古本屋・・・

May 24 [Sun], 2015, 23:52


いつだったかヒマに任せて福山の街をぶらついていたら,アーケード通り,天満屋の並びにある古本屋が目に入ったので寄ってみたことがある.
ちょっと面白そうな文庫本を見つけたので,買おうと思い値札をみたら定価の8割ほどの値段がついていた.

なんだ,これはぼったくりじゃないか.
希少本でもないのに・・・

と正直思ったのだが,よ〜く考えたら古本屋ってそんなようなもんだったではないか.
筆者が学生の頃,学校の近くに古本屋が何軒かあって,古本になっても書いてある内容が変わるわけじゃないから定価の8割なら「お買い得」だと思ったものである.

あれから幾星霜・・・

某ブッ■オ▲の出店とともに,個人経営の古本屋がどんどん無くなったような気がする.
コミック以外の文庫本や単行本なんかは,よっぽど貴重なもので無い限り投げ売りである.
3割4割は当たり前,100円(税込み108円)セールなんてのが年中である.
カネは無いがヒマがある筆者にとってヒジョーに助かるのだが,なんだか寂しいのである.

しーんとした店内,少しカビ臭い書棚の奥には,老眼鏡を鼻に乗せたオヤジが時々上目づかいに客の様子を見ていて,本を買って代金を払ってもこっちの顔も見ずに小さい声で「どうも」とだけ言って,古い岩波文庫を読んでいる.
これが古本屋なのである.

それがである.
今風の音楽が鳴り響き,何人もいる20代の店員は元気よく「いらっしゃいませ」とか「ご利用ください」とか「店内お安くなってます」と声をかけてくる.
代金を払う時は思い切りの笑顔でお客の顔をまっすぐに見ながら「1,000円からでよろしかったでしょうか」と,よろしくなくても決まり文句である.

まあ家計が大いに助かっているので,昔ながらの古本屋になれとはクチが裂けても言わないが・・・
  • URL:https://yaplog.jp/black_joke/archive/2562
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