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    HUMAN SCRAMBLE このエントリーを含むはてなブックマーク  / 2001年04月23日(月)
    やめようやめようと思いつつ、ついコンビニに寄るたびにMy First BIG「人間交差点」を買ってしまう。手元にある最新刊には「生きるとはなんだ!幸福とはなんだ!」と表紙に大書してあり、

     生と死と――愛と涙と!
     心ゆさぶる感動をあなたに!
     珠玉の人間ドラマ傑作選!


    とボディコピーがあり、さらに、この巻の内容を示す

     『死に方をみつけたと思った』
     死を願いながら生きる女子高生が
     秘められた父の過去を知る時――
     路上に描かれた絵の謎とは!?


    という紹介文がある。全面的にビックリマーク乱射である。

    続けて読むと、つくづく、これは奇妙なマンガである。

    ファッションデザイナーだの広告代理店のやり手だの若手建築家だのといった <現代的> な群像がよく現れたりするのだが、たとえばファッションデザイナーにしても、発表が80年代であることを割り引いても、ひどく野暮ったかったりして、早い話、<人間> としての説得力はかなり希薄である。

    リアルに描かれているようでいて、ここに描かれた世界はじつは表層的で、受け手と送り手の双方に通じる符牒がなければ成立しない <愛と涙> の記号というものが、ここにはあって、筆者は、どうもその符牒のあやうさに惹かれてしまうようだ。

    しかし、あやうそうに見えても絶対にバランスを崩したりしないのが、80年代的な符牒というものなのだ。

    Posted at 13:40 / comic / この記事のURL
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