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愛の流刑地 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2005年07月03日(日)
またしても渡辺淳一が日経新聞に偏執狂的に濡れ場を書きつづけている。「愛の流刑地」という題名からして、もう、冗談としか思えない。しかも、房中で首を絞めたりするのである。なんだかアナクロなにおい。日経連載というところが、「失楽園」と同様、最大のポイントなのだ。

当時、「失楽園」は、当時、朝の取締役会議における話題づくりに貢献したということだが(ある銀行のエライ人から聞いた話)、今度のはどうだろうか。

 
Posted at 12:55 / author / この記事のURL
「8月の果て」について、ここまでのまとめ。 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月23日(火)
▲結局、2004年8月10日
に発行された(新潮社)

「週刊電藝」編集後記にも書いたので、ここでもまとめなおしておくと。

朝日新聞の、「1年半で終わる約束のものを半年延長したのに、まだ終わりそうにないから打ち切りとした」という言い分は、文芸編集においてはやはり異様であろう。編集者はそういう理由では小説を打ち切りにしたりしないものである。(まあ、他の世界と引き比べると奇妙な話ではあるが。)与えられた分量を作家が超過することに目くじらをたてていては編集の仕事は成り立たないわけだが、作家と言っても柳美里だというところが、朝日を余計(二重に)苦しい立場に置いているように思える。

こうして「8月の果て」は最終行に「(未完)」と記される特権的な小説となるはずだったのだが、4月7日発売の「新潮」に一挙掲載されてしまうのだとすると、では、なぜ朝日で完結させなかったのかという話になる。

…まあ、そんなに無邪気なふりをしなくても、<打ち切りの真相> に関して、すでに様々な場所でもっともらしい憶測が飛んでいることは百も承知なのだが、ここから先は、この小説自体に対する興味を持っていないのと同様、あまり知りたいとは思わない。

2年近く書かれ続けた小説が未完に終わるというブンガク的な事件が社会化されたことが、ここでのとりあえずの関心事だったのである。


 
Posted at 18:02 / author / この記事のURL
「8月の果て」続報 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月18日(木)
引き続き、柳美里オフィシャルサイトによれば。

作家は、「死ぬ気で、『8月の果て』(約180枚)を書きあげ、来月7日発売の『新潮』に一挙掲載します。」とのこと。なかなか鬼気迫る感じです。

しかし7日ってすごいな。来週明けには脱稿してないと無理じゃないかな。と気になる、ちょっと職業柄。

 
Posted at 18:13 / author / この記事のURL
「8月の果て」打ち切り? このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2004年03月17日(水)
柳美里の呪詛にみちた「8月の果て」が、未完のまま、朝日新聞夕刊での連載を終了したらしい。

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朝日新聞連載の柳美里さん夕刊小説、未完のまま終了

 作家の柳美里さん(35)が朝日新聞に連載していた夕刊小説 「8月の果て」が、16日付の第527回で未完のまま終了した。同紙の新聞小説が完結を見ずに終わるのは、作者病没などのケースを除けば極めてまれだ。

 朝日新聞社広報部によると、この小説は2002年4月17日から連載をスタート。開始時は昨年9月ごろの完結を見込んでいたが、執筆中に柳さんの構想が膨らんだことから、半年間の延長を決定。しかし、その期間を加えても完結に至らない見通しとなり、本人の了解を得て終了したという。連載は昨年12月15日から先月2日まで、作者の体調不良を理由に休載している。

 小説は、戦後、韓国から日本に渡ってきた柳さんの祖父とその家族をモデルにしたもので、韓国の東亜日報との同時連載でも、話題を呼んだ。
(読売新聞)
[3月16日21時37分更新]
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柳美里のオフィシャルサイトを覗いてみると、作者はなんだか壊れている(blogページ)。はじめて見たサイトなのでよくわからないが、いつもあんななのかなあ。そこでの口ぶりを見るかぎりでは打ち切りのようでもある。

うーむ。

 
Posted at 18:17 / author / この記事のURL
荷宮さんのこと。 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2003年08月18日(月)
荷宮和子さんとは編集者として一緒に仕事をしたことがある。少女マンガについての本をつくったのだ。女子供文化評論家と自称しはじめる前のことである。

アラレちゃんを思わせる容貌の彼女がそう名乗りはじめるのは、たしかそれから1年ほどして日経新聞にコラムを連載しはじめた頃からだ。くしくも、「失楽園」の連載と並行していたはずである。あの時期の日経新聞は、どこかおかしかったなあ。

少女マンガの本は、企画の意図に反して、ずいぶん重めの内容になってしまった。

とまあ、今回はただの思い出ばなし。

 
Posted at 17:03 / author / この記事のURL
俵万智批判はおかしい このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2003年01月29日(水)
俵万智のことを書くといいつつ、放りっぱなしだった。元になる文章がどこにあったかと探すのが面倒になってしまって。

いや、何を書こうかと思っていたかというと、朝日夕刊のシリーズ連載で、40歳前後の世代を分析しようという不惑の何とかという企画をやっていて、この世代にふさわしい、どこか浮薄な記事の感じが、読んでいて面白かったのだけれども、俵万智もこの世代ということで取り上げられていたわけです。

で、俵万智登場以降の短歌が商業主義的になったということを、短歌界内部の人が批判的に語っているのを読んで、なんとなく反発をおぼえたわけ。

くわしく知っているわけではないが、このジャンルの閉鎖性はあまり変わっていないような気がするし、それが開放されることのよしあしはあるかもしれないが、少なくとも衰退の原因にはなっていると思われるので。

 
Posted at 16:23 / author / この記事のURL
安原顕 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2003年01月20日(月)
引き続き、死んだ人の話。
安原顕が死んだ。
新刊の広告で「余命1ヶ月!」という惹句を読んで、
肺ガンであることを知らなかったわたしは「??」だったのだが、
その新聞をめくっていくと、最後に訃報記事が載っていたわけ。

安原顕といえば、わたしは「パイディア」世代ではないので、
やはり「海」なのだが、
(バブリーなマリクレールも読んでいたが)
俵万智が訃報に寄せた文章で、
(後悔しながらも)次のように書いているのを見て、
ちょっとずっこけた。

「『海』っていう文芸誌、知ってる?」と聞かれ、「いいえ」と答えたときだけは、とっても寂しそうな顔になり、しょんぼりされました。かつて安原さんが編集していた素晴らしい文芸誌だったそうです。

次に、俵万智のことについて書く。

続きを読む…  
Posted at 16:13 / author / この記事のURL
桐野夏生 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2002年11月20日(水)
夜中にふと目が覚めてしまい、入眠促進のためになにか一度読んだものを、と思い、桐野夏生「OUT」を読み返す。この小説はたしか今映画をやっているはずで、いかにもイカニモなキャスティングで、見る前から見たような気になってしまうのだが、
こんなときは映像を想像しながら読めるものが、するすると眠りに戻っていけるような気がする。

桐野夏生は最近、新刊「ダーク」を読んだばかりで、これはデビュー2作の主人公のその後を描いた続編ということになっている。というか、おそらく完結篇というか、きっとこの後は書かれることはないであろう。そういう小説になっている。乱歩賞を受賞したデビュー作は、一応、新宿を舞台にした女探偵のハードボイルドなのだが、「ダーク」はもはやそういう意味でのハードボイルドではない。主婦のハードボイルド(?)を描いた「OUT」が転換点なのだろうか、実験作「柔らかな頬」でミステリの枠もとっ外し、「玉蘭」でハードボイルドの枠も外してしまった著者は、
ハードボイルドを完全に閉じ込めることにしたようだ。

桐野は、以前、朝日新聞のごく短いコラムで、「自転車に乗って空き地を眺めにいく」といった内容の文章を載せていて、そう書いてあったかどうか、とにかく印象ではその自転車とはママチャリに違いなく、それは紛れもなくハードボイルドな心象映像を思い浮かばせた。桐野本人はそれを「荒涼たる魂」と呼ぶ。

本当は同じ主人公の高校生時代を描いた「ローズガーデン」を読み返したかったのだが、見つからなかったのである。探さなくっちゃ。

◎桐野夏生HP「BUBBLONIA」
http://www.kirino-natsuo.com/

 
Posted at 15:13 / author / この記事のURL
山田風太郎死す このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2001年08月06日(月)
山田風太郎が死んでしまった。じつに多くの死をめぐる文章を書いた作家であり、しかも、それがすべて自分の死ぬ時期をめざして書き続けられたというのは、じっさい、驚嘆に値する。

 
Posted at 11:14 / author / この記事のURL
松浦寿輝の小説 このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2000年08月01日(火)
塚本氏は今号の「詩のペデストリアン」で、「松浦寿輝氏の芥川受賞の知らせから発して、このコラムもいきなり「麒麟」の詩人たちの方へと傾きかけているが」と書いているのだが、「発して」も何も、まだ、前回に松浦寿輝を取り上げただけにすぎない。それだけに、「麒麟」の詩人たちの方へと傾きかけるの塚本氏が意思をもって踏みとどまっているのを感じる。

松浦寿輝の小説というのは、「もののたはむれ」の後は、わたしには興味深く思えず、今になって芥川賞をとってしまったというのは、やはりズレているように感じる。

あ、そうだ。塚本さん。この日記は原稿を書かないことと関係ないなんてメールは、わたし、出してませんよ。(それに類したことをここに書いただけ)

 
Posted at 14:37 / author / この記事のURL

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