧倒的で、堪能した。
先日、角田特集のために訪れたつくばの
「農林団地秋祭り」というのに出場しているのを初めて見たのだが、
青空のお祭り会場でのステージは、気分はよかったものの、
(マイクにとんぼが止まっていた。笑)
音響的にはのんびりしていた。トラブルもあったし。
夕べは音響さんがきちんとしていて、
フルミキシングで大満足、ぞくぞくし、
ほくほくしながら帰りましたとさ。

あ、いや、帰る前に、
ヴォーカルの濱さまと電藝の件で打ち合わせをしたのだが、
(なんの打ち合わせかはないしょ)
ステージの余韻が残りまくりで、
どぎまぎして思考が停止してしまいましたよ。
なんか中学生みたいだなあ。

いやー、しかしこのバンドのことを教えてもらってよかった。

 
Posted at 15:03 / music / この記事のURL
メタルギアソリッド2の崩壊感覚(2) このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月15日(金)
その1よりつづき。
(再度注意)以下は、いわゆるネタバレを含むので注意されたい。

……ところが、クライマックスにいたり、雷電は、「大佐」がしだいに <狂って> いくことに気づく。

このことは物語の枠組みを破壊する効果がある。

じつは「大佐」とは「GW」によって形成された仮想的な人格であり、――というか、ある種の発信信号に過ぎず、それに「大佐」としての人格を与えていたのは、主人公の体内に内蔵されたナノマシンにほかならないらしい。この事態を惹き起こしたのは、「GW」に仕掛けたウィルスであり、このため「GW」は <狂った> 信号を発し、それをナノマシンが忠実に人格化しているのだ。

<狂った> 大佐は、「しかしずいぶん長いことゲームしてるな……ほかにやることはないのか?」とか、「ゲームマシンの電源を落とすんだ!」などと叫ぶ。

しばらくプレイを進めると、ゲーム画面は脈絡もなく、プレイに失敗した際のエンディング画面に切り替わったりもするのだが、じつはこれもまたナノマシンの変調による <幻想> であり、本来のエンディング画面であれば「MISSION FAILED」と記されている場所には、「FISSION MAILED」という文字が表示されている。

つまり、一種の「夢」なのである。

このゲームは前作においても随所にメタゲームぶりを発揮していたのだが、今回の巧妙さは、P・K・ディックの小説を思わせる崩壊感覚をともなっている。

 
Posted at 14:56 / game / この記事のURL
メタルギアソリッド2の崩壊感覚(1) このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月15日(金)
最近、「メタルギアソリッド2 SONS OF LIBERTY」をプレイしなおしていた。じつは子供たちがどんどん進めてしまうのに鼻白み、放りっぱなしにしておいたのである。で、はじめてエンディングまで到達したわけだが、のけぞってしまった。

以下は、いわゆるネタバレを含むので注意されたい。
1回クリアしただけの資料なし状態で書いているので、細部は間違っているかもしれない。設定資料などを読ん方には笑止な間違いが含まれている可能性もあるが、ま、これは原稿じゃないので、気楽に書かせてもらう。

プレイヤーは、プレイを進めるうち、この世界は「愛国者たち」というグループに支配されており、うわべの世界における平和はすべて「愛国者たち」による演出を施されたものであると知ることになる。

彼らは「新世紀エヴァンゲリオン」における「ゼーレ」のような存在だが、この <真実> を隠蔽するために、「GW」というデジタル情報の監視/検閲AIシステムが使用されている。

そこでプレイヤー=主人公「雷電」の目標の一つは「GW」の停止とされる。雷電は特殊組織「フォックスハウンド」のメンバーとして、テロリストに占拠された施設に潜入しているのだが、すべての行動は「大佐」と称する軍服の男に細かく指示を受けている。

「大佐」からの指示は、雷電の体に埋め込まれたナノマシンによる体内通信を通じて行われる。……


長くなったので書ききれなくなった。その2へ。

 
Posted at 14:51 / game / この記事のURL
少しここの路線変えようかな。 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月14日(木)
今年になってからまだ6回しか書き込まれていない(!)という
超・放置日記にもかかわらず、日別カウントを見てみると、
読んでいただいている方がいるみたいだ。

ちょっとあわててしまう。

すみません。

先日、電藝ビービーエスで、
もっといろいろなサイトから
リンクをしてもらったほうが良いのではないか、
というご意見を読者よりいただいた。
まったくもっともな話で、
今しがたgoogleで「電藝」を検索してみたが、
日本語のページで249件あるものの、
これは大半がウエブ電藝本体のページで、
あとはおなじみポエマホリックと執筆者のサイトなどがほとんど。
しかし、いくつか知らぬまにリンクしていただいているページがあったので、
さっそくexitページで相互リンクを張らせていただいた。

電藝のメンバーは創刊にかかわった人間が4名、
現在執筆していただいている方がプラス9名いるのだが、
ほとんど顔を合わせることはない。
会ったことがない人もいる。
これは創刊前からずっとそうで、
先日、角田特集のためにつくばを訪れ、
ポエマホリックカフェに参加させていただいたが、
この際に会った創刊メンバーのひとり塚本氏とは、
ほぼ10年ぶりの対面であろうと思われた。

そのような運営形態であれば、
知人の広がりなども様々で重なりも少ないあろうから、
リンク先も数としては増えそうなものだが、
そーゆー気配はいっこうになく、
相変わらず、知る人ぞ知るサイトにとどまりつづける
という怠惰な状況なのである。

 
Posted at 14:48 / dengei / この記事のURL

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(2005/7〜、加重平均)
 
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