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9月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年10月11日(月)
9月の鑑賞メーター
あー、劇的に映画の本数が減っているよ。。。

観たビデオの数:15本
観た鑑賞時間:3489分

ゲームゲーム
再々見。書割を破って破って、いつまでたっても外に出られない話である。主人公にとって落下とは死なのだが、死を再生として生き、ついに外に出られたと思ったら、その書割こそそれまでの中でもっとも安っぽいという皮肉。だからこのオチはこれで良いのだ。
鑑賞日:09月28日 監督:デビッド・フィンチャー

ランゴリアーズ(字幕) [VHS]ランゴリアーズ
原作を読んだときは、またこんな大風呂敷広げてどう回収するの?と思ったものだ。本作はその点結構リーズナブルにできているが、TVの連ドラだからテンポが悪い上、予算もリーズナブル過ぎ、95年のCGも貧弱過ぎて、終盤は見るに耐えない。なぜかIRAの闘士が巻き込まれているのは唐突すぐる。
鑑賞日:09月26日 監督:トム・ホランド

ライアーゲーム DVD BOXライアーゲーム DVD BOX
再鑑賞のシステムができたのは歓迎。なんとなく見始めたら最後まで見てしまった。この戸田恵梨香はほんとに可愛い。泣きべそかいたり真剣になったりうれしくてニコニコしたり。彼女でもっているドラマと改めて認識した次第。
鑑賞日:09月26日 監督:

ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX3(完)ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX3(完)
誰もが最後のシーンで涙ジワになったように、これは伏線のドラマであった。思わぬところで小道具や台詞がつながる脚本はよくできていたと思う。水木しげるの名前に惹かれ偶然初回から見つづけたが、テレビ小説始まって以来という低視聴率からの大ヒットは、「見えんけどおる」というテーマが決められた時点で約束されていたのかも。ムカイリの演技もよかったが、やはり松下奈緒だろうな。良いドラマの条件は、やっぱり脚本と女優に尽きるのである。毎回のレビューはこちら→http://tinyurl.com/2dxgg99
鑑賞日:09月25日

夏の恋は虹色に輝く DVD-BOX【初回限定特典付き】夏の恋は虹色に輝く DVD-BOX
ここまで最終回が盛り上がらなかった月9ドラマは珍しいのでは。めぞん一刻的な設定をどう料理するのかと楽しみにしていたが、どうも途中で展開が変わったのではないか(塚本高史の存在など意味不明である)。くわしくはこちら→http://ameblo.jp/tv-dramatic/entry-10654432921.html
鑑賞日:09月21日

プレッジ ― スペシャル・エディションプレッジ
緊張した。またしてもニコルソンが静かに狂っていく話で、だんだんそれがわかってくるところが怖い。
鑑賞日:09月20日 監督:ショーン・ペン

エレファント・マンエレファント・マン
19世紀ロンドンといえば欲望と欺瞞と野心渦巻く世界である。メリックは知的であることによって静かな死を迎えることができた。
鑑賞日:09月20日 監督:デイヴィッド・リンチ

イージー★ライダーイージー★ライダー
点滅するモンタージュが新鮮。ピーター・フォンダといえば唐突に死ぬ人になってしまった。
鑑賞日:09月20日 監督:デニス・ホッパー

ハンニバル・ライジング スタンダード・エディションハンニバル・ライジング
レディムラサキの周辺だけ空間が歪んでいる。ジプシーにロマという字幕をつけている映画はこれですか。
鑑賞日:09月19日 監督:ピーター・ウェーバー

うぬぼれ刑事 DVD-BOXうぬぼれ刑事 DVD-BOX
クドカンのドラマとしてはまあまあか。荒川良々がすごく面白かった!詳しくはこちらで→http://ameblo.jp/tv-dramatic/entry-10652443815.html
鑑賞日:09月18日

逃亡弁護士DVD-BOX逃亡弁護士DVD-BOX
上地雄輔の運動神経を活かしきれなかった残念なドラマ。逃亡弁護士のまさに逃亡ぶりが欠落しているのである。くわしくはこちら→http://ameblo.jp/tv-dramatic/entry-10652255831.html
鑑賞日:09月18日

ホタルノヒカリ2 DVD-BOXホタルノヒカリ2 DVD-BOX
低温だった夏ドラマの中、最も視聴率のとれたのがこれ。たしかによくできている。くわしくはこちら→http://ameblo.jp/tv-dramatic/entry-10652003343.html
鑑賞日:09月18日

GOLD [DVD]GOLD [DVD]
とうとう最後までずるずると…。見てはいけないドラマである。くわしくはこちら→http://ameblo.jp/tv-dramatic/entry-10651954297.html
鑑賞日:09月17日

フレンジー (ユニバーサル・セレクション2008年第5弾) 【初回生産限定】フレンジー
ラブリー…ラブリー…!/20年ぶりというイギリスでの撮影を楽しんでいる。いつもにもましてイギリス臭が濃ゆい。
鑑賞日:09月12日 監督:アルフレッド・ヒッチコック

警視庁継続捜査班 (木村佳乃 主演) [DVD]警視庁継続捜査班]
2時間ドラマの脚本を毎週1時間でやるというムチャなドラマであった。事件解決まで一直線、1日か2日で片がついてしまうのである。。。詳しくはこちらのブログで→http://ameblo.jp/tv-dramatic/entry-10645104091.html
鑑賞日:09月09日

 
Posted at 16:51 / cinema / この記事のURL
8月の鑑賞メーターと新ブログのお知らせ このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年09月03日(金)
暑いのと連ドラを見るのとで、映画を見る時間が激減してしまった。
夏休みとかあったはずだがな…

こんだけ時間をかけて見ている連ドラについては、モッタイナイので、別ブログを立ち上げることになった。(貧乏性)
こちらである

テレビドラマに夢中!

観た本数:11本
観た時間:1417分

REC/レック 2 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]REC/レック 2
前作があまりにこわかったから借りてきたが、キャメラは複数になるわ、いきなりオカルト設定でハシゴはずされるわ、要らない登場人物は多数だわ、趣をそがれること夥しい。せめて序盤の面子で最後までいってくれたらなー。
鑑賞日:08月15日 監督:ジャウマ・バラゲロ

[DVD]">野良犬<普及版> [DVD] [DVD]">野良犬
この暑いときにこのクソ暑い映画を見るというw 日本人がみんな野良犬だった時代である。最後まで間然とするところのない、練られた脚本がすばらしい。しかしミフネは顔が濃ゆいなあ。
鑑賞日:08月12日 監督:黒澤明

REC/レック スペシャル・エディション [DVD]REC/レック
あー、こわかった。ゲームをそのまま映画になってる。キャメラ1台という設定なのでつねに長回しになるわけで、長回しのゾンビ映画という発想がまずアイディア賞であろう。
鑑賞日:08月11日 監督:ジャウマ・バラゲロ

ハンガーハンガー
いきなりバウハウスの代表曲で始まり、あー80年代…ボウイの美しさが際立つねえ。ドヌーヴのレズシーンは、ウーン…なんだが。
鑑賞日:08月11日 監督:トニー・スコット

流されて… デジタル・リマスター版 [DVD]流されて…
マドンナ版はかなりこのオリジナルに忠実なのだが、やはりリナ・ウェルトミュラーのほうが核心的である。中学生の時はどきどきさせられたが、濡れ場はヒジョーにおとなしい。もつれあいながら、海岸から砂浜から砂丘を越えて反対側の海岸に転げ落ちるなど、映像的にも凝っている。女優がよくないかな。
鑑賞日:08月11日 監督:

ザ・キーパー 【監禁】 [DVD]ザ・キーパー 【監禁】
鑑賞日:08月09日 監督:ポール・リンチ

ザ・メキシカン [DVD]ザ・メキシカン
ずいぶんゆるい映画で退屈する。ジュリア・ロバーツでちゃんとコメディにすればよかったのに。
鑑賞日:08月09日 監督:ゴア・ヴァービンスキー

サマーウォーズ [DVD]サマーウォーズ
こういうのが流行りのインタフェースなのかな。
鑑賞日:08月07日 監督:細田守

ぼくらの旗 通常版 [DVD]">20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗 通常版 [DVD] ぼくらの旗 通常版 [DVD]">20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗
エンドクレジット後のシーンを見て、はじめて漫画のオチに納得できたのは私だけではあるまい。このシーンの評判がなぜかいいのだが、褒め殺しなんじゃないだろうか。
鑑賞日:08月01日 監督:堤幸彦

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【通常版】 [Blu-ray]ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
見ましたよ。使徒のデザインがだいぶ変わったなー。展開も…。序はわかりやすかったが、またこれで迷宮に入っていきそうな予感。アスカがあっさりと…
鑑賞日:08月01日 監督:庵野秀明

チェイス-国税査察官-DVD-BOXチェイス-国税査察官
ARATAの色の白いこと蝋人形のようである。薄情なリリィが出ていてびっくり。査察の話は後半あまり出てこない。坂元裕二はこのあと問題作「mother」を書くことになる。半日かけて見たのに、きうに終わったよー(´・ω・)
くわしくはこちら→チェイス〜国税査察官〜[全]|人生の謎を解くためのスキーム

鑑賞日:08月01日 監督:

 
Posted at 20:52 / cinema / この記事のURL
7月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年08月02日(月)
観た本数:12本 観た時間:1265分

夏ドラが始まったので、また映画に割ける時間が少なくなった。
テレビドラマについては、漫然と見ているのがもったいないような気がしたので、別ブログをたてました。

テレビドラマに夢中!

こちらもよろしく。

スペル コレクターズ・エディション [DVD]スペル
原題は「私を地獄につれてって」。つまりギャグである。ジェットコースター的なアトラクションで、融資担当にはみんなアタマに来てるのだから、オチが読めようが関係ない。どっちみち地獄に落ちるのだ。
鑑賞日:07月27日 監督:サム・ライミ

放送禁止 劇場版 ~ニッポンの大家族 Saiko! The Large family [DVD]放送禁止 劇場版 ~ニッポンの大家族 Saiko! The Large family
つねに画面の隅々まで気を配らなければならないので、疲れるのだった。謎がわかってから巻き戻してみると、いかに見えてなかったのかがわかる。
鑑賞日:07月25日 監督:ベロニカ・アディソン

ファイナル・デッドサーキット スタンダード・エディション [DVD]ファイナル・デッドサーキット
ツタヤ入荷を楽しみにしていたシリーズ4作目。死に方はこんなグロくなくてもいいのに、と思ったら3Dだったのか。悪趣味だねえw 今回も趣向を凝らしたピタゴラスイッチぶり、楽しませてもらった。
鑑賞日:07月19日 監督:デヴィッド・R・エリス

21グラム [DVD]21グラム
編集がキモの映画だが、実験的なトリッキーなものではなく、職人的に練られた、わかりやすいものだ。メイン3人の演技力があってこそ成り立つ手法でもある。
鑑賞日:07月18日 監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ

ポルノグラフィックな関係 [DVD]ポルノグラフィックな関係
トリュフォーの映画でおなじみのナタリー・バイは好きな女優。99年の映画で、出会い系の走りということなのか。インタビュアーに答える二人の話は細部で食い違い、映像も微妙にずれる。恋愛映画であるから切り返しが多いが、真横からの構図も意外と多い。あっさりした映画だからすぐ忘れてしまいそうだ。
鑑賞日:07月17日 監督:フレデリック・フォンテーヌ

恐竜時代恐竜時代
ハマーフィルムの佳作。原案がバラードなことと関係あるのか、全編架空の言語。古代人が操れる単純なものなので、映画が終わるころには観客も大体話せるようになっている(笑)。ハリイハウゼンの弟子だというジム・ダンフォースの特撮は非常に滑らかなもので、ワニワニパニックみたいな洞窟のトリケラトプスを除けば、動きに無理がない。ノーカット版では金髪美女ビクトリア・ペトリのフルヌードも見られるらしい。「ジュラシックパーク」エンディングで咆哮するティラノに舞い降りる垂れ幕に書かれた「When dinasours ruled the earth」は、この映画の原題である。
鑑賞日:07月11日

バス停留所[スタジオ・クラシック・シリーズ] [DVD]バス停留所
カウンターに突っ伏した左腕にブロンドの頭を載せ、男が去るのを待っていたマリリンが、耳元で囁く男の声に頭をもたげると、その赤い唇と腕の間に唾液が糸をひいて光る。ちいさなあごはなぜか濡れているのだ。無知なブロンドをはるかに上回った世間知らずの純朴なカウボーイを配したことで、マリリンの可憐さが光るという仕組み。松竹映画によくあるパターンである。カウボーイは一人前の男に成長してマリリンを手に入れ、親友バージに別れを告げる。ホモなのかと思う。
鑑賞日:07月11日 監督:ジョシュア・ローガン

月の恋人 ~Moon Lovers~ (木村拓哉 主演) [DVD]月の恋人 ~Moon Lovers~
キムタクを毎週見るのははじめての体験。異常に肩が狭いことを知る。上海ロケによる初回スペシャルは気合い十分だったが、以降はほとんど進展しないままなんとなく終わる。最終回も2時間15分のスペシャルだが、すごくどうでもいい感じ。北川景子はブサイクな娘の演技がうまかった。メイクのせいもあろうが。くわしくはアメブロのほうで。
鑑賞日:07月05日

ゲッタウェイ [DVD]ゲッタウェイ
ペキンパーが細部に固執して撮っていたという、アル・レッティエリと獣医夫妻のエピソードが興味深い。
鑑賞日:07月04日 監督:サム・ペキンパー

17歳 [DVD]17歳
←ジャケは大ウソ。ペネロペはほんとうに17の小娘で、腋毛はボーボーだし可愛くもセクシーでもない。やさぐれた3人の女たち(原題によれば魔女)のやさぐれ旅、というか一日を追った映画。街の様子はあまり出てこないが、スペインの空気は濃く感じる。
鑑賞日:07月03日 監督:フェルナンデス・アルメロ

鏡の女たち鏡の女たち
ほとんどホラー映画みたいな異常なアングルが連続するが、これはヒューマンドラマである。女というテーマだがいささかくどい。失踪したのが24年前だからといって、成人を過ぎた娘の顔を思い出さないなんてことあるかなあ。
鑑賞日:07月03日 監督:吉田喜重

BODY/ボディBODY/ボディ
はあ、少しでも期待したのが間違いだった。シャロン・ストーンの「氷の微笑」と同年の映画らしいが、バーホーヴェンの失敗作をあれはあれでよかったと思わせたりするのは犯罪的と言える。マドンナにはほとんどエロティシズムを感じない。ほんとに個人的な嗜好のせいなのか。
鑑賞日:07月03日 監督:ウーリー・エデル

 
Posted at 13:34 / cinema / この記事のURL
6月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年07月01日(木)
ついに春ドラマが次々終わる。
われながら、膨大な時間を費やしておるなと思う。

6月の鑑賞メーター
観た本数:22本
観た時間:4681分

迷宮の女 [DVD]迷宮の女
エンゼルハートに続いて、脚本と編集で伏線を張りめぐらせたどんでん返しの映画だったのに、ながら見をしてしまった。これ誰?と思っていたのだ。うう、も一度見ようかな。
鑑賞日:06月27日 監督:
エンゼル・ハート [DVD]エンゼル・ハート
5、6回目の鑑賞になるだろう。不吉なイメージをじわりと積み重ね、これでもかとばかりに反復する手法は、以降の映画にずいぶん影響したのではないか。ちなみにリンチ「ブルーベルベット」は前年。美しいリサ・ボネットが井戸水で髪を洗う背中に、鶏が遊ぶ南部の庭を近づいてくるミッキー・ロークが声をかけ、濡れた髪越しにリサがその姿を見つめるシーンの豊かさ、死ぬまでに一度ルイジアナに行ってみたいと思わせる。どうやらリメイクされるみたいだが、まず、ダメだろうという予感がする。
鑑賞日:06月26日 監督:アラン・パーカー
白い肌の異常な夜 通常版 [DVD]白い肌の異常な夜
イーストウッドが誰かに殺されるのは、この映画だけだという。できすぎである。
鑑賞日:06月26日 監督:ドン・シーゲル
タンブリング コンプリートBOX [DVD](ドラマ) タンブリング
これが意外と面白かったのは、やはりスポ根→スラダン世代だからか。途中でまさかの腐女子展開があり、もうだめかと思わせたのだが、何もなかったかのように克服してしまう。一緒に風呂入っちゃダメだろうw 漫画は原作なのかと思ったら、コミカライズだった。
鑑賞日:06月26日 監督:
薔薇の貴婦人 [DVD]薔薇の貴婦人
舞台は黒死病が席巻した後の復興しつつあるヴェネツィア。主人公演じるショーン・コネリーの息子は旅人ということになっていて、映画自体が観光案内になっている。制作は1984年、年増を演じるラウラは43歳の女盛り、容色は衰えを知らぬように見える。しかしこの後の90年代には麻薬常習で逮捕され、さらに青い体験の続編制作のための美容整形に失敗、痛ましくもぼろぼろになっていく。しかしこのひとの役どころはいつも性欲にモンモンとする女ばかりだなー。
鑑賞日:06月26日 監督:
続・禁断のインモラル ヘア解禁版続・禁断のインモラル(青い欲望)
続といいつつ、制作は「青い体験」の翌年の1974年、「禁断のインモラル」は82年で、そっちのほうが後なのだからデタラメもいいとこ。すべてラウラ・アントネッリ主演で、この映画を撮ったときラウラは33歳だった。舞台は19世紀末から20世紀初頭のシチリアで、アフリカ戦線に傾倒していくイタリア世相を背景に、ひたすら性的欲望の成就にしか関心がない侯爵夫人を描く。黒シャツ党を結成する前のダヌンツィオの姿を求めて、イタリア女性たちが興奮の坩堝に陥っているくだりが興味深い。ラウラの肉体をヴィーナスと呼んだヴィスコンティの「イノセント」もまた、ダヌンツィオ原作である。
鑑賞日:06月26日 監督:ルイジ・コメンチーニ
映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]映画 ハゲタカ
ずいぶん評判がよかったというドラマは未見、この映画を見たのも偶然である。制作発表後に金融危機が起こり、脚本の大半を書き直したそうだ。中共が悪の秘密結社みたいに描かれているがいいのかね。大森南朋、玉山鉄二、松田龍平とずいぶん渋いキャスティングだと思う。紅一点の栗山千明の役回りも中途半端で、気の抜きどころがないつくりだが、にもかかわらず冗長さはまぬがれ得ない。そういうドラマなのだろうが台詞は本当に聞き取り難かった。
鑑賞日:06月26日 監督:大友啓史
臨場 続章 BOX [DVD](ドラマ) 臨場 続章
内野聖陽という人をこのドラマで初めて知って、こんな役者がいるのかとびっくり。基本的には人情話だし、レギュラー女優は今となってはあまり華のない松下由樹だし、かなり地味めのドラマなのだが、内野の傍若無人な存在感(倉石が毎回家庭菜園のキュウリやらを片手に現場に乗り込むという設定なども良いのだが、これなどはドラマオリジナルのものらしい)、新しさはなくても驚くほどしっかりしたつくりで見ごたえがあった。日本の熟練したドラマ制作現場というものを思わせる。
鑑賞日:06月23日
Mother [DVD](ドラマ)  Mother
間違いなく、今春、いやここ数年で最も優れたドラマ。松雪はともかく、つぐみを演じた芦田愛菜がほとんどモンスターのような子役だし、うっかりさんの田中裕子も、その何気ない登場シーンからしてスゴイ。そして主要人物がすべて母か娘だという極端な設定。ピントの浅いキャメラ(松雪が逮捕される湯河原の天気雨シーンには息をのむ)、練りに練られた演出と脚本(誕生日にみなとみらいで“人生でいちばん幸せな一日"を過ごした田中裕子は、観覧車を見て、こちらに倒れてきそうだと言う。これには唸らされた)。毎回もうボロボロ泣ける泣ける。最終回まできちんと保たれた強度と、ドラマの結末に意外性など要らないのだと割りきった最終回の描写に拍手。
鑑賞日:06月23日
チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋 DVD-BOX(ドラマ)  チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋
堺雅人が速水先生を演じる映画版を見たくなったが、そこまでこの世界に入れ込んでるわけでもないので、正直ビミョー。といいつつ、ドラマオリジナルだという一話完結の病理ミステリーはかなり毎回楽しめた。仲村トオルも、同じ長身の阿部寛より恰好よく感心した次第だが、キャラ造形には問題を感じる。海堂尊という人は、死亡時画像診断の導入をめぐって東大の深山教授という人と裁判をやっているが、その舌鋒の無駄な鋭さが白鳥のキャラの浅さを思わせるのだ。
鑑賞日:06月22日
裸のキッス [DVD]裸のキッス
まったく信じがたいオープニングの中で顔を作っていくコンスタンス・タワーズは、「ショック集団」に続いての起用。ジェニロペでこの映画をリメイクするという話があったみたいだが、ポシャって正解だろう。劇中歌「Mommy, Dear」を美声で歌うシーンには皆目を細め満足げに首をふる。ひとりコンスタンスを理解する警部グリフの造形がみごと。きわどい題材の映画で、64年によく作れたと思う。
鑑賞日:06月22日 監督:サミュエル・フラー
BUG/バグ [DVD]BUG/バグ
序盤でじっくり見せられる、アル中で麻薬中毒のアシュレイ・ジャッドのすさみぶりが圧巻。こうはなりたくないとアメリカ人が身につまされる生活の典型なのだろう。虫の妄想もまた中毒症状の典型だが、彼女がこんな人生に陥ったのには息子の失踪という事件がきっかけになっている。それ以前は夫のDVもなく、満たされた生活を送っていたのだろう。この悲惨な人生から脱出できるかという観客の甘い期待を、突如現れた湾岸戦争帰りの妄想男が残酷に潰していく。いやな映画である。
鑑賞日:06月20日 監督:ウィリアム・フリードキン
ショック集団 [DVD]ショック集団
衝撃なのは、やはりなんといってもこの暴力的な編集だろう。唖然とせざるを得ない、こんな映画は見たこともない、と言ってよい。
鑑賞日:06月20日 監督:サミュエル・フラー
ナイアガラ [DVD] FRT-179ナイアガラ
モンローよりもジーン・ピータースの若妻のほうが魅力的だし、まだ無名のモンローはほとんど滑稽ですらあるのだが、それでもモンローなしには成立しない映画である。そゆバランスだから、モンローが死んでしまうと(ロングのまま近づかない)その後の長いクライマックスはかなり冗長。水浸しのボートはスタジオ撮影だから余計しらける、という面もあるだろう。
鑑賞日:06月20日 監督:ヘンリー・ハサウェイ
非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎 デラックス版 [DVD]非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎
ドキュメンタリー。作品は原美術館で見たことがある。ほんとに包み紙のようなものに描かれていたなー。ポール・オースター的な奇人であるダーガー老人は、あくまでも《向こう側》にとどまり続けることに成功した人である。ヴィヴィアン・ガールズの物語がわれわれに衝撃を与えるのは、まさにそれが《向こう側》から書かれているからである。それがつまり、アウトサイダーアートということであるが。
鑑賞日:06月19日 監督:ジェシカ・ユー
コーマ [DVD]コーマ
なつかしや、これはロードショウで見た覚えがある(池袋の劇場だったかと)。当時は面白かった記憶があるが、さすがに古めかしくなっていて残念。マイケル・ダグラスが出ていたことは覚えていなかった。「まぼろしの市街戦」が忘れがたいジュヌヴィエーヴ・ビジョルドも、昔見たときほど可愛いと思わない。序盤のシャワーシーンは吹き替えだろう。
鑑賞日:06月19日 監督:マイケル・クライトン
同窓会~ラブアゲイン症候群 DVD BOX(ドラマ)  同窓会~ラブアゲイン症候群
テレビドラマを見るようになってこれだけは口にすまいと思っていたクダラナイの一言が毎週頭をかけめぐるのだった。やたらとリアリティも説得力もない昼帯ドラのような安い展開、45歳がターゲットらしいが、視聴者を馬鹿にしてんのかと思う。吹越満の演じるダメ夫が毎回の見どころであった。斉藤由貴は、たしかずっと昔にも同窓会というドラマに出ていたと思う。
鑑賞日:06月17日 監督:
彼が二度愛したS [DVD]彼が二度愛したS
NYの秘密クラブと陰謀、という設定だけで撮っていて、基本的なツジツマが合ってない(笑)。とうに60を超えているはずの(2003年のスイミングプールの衝撃ヌードが50代最後のはず)シャーロット・ランプリングにびっくり。ブリーフ姿で間抜けな質問をするユアン君をboy呼ばわりですよ。ミシェル・ウィリアムスは可愛いがファムファタルにはなりきれず。
鑑賞日:06月13日 監督:マーセル・ランゲネッガー
踊る大捜査線 BOXセット(ドラマ)  踊る大捜査線
映画PRの一環らしく、初回放送バージョンの再放送である。はじめて知ったが、連ドラはこの全11話だけなのですね。東京テレポート駅から湾岸署へと向かう道は空き地だらけである。飽きさせないつくり、意外な人(伊集院光など)が犯人役で出てくるのが楽しい。あまり古びていないのがすごいな。以降の刑事ドラマに、観る者の意識ごと影響を与えたドラマであるのは確かであろう。
鑑賞日:06月12日
コッポラの胡蝶の夢 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]コッポラの胡蝶の夢
シミさん大オススメの映画。客は入ってなかったらしい。エリアーデはほとんど読んだことないのだが(小説も)、ここではボルヘスのようなお話、というと乱暴に過ぎるだろうか。コッポラ70歳にしてワイナリーの資金だけで老いと鏡像の映画を撮る。ほぼ全編ハンガリーで撮られたという画面は、練りに練られた美しさである。
鑑賞日:06月05日 監督:フランシス・F・コッポラ
ピンク・キャデラックピンク・キャデラック
イーストウッドはずっこけ役も似合う、というわけだが、ピンクのキャデラックというのは日本人にはどうも感覚的によくわからない。最後の最後で、あっさり傷モノになっちゃうんだが。バーナデット・ピータースはブロードウェイでの活動のほうが有名。
鑑賞日:06月05日 監督:バディ・バン・ホーン
女は女である HDリマスター版 [DVD]女は女である
翻弄されるままに。ひたすらにいとしい映画。ああ。
鑑賞日:06月05日 監督:ジャン=リュック・ゴダール

 
Posted at 09:21 / cinema / この記事のURL
5月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年06月05日(土)
5月の鑑賞メーター
観た本数:20本
観た時間:2427分

人情紙風船 [DVD]人情紙風船
雨上がりの長屋の朝、首を括った老武士の噂話から金魚屋を挟んだ大家と新三の会話、絢爛たる通夜とその翌朝、逃げる新三と匿う海野、という、いったい何がどう映っていたのか反芻を阻むほど流麗な冒頭20分ほどの導入部は、ひとつの映画的奇跡であろう。そして縁日の夜に降る雨の重さと深い闇。縄のれんの長いモンタージュ。長くとどまる映画である。
鑑賞日:05月30日 監督:山中貞雄

ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]ドリームガールズ
2006年は、聾唖を演じた菊地凛子ではなく、その真逆の雄弁なる(渡辺直美!)ジェニファー・ハドソンにアカデミー助演女優賞が与えられたことで記憶される。ローレンス・バラード(映画ではエフィ・ホワイト)がシュープリームスを解雇されたのは67年のことで、映画の台詞上もデビューから8年とされている。たった8年でデトロイトのマイナーレーベルからアメリカンポップスに君臨するにいたったモータウンはアメリカンドリームそのものと言える。だが現実には、ローレンスはダイアナ・ロスの名声の陰で、失意のうちにアル中で没した。彼女の人生がブロードウェーで輝くのは1981年を待たねばならなかった。
鑑賞日:05月30日 監督:ビル・コンドン

ハリー、見知らぬ友人 [DVD]ハリー、見知らぬ友人
こわい映画である。存在さえおぼえていない自称友人が、高校時代のあからさまに童貞的な詩作をいきなり妻の前で称讃し、あろうことか暗唱しはじめたりしたら、戸惑いよりも恐怖が先に来るだろう。監督はパトリシア・ハイスミスファンとの由、この後味の悪さはまさにそれであろう。ハリーが性的に精力的だったり卵に執着する設定はフランス人らしいナマな感じ。ハリーの恋人がやたらに豊満なのも。白茶けた横なぐりの夏の午後の光、濃い夜の闇など、照明にずいぶん気をつかっている印象。しかしハリーの車はどうなっちゃったの? もうひとオチあるに違いないと思ったのに…ちょっと損した気分。
鑑賞日:05月29日 監督:

理想の女(ひと) [DVD]理想の女(ひと)
ワイルド「ウィンダミア卿夫人の扇」原作のルビッチ映画のリメイク。舞台はアマルフィに移され、なんだか萩尾望都ふう。ヘレン・ハントがスカヨハの娘であることは中盤まで伏せられ、ちょっとしたミステリー仕立て。好きな人にはちょっとたまらない感じではなかろうか。
鑑賞日:05月28日 監督:マイク・バーカー

ジャック・ドゥミ初期作品集DVD-BOX (ローラ/天使の入江/短編傑作選)ジャック・ドゥミ初期短編
シネフィルイマジカでまずは処女作という「ロワール渓谷の木靴職人」「アルス」。淡々としたナラシオン、力強いモンタージュが印象的。続きはまた来月にしよう。
鑑賞日:05月28日 監督:ジャック・ドゥミ

800万の死にざま800万の死にざま
主人公がアル中の元刑事で、足ぬけしようとする娼婦が殺されてしまうという発端以外に原作を思わせるところはなく、舞台もロスで(800万の数字の所以は…?)、ブロックファンを大いに落胆させるが、まだ若いA・ガルシアとにやけたジェフ・ブリッジス(マット・スカダーとはにても似つかない…)の会話劇にはクレイジーなサスペンスがあり、オリバー・ストーンの脚本が光る。ハル・アシュビーの遺作とのことで、演出にも見るべき点が意外と多かった。
鑑賞日:05月23日 監督:ハル・アシュビー

オードリー・ヘップバーンのモンテカルロへ行こう [DVD]オードリー・ヘップバーンのモンテカルロへ行こう
無名時代のオードリーは4度ほどしか現れないが、つんとした美しさは記憶に残る。映画はフランス語のミュージカルで、ジャズの演奏と赤ちゃんの名演技が楽しい、ちょっと悪ノリ気味の一作。
鑑賞日:05月23日 監督:ジャン・ボワイエ

やわらかい手 スペシャル・エディション [DVD]やわらかい手
邦題の意味がわかったときに唖然。原題は「手こきのイリーナ」といったところか、品のない訳だけれど。マリアンヌ・フェイスフルがフツーのおばさんになっていることに驚き。しかしながら凡庸な息子の非難にもめげず、ロンドン郊外の詮索好きなご近所さんたちに辛辣な捨て科白を吐いたりするのはさすが、実生活で底辺まで墜ちた人ならではか。
鑑賞日:05月22日 監督:サム・ガルバルスキ

ストレンジャー・コール [DVD]ストレンジャー・コール
伏線らしい伏線は暖炉くらい、女友達の死体が理由なく家の中に運び込まれていたり、適当なくせに、お約束のサゲだったりして自己満くさい。ハイテク邸宅ものとして中の下ぐらいか。ヒロインの一人芝居で見せる映画だが、なんの勝算もない。
鑑賞日:05月16日 監督:サイモン・ウェスト

ミッドナイト・クロス [DVD]ミッドナイト・クロス
けれん味たっぷりながら目立つ破綻はなく、「殺しのドレス」と並んで、デ・パルマでいちばん好きな映画かも。
鑑賞日:05月15日 監督:ブライアン・デ・パルマ

警部補 矢部謙三 (生瀬勝久 主演) [DVD]警部補 矢部謙三
映画とドラマスペシャルのPRのための深夜枠ドラマで、公開にあわせて6回で終了という潔さ。貫地谷しほりがはっちゃけた演技をするのがほほえましく、小ネタの嵐であった。みんなTRICK好きなんだなあ。
鑑賞日:05月14日 監督:

クイズ・ショウ [DVD]クイズ・ショウ
59年の実話スキャンダルだそうで、この事件でアメリカが震撼したという。失墜した「インテリのヒーロー」チャールズ(レイフ・ファインズ)と入れ替わるように同年、大衆の支持を集めたのがあのJFKで、そのスピーチライターを務めたのがもうひとりのインテリ、グッドウィンであった。ジョン・タトゥーロ演じるユダヤ人の前チャンピオンの怒りと迷い、同情は、結局多くの大衆の欲望に押し流されていくことになる。
鑑賞日:05月09日 監督:ロバート・レッドフォード

地球最後の男 オメガマン [DVD]地球最後の男 オメガマン
マシスン原作の二度目の映画化だが、オチは三度目の映画化「アイ・アム・レジェンド」とあまり変わらない。C・ヘストンはこの後「猿の惑星」などに出て、アメリカ=地球人の生き残り旧世代のようなイメージがますます定着していくのだが、この映画では、じつはウッドストックに感動していたりする感覚の持ち主ということになっている。吸血鬼たちは007のスペクターと同様、コミュニズムのメタファーであろう。
鑑賞日:05月09日 監督:ボリス・シガール

ライラの冒険 黄金の羅針盤 コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]ライラの冒険 黄金の羅針盤
どうぶつ好きにはたまらない。映画の続編の話をその後さっぱり聞かないのが残念。原作読み直そうかな。
鑑賞日:05月08日 監督::クリス・ワイツ

トリック -劇場版2- 超完全版 [DVD]トリック -劇場版2-
見直してみたら、あれは堀北真希だったのね。発しているオーラが今とずいぶん違う。堤監督の演出か。篤姫が2008年、三丁目の夕日が2005年でこれは2006年。
鑑賞日:05月08日 監督:堤幸彦

コレクターズ・エディション [DVD]">ボルベール<帰郷> コレクターズ・エディション [DVD] コレクターズ・エディション [DVD]">ボルベール>帰郷<
ペネロペの美しさはやはりスペインにふさわしい。精神病の発症率が高いとされる東風の町ラ・マンチャに死んだはずの母親が現れると同時に、娘が父親を刺し殺す事件が起こる。双方を繋ぐ近親レイプをめぐる女系の絆。サスペンスフルだったりコミカルな場面も多いが、ほろりとさせるところに落ち着かせるのはいつものアルモドバル。往年のハチャメチャさが近年影をひそめつつあるのが淋しい。
鑑賞日:05月05日 監督:ペドロ・アルモドバル

トランスフォーマー/リベンジ スペシャル・コレクターズ・エディション  [DVD]トランスフォーマー/リベンジ
もちろんCG鑑賞が主目的なので、これはブルーレイ版で。ロボットたちの巨体がアオリで入るので全体に広角気味、ピントも全体にあたっている。しかも鮮明さを強調するためかシャープネスがかかりまくっていて、女優の肌が粟立ってしまっていて興ざめ。150分はどう考えても長過ぎで、オプティマスに向かって走る3キロのクライマックス描写は3分もあれば十分だったはず(実際には30分ぐらいあったのではないか)。2時間以内におさめられていればそこそこ良い映画になれたかも。
鑑賞日:05月02日 監督:マイケル・ベイ

人妻人妻
1999年の映画だが、まず1987年と出て、すぐに14年前というテロップとともに物語の前半が始まる。なぜ70年代かというと、「愛のメモリー」をなぞっているんじゃないだろうか。レイフ君は役柄からして好きになれないし、後半の87年編で面が割れないのも不自然なのだが、ファムファタル的なグレッチェン・モルは二重あごがちょっとかわいらしく、背がひくいせいかあまりエロティックな感じはしない。ボヴァリー夫人の巻末のくだりを朗読しながらいじらしく涙ぐんだりするのはポール・シュレーダーらしいくすぐりか。
鑑賞日:05月01日 監督:ポール・シュレイダー

タワーリング・インフェルノ [DVD]タワーリング・インフェルノ
「ネットワーク」に続けて、フェイとホールデン(今度は悪役)の映画を。マックイーンとニューマンの共演は、何より、乗りに乗ったアーウィン・アレン(クレジットの出方を見よ)による、ワーナー=フォックス2大メジャーの共同制作という超ヤマ師的なビジネスサクセスの証にほかならない。グランドホテルとは言え、アステアやジェニファー・ジョーンズ(本作が最後の映画)、ロバート・ボーン、O・J・シンプソンなど、すべてのスタアに見せ場を配した脚本の気配りぶりはすさまじく、まったく飽きさせずに2時間半を見せる。
鑑賞日:05月01日 監督:ジョン・ギラーミン

ネットワーク [DVD]ネットワーク
ブーアスティンが『幻影の時代』を書いたのは62年だったが、擬似イヴェントのテーマはこの76年の映画にも引き継がれる。ほとんど寓話のようにも見えるが、シドニー・ルメットは大真面目だったのではないか。BGMもなく、ほとんど舞台劇のように荘厳に撮っている。ウィリアム・ホールデンが家庭を棄てるほど惚れてしまうフェイ・ダナウェイには、しかしあまり色気が感じられないし、そもそもホールデンに目もくれていないという設定。
鑑賞日:05月01日 監督:シドニー・ルメット

 
Posted at 16:12 / cinema / この記事のURL
4月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年05月03日(月)
今月は少ない…シゴトが忙しいせいもあるが、とにかく春ドラがスタートしたので、ひと通り初回をチェックするのに時間がかかった。そして残ったドラマも多かった…くわしくは6月に。
あとは、テレビが子供のPS3に占領されて、レコーダをチェックできる時間が少なかったのである。

観た本数:7本
観た時間:749分

集団左遷 [DVD]集団左遷
平成不況の夏というテロップが出る1994年が舞台(映画の公開も同年)。バブルの夢よいずこ(冒頭89年のシーンでの柴田恭兵のズボンがめちゃくちゃ太い!)、という気分が背景になっているが、今の目で見るとまだバブルの余韻が漂っている。リストラのための特設部署に配属された者等ががんばるという話だが、今となってみると、この頃のうちに転職しておいたほうがまだましだった、ということになる。中村敦夫って存在感あるのに本当に大根だなあ。柴田恭兵、高島礼子、伊東四朗、津川雅彦、神山繁と、あまりにも形通りの演技で見どころなし。 【鑑賞日:04月17日 監督:梶間俊一

ロマン・ポランスキーの吸血鬼 [DVD]ロマン・ポランスキーの吸血鬼
ポランスキーのこういう面を知らなかったのは大きな損失。でもこういう方面に進んでくれなくてよかったと個人的には思う。2年後に惨殺されてしまうシャロン・テートがかわゆす。まだ結婚すらしていないのだ。 【鑑賞日:04月11日 監督:ロマン・ポランスキー

パリは霧にぬれて [DVD]パリは霧にぬれて
フェイ・ダナウェイの美人ぶりと寒々しいパリの街だけが印象づけられるルネ・クレマンの失敗作。どうして、と思うほどサスペンスを外している。階下の女スパイであるシンシアが殺されるシーンなど中学生の撮った映画かと目を疑う。冒頭、夫は本の山を崩したりランプを倒したりするが、例えばそういうがさつさのさりげない描写が伏線になったりするのがサスペンス映画というものではないのか。 【鑑賞日:04月11日 監督:ルネ・クレマン

パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]パコと魔法の絵本 通常版
冒頭30分はCGもSEも、そして役者のテンションもことさらにクドく仕上がっていて、試金石とゆーか踏み絵とゆーか、そこを抜けると楽しめるよーになっておる。しかしティム・バートンですら苦手な我らにはハードル高いよ。 【鑑賞日:04月04日 監督:中島哲也

ザ・スカルズ/髑髏(ドクロ)の誓い (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】ザ・スカルズ/髑髏の誓い
ブッシュ親子も属していたというイェールのフラタニティ「Skull & Bones」がモデル。'00年の映画だが、続編?が2本もあり、階級社会のアメリカではリアリティがあるのだろう。シャワールームでのファックシーン、カーアクションなどもあり、流行りの秘密結社ものの先鞭ともいえるが、いかんせん低予算でB級になってしまった。惜しい。 【鑑賞日:04月04日 監督:ロブ・コーエン

シンデレラマン [DVD]シンデレラマン
ボクシング映画というより、世界恐慌という災厄をなんとか乗りきろうとあがく一家の大黒柱の話。身につまされるなあ。ボクシング主体じやないからここではダウンしたりとかそういう駆け引きはない。打たれまくってもあまり顔も腫れない。一発で決まっちゃうようなパンチを50発ずつ応酬してる感じ。 【鑑賞日:04月03日 監督:ロン・ハワード

赤線地帯 [DVD]赤線地帯
ミゾグチ遺作の現代劇。売春禁止法前夜の吉原が舞台だが、監督はこの法律施行後を見ずして急逝する。クライマックスで、30万貢がせ破滅に追い込んだ男が若尾文子を殺してしまったのか心配になる(キャメラは倒れた女優にあくまでも近づかない)が、次のシークエンスでは潰れた布団屋の後釜となりあざとく商売に精を出している描写でしたたかさを強調する。なんといっても、眼鏡の小暮実千代に萌え! 【鑑賞日:04月03日 監督:溝口健二

 
Posted at 00:28 / cinema / この記事のURL
3月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年04月01日(木)
冬ドラが一斉に終わってほっとする。今クールはドラマを見すぎた。

観た本数:20本
観た時間:3358分

ヴィレッジ [DVD]ヴィレッジ
再見。シャマランといえば毎回叩かれていて、オチを重視する人、パクリに敏感な人の評判がすこぶる悪いのに、ほとんど全作品がとりあえず話題にはなるというポジションである。思えば今の映画監督にはこういったタイプが多いような…この映画もその両方で散々だったわけだが、この文芸ふうの語り口(テレビドラマふうだが)、わたしは嫌いじゃない。「サイン」に続いて、映してはいけないものを映した映画だ。このあとの「レディインザウォーター」と「ハプニング」では、そもそも何も映ってない映画、ということになる。
鑑賞日:03月31日 監督:M.ナイト・シャマラン
陰謀のセオリー [DVD]陰謀のセオリー
3回目ともなればプロットの粗が目立つ。それでもラストの、車内で男三人がCan't take my eyes off youを歌うシーンはばかばかしくて好き。やはりいちばん記憶に残るのはこのシーンであると再確認。
鑑賞日:03月28日 監督:リチャード・ドナー
禁断の惑星 [DVD]禁断の惑星
SF映画古典中の古典との由。プロットはテンペストで、ある外惑星に地球の円盤が降り立ち、マッドサイエンティストとロボットと美女(ほくろの色っぽいアン・フランシス)、そして姿が見えない怪物が出てくる。怪物は科学者の深層心理のイドが実体化したもの、というのがひねりが効いている。
鑑賞日:03月28日 監督:フレッド・マクラウド・ウィルコックス
ジャッカル デラックス版 [DVD]ジャッカル
ジンネマンもフォーサイスもこれがリメイクと呼ばれることを拒否したので、「の日」がタイトルから削られた駄作。しかし地上波ではしょっちゅう放映しており、テレビの映画番組がダメな典型といえるだろう。車を塗り替えるシーンは数少ない元映画からの引用か。ブルース・ウィリスが一体型のMACでデータベースを音声操作してオンラインで銃を買っていた。
鑑賞日:03月27日 監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ
ある愛の風景 スペシャル・エディション [DVD]ある愛の風景
実際の映像はスチルのように明るくくっきりとはしていない。光量が絞られてざらついた、硬い画面で、安易な感情移入を阻むようだ。戦時の異常体験によるPTSDを描いていて、2004年にアフガンを題材にしているのは先端的といえる。「マイブラザー」というハリウッドリメイクになっている。原題はbrotherで、出来損ないと言われた弟と優等生の軍人である兄との関係が主軸。妻役のコニー・ニールセンの良妻ぶりが良い。
鑑賞日:03月27日 監督:スサンネ・ビア
初恋 プレミアム・エディション [DVD]初恋
見どころに欠ける映画。せっかくの?宮崎あおいをもてあましている感じで、もうちょっとなんとかならなかったのかと。それとも宮崎あおいはこんなものか。それを見きわめたかったのに判断つかず。60年代風俗の描写にリアリティがないのが最大の難点、予算のせいばかりとは思えない。
鑑賞日:03月26日 監督:
キング・コング 通常版 [DVD]キング・コング
再見。前回見たときにはCGに目を奪われたが、コングの描写はやはりずいぶん計算されたものだ。コングが出るまで1時間という大時代ぶりは、評価して良い、と2回目も思う。
鑑賞日:03月22日 監督:ピーター・ジャクソン
幕末太陽傳 [DVD]幕末太陽傳
名作の名に恥じないすばらしさ。ひとり咳き込むフランキーのぞっとするような暗さ。ラスト、監督はフランキーがセットの外から撮影所の外まで走って逃げていくところまでを画面におさめようとしていたのだという(会社の反対でボツになった)。この映画ならそのくらいの破天荒さは全然不思議ではないと思う。石原裕次郎の堂々とした大根ぶりも圧巻。そして南田洋子のあだっぽさときたら…
鑑賞日:03月22日 監督:川島雄三
853-刑事・加茂伸之介 DVD-BOX(仮)853-刑事・加茂伸之介
この冬はこんなものまで見ていた。打倒相棒、というわけなのだが、なんだか昭和臭ぷんぷんのスタッフ大集合という感じ(実際はどうだか知らないが)。毎週京都が舞台というのは珍しい。富田靖子というキャストにも意表を衝かれ、なんとなく最後まで見続けてしまった。亡き安浦刑事のあやかってシリーズ化を狙う人情ものなのに、こんな刑事いるわけねーだろ、というぶっとび加減が変わっていた。
鑑賞日:03月21日 監督:
特上カバチ!! (櫻井翔、堀北真希 主演) [DVD]特上カバチ!!
堀北真希の醒めた演技を楽しみに見ていた。櫻井君が「ふざっけんな!!」とキレるのも楽しいのだが、途中からカバチという言葉が消えてしまった。おそらく視聴者の反応を見てのことだろうが、それではこのドラマは成り立たないじゃないの。不評だった画面処理は、このドラマでは許せる。しかしドラマの出来としては、先輩中居君の「ナニワ金融道」を見習ってほしかった。
鑑賞日:03月21日 監督:
ブラッディ・マンデイ シーズン2 [DVD]ブラッディ・マンデイ シーズン2
おなじみ中2病ドラマだが、初回の2時間スペシャルで早くも息切れしたとおぼしい。最大の敗因は吉瀬美智子を殺してしまったことだろう。かろうじてドラマを成り立たせていた細いラインがあれで切れてしまった。三浦春馬が毎週、情動失禁的になる慌しい筋立てに、みんなついていく気をなくしてしまった…
鑑賞日:03月21日 監督:
曲げられない女 (菅野美穂 主演) [DVD]曲げられない女
そういえば永作博美はほんとに妊婦なのだった。当初、永作を目当てに見ていたが、やはり菅野美穂のドラマに相違なく、毎回の熱演が楽しみに。ていねいなキャラづくりが最終回までぶれていなくて、そんなことが今どき珍しいのであった。
鑑賞日:03月21日 監督:
パラサイト [DVD]パラサイト
ロドリゲスらしい悪ノリ映画。観客の裏をかくためならどっちにでも転がっていく脚本は「スクリーム」の人だそう。原題(faculty)は教職員にひっかけてあり、ジョン・スチュワートやパイパー・ローリー、ファムケ・ヤンセンといった癖ある面々が楽しませる。途中、わざわざ大量に昔のSFのタイトルを会話に織り込んでいるのが不自然なほど、映画はSFから遠くなってしまった。
鑑賞日:03月21日 監督:ロバート・ロドリゲス
ミッシング デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]ミッシング
監督はかつてロニーという名の俳優としてフォードの「ラスト・シューティスト」にも出ていた人である。物語は「捜索者」に近いが、往年の西部劇とはかなり異なる世界で、頼みの第四騎兵隊はジェロニモとの最後の戦いに忙しく、むしろインディアンに襲われた家の残り物を強奪するような匪賊ぶり。渋すぎるトミー・リーは騎兵隊の斥候役をするインディアンに、お前もいずれフロリダに送られるんだと警告している。テレビ吹替版なので呪術対決みたいなくだりなどは大幅にカットされていた。ケイト・ブランシェットは熱演。
鑑賞日:03月21日 監督:ロン・ハワード
未知空間の恐怖/光る眼 & 続・光る眼/宇宙空間の恐怖 [DVD]未知空間の恐怖/光る眼
未知空間の恐怖というタイトルに深い意味はない。なぜ人々が昏睡したのか、なぜ村の女性が全員妊娠したのか、ミュータントたちの目的は何かといったことは明らかにされない。原作者のジョン・ウィンダムはバラードとともに代表的な冷戦時代のイギリスSF作家。そういえば「ブラインドネス」の設定は「トリフィドの日」そのまんまじゃないか! クライマックスで「レンガの壁、レンガの壁…」と念じることで子供たちの精神感応を防御し、しかし思い浮かべているそのレンガがガラガラと崩れ去ってしまう、という60年代的な描写が泣かせる。
鑑賞日:03月21日 監督:ウルフ・リラ,アントン・M・リーダー
そうかもしれない [Laser Disc]そうかもしれない
桂春團治の演じた主人公耕治人は野方に住んだ私小説家。妄想によって川端康成を呪っていた。
鑑賞日:03月14日 監督:
トゥルー・クライム 特別版 [DVD]トゥルー・クライム
孫ぐらいにしか見えないのにあれが実の娘だとは、もう本当にモンスターのような人である、イーストウッド。浮気相手だって娘のようにしか見えない。背景的な人物ひとりひとりの造形がみごととしか言いようがない。
鑑賞日:03月14日 監督:クリント・イーストウッド
宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京- [DVD]宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京
かなり期待して途中まで目が離せなかったのだが、終盤は失速し、なんだか原作小説続編のプロモーションみたいになって終わってしまった。北村一輝も良いが、やはり真野響子の演技が入魂だったというべきだろう。69年の東大の風景が何度も出てくるが、立て看がゲバ字じゃないのが気になる。。。
鑑賞日:03月13日 監督:
エンゼルバンク 転職代理人 (長谷川京子 主演) [DVD]エンゼルバンク 転職代理人
終わってから知ったが、これは「ドラゴン桜の外伝」であったのか! そういえばハセキョーの役名は井野真々子だった…。ここで語られている転職観、起業論、人材論などにはもはやリアリティがなく、色褪せてしまっている。受験をめぐる現実がドラゴン桜を追い越してしまったように。最終回まで見続けたのは長谷川京子というひとに対する興味からであったが、どうも満足はできなかった。
鑑賞日:03月13日 監督:
不毛地帯 DVD-BOX 1不毛地帯
秋冬と続いてきたこのドラマもとうとう最終回。いやじつに手間をかけた(例えば、松重豊がゴミ置場のようなところで倒れるシーンの丁寧さ)、面白いドラマであった。最終回の急転直下さはアレなのだが、今まで存在意義がいまひとつわからなかった唐沢寿明という読めない俳優がジャストマッチで、スリリングでさえあった。
鑑賞日:03月13日 監督:

 
Posted at 21:58 / cinema / この記事のURL
2月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年03月01日(月)
今月は下旬からやたら忙しくなってぜんぜん見られなかった。テレビドラマを見すぎ、ということもある。
うちに今更ながらPS3がやってきたので、画面を取られてしまい、ますます映画を見る時間が無い。

2月の鑑賞メーター
観た本数:12本
観た時間:1263分

スリー・リバーズ [DVD]スリー・リバーズ
ピッツバーグが舞台、それも川でのアクションがメインというのは珍しい。もっとも序盤のカーアクションのほうが派手だが。吹き替えのTV版のせいなのか前半は何が起こっているのかさっぱりわからない。真犯人は意外すぎて一瞬誰だっけ?と思うし、ブルース・ウィリスも捜査するばかりでちっとも核心に迫らない。脚本が手を抜きすぎだろう。
鑑賞日:02月20日 監督:ローディ・ヘリントン
ハンサム★スーツ スペシャル・エディション 初回限定チェンジング仕様 [DVD]ハンサム★スーツ
感想書き忘れていた。ほとんどCFのような明るい照明で、大島も悪くないんじゃないかなどと思わせてしまう、こわいこわい。おかげで非常に明るい印象を残す。ばかばかしいというのともらちょっと違う。北川景子はやはり泣かせるのが良いのかな。
鑑賞日:02月15日 監督:英勉
噂の二人 [DVD]噂の二人
リリアン・ヘルマンのヒット戯曲「Children's Hour」(34年)の二度目の映画化(61年)。前作「この三人」(36年)もワイラーによるものだったが、ヘイズオフィスが許さなかったため同性愛の設定はすべてカットされていた。嘘をついてヘプバーンとマクレーンを窮地に陥れるメアリーを演じたカレン・バルキンは好演と言えるが、前作でワイラーがべた惚れしたボニータ・グランヴィルには及ばないとされる。
鑑賞日:02月14日 監督:ウィリアム・ワイラー
夜の大捜査線夜の大捜査線
ミスターという言葉を名前に冠することは67年のミシシッピーではできなかったのか。邦題をつけたのは水野晴郎らしい。オープニングとエンディングが凝っている。
鑑賞日:02月13日 監督:ノーマン・ジュイソン
Quartet [VHS] [Import] カルテット
イザベル・アジャーニは多岐川裕美に似ていると思う(大竹しのぶ、寺島しのぶ説も根強いが)。1927年のパリもので、四角関係とはいうもののひとり(アジャーニの夫)はずっと留置場の中なので、正しくは「イギリス人の金持ち夫婦に雇われる隙のありすぎる美女」の映画である。ジェイムズ・アイヴォリーだし「眺めのいい部屋」のマギー・スミスも出ているのに、日本版DVDは出てないもよう。
鑑賞日:02月13日 監督:J
スウェプト・アウェイ [DVD]スウェプト・アウェイ
「流されて…」といえばエマニエル夫人と同じ74年の映画で、我々中学生の妄想をかきたてる映画であった。じつは全然違う話の「2」まで撮られている。「スウェプトアウェイ」はそのリメイクで、リナ・ウェルトミュラーのオリジナルに遠く及ばず、ガイ・リッチーがなぜ妻主演でこれを撮らねばならなかったのか理解に苦しむが、とにかくその年のラズベリー賞を5部門で総なめにする結果に終わった。ウェルトミュラーがさらに続編を製作するというニュースが2002年に流れたが、その後どうなったのやら。とにかく、そのくらい図式的に古典となった
鑑賞日:02月13日 監督:ガイ・リッチー
ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション [DVD]ブロークバック・マウンテン
ホモセクシュアルの「マディソン郡の橋」のようなものである。だから純愛と呼ばれもするのだろうが、発展の描写は直接的ではないものの台詞や演技はなかなかなまなましくドキリとさせるし、W不倫であることには違いない。67年という時代から18年間、というところが、たぶん観る者の時代感覚を呼び覚ますのだろう。
鑑賞日:02月11日 監督:アン・リー
プレステージ コレクターズ・エディション [DVD]プレステージ
SFというか、19世紀末の奇想として全体に楽しめた。メメントにひきつづき弟ジョナサンのくせのある脚本によって巧みに伏線が張られる。冒頭で語られる小鳥のマジック(死んだ小鳥)が全体の下敷きになっているのだ。ニコラ・テスラ役のボウイに驚かされる。
鑑賞日:02月11日 監督:クリストファー・ノーラン
サイレントワールド [DVD]サイレントワールド
期待にたがわぬ駄作である。始まって5分で北半球が壊滅するという展開はいっそ清々しいが、ニュース映像でそう語られるだけで描写はないという低予算ぶり。意味のないシャワールームでの濡れ場に始まる後半はプレステ2時代相当のCGがちょこちょこ入るだけである。
鑑賞日:02月07日 監督:クリストフ・シュラーエ
ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン [DVD]ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン
そう、たしかに赤い風船とはキャメラそのものに違いない。パリのある母子家庭の生活、そのゆっくりとした時間が驚くほど豊かに描かれる。なんといっても照明がすばらしい。金髪のビノシュは、最初それと気づかなかった。ラストシーンの音楽が良くてまたびっくり。
鑑賞日:02月06日 監督:ホウ・シャオシェン
人のセックスを笑うな [DVD]人のセックスを笑うな
永作博美と蒼井優で、とんと、童顔対決である。もっともロングがほとんどでアップはほとんどないのだが。風船やロバなど思わせぶりな伏線があるが、どうも意味はわからなかった。
鑑賞日:02月06日 監督:井口奈己
ダイヤルMを廻せ! 特別版 [DVD]ダイヤルMを廻せ!
ダイヤルMを廻すシーンを3D映画用のキャメラで撮るのが難しかったため、巨大なダイヤルと木製の指を作って撮影したのだという。「サイコ」の「キャメラが濡れないシャワーシーン」を思い出す。
鑑賞日:02月06日 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 
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1月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年02月01日(月)
1月の鑑賞メーター
観た本数:17本
観た時間:1953分

今月は、前半は年末に年末にまとめて放送したドラマを見て、後半は新春ドラマが一斉に始まり、映画を見る時間が大幅に失われてしまった。その間も見るべき映画が溜まる…

月蒼くして月蒼くして
プレミンジャーのうまさが際立つ52年のシチュエーションコメディ。マギー・マクナマラはこの映画で主演女優賞にノミネートされたが、「ローマの休日」のオードリーに敗れた。カマトトキャラの対決である。そういえばかつて少女漫画はこうした不思議ちゃんを描くことが多かった。前髪パッツンのカマトト少女の系譜はオドレー・トゥトゥの「アメリ」に引き継がれることになる。プレミンジャーは性的な台詞を理由に自主規制をしようとした米国映画製作者協会を脱退、映倫マークなしで公開を強行し、本作は大ヒットして倫理規定は改正された。
鑑賞日:01月31日 監督:オットー・プレミンジャー
コックと泥棒、その妻と愛人コックと泥棒、その妻と愛人
90年代に踏絵のように扱われた映画。レストランが舞台でありながら料理の映像はほとんど出てこない。キャメラはほとんど前後か左右にしか動かないが、時折クローズアップがあったりすると左右が逆だったりする。マイケル・ナイマンを背景に、暗い駐車場をダルメシアンが旺盛に動き回る、という美学は、さすがと思う。グリーナウェイは「夜警」を撮ったんだよね、見ていないけど。
鑑賞日:01月31日 監督:ピーター・グリーナウェイ
恋のゆくえ 〜ファビュラス・ベイカー・ボーイズ〜恋のゆくえ 〜ファビュラス・ベイカー・ボーイズ〜
ファイファーってふしぎなスペル(Pfeiffer)。どこの国の名前か。背中から始まる愛撫がハイライトになっている。デイヴ・グルーシン(ジェフ・ブリッジスの演奏を吹き替えている)の音楽が全編流れ、一人暮らしをしたくなる。
鑑賞日:01月23日 監督:スティーブ・グローブス
ブラッディ・マンデイ Iブラッディ・マンデイ I
漫画原作とはいえ、なんとゆー中2病なドラマだろうか。ツッコミを入れながら楽しみました。若い俳優がたくさん出ていて文化祭の映画みたい。そこまでひどくは別にないのだけれども。
鑑賞日:01月23日
ライアーゲーム シーズン2ライアーゲーム シーズン2
シーズン1に比べるとやはりパワーダウン。視聴率もとれなかったようだ。やはり決勝戦は映画というムチャな構成のため無理をしているのだろう。最終回など、見返さないとナニが起こっているのか定かでない。戸田恵梨香は劣化気味。しかし第1回はやたらと気合が入っていたので、つい期待してしまった。
鑑賞日:01月19日
バウンドバウンド
いかにも強そうなジーナ・ガーションがいちいち弱いのが笑える。ジェニファー・ティリーが強いのかというとビミョーなんだが、とにかく女二人でマフィアを手玉にとって大金をせしめてしまう話。舞台はほぼ2部屋で、面白くなるかどうかは脚本にかかっている。ウォシャウスキー兄弟(本作が初監督の由)はレズ役を承諾する女優探しに苦労したようだが、ヘテロではないカップルを主人公とするという着想が、クライムサスペンスにつきものの<裏切り>のサスペンスの底音を、最後の最後まで持続させている。
鑑賞日:01月11日 監督:アンディ・ウォシャウスキー, ラリー・ウォシャウスキー
私は告白する私は告白する
レベッカとは逆に、ここではほとんどの回想が映像化されて挿しはさまれる。ダンスパーティのシーンでモンタージュのように手前のカップルの握り合う手だけが映りこむなど練り込まれた画面設計。裁判所前の群衆シーンは海外特派員へと引き継がれている。
鑑賞日:01月11日 監督:アルフレッド・ヒッチコック
ウエディング・クラッシャーズウエディング・クラッシャーズ
「チャーリーとチョコレート工場」を抜き去る全米興業成績をあげながら日本では未公開。日本人好みの俳優はどうも底が浅い。しかし怖い顔のクリストファー・ウォーケンと、最後に出てくるウィル・フェレルがやたらと笑わせる。
鑑賞日:01月10日 監督:デヴィット・ドブキン
ブリジット・ジョーンズの日記ブリジット・ジョーンズの日記
二度目はそんなに面白くない。やはりイギリス人の屈託は日本人に似ている。イギリスのものはもっと日本に輸入されて良い。
鑑賞日:01月10日 監督:シャロン・マグワイア
しゃべれども しゃべれどもしゃべれども しゃべれども
国分君の噺はどうなることかと思ったがなかなかで、クライマックスではちゃんとブレイクできていた。香里奈のツンデレ演技、森永悠希の主役級の噺ぶりも楽しめたし、伊東四朗の落語というのも面白かったし。しかし、しゃべれども、という映画なのだから、もうすこし台詞に頼らない脚本、演出にすべきだったのではないか。落語界の描写は大幅に映画向きに省略されている感じでリアリティが感じられない。
鑑賞日:01月09日 監督:平山秀幸
夏至夏至
母の命日の朝から、母の2週間前に生まれた父の命日の朝までの2週間の(つまり父母はまったく同じ寿命を生きたのだと説明される)、三姉妹の心の揺れを描いた映画。「青いパパイヤの香り」と同様、とくに前半は食物が官能たっぷりに撮られ、それから三姉妹の素ぶりや黒い髪、雨、あふれる緑など、目を奪われる映像がつづく。うっとり。
鑑賞日:01月09日 監督:トラン・アン・ユン
ガリレオガリレオ
トリックそのものにフォーカスした倒叙ものの変形だけでひとシリーズつくってしまったのは、原作の着目点としで優秀である。ドラマとしては福山以上に芝崎コウを楽しむドラマで、毎回のゲスト(犯人)も楽しい。連ドラとしてはヒットすべくしてヒットすたものと言えるだろう。
鑑賞日:01月08日
ガリレオφガリレオφ
香里奈はなかなか良いね。
鑑賞日:01月03日
厄介な男…からっぽな世界の生き方厄介な男…からっぽな世界の生き方
馴染みのないノルウェーの映画で、カリンティ・フェレンツの救いのない不条理小説「エペペ」を思い出す。世界への違和感を表明することは、映画にとっても小説にとっても、いつもの題材であるに過ぎない。ある意味これもまた中2病の世界である。
鑑賞日:01月03日 監督:イエンス・リエン
容疑者Xの献身容疑者Xの献身
映画には変身シーン(笑)がなかった。そのかわり冒頭シーンを入れたのか。全体に脚本とキャメラがきちんとしていて、堤・松雪の芝居をちゃんと受け止めていて交換。倒叙とはいえ、殺しのシーンなど実に丁寧に撮られている。
鑑賞日:01月03日 監督:西谷 弘
フィラデルフィア物語フィラデルフィア物語
ブロードウェーのスマッシュヒットの映画化権を愛人ヒューズに買ってもらい、舞台と同じ役でキャサリン・ヘップバーンが「赤ちゃん教育」に続くコメディエンヌぶりを発揮。ケーリー・グラントとジェームズ・スチュアートのふたりを手玉にとる画面はゴージャスだが、舞台寄りに撮って役者の演技に任せるキューカーの演出はいまひとつ冴えない。ストーリーラインは今となっては理解しにくいどたばたで、どうなってしまうのかと変にひやひやする。ご存じグレース・ケリーの「上流社会」のオリジナルである。
鑑賞日:01月02日 監督:ジョージ・キューカー
らせんらせん
前作の中谷美紀の存在感はどの死に顔よりすごかったが、飯田譲治はすっかりそれを殺してしまった。映画化しにくい、ホラーの続編なのにホラーじゃない原作を映像化するのはさぞ骨が折れたと思うが、見どころに欠ける映画である。
鑑賞日:01月02日 監督:飯田譲治

 
Posted at 15:41 / cinema / この記事のURL
12月の鑑賞メーター このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2010年01月02日(土)
12月の鑑賞メーター
観た本数:21本
観た時間:3567分

年末はヴェンダース特集かw
そして秋ドラが終わる月であったため、鑑賞時間はボーダイになっておるが、ぜんぶ12月に見たわけではもちろんない。

ミリオンダラー・ホテル [DVD]ミリオンダラー・ホテル
U2の良さがデビュー当時からまったくわからないので、この世界観はだめ…ミラジョヴォはきれいだがジェレミー・デイヴィスの役どころにも、全編にわたる優しさにも、ついてゆけない。
鑑賞日:12月31日 監督:ヴィム・ヴェンダース
ベルリン・天使の詩 デジタルニューマスター版 [DVD]ベルリン・天使の詩
80年代な映画で(音楽のクレジットにはローリー・アンダースン、ニック・ケイブ、タキシードムーンなどの名が見える。ニック・ケイブはライヴも映る)気恥ずかしく、好きではない映画。通俗的とすら言われる、カラーになってからのほうが安心して見られる。小津、トリュフォ、タルコフスキーに捧げられているが、ヴェンダースはのちに、今ならブレッソンとサタジット・レイを加えるだろうと語っている。ナタキンの出ている続編を見たいなー。
鑑賞日:12月28日 監督:ヴィム・ヴェンダース
チョコレート [DVD]チョコレート
ラストの「解釈」が分かれるようだが、チョコレートが舌の上でとけると同時に表情がとけていくあの演技で、ハル・ベリーはアカデミー賞をとったのだろう。どっちに転ぶか最後までわからないと思えてしまうビリー・ボブ・ソーントンの抜け目ない演技が支えるところが大きい。シネフィルイマジカの放映で「R15版」とあるのを見たのだが、「無用に長くしつこい」と映画の評判を落としているセックスシーンは、なぜか短く、暗示的ですらあった。なんか損した気分。
鑑賞日:12月26日 監督:マーク・フォスター
傍聴マニア09 裁判長!ここは懲役4年でどうすかDVD-BOX(5枚組)傍聴マニア09 裁判長!ここは懲役4年でどうすか
向井理、南明菜、六角精児による、深刻さとか意外性はまったくなく、話といい、演出といい、予算といい、じつに軽いバランスのドラマ。北尾トロさん好みかも。09というのは漫画との版権のからみかな。トロさんとは昔、短い間だったが、お付き合いさせていただいた。元気かなあ。
鑑賞日:12月26日
深夜食堂
製作は毎日放送で、キー局TBSが後追い放送、ネット内各局も後を追い、放送局数は系列発足以来最多だという。DVD発売が4月とずいぶん先送りなのはそういう事情だろう。原作は安倍夜郎の漫画で未読。
新宿大ガードをくぐって歌舞伎町をゆっくりとなめるオープニング(主題歌は鈴木常吉「思ひ出」)が泣かせるのだが、なにしろキャストが渋かった。連ドラに出るのが16年ぶりという小林薫をはじめ、田畑智、田口トモロヲ、玄覺悠子、 風間トオル、佐々木すみ江、YOU、オダギリジョーといった癖のある役者が居並ぶのはともかく、あがた森魚や、なんとりりィまで出てきたのにはほんとうに驚いた。まさに歌舞伎町にいそうな人たちである。
鑑賞日:12月16日
シン・シティ スタンダード・エディション [DVD]シン・シティ
全編?CGとかで役者は全シーンブルーバックで撮影したとか。ミッキー・ロークを見る限り、役者だってCGでいいわけだ。アメコミ世界観の再現力とかどうでもいいのだが、そこまで作り物の映画でも映画であることからは逃れられない。血糊が反転しようと金色に輝こうと、アクションの終わりを示す徴でしかないのと同じように。
鑑賞日:12月26日 監督:Array
風のガーデン DVD-BOX風のガーデン
BS放送で見たのだが、再放送であることを知らず(ドラマというものを連続して見るようになったのは今年になってからなのだ)、緒形拳の姿にびびる。実際に癌であることを隠して遺作を完成させてしまったのは緒形のほうだった。ドラマ以上にドラマ的である。あとは神木隆之助がただただ素晴らしい。ガーデンは2年がかりで作ったもの、YOSAKOI祭りへの黒木メイサのエントリーもクランクイン直前のリアルなできごととのこと。
鑑賞日:12月25日 監督:
パラドールにかかる月パラドールにかかる月
カリブの小国でロケしていた映画俳優が、急死した大統領の影武者に仕立てられて…という肩の凝らないコメディ。まだ若かかったリチャード・ドレイファスが軽いコミカルな演技を見せる。愛人役のソニア・ブラガ、影武者を操る側近ラウル・ジュリアの演技も存在感がある。サミー・デイヴィスJr.の歌も聴ける未公開の珍品と言える。
鑑賞日:12月23日 監督:ポール・マザースキー
悪魔の追跡 [DVD]悪魔の追跡
ピーター・フォンダの74年作だから当然バッドエンドである。悪魔が出てくるわけではなく、アメリカ中西部のど真ん中で悪魔崇拝の集団に追いつめられるという筋立てと脚本があまりに粗すぎて、逆に得体のしれない悪夢感を高めていて、昔TVで見てトラウマになってる人も多いみたい。スタントを駆使した70年代のカーアクションは白眉。キャーキャーいうだけで何の役にも立たない女ふたりのイラッと来る感じも、紛れもなく70年代のものである。
鑑賞日:12月23日 監督:ジャック・スターレット
都会のアリス [DVD]都会のアリス
80年代はじめ、よく自主上映みたいなところでかかっていて、当時はヴェンダースの名も知らなかった。ロードムーヴィー3部作の1作目との由。序盤でヘンリー・フォンダの映画の1シーンがはさまり、終盤にジョン・フォードの訃報が載る新聞が映る。オランダに降り立ちバスを待つシーンでは遠くの風車の傍らに「NORTHWEST」の文字が。ストーリーは「ペーパームーン」というよりは「長屋紳士録」であろう。
鑑賞日:12月23日 監督:ヴィム・ヴェンダース
アメリカ、家族のいる風景アメリカ、家族のいる風景
アメリカ三部作の最終話で、この後ヴェンダースはドイツへ帰る。サム・シェパードが渋く、かつ小児的な男をうまく演じ、リアルの妻であるジェシカ・ラングもうまい。美少女サラ・ポーリーの菩薩のごとき優しさといい、結局、西部劇の男は、母親も含めて強く愛情深い女たちに支えられているのだった。画面も音楽も完璧である。
鑑賞日:12月20日 監督:ヴィム・ヴェンダース
トレインスポッティング DTSスペシャル・エディション 〈初回限定生産〉 [DVD]トレインスポッティング
今見てもファッショナブルさの際立つ映画だが、それゆえに寄る辺がなくてあまり好きになれない。イギー・ポップの音楽がなかったらかなり悲惨なストーリー(もほとんどないが)である。スコティッシュがわかるときっとすごく楽しいだろう。
鑑賞日:12月20日 監督:ダニー・ボイル
ホステージ [DVD]ホステージ
てんこ盛り過ぎて、どうしたいのかよくわからないので、まことにすっきりしない感じで見終わることになる。冒頭の事件からしてどういう意味なのか謎である。どうしようもない不良3人組の中で抜きん出ているベン・フォスターの演技が見ものだが、これも、その狂気が何の伏線にもなっておらず。
鑑賞日:12月20日 監督:フローラン=エミリオ・シリ
愛の神、エロス [DVD]愛の神、エロス
92歳のアントニオーニが呼びかけたトリロジーのプロジェクトとの由だが、誰の目にもカーウァイの一人勝ちと言える。ここでも描かれているのは視線劇であり、官能そのものだ。これに比べるとソダーバーグのアナクロな精神分析もの、発起人アントニオーニの海辺のハダカものは茶濁し的な作品であった。
鑑賞日:12月19日 監督:Array
かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート プレミアム・エディションかちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート
香港映画にはくわしくないが、主役3人も女優(いかにもの香港美人!)も有名な俳優なのだろう。あくしょんは楽しくCGもキレイ。日本料理屋のアクションなど凝ったアングルが目新しい。キルビルを思い起こさせる。
鑑賞日:12月19日 監督:ウィルソン・イップ
おひとりさま DVD-BOX[DVD]おひとりさま
小池徹平が草食系男子として高身長の女性たちにチヤホヤかまいまくられるドラマ。ナースのなんちゃら等を見てないので、観月ありさのコメディエンヌは楽しめた。3Mなどと呼ばれた観月はレコード大賞もとったことがあるヒトなのだが、ほんとにドラマ女優なのだなー。真矢みきの演技は、いつもと同じだが、このドラマでは特に面白かった。
鑑賞日:12月19日
あなたの隣に誰かいる ディレクターズカット DVD-BOXあなたの隣に誰かいる
ああ面白かった。初回はJホラー風の安っぽい演出だったが、不倫とストーカーの話(夏川結衣の昼メロ感覚!)が、いつのまにか伝承の因縁話と不死の男の話になるサスペンスホラーの脚本は、わざと説明をつけていない部分もあり、なかなかのものである。北村一輝のターミネーターぶりが絶妙に続きへと引っ張る。梶芽衣子もコワかった。いかりや長介の最期のドラマであり、もはや台詞が倍音だらけで凄いことになっている。
鑑賞日:12月13日
努力しないで出世する方法 [VHS]努力しないで出世する方法
61年の大ヒットミュージカルの映画化(67年)。主人公とヒロイン、社長役の俳優は舞台と同じである。全編オフィスで、全員背広とスーツ姿というのが珍しいが、出世ものはアメリカ人の好むジャンルで、ハリポタのハリー君主演で来年リバイバル上演するらしい。日本でも坂本九、草笛光子などで上演されている。大人数で踊る「A secretary is not a toy」が楽しい。
鑑賞日:12月12日
ギネ ~産婦人科の女たち~ (藤原紀香、上地雄輔 出演) [DVD]ギネ ~産婦人科の女たち~
2009秋ドラの中では最も出来がよかった。ドキュメンタリータッチの長回しシーン(病院の入り口から手術室までのストレッチャーを追い、通過する廊下や病室、到着した手術室での芝居もちゃんとつなげる)はとても手間がかかっている(新生児とか手術シーンとか、どうやって撮っておるのか)。たとえば閉まる直前のエレベータに飛び込む芝居ひとつ見ても、タイミングにこだわって演出していることがわかる。藤原紀香はロボットのような無表情芝居、「良い人」ではない上地雄輔のキャラも良い。久しぶりの内田有紀も泣かせたが、最終回はひどかった
鑑賞日:12月12日
ハイダウェイ【字幕版】ハイダウェイ
クーンツはスティーヴン・キングを薄めたようだと映画化作品を見るたびに思う。ジェフ・ゴールドプラムが主演でちょっと怪しい感じ、彼の映画でなければ最後まで見なかったかも。臨死体験により殺人鬼と視覚を共有してしまう話で、向こうもこちらの視界が見えてしまうというのがちょっと目新しかった。最後はCG全開の光と闇の闘いみたいになってしまって興醒め。
鑑賞日:12月06日 監督:ブレット・レナード
男と女 II [DVD]男と女 II
ルルーシュ、アヌーク、ジャン=ルイによる正式な続編で、20年前の前作のエンディングの直後なども明らかにされる。レースは前作のル・マン、モンテカルロからダ・カールへ。映画プロデューサーになったアンヌが20年前のふたりのできごとを映画化しようとする話だが、途中から犯罪映画になってしまうという皮肉。アヌークは相変わらず美しいが。
鑑賞日:12月05日
男と女 特別版 [DVD]男と女
アヌーク・エーメの美しさはモノクロ画面でより際立つ。不機嫌な港町ドーヴィルを舞台にしたのは雨が欲しかったからだとルルーシュは語っているそうだ。フランシス・レイの音楽がまずあって、それに映像が載せられるという一種のPV的な映画である。
鑑賞日:12月05日 監督:クロード・ルルーシュ

 
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(2005/7〜、加重平均)
 
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